2009年5月31日日曜日

優雅な週末

昨日はアウトレットにお買い物に行き、今日は午前中に近くのサロンでぺディキュアをしてもらい、午後はドライブに出かけて、海辺のカフェで遅めのランチ。夜はお惣菜を買ってきて、ワインを飲む。

うーん、なんて優雅な週末なのだ。

たまには、許されるよねー。

2009年5月30日土曜日

今日は一日中、うす曇。

ショッピングに出かけた帰りに夕立が降りました。高速から東のほうを見ると、きれいに半円を描いた虹が出ていました。完全に繋がった形の虹を見るのは、生まれて2回目。しかも、今日の虹は2重になっていて、外側の虹は完全ではなく、真ん中が消えていましたが、それでも両足(?)のところははっきりと見えました。

二重に見える虹は内側が一次の虹(主虹)、外側が二次の虹(副虹)と呼ばれているそうです。副虹の発生のメカニズムは、雨で光が2回屈折することによるもので、外側の虹は色の配列が逆なんだそう。通常は内側が青、副虹は外側が青なんだそうですが、このことは後で知ったことなので、そのときには色が逆になっていることには気付きませんでした。知っていたら確認したのになぁ。確かに完全で濃い主虹の方は、内側の色が青だったのは覚えているのですが。

それにしても、ほぼ完全な形をした2重の虹が見られて、とってもラッキー!
確かに、アウトレットで平均7割引でお気に入りのブランドの洋服がゲットできたから、かなりラッキーだった。

虹が大きくて、カメラでは全体を収められなかった。ダブルになっている虹をよーく見比べると、色が反転してるでしょ。

2009年5月29日金曜日

物理

仕事でしばらく出稼ぎに出ています。
今回のお仕事で(も)、驚くほど頭のいい方とご一緒で、いつも夕食のテーブルでいろんな話を伺っては感心しています。

とくに物理の話は、物理の授業を取ったことがないので正直言って物理の何たるやを知らないのですが、聞いてると興味深いことばかり。

「ガラスは物理の世界では液体なんですよ」とか教えられ、「へーx20回」と思ったのですが、その理由もしっかり説明されたのに、ビールとワインを飲んでいたので忘れました・・・。

アインシュタインの相対性理論の話を聞いたり、「あなたの時計は私の時計より5分進んでいる。私の時計は貴女の時計より5分すすんでいる、これが正しいって理解できますか、と聞かれ、「???」だったけれど、説明されたのは(って言うか、私が理解したのは)、宇宙から軸を変えてみる事によってどちらが5分進んでいるのか違うように見えるということでした。つまり、見る方向によって、いかようにも見えるって。(違ってるか? このときはシラフでしたが、私の脳みそが理解できる範囲には限界があります。)

今夜の話は、「日食の時に太陽の光が見えるのは周りの空間が歪んでいるから」と言う話でした。光はまっすぐしか飛ばない。それゆえ、月の後ろに隠れた太陽の光は本来は見えるはずがない。なのに見えるというのは周りの空間が歪んでいるから、と言う話。(ま、ビール1本飲んで、ワインをグラスに1杯半飲んで聞いている話なので、ここに書いたことも私の記憶に基づいてなので、間違っているかも)

こういう賢い人に対しても、すぐに挑戦したくなってしまうのが私の悪い癖。

「でも、それはあくまでも光がまっすぐに飛んでいると想定しての話でしょ。だれも光がまっすぐに飛んでいるって証明したわけじゃないし。まっすぐに飛んでいるように見えて実は違うかもしれない」
「そうなんですけど、その想定で様々な事が証明できる。もしも間違っていたら、その想定もどこかで破綻するはずなんです」
「だけどー、その証明部分がまだ全ての1%までしか進んでいないかもしれない。もっともっと進んで90%くらいまで行ったら破綻するのかもよー。それに何でもかんでも数式で証明しようとする物理の世界は無理じゃないの。たとえば感情は計算式に表せないでしょ」
「そうなんです。だから、それがカオス理論なんです。物理の世界では全て計算式で証明されているけれど、実世界では決してそうはいかない。これがカオス理論なんです」

酔っ払って聞いているので、この人が言ったことを正しく理解して再現できていないかもしれませんが、だいたいこういう感じで、トウシロウの私が何を言っても、全部打ち負かされてしまいます。

自分でも何を理解して何を言っているのかさっぱりわからないのですが、こんな論議を楽しんでおります。(相手はきっと、このオバサン、何をほざいているのかなぁと思いつつも、オトナの対応をしてくれているのでしょう。)

わけわかんないけど、物理って楽しそう。

あ、そうじゃない。物理+お酒の組み合わせが楽しいの間違いでした。

2009年5月27日水曜日

トロント (2)

トロントは遠かったっす。
連休だったために、行きも帰りも国境を越える所で渋滞して45分~1時間待たされました。

ところで月曜日がカナダの祝日と言うのは嘘で、キニコが「週末は大学は休み」と言ったのを私が勝手にこの週末は休み(=3連休はカナダも休み)と誤解していたのでした。

結果から言うと、Revisit Dayのイベントには何とか参加することができました。でも、1時から開始と言うのはキニコは知っていたけれど、どこで行なわれるのかはわかっておらず、朝から広~いキャンパスを2時間ほどうろついて、いろんな人に聞きまくって(私が!)ようやくイベントの行なわれる場所を特定。そして、設営をしている人に事情を話したら「本当に今日は満員だけど、実際には欠席する人もいるかもしれないので空きがあれば入れてあげるのでスタンバイしてください」と言われました。

1時にそこへ行き、2階でスタンバイしておりました。私たちより先にも一家族が待っており、そうこうするうちに「飛び入り参加」組みが十数組になりました。きっとうちのような馬鹿娘のケースではなく、何かの事情で当初は参加できないと思っていたけど参加できるようになった人とか、ギリギリで参加する事にした人たちでしょう。

結局最後に空きがあったために、私たちも説明会に参加できました。最後に会場に入ったために、扇状の階段教室の一番上の席だったのですが、そこから前を眺めると参加している家族の大半の髪が黒い。つまり恐らく8割方は中東も含めたアジア人、黒人、ヒスパニック系。白人はわずかに2割ほど。白人だからと言って必ずしも欧米人とは限らないので、説明会に来ていた人たちに関する限りは、大方がマイノリティーでした。

トロント大学の大学院に行った友人が「人種のるつぼ」と言ってましたが、まさしくその通りでした。説明会に参加したのが、不安の多い「外国人たち」が多かったという見方も可能ではありますが。

キニコが去年1年間を過ごしたディキンソンとは180度違う環境と言えるでしょう。ディキンソンはほとんどが白人で、黒人は殆ど見かけない。マイノリティーは東洋人くらいのものでしたから。人数もディキンソンが2400人に対して、トロント大は5万2000人。ディキンソンの場合は大半が裕福な家庭の子女。対してトロントは公立なので家庭の経済事情も様々でしょう。キニコはそもそも都会にある大規模な大学を望んでいたから、本人の希望に沿ったものになるのでしょう。(今度こそは文句を言わせない!)

学校の直ぐそばに中華街があり、東洋人にはありがたい環境。美容院だって中国人の美容院なら「ザンバラ頭」に散髪されることもないでしょうし。

見学の後は、友人家族と会いました。1年半ぶりの再会でしたが、とっても懐かしくて楽しかった。友人の子供は可愛く大きく成長していたし、お互いの家族が、それぞれ成長しているのを見比べるのも楽しいです。まさかカナダで再会を果たそうなんて思ってもいなかったので、不思議、と同時に感動。

2009年5月23日土曜日

トロント (1)

金曜日の夜11時近くに、仕事から帰宅。

キニコが2階から降りてきて、
「お帰り。あの、Revisit Dayのことなんだけど、登録してたと思ってたら、申し込みのメールがドラフトのボックスに入ったままになっていて、送ってなかったの。今日、トロント大学に電話したら、もう満員で明後日は参加できないんだって。月曜はカナダも祭日で、学校は閉まってるんだって」

「・・・はっ!? じゃ、何のために行くわけ???」

「でも、いいじゃん。キャンパスとトロントの町を見たら」

「トロントは行ったことあるじゃない! キャンパスを見るなら、インターネットで見たらいいでしょ! 何のために、犬まで預けて家族みんなでトロントに観光に行かなきゃいけないわけ! 」

「ほんまや。そんなんやったら、もう行くのやめるか?」と、コイオ。

「行きたくない! ジョダが可哀相だし。そんなんだったら、行ってもしかたがない」とシナコ。

「ジョダが可哀相って、いっつも散歩に連れて行かないのは、アンタでしょうが。そんだったら最初から行くって言わずに留守番してればジョダは預けてなかったのに。そもそも私たちはRevisit Dayに参加するわけじゃなく、観光だったんだから」と私。

「観光なんかしたくない!」とシナコ。

「町と学校を見るだけでもいいじゃない、私は小さかったから覚えてないもん」とキニコ。

「で、どうするねん? 行くのか、行かないのか?」とコイオ。

帰るなり、家中に怒声が渦巻く我家でありました。

結局、だめもとでとにかく行ってみる、そしてシナコは行かずに、翌日ジョダを引き取りに行く事になりました。(そんなだったら、最初から行くって行かなきゃ、ジョダの1泊分の40ドルも払わずに済んだのに!と怒り爆発の私。)

それにしても、キニコがここまでアホやったかと言うのには、げんなり。私が19歳のときは、もうちっとましだったように思うけど。

と言うことで、トータル10時間弱をかけてトロントまでやってきました。グーグルマップでは8時間半となっていたけれど、途中で昼食を食べたり、連休でカナダ国境で1時間ほど余分に時間がかかりました。

ま、お天気は良いようなので、よかった。

明日はこっそりRevisit Dayの一行に紛れて、校内見学ができたら良いけれど・・・。そんな上手くはいかないでしょうね。

2009年5月18日月曜日

義母 (8)

しばらく義母のことを書いておりませんでした。

正直なところ「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」「去るもの日々に疎し」で、やはり離れてしまって物理的な接触がなくなると、考えることも少なくなってしまいます。

時々ファックスを送ったり、コイオが病院に電話して看護師さんから様子を聞いたり、週に一度お見舞いに行っている義兄から報告があったりはしているのだけど、本人と直接コンタクトは取れないので、実際の様子は想像するしかありません。

でも入院当初よりは随分と落ち着いたようで、食事も入浴もちゃんとできているようです。入院生活が退屈で、スタッフに週刊誌を買ってもらったり、おいしいクッキーが食べたいから買って来てと義兄に言ったりするとのことです。入院生活が単調だと思えるくらい、普通に生活できているようで安心しました。

状態が落ち着いたので、検査も全て終了したようです。この週末お見舞いに行った義兄が医師と話をしたところ、あと1ヵ月半ほどで退院ができるだろうから、その先の準備を始めたほうが良いとのこと。

今後は、グループホームへの入居を義母にいかに納得させるかということでしょう。

H1N1型インフルエンザ (3)

ちゃんとテレビを観ていなかったので、また嘘をついた。

今日は仕事のための移動日。空港で待っていると、テレビでニューヨークのブルームバーグ市長が学校閉鎖の話をしていた。このニュースに気付いたのも途中からで、テレビの画面もどこにあるのか、スピーカーから一部話が聞こえただけ。

ようやくホテルにチェックインして、記事を検索した。すると、どうやら先週からクィーンズの学校でインフルエンザのような症状を訴える生徒が出始め、14日から今日までで、合計12校(加えて特別プログラムの4校が同じ校舎を共有しているので、実際には16校)が閉校になっている。まだ実際に確認された感染者数は発表されていない模様。

日本も驚くスピードで感染者が増えている。

この時期日本に帰国する予定だった友達は、帰国を延期。今週末グリーンカードの面接で帰国予定の知人も戦々恐々としている。早く落ち着くといいのだけれど、落ち着いていたと思っていたクィーンズの状況が実際はそうじゃなかったようなので、やっぱり侮れないのかな。

2009年5月17日日曜日

H1N1型インフルエンザ (2)

あ、さっきちょっと嘘をついた気がする。全く報道していたわけじゃなく、ちょっとは報道があった。

少し前にローカルのラジオのニュースで感染者数がコネチカットでも増えていると言っていたのを思い出した。ただ、数は増えているものの、症状は普通のインフルエンザと変わらないし、学校をどうするかの対応は各々の市町村にゆだねられているらしい。

今調べると、現在のコネチカット州の感染者数は47人。ニューヨーク州は242人。全米トータルでは4714人で、死者4人。

でも、ふと日本との違いに気がついた。日本はどこも人口が密集している。アメリカのこの田舎で47人ですからね。ニューヨークも確かに人口が密集しているけれど、地下鉄で、阪急電車のように毎朝のラッシュ時には、外から駅員が乗客を押し込む、なんてことはありえないし。

日本は会社に「遅刻」することに対して非常に罪悪感とプレッシャーを感じる社会だけれど、こっちは少々の遅刻なんて概して平気。だから地下鉄が混んでいて一杯だと、諦めておとなしく次の電車を待つ人が多い。逆に無理やり車内に乗り込んだ場合のほうが、乗客からの視線を感じることが多い(←習慣から、ついやってしまうもんですから。)

バレーボールの試合で感染するくらいだから、あっと言う間に日本列島に広がりそうですね。

あえて非難と批判を承知で書くなら、これで少しは高齢者が減れば・・・と思うものの、何故か若者ばかりが感染していて、うまく行かんもんですな。

H1N1型インフルエンザ

日本のニュースで神戸と大阪の高校生の中で感染者が見つかり、神戸や芦屋、大阪でも学校や公のサービスが閉鎖になるという話は聞いていた。ニュースでは何故か決して学校名は特定しないし、クラブの交流試合で移った可能性を示唆しても何のクラブか言わないし、なんでや、と不満に思っていたら。

今朝母からメールがあり、最初は神戸高校で、次は、バレーボールの交流試合で観戦したらしい兵庫高校の生徒。大阪は、茨木市の私立、関西大倉。そのため神戸、芦屋では、学校、公民館、映画館などが閉鎖で、母が受賞者なので楽しみにしていた神戸新聞の年間賞の授賞式も中止に。また、姉との金沢旅行も、姉の娘の修学旅行が中止になったことと、こんなときに「神戸から来ました」と旅行に行くのも気が引けて、キャンセルしたそう。慌ててスーパーに走ってもマスクは売り切れ。父も母も、外での活動が何一つできず退屈してる模様。

豊中の友人からもメールが来て、昨日豊中市でも2名の感染者が出て、とうとう今日から23日までの一週間、豊中市内全域の幼稚園、小・中学校は休校の命令が出た。そういう必要があるのかどうかさえわからないけれど、市長からのお達しなので仕方がない。でも情報は錯綜していて、なかなか学校からの正式な情報もなし。保育園も障害者の託児も高齢者のディケアーも全て閉鎖らしい。中間テストも取りやめらしい、修学旅行も中止かもなど、情報ばかりが渦巻いており、買い物に出ると、もうスーパーの前は車の長蛇の列。町中マスクの人で溢れ、使い捨てのマスクはどこも売り切れの、まさにパニック状態、とのこと。

このインフルエンザが表面化した当初から感じていたことなんだけれど、アメリカと日本の報道に大きな違いがあった。日本は感染者が出ないうちから、えらい大騒ぎで、ニュースでも毎日大きく取り上げらていた。一番最初に感染が疑われた高校生が、「新型インフルエンザでなかった」といういニュースが大きく取り上げられ、その高校の校長まで記者会見・・・を見て、「違ってんから、違いましただけでええやんか」と冷ややかな目でニュースを見ていた私。

一方、最初に海外での感染者と死者を出したアメリカは、相変わらず死者と感染者数は増えているものの、今ではインフルエンザがトップニュースになることはない。そのため、ここの所、インフルエンザがどうなっているのか全然わからない。昨日のニュースも、オバマ大統領がノートルダム大学の卒業式でスピーチをすることが波紋を呼んでいる(中絶賛成を掲げるオバマ氏の政策がカトリック大学の生徒の一部には受け入れられないため、卒業生の中にボイコットする生徒が出ている)など、政治と経済のニュースばかり。感染者を出したブルックリンの高校も、再開して以降の報道は何もない。ってことは落ち着いているのでしょう、多分。

当初からアメリカではメディア間で、どちらかと言うと「できるだけパニックを起こさないような報道」を心がけていたように思う。バイデン副大統領が「僕だったら家族には出来るだけ出掛けずに、密室のような空間には入らないように言うね」と発言して、かなりのバッシングを受けていた。この発言に対してニューヨークの市長も、「地下鉄の利用は心配ない」などのコメントを出していたくらい。(地下鉄の利用をやめて、みんなに車でニューヨークに来られても困るということなのだけど。)

そう言えば、阪急電車の駅員さんたちがみんなマスクをしていて、消毒液で電車を清拭している様子が映し出されていたけれど、ニューヨークの地下鉄なんて何もしてなかった。何たる対比。町行く人もマスクはしていない。(そもそも、マスクをする習慣がないですから。日本に行ったアメリカ人が、花粉症などでマスクをしているのを見て、かなり不思議そうにしていました。)

フェーズが4から5に上がった時も、アメリカでの報道は「フェーズを上げる事により、国際間の協力を強化するため」とWHOの人がコメントしていた。どうやらフェーズによって、国際間の協力レベルが規定されているよう。こういう話は日本の報道では聞かれなかった。更にフェーズが上昇した時の専門家のコメントでは「現在の感染の状態からは既に6であってもいいくらい」とも。これはどう解釈するべきなのか。6にしてパニックを起こすより、毒性が低いことからとりあえず5で、と言うことなのかなと私は思ったけれど。

どちらの報道が正しいのかはわからない。アメリカ側は実際よりは、かなり差し引いて報道していると言うことも考えられるし、日本は殆どヒステリックな状態とも言える。実のところはどうなのか、おいおいわかっていくことでしょう。それにしてもこの差異は、報道機関の対応の違いか、政府の対応の違いか、はたまた国民性の違いなのだろうか。

2009年5月16日土曜日

キニコの進路

キニコを迎えに行った帰路の車中でいきなり、9月からギャップイヤーを取ることに対する反対を私が口にして、半ば喧嘩になり、シェルドンも意心地が悪そうにしていたので、コイオが「後にせぃ」と言って、話はそのままになっていた。

その後キニコと話すにもアイツは毎日昼まで寝て、やおら起きて来たかと思ったら、「ニューへイブンのシェルドンの友達に会ってくる」「映画を見て来る」「買い物に行ってくる」「ホッチキスの湖でボートに乗ってくる」「マンハッタンに行ってくる」・・・と遊ぶのに忙しく、ゆっくり話す暇もない。

当初はシェルドンが日曜日の夜に帰るから、そのあとで話そうかと思っていたのだが、月曜からは仕事が入ってしまった。そこで一昨日、「ご飯食べたら、進路について話したいから」と一言。

「シンロって?」
「アンタが今後どうするかって話。どの大学に行くのか、ギャップイヤーをどうするか」

私の意見は、ギャップイヤーという発想そのものには反対じゃない。やりたことがあれば、1年学校を休学するのは構わない。ただし9月にはもう休学ししようかというのに、今の段階で具体的に何をするのか、それについて大学のほうはどうなっているのかが分らない。本来、同じ大学に籍を残しての休学であれば、教授やその他のスタッフと、ギャップイヤーの相談することもできる。ギャップイヤーでなくても、大学同士の交換留学を利用すると言うオプションだってあるはず。

ところがキニコの場合は、未だにどこの大学に行くか確定していない。あまりに不確定要素が多すぎる今はギャップイヤーを取るには問題があると感じる。休学するからには、随分前から、どの組織のどんなボランティアに参加するのかを決め、その組織と準備を進め(オリエンテーションがあったりする)、元参加者からも話を聞いたりする。お金がないからバイトをするという時間をもギャップイヤーに含むと言う考えは反対である。必要なお金は、普段のアルバイト代を貯金し、お年玉やクリスマスのお金やお小遣いをセーブして作るべき。それでも足りなければ、ママが貸してあげる。ちゃんと返してもらうけど。

キニコの意見は、こちらの大学では2年生で専門課程が始まる。専攻を宣言する前に、本当にその専攻で良いかどうか見極めるためにギャップイヤーを取る。9月からはフランスで仕事をしてお金を稼ぐ。後半は動物関連のボランティアをしたい。ほぼ99%トロント大学に行くつもりだが、決定はキャンパス訪問の後にしたい。トロント大学とは既に話をしていて、ギャップイヤーは取れるが、具体的な話は入学手続きを終えてからしか出来ないと言われている。

私の意見は、トロントに既に入学していて、既にギャップイヤーのことが現段階で具体化しているなら話は別だが、フランスで仕事をすると言っても、いまだ手続きも始めていない。加えてトロントに行くためにはビザの手続きも必要。余りに今後何がどうなるのかわからないことが多すぎる。専攻の話も、既にキニコはフランスと動物関連の勉強とのダブルメジャーとか言って、大体の方向性は決まっている。こちらの大学は専攻を宣言したからと言って、後に方向転換が出来ないわけではない。方向転換する際には、別途新たな単位が必要となる(=新たなお金も必要)場合があり、それに伴って卒業時期がずれこむ可能性があるだけで、日本のように教養課程を除いてイチからやり直しというわけではない。

「ママ、オールAだったら、ギャップイヤーのお金を出してもいいって言ってたよね?」

・・・確か、車の中で思わずそんなことを口走った記憶がある・・・。

「じゃ、わかった、9月はあきらめる」

と言うことで、案外素直に、9月のギャップイヤーの話はなくなりました。構えていたのに、あまりにあっさりで拍子抜け。こっちは色々頭をめぐらせて、友達からアドバイスもらったりしてたのにさ。「なんでもやらせてあげちゃうのはサポートしているようで甘やかしにもつながりかねない」と言われたのに、「オールAだったら全部出してあげる」なんて言ってしまって・・・。(でもキニコの場合のオールAっての不可能に等しいから。って、わざと簡単な授業ばっかり取ったらどうしよう。)

でも、まずはほっとしましたわ。

但しトロントに決まり、ノースカロライナ大学の可能性が消えてなくなってのは、ちょっぴり残念。だってノースカロライナだったら、仕事の可能性もありそうだったから、家賃も安いのでそこに自分のアパートを借りて私の住所をそこに移せば、仕事も時々あるだろうし、何より親が居住者になることで学費も半分以下になる・・・と、狸の皮算用してたんですけど。

2009年5月13日水曜日

旅の友

アメリカでは、車での移動が多い。その長い時間をどうやって有効に使うか。

実は私はあんまり音楽を聴かない。全く聞かないわけじゃないけど、私の音楽の興味レベルは歌謡曲&カラオケ止まりで、芸術として音楽をたしなむことはないし、特定なミュージシャンの熱狂的なファンになると言うこともない。そ、つまらない人間なのです。(←こういう人間はボケやすいそうです。)

長時間音楽をかけていると、疲れて気分が悪くなるか、全く聞いていないかのどちらか。音楽を聴いて気分が悪くなる人ってのも珍しいかもしれないけど、うるさく思えて切ってしまうことが多い。コレが自分が歌っているとなると、何時間でもOKなんだけど。

という訳で車に乗っているときはたいていラジオを聴いている。勿論ニュース番組かトーク番組。iPod時代以前は、車に乗る度に娘たちとケンカになったものだ。娘たちが聞きたいラジオ局と私が聞きたい局が対立するすから。これで何回揉めたか数知れない。しかも当時は私の大嫌いなヒップホップたらいう音楽が流行っていて、気が狂いそうだった。今は娘たちはおとなしく自分のiPodを聞いている。

グリニッチ界隈は、ニューヨークとの州境だからか、いつも聞いているNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)は、ニューヨーク市の局と、コネチカット州の南西地区の局の両方が入るのだが、場所によってどちらも雑音が入ったり入らなかったりする。

更に遠距離の移動となると、ラジオ局が地域ごとに変わるので直ぐに雑音に変わる。NPRは全米で放送されているものの、それぞれにローカル局があり、放送内容も局によって違う。せっかく面白いところで雑音に変わり、近くの地域の局を探し当てるとそこではクラシックを流してたり。場所に寄っては全く入らないときもある。

こんな事情なので、アメリカには衛星ラジオなるものが登場した。有料だけれど、どこに移動しても雑音もなく選んだ局(音楽ジャンル別)を聞くことができる。レンタカーに付いていたことがあり、CNNとか聞けるし、私には嬉しかった。

で、一時期衛星ラジオを車に付けようかと考えたこともあったのだが、機器そのものが300ドルくらいしたし、取り付けも私にはできない。機器とは別に月々13ドルがかかる。当時、二つあった衛星ラジオ会社が合併する噂もあり、この先どうなるかわからないので、やめる事にした。

そこへ新しく買ったシビック。実はiPod用のアダプタが付いていた。当初は自分が使うことは想定していなかったのだけど、先週の木曜から月曜にかけて、トータルで1300マイルほど運転しなくちゃならず、本当に重宝した!

少し前にクレジットカードのポイントが溜まったので、iPodを手にした。でも普段音楽を聴くことはないし、電車などの移動中はもっぱら本だから、殆ど使う機会がなかった。シビックが登場するまでは。

基本的に私のiPodは音楽用じゃなくて、ポッドキャストとオーディオブック用。当初はDVDもiPodに落として見られるのかと思っていた・・・。CDは入れられるのに、どうしてDVDはダメなの? よくわからない。

ポッドキャストの中でのお気に入りは「Car Talk」。オハイオ時代、毎週土曜日の朝、補習校へ娘たちを送った帰りに、このトーク番組を聞いていた。

2人の兄弟のおじさんが、車に関する問題や悩みに対してお答えするというコメディー・トーク番組。アメリカ人は自分で車をいじる人が多いので、いろんな相談が寄せられる。くだらない悩みもたくさんあって、超おかしい。おじさんたちの車の知識にも感心するし、当時は車の工場で働いていたから、私にもわかることがあったりして余計に面白かった。

例えばこんな感じ。

「レンタカーで海辺に行って駐車していたら、いつの間にか寝てしまって、気がついたら満潮になって車の半分が水につかっていました。なんとか脱出して、車内もうまくきれいにして、黙って車を返したのですが・・・今後あの車を借りた人に、何か不具合がおきて事故になったらと思うと・・・夜も眠れなくて。僕はどうするべきでしょう。今からレンタカー会社に正直に話すべきでしょうか?」

「僕はずっと彼女がいなかったのですが、最近になって付き合っている女性ができ、今度ドライブに行く事になりました。彼女には僕の真の姿を見せるべきで、取り繕うのは良くないと考えてます。実は僕の車はすごく汚くて、車内には古新聞、飲んだドリンクの空容器が無数に、食べ物の袋とかも一杯たまっています。なんせ掃除したことがないので。これを見たら、彼女はひいてしまうのではないか。でも、偽りの自分を見せるのもいけないような・・・僕はどうするべきでしょう?」

最近聞いたのは、
「息子が亀を飼っていて、この亀の餌がコガネムシの幼虫なんですが、ペットショップでその餌を買った後に、息子のサッカーの試合に行きました。車に戻ると幼虫が袋を破いてみんな逃げてしまって、シートの隙間や、ありとあらゆる隙間に入ってしまいました。更に話がややこしいのは、実は今離婚訴訟中なんですけど、この車は夫の手に渡る事になっているんですよね・・・。正直に夫側に話すべきか、黙って引き渡すべきか・・・」

真面目なのでは、
「○○が切れていて、見てみると側のXXにかじった後があります。どうしたらいいでしょう」
返答は、
「XXはメタルだから、リスが歯を砥いだんでしょう。ガレージの中にまで入ってきたのか。じゃ、XXの周りにペパーミントオイルを塗っておくといいですね。ペパーミントのニオイが嫌で寄り付かないと言う訳じゃなく、手足に付いたのを舐めると舌が焼けるんです。動物愛護協会のヤツらに聞かれるとマズイけど」

「○年型のXXに乗っています。高速を走ってると時々ブレーキが全然聞かなくなるんだ。ブレーキを踏むと、ストンと床までペダルが落ちちゃって、次もストンってなって、3回目か4回目でちょっと効いて、次にちゃんと効くの。下の道じゃ全然大丈夫なんだけどさ」
「あんた、その状態で高速を運転してるわけ?」
「ああ、だって、この車は燃費がよくってよ。マイル35-40とか行くんだよなぁ」
「君の墓石には、『1ガロン40マイルを求めた人生』って彫られるんだろうよ。○年型のXXは前のブレーキはXXで後ろはXXだから、恐らくスレーブシリンダーのXXがXXになっているか・・・」と解説が続く。

たまに相談者への回答が当たっていたかどうか、しばらくしてから確認するコーナーがある。最初に以前の放送の録音が流れる。

「ハーイ!メイン州のポートランドに住むポーラです。このあたりは最近は超寒くて-15度。そんな日はエンジンがかからないの。ある日エンジンがかからないので、毛布をスチームヒーターで暖めて、ボンネットの上にかけて、しばらく待ったらエンジンが掛かったのよ」
「おいおい、ボンネットの上からかけた毛布の熱がボンネットを通してその裏のエンジン上部の空気を温めてエンジンが掛かったって、俺たちに信じろって言う訳?」
「だって、それしかエンジンがかからないんだもの」
「わはは・・。ありえねー。で、僕たちに相談は何なの?」
「どうしたらエンジンが掛かるか・・・」
「わはは、だったら、もう解決策はあるじゃない。毛布使えば」
「そんな・・・。どこが悪いか知りたいのよ。友達はどこかのネジが緩んでるんじゃないかって」
「わはは! 緩んだネジの場所はわかってるじゃない。君の頭でしょ。じゃなきゃ、毛布でエンジンがかかるなんて思わないでしょ。これは毛布じゃなくて、待ってる時間がからんでるんだよ。XXにはニュートラルXXって機能があって、きっとコレが故障してると思う。だから今度エンジンが掛からないときには、ギヤをニュートラルに入れて、エンジンをかけてごらん。もしコレの故障が原因なら、エンジンが掛かるはずだから」

そして数週間後、
「ハーイ、オツムのゆるいポーラさん。で、どうなりました?」
「言われたとおり、ニュートラルに入れたら、掛かりました!」
「ジャジャーン! やっぱりそうだったか。で、ニュートラルXXが故障してた?」
「いえ、修理には持ってってないから、わからない」
「何で?」
「だって、エンジンかかればそれでいいから」
「わはは、やっぱり、アンタはオツムがゆるいね~!」

ってことで、お暇な方はPodcastで Car Talkを聞いてみて下さい。面白いから。

2009年5月12日火曜日

キニコの夏休み

キニコの大学が早くも夏休みに突入したため、土曜日は片道3時間半かけて、コイオと共にキニコを迎えに行った。来年度はこの大学には戻らないので、山のような荷物があるため「電車で帰って来い」とは行かなかったのだ。しかも出発は朝の5時半。午後に、キニコの高校を含む複数校間で陸上の試合があり、陸上部だったキニコが見に行きたいと言ったからだ。わがまま娘のために、睡眠時間も削らねばならなかった。

陸上の試合はチョート校で行なわれ、チョート出身の友達も一緒に連れ帰った。シェルドンは陸上部ではなかったけど、懐かしの母校を訪ねたかったらしい。今度の日曜まで1週間うちに居る予定。

シェルドンはアリゾナ出身。見かけはアラブ系かインド系にしか見えない。私がそう言うと、「大学のカフェテリアでもアフガニスタン出身の女性に、『あなたは同胞に違いない』と言われた」と言っていた。母親がナバホインデアンだそう。でもネイティヴ・アメリカンと言うより、どこから見ても中東系の美人。

ところでキニコの編入先は、ダートマスから不合格の返事を貰い(返事を待たなくても最初からわかってるだろうが)ほぼトロントに落ち着きそう。学費も安くなるし、良い大学だし、親として文句はないものの、車だと8時間半と遠いし、留学生の扱いになるので(アメリカ人でも)学生ビザを取得しないといけない。アメリカの永住権はそのまま何もしなくてもいいのか、国外に長期住むための手続きをしなくちゃいけないのか、ちょっとややこしい。

トロント大学のキャンパス再訪問日と言うのが今月24日にあるので、一家で観光がてらに行く予定。私はカナダに住む友達にも会えるし、楽しみだぁ。

編入は良いのだが、問題はキニコが主張するギャップイヤー。もっともらしい理由をメールで書いてよこしたときは、私もまぁいいかと思ったのだが、やっぱりどう考えても単に1年間遊びたいと思っているようにしか見受けられない。

ディズニーワールドで6ヶ月働くインターンシップに応募したものの、それもダメだったよう。私には、これは安価な労働力を手に入れるためのディズニーの搾取と思っていたのだが、簡単に採用しないところをみたら真面目なインターンシップだったのか。それとも今は買い手市場で幾らでも労働力があるから、ええ加減な学生は採用しないのか。(基本的にインターンは大学3年、4年が対象な場合が多い。)ディズニーのインターンは、最低賃金の上に、住む所も食費も自分持ちなので、殆どお金が残らない。

キニコも当初はここで稼いだお金で、ボランティアをしようとしていたが、その計画も消えた。ボランティアの殆どは有料なのである。ボランティアに頼らなければならぬほど資金のない国が、わざわざお金を払うくらいなら、未熟な経験しかない外国人を雇わずに、その国の言葉をちゃんと話せる地元の人を雇う--それ故、一部の費用は自己負担らしい。キニコは今、半年間バイトしてお金を貯めるなどと言っているが、こういう行き当たりばったりのところが私は納得できないし、許せない。

そもそも「1年間学校を休んで将来の進路を考える」と言いながら、方向性としては「獣医になるためか動物の飼育に関係する勉強」と「フランス語」をやりたいと、なんの関連もないバラバラのものを挙げ連ね、そのため大学ではBS(理学士)とBA(文学士)のダブルメジャーにする(専門を2課程取る)とか言う。怠け者のキニコにダブルメジャーなんて無理と思う。ホンマ、何を考えているやら。10歩譲って、フランス語と動物の勉強を本気で考えていると受け入れたとしても、今年1年間は「フランス語が嫌い」と言ってフランス語を取らず(中国語と日本語を取っていた)、今は「中国語なんて役に立たない」と言ってのける。おまけに、あいつは猫アレルギー! 獣医になってどないするねん!? ライオンもトラもネコ科やんか。

はぁ~。信じてやりたくても・・・です。とにかく、この1年は素直に大学に行って真剣に海外ボランティアしたいなら、興味あるボランティア組織を綿密に調べて、お金も自分で貯めるなり、寄付を募るなりしろと言いたいのであります。(既にちらっと言ったので、我々の間には不穏な空気が流れております。)

2009年5月6日水曜日

オトナ語の謎

遠方の友達に貸していた本がどさっとUPS(アメリカのクロネコ)で返却されてきた。

その中に見つけた糸井重里の「オトナ語の謎」

確か、大いに笑った記憶がある。再び手にとってページをめくる。
わははは!やっぱり期待は裏切らない!

あまりに面白いから著作権に触れるのかも知れないけど、最初の所だけ。本書の「基本編」からちょびっと紹介。

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オトナの世界は謎めいた言葉に満ちている。(中略)

基本用語編

お世話になっております

オトナの世界はこのひと言より始まる。いわば「お世話になっております」はオトナの世界における万物の始まりといっていい。使い方の基礎を述べるとすると、ほんとうにお世話になっているかどうかは関係がない。とにかく、開口一番、あっと言う間にそう述べるべきだ。
「お世話になっております」
そう、たとえあなたがまるでお世話になっていなくても。
「お世話になっております」
むしろオレがおまえを世話しているのだと思っても。
「お世話になっております」
あなたと私は絶対に初対面であるけれど。(中略)

よろしくお願いいたします

オトナの世界における万物の始まりが「お世話になっております」だとしたら、世界が終わる日に交わされる挨拶はこの言葉。すべての終わりにオトナはこう添える。
「よろしくお願いいたします」
むしろおまえが俺にお願いしているのだとしても。
「よろしくお願いいたします」
先方の担当者がマイケル・ジャクソンだったとしても。(後略)

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あ~あ、私もこのパターンに漏れず、毎回、仕事のメールを「お世話になっています」で始めて、「よろしくお願いします」で締めくくっているよ・・・確かに。もっと別の始め方と終わり方はないものか。

ついでに、もうひとつ、ふたつ紹介しちゃお。

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~マツ

月の数字を頭につけて使うのが一般的であり「イチマツ」「ニマツ」「サンマツ」というふうに使う。つまり「ハチマツ」といえば「8末」のことであり「8月の終わり」を指す。ただし、「12月の終わり」については「ネンマツ」、もしくは「ネンナイ」となるのがふつうであり、「ジュウニマツ」とは言わないようである。「クマツ」や「ゴマツ」は直感しづらい。「ジュウイチマツ」は発音しづらい。「ジュウシマツ」は鳥である。

みょうにち

「明日」と書いて「みょうにち」。そういえば学生は使わない言葉である。大学生が「みょうにちは追試があるから」とは言わないし、女子高生が「みょうにち電話するね~」とも言わないわけであるが、オトナになるといともあっさり使うのである。
「それでは、みょうにち朝イチに御社受付へ手前どものにんげんが参上いたしますので」

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あ~、何回読んでも楽しくてしかたがない!!

日本語を勉強しようとする者には必読の書だ。

「言いまつがい」シリーズも欲しいよ~!!


PS.さっきから一人で爆笑してるのだが、どうしても、もうひとつ追加したくなった。翻訳しているときも、しょっちゅう登場するんだよな、この言葉。

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名詞に「など」をつけて、「そのほかのもの」といった意味合いを持たせるという、じつにまっとうな使い方をするが、オトナ語における「等」の問題点は「そのほかのもの」があったためしがないということである。「そちらに資料等、お届けしいます」というとき資料以外のものは届けられない。「サンプル等、お持ちします」というとき、持っていくのはサンプルだけである。謎めいている。ああ、謎めいている。「広報の写真等、いただけますでしょうか?」と言われた場合、広報用の写真以外に求められているものはない。

2009年5月5日火曜日

Twitter

今日届いたタイムマガジンを見ていたら、今週号の特集である「世界でもっとも影響力のある100人」の中に、The Twitter Guysってのがあった。なんでもBiz Stone,Evan Willaims, Jack Dorseyって人たちのことらしいんだけど。

Twitterって何じゃ? ウィキペディアで調べても、「ブログとチャットを足して2で割ったような」「個々のユーザーが『つぶやき』を投稿し合うことでつながるコミュニケーション・サービス」ってあって、何のことやらさっぱりわからない。

とりあえず、やってみたら解るかなと、Twitter.comに行って登録までしてみたけれど・・・やっぱり、イマイチわからん。

Facebookも使いこなしていない私だけど、やっぱり「暇つぶし」の手段でしかないのか? 

でもタイムマガジンによれば、「モールス信号、電話、テレビ、パソコン」に次ぐ大発明ってことなんですが。そうなんですかね。どなたか、使い道を教えてくれません?

2009年5月4日月曜日

花を植えた

土曜日から明日までは毎日雨の予報だった。ところが土曜の午後は急に晴れた。そこで急いでホームデポに花を買いに出かけ、庭に植えた。

日曜からは再び雨で、水をやる手間が省けてる。

すみれはもう季節が終わりなので、8株入っていて9ドルのところが、セールで3ドル30セント。持ってもあと2ヶ月かなと思いつつも安いから買ってしまった。このポットに2つと、あぶれた分を小さいポットに植えた。実は、黄色いのは去年の秋のすみれが冬を越したもの。寒さで死んじゃったと思っていたのが、暖かくなったら再び花をつけたのにはびっくり。

そもそものお目当てのインパシャンスとペチュニアも買って植えた。今日は雨だから、その写真はまた。

2009年5月3日日曜日

ジョダの健康診断 (2)

昨日、ジョダの獣医から電話があった。

「血液検査の結果が出たのですが、ヘモグロビンの数値がちょっと高いのです。あの時、非常に興奮していたから、それが理由かも知れませんが、糖尿病の可能性もあるので、検尿したいと思います」

確かにジョダは獣医で非常に興奮し、血液検査や予防接種は2階で行なわれ、私の目の前ではやらないのだが、アシスタントの男性が連れて行った後に、「ちょっと来てもらえますか」と獣医も呼ばれて2階に上がり、下の待合室にいた私の耳には、2階でドタバタと誰かが走り回っている音がする。更に受付譲の電話が鳴り、受話器を置いた途端に彼女も2階に上がっていった。引き続きドタバタ足音が続いて、しばらーくしてから、受付譲に抱かれたジョダが降りてきた。

「お世話かけました?」」
「ちょっと興奮したみたい。もう大丈夫よ、ね」とジョダに話しかけていた。

で、昨日の獣医の電話の話に戻る。
「尿検査って、またお金が掛かるんですよね?」
「ええ」
「じゃあ、いいです。それに数値が高いといっても、非常に高くて、直ぐに治療せねばって状態じゃないですよね」
「まあ、そうですが、尿検査をすれば糖尿病かどうかはっきりします。それに早めに手を打てば、ちょっとした治療で治りますよ」
「でも、治療にまたお金がかかりますでしょ」
「それは、そうです」
「じゃ、益々いいです。どうせ犬ですから」
「勿論、そちらがお断りになるのは自由です。私たちは獣医として必要と思うことをお伝えするだけですから」
「じゃ、うちは断ります。別に尿検査は必要ないです」

受話器を置いた途端、シナコが
「ママ! ひどすぎる! ジョダが可哀相じゃない! よくそんなことが言えるね、信じられない!」
「じゃ、アンタのお小遣いで診て貰えば」
「信じられない、人間性を疑うわ!」

だっけどさー。どう考えても、この獣医は、やり過ぎだと思うんだよね。だいたい、糖尿病なんて贅沢病。これを治すには、余計な食べ物を与えないで、しっかり散歩すればいいんだし。薬で犬の糖尿病治療って、絶対変だよ。

ジョダがオハイオ時代に掛かっていた獣医さんの領収書も全て取ってあるのだけれど、混合予防接種1回が40ドル、狂犬病の予防接種が25ドルだった。これには診察料も含まれている。当時はアレルギーで皮膚に湿疹が出ていたが、軟膏は10ドルだった。

対して今の獣医の場合は、診察費と接種代が71ドル、ワクチン代(1種、ボルデテラ)が30ドル、抗体検査52ドル、検便40ドル、耳の検査38ドル、ライム病などの検査65ドル、フィラリア検査40ドル、血液検査85ドル、医療機器廃棄料3ドル、耳の軟膏52ドル、駆虫剤(虫下し)39ドル・・・。

今の獣医は歩いていけるから、ジョダの毛が車につかないで済むけど、来年の予防接種から車でオハイオに行こうかなぁ。ほんまに。飛行機で往復しても、まだおつりが来るんじゃない。

2009年5月1日金曜日

春 (2)

昨日、ジョダを獣医さんに連れて行く道すがら取った写真です。