2008年2月12日火曜日

予備選挙(3)

エドワーズが抜けて、ロムニーがドロップアウトし、民主党はヒラリーとオバマの一騎打ち、共和党はマケインとハカビーの一騎打ちとなって(ポールは結果は度外視でがんばっているが・・・)、ますます面白くなってきた。

先の土曜日に民主党の予備選挙が行われた4州すべてをオバマが圧勝し、Delegateの数も一挙にヒラリーを抜いてしまい、勢いに乗って、今夜の3箇所でも大差の票数で順調にDelegate数を伸ばしている。

昨夜のCNNのラリー・キングのトークショーにミッシェル・オバマ夫人が出ていた。この人の話を聞くのは初めてだったが、頭脳明晰な如才のない人で、とても好感が持てた。十分にファーストレディーの器だなぁと言うのが正直な感想。ネットで経歴を調べて、無理もないと呻った。プリンストン大学を卒業後、Harvard Law Schoolを出て、弁護士に。二人は勤めていた弁護士事務所で知り合ったそうな。なるほど頭いいはず。

逆に、ヒラリーが大統領になったとすると、ビルは「ファースト・ジェントルマン」か。変な呼称で、これも面白そう。

オバマの快進撃で、ヒラリーもあせりを隠さない。今日の上院での何かの法案投票にも、マケインとオバマは姿を見せていたが、ヒラリーは選挙のほうに忙しくて欠席。

スーパーデレゲートと呼ばれる、先日紹介したサイトで、Unpledgedとなっているデレゲートたち。党の主要メンバーや、元議員、州知事、元大統領など、特定の個人がこれに相当する。ビル・クリントンもスーパーデレゲートの一人。彼らは自由意志で、党大会で一票を投じることができる。通常の予備選挙では、一般の投票ですでに候補者の指名が決まってしまうことから、スーパーデレゲートの出番は少ないのだが、ヒラリーとオバマの接戦が党大会まで持ち込まれると、結果はスーパーデレゲートの票に、左右されることになる。

今のところは、ヒラリーのほうがスーパーデレゲートの票を多く集めているものの、実際の投票までに心変わりすることは大いにあるわけで、予断を許さない。(下記は今の段階でどちらに投票するか公言しているスーパーデレゲート)
http://demconwatch.blogspot.com/2008/01/superdelegate-list.html


現在、ヒラリーもオバマも、選挙戦から脱落したエドワーズの後援を取り付けようとしている。どうやらこれまでにエドワーズが獲得したデレゲートは、どちらに投票してもかまわないらしいので、何とかエドワーズの後押しを取り付けたいしい。すでに数名のデレゲートはオバマを後押しするとか、ヒラリー、とか表明しているらしいが、エドワーズが公にどちらかの肩を持つと、大半の票そちらに流れるのだろう。接戦の中では、わずかなデレゲート数も勝敗の鍵を握ることになる。

ところで、ここにきて、ちらほらと両党のRunning mate(副大統領候補)の名前が囁かれ始めた。ヒラリーがリードをしていたときは、オバマの名前が囁かれ、ヒラリー陣営もその可能性は否定しなかった。しかしオバマがリードする今、彼のRunning mateとしてヒラリーはありえるのか? 政策的にも両者はあまり大差ないし、民主党員も「どちらが大統領になっても構わない」と言うくらいだけれど、オバマにとってヒラリーは「あくが強すぎる」だろうし、ビル・クリントンは「目の下」のたんこぶに成りかねない。ってことで、私の予想はこの可能性はxだな。

一方、共和党。マケインのRunning mateとして、コンドリーザ・ライスの名がちらりと聞かれた。当然これはオバマに対抗してだけれど。個人的にこの女性嫌いです。マケインは共和党内で、保守派に人気ないし、保守派のライスを取り込もうとしているのか。ロムニーの脱落後は、ハカビー票が伸びていることも、いかにマケインの人気がないかを示している。でもその分、大統領選になれば独立派の票は取れる可能性あり。

しかし連日の報道で、人々は翻弄されているように思う。オバマの勢いだって、メディアに煽られてということは否定できない。結果だけを新聞で読むのと、開票の様子を逐一報道されるのとでは、人々の間の興奮の度合いは全然違う。

ひとつヒラリーに助言しよう。スピーチを原稿みながらするのはやめましょう。下を向いて紙をちらちら見ながら話すのと、民衆を見て感情をこめて話すのでは、インパクトが違うんだな。と書いていたら、ヒラリーがTVで話し始めた。なんだ、今は紙なんて見てないわ。テキサスの集会での演説の模様でした。もうさっさかテキサスにいるのね。ヒラリーはデレゲート数の多いテキサス(193)に狙いを定めている模様。

話し上手と言えば、ハカビー。あ、彼はそもそも「スピーチ」が商売の牧師だったんだけれど。そういえば、ハカビーもポール同様、IRSを廃止する!と宣言して1040(所得の申告書)を破るパフォーマンスをしていた。IRSがなくなっても税金を払わないで済むわけじゃないんだろうけど、どうするって言うのかな。

2008年2月8日金曜日

キニコ

久しぶりに興味本位でBoarding School Reviewというサイトを覗いてみた。
このサイトは、キニコの高校選びをするときに、参考にしたもの。
で、キニコの学校のところを見てびっくり! キニコの写真が載っていた!!

学校のホームページにも一度も登場したことがない影の薄いキニコなのだが、なんでこんなところに。下のサイトの Friendshipsというところの写真をご覧あれ。めずらしく可愛く写っているじゃない。(写真の上をクリックすると、大きくなります。)http://www.boardingschoolreview.com/school_ov/school_id/11

右端がキニコ。中央にいるのが韓国人のエレン。多分左端がキニコの仲良しジェナ。(二人とも「アメリカの大学事情(10)」に登場。)

2008年2月7日木曜日

怖い話 (1)

先日、仕事で一緒になった知人と、暇な時間に四方山話をしていたときの事。

私:「あ、ところで、NJにいる、あの彼・・・あ、名前なんだったっけ、ほらCちゃんと友達で、エージェンシーもやってる・・・彼のこと知ってるかなぁ。」
彼女:「あ、あの人かな。えっと名前何てったっけ。確かAで始まる・・・。」
私:「そういえば、Aだったような。えっとー、SとかKもついたような・・・」
彼女:「そうだっけ。彼とは一緒に同通したことあるのよ。確か今はエージェンシーは辞めて、ある大手の日系企業の社内通訳に引き抜かれたそうよ。」
私:「そうなんだ。あーでも、なんて名前だっけ・・・。A,B,C・・・。」

私:「ところで、あの人のあの本、よかったよ。えっと、ほら、あれを書いた・・・」
彼女:「???。。。」
私:「ほらほら、あのTVのコマーシャルにも出てたじゃない。」
彼女:「何のCM?」
私:「何だっけ、ほら、誰かと結婚してる人と一緒にCMに出ててさ・・・、誰と結婚してるんだっけ・・・」
彼女:「???」

延々とこういう会話が続く。
そしてしばらくして、
彼女:「さっきの人の名前、グレンじゃなかったっけ?」
私:「あ、っそうだ!グレンAだった!!!」

一時が万事こんな調子。

そして今日。夕飯のお米を研ごうとして、炊飯器に入れた米に水を入れようとして、
「信じられなーい!」と、思わず叫んだ。
炊飯器に入っていたのは、ドッグフードだった・・・。

ああ、いつ病院の世話になるのだろうか・・・。