2010年8月31日火曜日

カナダから帰りました

やっぱりカナダは遠い。

帰りはアパラチアの山越えを避けるルートで、ピッツバーグとリッチモンドを経由するルートだったのですが、ペンシルバニアはアパラチアの麓だから全くの平野ではなく丘陵地帯。ま、これは別に良かったのですが。

トロント郊外のニューマーケットと言う町を出発したのが朝7時。早めの出たものの、やはりトロントへの通勤ラッシュにしばし巻き込まれ、バッファローへ抜ける国境(Peace Bridge)には2時間半後に到着。平均的な所要時間かもしれませんけど。

その後は順調だったものの、4時半ごろからワシントンDCの近くに差し掛かり、帰宅ラッシュに巻き込まれ、ようやく渋滞を抜けるまで2時間。これは疲れた・・・。

当初の予定では8時半には帰宅できるはずが、結局は9時半の到着と相成りました。しばらく遠距離運転はしたくない気分です。

あと60マイルほどで家という85号線という高速道路(Interstate)を走っておりました。とっぷり日も落ちて真っ暗。車も少ない。私は左手の追い越し車線におり、右斜め前の車を抜かそうとしておりました。すると突然、その車がブレーキを踏む。

警察かと思って私もブレーキを踏みながら目を凝らすと、前方に雌鹿。その車の前を横切って私の車線へ。運よく、そのまま渡り切ってくれましたから良かったけど、道の真ん中で止まったりしてたら・・・とぞっとしました。鹿が渡り切ったときには、私の車との距離はもう5メートルくらいしかなかったですから。

だけどあの鹿、渡りきった先は中央分離帯。どうなっちゃったでしょう・・・。

と言うことで、カナダで何してきたか書きますと、カナダに着いた翌日、キニコのアパートへ荷物を搬入に行きました。ところがまだ大家さんが掃除中。しばらく待っていてということで、近所の餃子屋さんへ出かけ腹ごしらえ。ワンブロックで中華街のあるSpadinaです。

キニコのアパート・・・と言うか、3階建ての一軒家のそれぞれのフロアが貸し出されて居るのですが・・ここはトロント大学が目と鼻の先。しかもキニコの授業がある学舎が最も近いので、大変便利。大家さんは中国人のご夫婦。2日前まではこの家の一階に住んでいたそうですが、奥さんの方は毎朝5時に起きてScarboroughに住む息子さん夫婦の家に孫の世話に通い、帰宅は11時を回る生活をしていたそうで、それが辛くなってきたのでScarboroughに家を買ったそう。と言うことで今年からは1階も貸し出し。

アパートの前から見た大学の学舎    
テラスがある3階がキニコたちのユニット
背後にトロント名物CNタワーが見える       
         
キニコとルームメイトのリア(中国系カナダ人)の住居は3階。テラスが付いていてなかなか良さそう。契約は9月1日からなので、キニコは特別に先入れてもらうのですが、まだ前の住人の一人が住んでいて・・・、正直言ってこんなに汚く暮らしているの??と驚くほど、台所も冷蔵庫もトイレも部屋も汚かったです。(大家さんの奥さんも眉をひそめながらも、「彼女たちは医学生で実験とか一杯あって忙しかったから、仕方ないのよ。大丈夫、私がきれいに掃除するから」と言っていましたが・・・そう言う問題か?? キニコとリアには、くれぐれも清潔に生活しなさいと言い渡しておきましたが・・・。)

リアはキニコより1学年下。でも、話した限りキニコよりずぅーーっとしっかりしている。大家さんにもあれこれ確認していたし。

キニコの部屋に荷物を運び込んだ後、私は一路、友人の住むトロント郊外へ。トロントから1時間弱のところ。のどかと言えばのどかですが・・・オハイオを彷彿とさせる田舎でありました・・・。

友人Mちゃんには3歳の娘がいます。去年の5月にキニコのオリエンテーションでトロントに来た時に一緒に食事をしたのですが、その時はまだ「赤ちゃん」で、人見知りもするし、顔を見た程度で終わっちゃったのですが、今回は最初は人見知りしていたものの、しばらくするとなついてくれ、ちゃんと私の話し相手にもなって、めっちゃくちゃ可愛かったです。

私が「お父さんとお母さんとどっちが優しい?」と聞いたら、
「ジョダコちゃんが一番優しい」だって。
子供はなんて正直なんだ!

嘘です。間違ったことを覚えちゃいけないから、ちゃんと、「ジョダコちゃんは、本当はめっちゃくちゃ怖いんだよ」って正しておきました。

そうそう、はーちゃんには、おばちゃんと呼ばれないように、「ジョダコちゃん」と最初に釘をさしておきました。すると「あの・・・おばちゃ・・・あの・・・ジョダコちゃん・・・」と最初は言ってたけれど、そのうちすんなりジョダコちゃんと呼んでくれておりましたわ。ほほほ。

「おばちゃん」と呼ばれたくなくなったら、本物の「おばちゃん」になった証拠でしょうね~。そのうち「おばあちゃん」と絶対に呼ばれたくないと思うんでしょうね。それがシニアになった証拠なんでしょう・・・。

はーちゃんに対する私の心境は、正直言って「孫」に接する気持ちに近かったかも。
あな悲しや・・・。

Mちゃんも旦那さんのSさんも、忙しい中、歓待してくれて感謝感激。 Mちゃんはお料理上手で、美味しいご馳走を一杯作ってくれて、私は引越で2キロも体重が落ちて喜んでたのに、K家に滞在したわずか2日間ですっかり元に戻ってしまった・・・。どうしてくれる。

帰る日はお弁当まで用意して持たせてくれて、涙がちょちょぎれるほど嬉しかったです。

そうそう、今回カナダで気付いたカナダの違い。

まず、カナダでは(オンタリオ州では?)、生ゴミは他の生活ゴミと分別しなければなりません。キニコのアパートでも大家さんの奥さんが小さなバケツを台所のシンクの下から出してきて、「生ゴミは分別してここへ入れて、下の生ごみ用のゴミ箱へ入れてね」と言ってました。Mちゃんの家でも生ゴミは別。紙類は分解するから生ゴミと一緒でもOK。だけど週に1回しか収集に来ないそうだから・・・早くからゴミ箱に入れると臭いそうだよな~。私だったら生ゴミも収集日まで冷蔵庫に保存するかも・・・。

その次は、ビニール袋に入った牛乳が売っている! 
勿論紙パックに入った牛乳(1L,2L入り)も売っているのですが、それは割高で、Mちゃんの家ではビニール袋入り(4Lが3つの袋に分けてある)を買っていました。勿論中身を全部別容器に空けても良いのですが、ビニール袋の先をちょんと切ってそのまま容器にスポンと入れて使用するのがカナダ流。

おお! こんなのをYoutubeで見つけました。ミルクバッグの説明どす(英語どすが)。
http://www.youtube.com/watch?v=VTPgd4HUk4w

話はそれますが、上のミルクバッグを説明しているYoutubeのビデオを作った人が、メープルシロップで飴を作る作り方を説明しているクリップもありました。面白そうだから、カナダにお住まいの方、是非お試しあれ!
http://www.youtube.com/watch?v=CVycchqwlac&feature=channel

2010年8月28日土曜日

トロントにて

昨日は家を出るのが案の定遅れて、朝9時半。行きしなに、ジョダを預けそのまま出かけました。
当初はアメリカ国内で一泊して翌日国境を越えるつもりでしたが、国境は込むから時間が読めないとか思って、結局、トロント空港近くまで来て1泊。到着は夜中の12時半でした。お陰で今朝はゆっくり休めました。

ナビが示す道を進んだのですが・・・。どうしてこんなルートを行くの?と言うルートでした。

今、地図で確認すると、ダーラムに対してトロントはほぼ真北の位置関係にあるのに、進んだルートは、一旦西(グリーンズボロ)へ進み、その後北上して、再びエリー湖沿いを東へ進むという無駄なルート。と言うのも、ダーラムから真北へは高速が走ってないからです。

でも、このナビのルートはアパラチア山脈を通る山道。途中一般道も混ざって信号で止まるし・・・最低。

今、グーグルマップで調べて、帰りはピッツバーグとリッチモンド経由にしようと思います。こうすればほぼ高速ばかりで、主に平野部を走れますから、遠回りでも運転は楽なはず。

ではでは、今からキニコのアパートへ行って来ます!

2010年8月26日木曜日

明日からカナダ

引越は終了したものの、落ち着きましたと言えるには程遠いです。
きっとすべてのものが整理されて、入るべきところに収まるまでには、数ヶ月掛かりそう・・・。
とっ散らかった家を眺めると、ため息が出てくるのですが、これ以上は無理、と怠け心が頭をもたげています。

家の整理に加え、いろいろな手続きもあって・・・時間が取られるものだから、家の片付けは遅々として進みませぬ。

昨日は車の登録をコネチカットからノースカロライナに変更。80ドルもあれば良いだろうと思って行ったら、なんと228ドル! 高っ! お金がなくて慌ててATMに走りました。そしてもらったナンバープレートは、なんと1枚だけ!

えっ、NCでは1枚が基本なわけ? 法律では車の後ろ側だけにプレートをつけることが義務付けられていますが、これまで住んだところでは、どの州も当然のように2枚のプレートをくれました。

帰り道、運転しながら気をつけて見てみると、確かにどの車も前にはプレートなし。ふーん。そうなんだ。ノースカロライナって変わってる。

昨日は私のシビックの登録変更だけでしたが、オデッセの方はどうしたら良いのか相談しました。と言うのも、オデッセはコイオの名義になっています。

すると・・・面倒なことに、配偶者では登録変更が出来ないので、コイオが「委任状」を書いて、それに公証人の前で署名し、その委任状とコイオの免許証のコピーを持って行って初めて私が代理で登録変更できる、とのこと。日本で公証人の前で署名するのって面倒なのよね。アメリカじゃ銀行やスーパーや宅配便の店なんかに公証人がいるのだけれど。あ~あ。今後車を売るとかなったら、また委任状やら面倒なので、今度コイオがアメリカに来たときには、車の名義変更もしてもらいましょう。

アメリカでは全米ネットの銀行と言うのがありません。国土が広いっちゃあ広いですけど、今日日どこにでもどの銀行があっても良さそうなものなのに・・・そうじゃないんですねぇ。

カリフォルニア時代はバンクオブアメリカを利用していましたが、オハイオには(今は知らないですが)当時はバンカメはなかったのでその口座は閉じ、仕事先の関連会社の信用金庫に口座を作りました。この口座は未だに維持しています。

コネチカットではシティバンクとTdと言うカナダ系の銀行(カナダのTdの関連会社)の口座を持っていました。後者はキニコに生活費を渡すため。アメリカの口座に入金すると、必要に応じてキニコがインターネットでお金をカナダのTdの口座に無料で移すことができます。

ところがシティもTdもノースカロライナにはないのです。調べた結果、同じくカナダ系のRBCがカロライナにはありました。この銀行でも同じようなサービスが受けられるので、昨日はダーラムのRBCに行って、キニコと私の共同口座を開設。(これに2時間掛かった!) キニコがカナダでRBCの口座を開設してリンクすれば、二つの口座間で自在にお金をやりとり出来るようになります。

シナコの方は、大学のお抱え銀行がワコビア。学校の中で使える学生カードとワコビアがタイアップしているため、シナコはワコビアで口座を開設。私も先月来た時にワコビアに口座を開設していたので、今日はシナコの口座を私との共同口座に変え、自分の口座との間でお金をやり取りできるようにしました。

また今日はお役所へも行って、「個人事業主」の登録をしてきました。登録証の控えを持って、ワコビアでビジネス口座も開設。これまでは、プライベートもビジネスも口座は一緒くたで、クレジットカードも一緒くただったのですが、会計士の方に、「きちんと分けたほうが良い」と言われ、カロライナへの転居を機に分ける事にしました。

シビックのオイルチェンジも必要だったから、今朝朝一でホンダのディーラーに車を持って行きました。キニコと一緒に2台で行って、1台で戻って来ましたが・・・。片道25分ほどの距離ですが、今後ひとりになると、サービスを受けている間ずっと待ってなくちゃいけないのかな・・・。と思ったら、シャトルサービスがあって、ダーラム、チャペルヒル、ラーレイ内ならシャトルで送迎してくれるそう。良かったぁ。

そうそう、引越して早々、家の中にアリが! 空っぽの家の時にはいなかったのに、食品が入った箱の回りや、キニコのクローゼットの中に小さいアリが一杯! 害虫駆除はしてあるはずなので、今朝、建設会社に連絡したものの、処理の対象はシロアリだけだったそう。別契約をすれば、同じ会社が年に4回来て、アリのみならずクモや蜂とかも駆除してくれるそうなので、すぐさま契約。早速今日、来てもらって処理してもらいました。明日からカナダに行くのに、帰ったら家中真っ黒だったりしたら、ぞっとしますから・・・。

そう、明日からカナダです。また長距離を運転するのかと考えただけで、流石の私もゲンナリ。でも思い起こせばオハイオ時代に何度もオクラホマまでひとりで運転しました。あれは900マイルだったのに対してトロントまでは720マイルの13時間ですから、大したことないじゃないと、自分に言い聞かせています。(けど、あの時はもっと若かった・・・。)

考えてみると私のアメリカのお母さんってタフだなぁ。今でも、どこに行くのも殆ど車で出かけるのですが、この夏もオクラホマからワシントンやバージニアに車で遊びに行っていました。私たちがカリフォルニアに住んでいたときも、一人で車で訪ねて来たし(約1600マイル!)、ニュージャージーには何度も車で来てましたからね(1450マイル)。ほんと、タフだわ。

と言うことで、明日から9月1日まで出かけてきます。

ジョダは近所に預かってくれるところを見つけたので、お留守番です。そこに慣れてくれるといいんだけどな。

2010年8月23日月曜日

引越終了

幾つかハプニングはありましたが、無事に引越が終わりました。

ジャーマンは力はあるし、家具を運ぶことは問題ないと思っていたけれど、素人だからそれ以上は期待していなかったのですが、荷物を要領よく上手に組み合わせてトラックに積み込むので、びっくり。

トラックの運転席上の狭い部分には「ここには大きな箱を入れる」と言うから、「マットレスを置いたら?」と言うと、「そんなことしたら、マットレスの出っ張った部分のスプリングが曲がってしまうよ」と言われました。「自分たちで引越したことあるの?」と聞くと、「何回引越したかわかんないくらい」と言われ、全て任せる事にしたのですが、本当に効率よく上手に隙間なく積んでくれて、感心しました。

一昨日、ジャーマンたちが運転するU-Haulのトラックが出発したのが12時、私たちがその後、貴重品や残った細かいもの自分たちの車に積み、片付けを終えて(と言うか、大家さんの息子のマイケルが覗きに来て「そんなにきれいにしなくていい加減でいいよ、どうせ工事を入れるから」と言ってくれたので途中で中止して)グリニッチを出発したのが3時。

もう何度かカロライナには車で行っているから、ナビなしでも平気と、シビックを運転するキニコにナビを渡し、わたしはオデッセを運転して行きました。

キニコには私のことは気にしないで、自分のペースで運転するように言い、予め次はどこのサービスエリアで止まるか打ち合わせ、彼女が始終先行する形で進みました。

メアリランド州のサービスエリアで2回目の休憩を終え、キニコを先に出発させ、私もすぐに続いて出たのですが、サービスエリアを出るまでに、間に何台か入って来て、キニコは先に行ってしまいました。それらの車に続いて出た後、キニコを追うべく、ちょっとスピードを上げました。でも全然追いつかない。私もかなりスピードを上げて走ったので、「あいつ、一体どれだけスピード出しているんだ・・・」と思いながら、40分ほどが経ち、ふと見ると先が二手に分かれています。けれど両方とも「北行き」。

え、なんで!? 私は南向いて走っていないといけないのに、何で北向きなの? 慌ててキニコに電話。

「何でか知らないけど、北向いて走ってるんだけど・・・」
「えっ!? ずっと北向いて走ってたの?」
「知らない、いつの間にか北だったみたい・・・」
「だって、さっきのサービスエリア、北向きにも南向きにも出れたでしょ? ママ、逆に出ちゃったんだよ。ダサっ!もう、45分も経ってるよ。」

メアリランドのサービスエリアは、北向き車線と南向き車線の中央に位置し、両方の車線がひとつのサービスエリアを利用しているのです。何にも考えずに前の車に続いて出たのですが・・・。あー!! (何がナビなしで平気だ・・・ナビがあればこんなときは直ぐに気がついたのにね・・・)

と言うことで、キニコとの間は約100マイル、1時間半も開き、この先は別々に行動する事に。本当は疲れたら途中で泊まるか、車を止めて仮眠しようと言っていたのですが、それもままならず、キニコは12時45分に到着。私は午前2時15分の到着となりました。

翌日のジャーマンたちの帰宅の飛行機は夜7時だったので、翌朝のスタートはゆっくりにしようと決めていました。トラックが来たのが11時過ぎ。荷物を全て降ろし、私たちが運べないものを全ての部屋に入れ終わったのが2時半。

U-Haulのトラックを返却し、ジャーマンと弟のウィリアムにシャワーを浴びてもらい、その後、遅い昼食にスタミナを補うステーキを食べに3人で出かけました。ベジタリアンのキニコは当然お留守番。

レストランの前で、2人に「筋肉を見せて!」とポーズをとってもらいました。

その後、少し早いけれどそのまま空港へ送って行きました。(右がジャーマン)

帰宅後、残った荷物を見て気が遠くなりましたが・・・

気を取り直して、何とか片付けられるものは片付け、2-3時間でこの進捗。

のこりは数ヶ月かけて片付けるか・・・??
左奥の一塊は、キニコがカナダに持っていくものだから、それでごそっと減るはず。

夜9時半ごろにジャーマンから電話。無事にNYに着いたのかと思いきや、「悪天候でまだ空港にいるよ、もしキャンセルになったら、ホテルに泊まるから、迎えに来てくれる?」 

4時から空港にいるのに、なんとも気の毒。私も眠たかったけれど、寝るに眠れず。10時半過ぎに「今やっと搭乗した」と電話があり、私も安心してベッドへ。

ということで、ブログはここまでにして、またぼちぼち部屋を片付けを再開します。

今、キニコがシナコの忘れ物を届けに、オデッセで出かけていきました。
忘れ物は、等身大の鏡、自転車、延長コード、などなど・・・。
入寮してから私たち親には全く連絡がないけれど、それも平和でいいわ~。

2010年8月19日木曜日

続・引っ越し秒読み

だれや、もうブログは更新しません言うたんは・・・。

ちょっと作業の中休み。
今、大家さんの電子レンジの掃除を終えたところ。普段からきれいしてるから、15分ほどでぴかぴかになりました。(と、何気に自分のきれい好きをアピールする。)

今朝はピアノ運送業者が早く来たので、早めにSalvation Armyに行くことができました。
けど・・・1日でこんなにたくさんの不要品が集まるのねと思うほど、倉庫には不用品がうずたかく積まれて殆ど一杯。

私たちが昨日荷物を運び込んだとき、丁度Salvation Armyのトラックが不要品のピックアップに来ていて、倉庫が空になった直後に運び入れたのですよね。

事情を話すと、
「僕たちは何も抜いたりしないから、運び込まれたものは全て倉庫にあるよ。どうぞ心行くまで探して。ちなみに右手が洋服以外の雑貨。洋服は左側の山だよ」

本当にうずたかく積まれている・・・。持ち込んだものは一番下のほうだし、見つからないかも・・・と思いながら、順々に上の袋をのけていきました。

ものの5分ほどで発見!!!

たいていの人の洋服は大きなゴミ袋に詰め込まれて持ち込まれているのですが、私たちはきれいにたたんで紙袋に入れても持ち込んでいました。だから紙袋を探せばよかったわけです。あのシャツは紙袋の上のほうに乗せたことは覚えていたし、幸いにも2つ目にチェックした紙袋に入っていました! 

あーよかった。弁償しないで済んで。

よし、これから食品棚の中身を詰め込む作業をしようっと。(昨日の夜、ガスレンジもぴかぴかに磨いたし、もう料理する気ゼロだからね。)

ちなみに、コイオさんは、またショッピングモールに買い物に出かけています・・・。
ほんま、買い物好きやな。

2010年8月18日水曜日

引っ越し秒読み

日曜日にNCに車で行き、昨日帰ってきました。
今回の目的は、夏休みを利用してアメリカに来たコイオの免許証をNCに書き換えるため。コイオは日曜の夜にNCに到着。

翌月曜日、免許書センターへ。3時間ほどかかったけれど、私が作った素晴らしいアンチョコのお陰で一発合格。

昨日火曜日にNCを出て、車で戻ってきました。

あと数日なので、いろいろ作業が一杯あり、ブログを書いている時間もありませぬ。(って書いてるやんか。)

今日は、またしてもSalvation Armyにたくさんの不要品を持って行きました。夕方、キニコがバイトから戻り、
「ママ、ここに置いてあった私のピンクの服は?」
「・・・え、あれ要らないんじゃなかったの? ・・・今日、Salvation Armyに持って行っちゃったよ・・・」
「えーーー! 信じられない! この前買ったばかりで、まだ1回しか着てないんだよ!」
「だって、知らんやん。じゃあどうしてママの部屋においておくのよ。要らないと思ったじゃない。まだ、きれいなのに、もったいないと思ったから、ママが着ようかと思ったけど、あんまり派手で・・・」
「知らんやんじゃないでしょ、どうしてくれるのよ! お気に入りだったのにぃ!直ぐに取りに行ってよ!」

電話をしてみましたが、既に閉店後。
明日は朝9時にピアノを他所の家に運ぶために運送業者が来るので、それが済み次第、Salvation Armyに行って来ます・・・。

それにしてもシナコの部屋は、まだまだ山のように物が出ている・・・。
明日はバイト最後の日。翌日、NCへ出発なのに、絶対に終わらないと思う・・・。
立つ鳥後を濁す、だな、シナコの場合は。

引っ越しは土曜日。
大工さんのジャーマンと弟のウィリアムに手伝ってもらい、U-Haulのトラックで荷物を運んでもらいます。

私とキニコで、それぞれオデッセとシビックを運転。キニコが大丈夫かなぁ。クルコンもこれまで使ったことないみたいだし・・・。ちゃんとはぐれずに一緒に行けるかな。私はもうナビなしで行けるけれど、キニキがナビを使ったとしても、ナビの案内するルートでは行かないつもりだから。(ナビの案内する道はDCを通るルートで余計に混む。)

頻繁に止まりながらゆっくり行くつもりではありますが、何時にここを出られるかがミソ。
今の状態じゃ、引越しの日の朝にもまだ梱包してそうだわ。

引越しが終わるまでブログは更新しませんが、成功と無事を祈っていてね。

2010年8月13日金曜日

コンタクト

トライアルのコンタクトを使い始めて今日で丸1週間。

先週の金曜日、シナコのコンタクトがほとんどなくなったので、買いに行こうと処方箋を見たら6月に切れていました。

我が家はいつもCostco内の目医者さんで、Costcoでコンタクトを買っているのですが、シナコを連れて行って、なにげに私も再度挑戦してみる事にしました。

2年前にもコンタクトを使ってみようと、トライアルまでしたのですが、どう頑張っても上手にコンタクトを入れることができず・・・断念。

「目が小さくて睫毛が下向きに生えているからかなぁ・・・30分くらい頑張ったんですけど・・・」
「目が小さい? ありえません。睫毛も関係ありません。最初なら30分は当たり前」
と言うことで、単に私が根性なしだっただけみたい。

前回はフツウのコンタクトでしたが、今回は遠近両用。
実はこのところロウガンが進んで・・・近くの文字が見づらい。
一番困るのが、眼鏡をかけている時。
実は眼鏡も遠近両用なんですれど、普段かけてないから、上手に使い分けられてなくて・・・老眼鏡の部分で近くを見てない。すると何も見えなくて・・・結局眼鏡を上げて(外して)近くを見てる。

コンタクトの方が、全てが瞳の近くに集約されているらしいから、使い分けなくて両方が見える、らしいのです。

ずぼらな私は、いちいち眼鏡を外したりかけたりしたくないのです。コンタクトを入れたら、両方すんなり見えるんだったら、それがいいなぁと始めたのですが・・・。

どうやらそんな甘いものじゃないみたいです。
両方を完璧に見るというのは、無理らしい。

実はこの1週間でもう3回も目医者に行って、調整をしてもらっていますが、3回目には私の顔を見るなり一瞬いやそうな表情をされました・・・。注文の多い奴って感じで。

ちょっと正統派ハンサムの、韓国系アメリカ人の先生なので、自分目当てに私が来てるなんて思っちゃいないでしょうね・・・(笑)。

だけど、不思議なのです。私の視力は左の方が悪い。
なのに、コンタクトを入れたときに左の方が遠くも近くも、右よりよく見える。
右はコンタクトを入れると、遠くは見えるようになるけど、近くは見えづらくなる。パソコンの画面もぼけちゃうし・・・余計に不便。
ある意味当たり前なんだけど・・・でも、遠くも左より見えない。
変でしょう・・・?

一番スッキリするのは、左だけにコンタクトを入れて、右には入れないとき。
全体としての遠くの視力は落ちるけれど、近くは良く見えるからなぁ・・・。

最初に検査したときの右の視力が、実は間違っているんじゃないかと密かに疑っています。
来週行くから、再検査してもらおうっと。(また嫌がられそう・・・。)

2010年8月12日木曜日

世界一の大家さん

と、私は今の家の大家さんを絶賛しております。

息子のマイクともども、本当に良くやってくれるし、マイクと一緒に仕事をしているメキシコ人のレイも、いつも真面目に一生懸命仕事してくれるし、これまで色んな家に住んだけれど、ここほど前向きに、事前に、積極的に、家の管理やアップグレードをやってくれる人達はいなかったです。

今日は、オーニング(可動式日よけ、awning、今回初めて知った言葉!)の取り付けが完了しました。リモコンで日よけを出したり、収納したり出来ます。

1ヶ月ほど前に、大家さんが、「オーニング付けようかって思うけど、どう思う?」って聞いてきました。「それはいいんじゃない! 絶対、この家の付加価値になるよ!」と賛成はしたものの(願わくば、去年思いついて欲しかったなぁ)、その後どうなっているかは知りませんでした。 

去年は去年で、「庭に噴水をつけたらどう思う? 僕は水の流れる音って心を洗われるようで気持ちいいんだけれどねぇ」と相談され、風流とかそう言う事に興味ゼロの私は、
「噴水ねぇ・・・べつにあってもなくてもいいけど・・・」と冷たく答えると、大家さんはがっかりしたようで、その案は取り下げになったみたいです。

大家さんも頑張ってくれてるけど、自分のことも自慢すれば、この家を引越すことがわかっていながら、私もこの家に付加価値をつけようと(見に来た人の目に良く映るように)、今年の夏も花を植えました。残念ながら、サイドに植えた花(写真下)は、日当りも悪く水の吸収が悪い土で、あまり育たなかったんですけどね。

2-3ヶ月前に台所の蛇口が固着して左右に回りにくくなったときに、大家さんに修理を頼み、息子のマイクが来てくれました。

「この台所さ、かなり古いでしょ。カウンターも私が入ったときから既にちょっと波打ってるよね。今度入る人のために一新したほうがいいんじゃないの?」と言うと、すぐさま父親と相談したようで、私が出た後、キッチンは真新しいものに換わることになりました。(一新されるから、私は出るときにお掃除しなくて良いというメリットがある!)

先日も大家さんが電話して来て、
「食器洗い機はまだ使えそうか?」
「う~ん、新しいものに替えたほうがいいかな、中のパッキンに黒カビが生えてるし・・・」
「わかった。オーブンはどう?」
「コンロとオーブンはこのままでも大丈夫と思うよ。でも電子レンジは、コンロの真上に取り付くタイプに替えるよね? そのほうが良いと思うよ」
「わかった、そうするよ。他に何でも気がついたことがあったら言ってね。」

ま、私が使うわけでもないけど、本当に、提案すれば何でも受け入れてくれるし、提案する前から、これはどう思う? あれはどう思う?って、次々ここの家々を良くする相談をして、改善してくれるのです。 

通常のステレオタイプの大家さんは、「既存のものをできるだけ長く使って元を取る、もしくはそれ以上に得る」って言うのを考えると思うのですが、ここの大家さんだけは違うのであります。

今日は、オーニングの取り付けの他にも、庭の草花を植え替えてくれました。(勿論、我が家のみならず、隣近所のも断続的に植え替えています。) 

レイが丁度庭を掘り起こしていたので、
「私のポットに入ったこの花、持って行けないから、可哀相だけど何とか処分してくれる? こっちの植木鉢も、もう枯れちゃったけど、中身を捨てに行くにも重すぎて運べないし・・・」と言うと、
「え、この花置いていくの? じゃあ僕が貰い受けるよ。他の植木鉢も、心配しないで。中身を捨てて、綺麗に洗って取っておくよ。また次にどこかで使うから」
と言うことで、全て持ち去ってくれました。

息子のマイクも来ていて、
「引っ越しのときに、いろいろゴミがでるでしょ? ゴミ屋さんもいっぺんに持って行ってくれないし、一箇所に固めておいてくれたら、後でゴミ捨て場に運ぶから」

ゴミの処理には、実は頭を悩ませていたのですよね。
当日まで必要な大きなゴミが、実は結構あるのです。ランプとか(新居には電気が予め付いている)。どうしたらいいかなって困っていたから、本当に助かった!

この家はタウンハウスで、多少安普請な面もあるけど、本当に気持ちよく住ませてもらいました。

大家さんが建てた物ではなく、元の持ち主から買ったもので、ことあるごとに大家さんは、
『ここを建てた人はケチで、最低限しかやってなかったから、機会があるたびに僕はアップグレードしてるんだ』と言っていました。その言葉通り、常にアップグレードしてくれています。

大家さんに代わって、この家を宣伝してあげたいけど・・・ブログじゃ限界がありますからね。
でも、ご興味のある方は、ご連絡くださいまし。

病気と言葉

下で書いた溶連菌に関して友達がからコメントがあり、再び色々と調べてかなり良くわかりました。

そもそも私が「溶連菌」と言う言葉を知ったのが、浦安に住んでいたキニコが2歳くらいの頃。マンションの上の階の幼稚園の男の子の喉に白い斑点が出て、めちゃくちゃ喉が痛くて高熱を出したときに、「ヨウレンキンだったのよ~」とそこの奥さんが言っていたから。

以降、キニコも私も同じくめっちゃくちゃ喉が痛くて白い斑点が出るビョーキになり、医者へかかると「ヨウレンキン」ですね、と言われ、なるほど、これはヨウレンキンなる病気かと再確認したわけです。

ほどなくサウジアラビアへ移り住み、strep throatなるものに、いずこの子供たちもかかり、幼稚園でも、XXちゃんはstrep throatらしいなどと言う会話を交わし、これぞまさに日本語で言う「ヨウレンキン」也(その頃には既に溶連菌と言う漢字も知っておりましたよ)と思っていたのです。もしかしたら、わが子もサウジでstrep throatをやったかも知れません。

と言うことで、私の頭の中では、strep throat = 溶連菌という等式が成り立っておりました。

で、先日のブログを書いていて、何故か突如として改めて思ったわけです。

「溶連菌」ちゅうのは、菌の名前であって病名じゃないよな・・・。
あれれ、私はstrep throat = 溶連菌と信じ込んでいたけど、辞書引いたわけでもないよな。
ホンマに正しいんやろうか・・・。

私の電子辞書はマンハッタンでバッグを盗まれて以来ないので、こんな時、頼りにするのはALCのオンライン辞書である英辞郎。

英辞郎でstrep throatを引いてみると、あれれ、先に書いた「連鎖球菌性咽頭炎」となっているではありませんか! それで一瞬、私が誤まって覚えていたのかと、慌てて調べたら(今となっては、アルコールも入っていたから、どこのサイトを見たのかよく分らないのですが(アハハ))、どうやら誤りではないと言うことで、昨日のブログを書いたのですよね。

で、友達からコメントがあって、再度いろいろ調べて見ました。
結果は目からウロコ。

溶連菌とは、正式にはA群β-血性鎖球と言い、これを略して溶連菌だったんですねー。つまり連鎖球菌の一種で、別名、化膿連鎖球菌とも言うそうです。

症状としては、大抵は喉や口に関連し、
(1)咽頭炎・扁桃腺炎・・・発熱(90%以上)、のどが痛い、のどが赤い、扁桃腺に白いものがつく。
(2)口蓋の点状紅斑・点状出血斑・・・口蓋垂(のどちんこ)を、中心に赤い小さな点状の出血斑が認められる
(3)イチゴ舌・・・舌の表面が、イチゴの表面のようになることがある(発病2~4日目)

なのですが、それ以外にも、

(4)全身発疹・・・顔や股のところに、小さい赤い発疹が多数出現(発病1~2日目)、かゆみを伴うことも(猩紅熱)
(5)皮膚落屑・・・いろいろな症状が消えた後(5~6日目以降)に手や足の指先から皮がめくれる
(6)その他の症状・・・頭痛・だるさなどの発熱に伴う症状。咳・鼻水などの一般的なかぜの症状は、他の感染症に較べると少ない。嘔吐を伴うことはある
だそうです。

更に「strep throat 、溶連菌」で検索すると、アメリカで開業している日本のクリニックのサイトなどに、「STREP THROAT(溶連菌感染による扁桃腺炎」とありました。

日本の友達にも尋ねてみましたが、やはり私の時と同じで、お医者さんに行くと、「溶連菌ですね~」と診断されるようです。

ってことで、まるっきり言葉だけの話ですが、英語のstrep throatは、ヨウレンキンで良いようであります。ま、正しくは溶連菌感染による咽頭炎もしくは扁桃腺炎ですが、普通は溶連菌でOK。(どうも言葉が気になる因果な商売なもんで・・・。)


更に、日本じゃ殆ど聞いたことがないにもかかわらず、アメリカじゃぁ誰でも知っているMono (mononucleosis =伝染性単核球症、伝染性単核症、感染性単球増加症など、色んな日本語あり)、についても、もうちょっとだけ調べてみました。イギリス英語では、glandular fever (腺熱)だそうです。するとこんな記載(抜粋)がありました:

「ヘルペスウイルス属のEBV = Epstein-Barr Virusによる感染症。思春期から若年青年層に好発し、EBVの初感染によっておこる。主な感染経路はEBVを含む唾液を介した感染であるためkissing diseaseとも呼ばれている、乳幼児期に初感染をうけた場合は不顕性感染であることが多いが、思春期以降に感染した場合にを発症することが多い。発病から4-8日目が最も高熱で、以後は徐徐に下がって来る。肝機能障害、脾臓腫脹、肝臓腫脹を認めることがある。脾臓の破裂が伝染性単核球症の患者の死因となることがまれにあるため、脾臓の破裂を防ぐため、おなかに圧力や衝撃がかかるようなこと(重いものを持ち上げたり,体がぶつかるようなスポーツ)は発病後2ヶ月は避けたほうが良い。伝染性単核症の症状は、通常、1,2ヶ月で消失する。

 我が国においては2~3歳までに70%位が感染を受け、20歳代で90%以上が抗体を保有しているのに比して、欧米では生活習慣の違いなどにより、乳幼児期の感染は20%前後で、それに伴い若年青年層における抗体保有率も低く、伝染性単核症の発症は本邦より多いと考えられる。ひとたび宿主に感染すると一生その宿主に潜伏感染し、免疫抑制状態下で再活性化する性質を有する。感染してから症状が出現するまでの期間である潜伏期間は,4-6週間である。」

なーるほど。
何故か日本人は幼少期に発病することなく感染して、既に抗体を身体に持っているため、発症することがほとんどないんですね。だから、この病名を日本では殆ど聞かないんだ。

上記には「生活習慣により」ってあるけど、どんな生活習慣なんだろ?
どう考えても、欧米人より日本人のほうが、家族を含め他人とキスする習慣は少ないのに。日本人の方が家庭内で食器をシェアしたりする頻度が高いのかなぁ~。


さらに、病気言葉ついでに、先の「hot potato voice」についでですが、私の敬愛する先輩のうちの1人、とぉーっても優秀な通訳で、バイリンガル率100%である人が、「hot potato voiceなんて聞いたこともない!」と言っていたので・・・、なーんだ、知らなくて当然じゃん!と胸をなでおろしたのであります。


このビョーキ・シリーズの締めくくりとして、今夜夕食時に(優しい母は、シナコの好物のきつねうどんを作ってあげたのですよ!)、シナコが、
「明日、友達が大学に向けて出発するんだけど、見送りに行きたい。行ってもいい?」
「は? 見送りだとぉ? アンタ、安静でしょうが。見送る時間があれば、荷造りでもせい!」
「えー、だって、もう会えないんだよ」
「会えないたって、今生の別れじゃあるまいし。友達の方だって、そんなに会いたきゃ、向こうからアンタに会いに来るでしょ」
「皆で見送るんだよ、2時間くらいで帰るから」
「2時間? とんでもない。30分で帰るちゅうなら話はわかるけど。それに、ママは忙しいから送ってなんか行けないよ!」
「ここから30分はかかるところだもん・・・。じゃあ、1時間。友達に迎えに来てもらう」
「ならん! 荷造りが今夜中にできてりゃ、幾ら行ってもらっても結構。今夜一睡もしないで荷造りでもしたら? そいで、また熱が出たって知らないからね。ママは荷造りさえ出来てたら、文句なし!」
「え、私の健康より、荷造りの方が大切ってことなの!?」
「あったり前じゃん!」

そして、母は「メス犬」呼ばわりされました。

だけど、娘の健康より荷造りの方が重要って言うのは、世間の常識じゃんね!?
ったく、世間がわかっていない馬鹿娘であります。

シナコ、大学へ旅立つまであと8日!!!

2010年8月11日水曜日

訂正 もとい、訂正の必要なし!

私はStrep throatは溶連菌だと思っていました。
でも改めてオンライン辞書の英辞郎で引いてみると、正しくは「連鎖球菌性咽頭炎」とあるじゃないですか!

失礼。訂正と共にお詫び申し上げます(笑)。

じゃ、溶連菌って何だ?

・・・で、溶連菌を引いてみると・・・
なんだ、結局はおんなじじゃないの!

いや、厳密には違うのかもしれませんが、素人時には同じですわ。(溶連菌のほうが広義の模様。)⇒後日訂正。「狭義」の誤りです!

ってことで、訂正の必要なしみたいです。

ご興味のある方は、ウィキペディアで溶連菌を引いてみてくださいまし。

Hot Potato Voice (3)

シナコさん、まだ臥せっております。

昨日の夕方には、熱もないのに、何故か吐き気をもよおしはじめた。
虫の息で、「ママぁ~、全然良くならないよぉ・・・ゲロも出た・・・」と訴える。
「薬が効くのは2-3日後って言われたでしょ」
「だって、もう3日目だもん・・・喉はもっと腫れてる・・・」
「とにかく、今は水分を取って、明日になっても良くなってなかったら、もう一度お医者さんに行こ」
「・・・え~、だって、飲んでも直ぐに吐いちゃうもん。もう2回も吐いた。さっき飲んだヨーグルトも出ちゃったよ・・・」
と死にそうな様子。

熱もないし、シナコはちょっと大げさのケがあるので、
「飲んだら吐くんだったら、いっぺんに飲まないで、少しずつ飲むこと。一口飲んで吐くようじゃだめだけど、そうじゃなければ吸収してるから大丈夫。ともかく、もうちょっと待って様子見たら」と言ってポカリスエットを渡して、放置していました。

しばらくすると、再びトイレで戻し始めた。
「もう、4回も吐いた・・・お願い、先生に電話して・・・」
と言うことで、先生に電話。

状況を説明すると、
「もう一晩、様子を見て、明日の午後2時になっても良くなっていなかったら電話してください」とのこと。

お医者さんにそう言われて素直にベッドに寝に行った。しばらくうなっていたけど、そのまま静かになったから寝たのでしょう。

今朝は起きてきて、昨日よりは元気そうだった。
日本製のふわふわのパンを買ってあった。食欲はあるらしく、喜んで食べたものの、
「食べれると思ったのに、やっぱり食べられない・・・」と断念。

クリームコーンでスープを作ってやったら、ボウルに1杯は食べられた。
大丈夫そうじゃん。

ところが2時過ぎ。
「ママァ~、やっぱり先生に電話して~・・・。喉はもっと腫れてる、熱もある・・・」

熱は38度。喉を見てみると、本当に左右の扁桃腺はピッタリと引っ付いて、下に三角形に小さく空洞が開いてるだけ。おまけに扁桃腺の上には白い膿?みたいな物が・・・。かなりグロイ。

直ぐにお医者さんに電話したものの、「折り返し先生からお電話します」と言われ、待つこと1時間。
その間のシナコのうるさいこと・・・。
結局、連れて来なさいと言われて、再びクリニックへ。

先生はシナコの喉を見て、
「やはりこれはMonoかもしれないので、テストをします」

「Monoって何?」とシナコに尋ねる。
「Mononucleo・・・だよ・・・ウィルス性で・・・・spleenが・・・・」

Hot potato voiceが悪化して、シナコの話すことが殆ど明瞭に聞き取れない。
モノ何だって? 脾臓がどうした??

そこでブラックベリーでMonoとvirusで引いてみた。

Mononucleosis
何だこれ?
更に、Mononucleosisと日本語というキーワードで引くと、あるサイトが検索された。

中身を読んでびっくり。
えー!? それって、やばいんじゃないの? 完治するのに最低4週間? 運動もできない? 無理をすると脾臓破裂!? 
・・・何々、欧米じゃ割りと普通に聞くビョーキ? 日本語じゃ「伝染性単核球症」? 
聞いたことねぇー。

私が読んだサイトはこちら。詳しくはこちらをどうぞ。
http://drivingstudyroom.blog71.fc2.com/?mode=m&no=9

「友達は、いっぱいなってるよ・・・」とシナコ。
え、そうなん?
唾液感染で(それゆえ「 キス病」という別名もあるそう)、キスしたり、食器類のシェアで簡単にうつるそうな。(シナコの場合は、完全に後者。太鼓判!)

えー、これから大学生活が始まるというのに、運動もできないとは・・・。
しばらく安静だってー。
困ったなぁ。

指先から血液を採取され、テスト。
再度、溶連菌のテストも。

10分後・・・
「モノも溶連菌もどちらも陰性でした!」との朗報。
胸をなでおろしました。

「やっぱり、扁桃腺炎みたいですね」

でも扁桃腺が腫れて喉がふさがりそうなので、抗生剤の注射と、炎症を抑えるコルチゾンというステロイド(副腎皮質ホルモン)の、2本の注射をお尻に打たれ、血液検査用の血液をシリンダーに3本抜かれ・・・、更に強い抗生剤を処方されて帰ってきました。

「明日になってもまだ腫れがひどかったら、もう一本コルチゾンの注射打ってあげるから来なさい」と先生。
「えっ、先生・・・コルチゾン、2日連続して打ってもいいんですか・・・」と看護婦さん。
「いいんだよ。扁桃腺が腫れて喉がふさがっている。完全にふさがったりしたら困るからね」
「そうなんですか・・・」

診療費だけで295ドル、血液検査の料金は別途。薬代は70ドル。
加えて、先日の225ドルに薬代45ドル・・・。
明日もコルチゾンの注射?
おーい、一体幾らになるんだ~。

帰りの車で、
「アルバイト先でもらってきた病気と思うけど、アンタの医療費だけで、アルバイト料なんて軽く飛んじゃうよ」とシナコにぼやいて、
(あれれ、似たようなセリフを聞いたことがある)と思って、思い出した。

私が高校1年生の時。
神戸は三宮のセンター街で、友達と一緒にビラ配りのアルバイトを2日間した。
その際、不特定多数の人たちに接触して・・・直後に急性結膜炎になった。
目医者に通うはめになり、
「アンタのバイト代よりも、お医者さんのほうが高くついたわ!」と母に言われたのでした。
血は争えないってか?

今回は、保険で全額戻ってくる(はず)だから、つくづく保険に入っていてよかったぁ~。

帰宅後、
「喉があまり痛くなくなった」と言って、いきなり食欲増進。

今夜はサンドイッチ(ツナ&コーンと、卵、きゅうりを各自パンの上に乗っけて食べるだけ)だったのだが、いきなりシナコも、リッツクラッカーにツナを載せて・・・・。

「幾らなんでもクラッカーはだめでしょ・・・」って言うのに、
「良くかんだら大丈夫」ともりもり食べてた。

注射には痛み止めは入っていなかったよな。
やっぱり気のせいなんじゃないの。
先生に大丈夫と言われて元気が出たんじゃ・・・。

4日間は自宅療養しなさいと言われて、バイトにも行けないので、
「じゃ、その間に絶対に荷造りしてね!」と言うと、
「ママ、安静にしなくちゃいけないんだよ・・・」

何が安静じゃ! 安静より荷造りが優先じゃ!

2010年8月9日月曜日

引っ越し

明日は日本へ返送する荷物を運送業者がピックアップしに来てくれる日。

送り返すものは、テーブルと椅子、食器、小さな台が2つ(シリアのゲームボードとBombayのBuffet)、寝具、飾り物、残りはアルバム・・・。
9時過ぎて、ようやくアルバムなど自分で梱包できるものを詰め込んだ。
あとは、運送業者に梱包をお願いする家具と食器類のみ。

キニコは今日1日ゆっくり休んだので、体力も回復し、夜には荷造りを終えた。明日はアルバイトにも復帰する。

大馬鹿者のシナコは、無理してアルバイトに出かけた結果、「熱がある・・・」と帰宅。帰ってからはベッドに直行し、息も絶え絶えの状態。

悪いけど同情する気にもならないんですけど・・・。
当然、何も梱包できていない。
知るか、もう! です。

冷たい母親とでも何でも言ってくれ!

+++++

今日は、アンドリューが、彼らの家でこれまで使っていたテーブルと椅子を運んできてくれた。
先日の寿司屋で、「テーブルと椅子、余ってるんだけど要らない?」と聞かれ、丁度、我が家のテーブルと椅子は日本に返送することになっていたので、渡りに船。貰い受けることにした。

届いたテーブルの裏には・・・
サインが!

思わず、微笑んでしまった。

彼らがニュージャージーに家を買ったときに、ベッツィーの実家で使っていたコーヒーテーブルを彼女が貰い受けた。その時に、留学当時の私と2人の妹(ベッツィーとスーザーン)のサインがコーヒーテーブルの裏面にあるのが発見されたの。サインした日付も書かれていた。(私を含め、全員すっかり忘れていたのだけれど。)

それ以来の伝統儀式と言うことで、今回もベッツィーがサインを入れてよこしたのだ。

「そっちも同じようにサインして、その後写真を撮って送ってね」とのメッセージ付き。

了解。だけど、今夜は子供たちは病気でダウン。写真は後日ね。
テーブルと椅子、ありがと。大事にするよ。!

Hot Potato Voice (2)

キニコは昨日の夜に既に今日のバイトは休むことに決め、毎朝一緒に行っているハナに連絡。

シナコの方は、Hot Potato Voiceにも関わらず、ほかは元気だからか、アレだけ腫れてりゃかなり痛かろうに、痛みに鈍感なのか、やはりバイトには行くと言う。

いつもはハナが母親に送られて我が家にまで来て、キニコの車で3人が隣町のRyeのバスの車庫まで行き、そこからキャンプのバスに乗って出かけている。

シナコは運転できないので、ハナのお母さんの車で一緒にRyeまで連れて行ってもらうことに。

ところが今朝起きて、
「ママァ~、なんか昨日より喉が腫れてるんだけど・・・」

見てみると、扁桃腺の奥のところで左右が引っ付いている。これじゃあ物が飲み込めないだろう・・・。声も一層Hot Potato Voiceが進行している。

「ねー、やっぱりバイト休むべき?」
「そんなの自分で決めなさい。自分でわかるでしょ、行けるのか、行けないのか。行ってもいいのかどうか。行かないなら早くハナに電話しないと、もう来ちゃうよ。」

悩んでいたものの、結局アルバイトに出かけていった。
本人は元気でも、あの声じゃ、周りが怪しむんじゃないの・・・。
一応、抗生剤は飲んでいても、2-3日経たないと効果は出ないだろうし。
咳も出てないし、鼻も出てないから、人に移す可能性は低いでしょうが。

バイトはどうでもいいんだけど、明日は船便を出す日。それまでに自分たちの荷物で日本に送り返すものは梱包しなさいと言ってたのに、なぁーんにも出来てやしない。

キニコはバイトを休んで、今日やる積もりらしい。
シナコはどうする気なんだ。

終わらなかったら、地下に放置してあるシナコの物は、約束どおり全部捨ててやる!!!

2010年8月8日日曜日

Hot Potato Voice!?

昼前に起きてきた娘2人。
それぞれが「のどが痛い!」「鼻が詰まって苦しい」「しんどい」と訴える。

シナコの喉を見てみると、ぎょえっ!
もともと扁桃腺は大きいのだが、それが大きく腫れて大粒のさくらんぼか、イチゴが喉に2つあるみたい。2つが殆ど引っ付かんばかり。おまけに表面がボコボコして、血豆のようなものまである。めっちゃくちゃグロテスク。

「のどが痛いよ~」と言う声も、のどが圧迫されていてくぐもっている。でも、ただのどが痛いだけで熱はなく、比較的元気。

キニコの方は熱っぽいが、それより鼻が完全に詰まって、こっちのほうがしんどそう。起きているのもかったるい模様。

バイトもあるし、引っ越しも控えてるし・・・今日は日曜だけど、この様子じゃやっぱり医者に連れて行ったほうが良さそう。普通の医者は開いてない。開いているのは緊急で連れて行ける医者か、CVSと言うドラッグストアの中に併設されたミニット・クリニックと言う簡易診療所。お医者さんはいないけれど、看護婦さんが診断して、薬は処方してくれる。

そこで、2人をCVSへ連れて行く事に。3週間前もシナコはのどが腫れて39.8度の高熱が2日続き、溶連菌の疑いでミニットクリニックに行ったのだが、テストの結果は陰性。結局、処方箋なしで買えるお薬で済んでしまった。

まずはキニコ。クイッククテストの結果、細菌の反応は陰性。クイックテストだけでは判定できない細菌の場合もあるので、更なる検査をお勧めしますといわれたけれど、ここまでで95ドル。更なる検査だと125ドルになっちゃうから、「結構です」とお断り。処方箋なしで買える薬を幾つか紙に書いてもらった。

次はシナコ。問診だけで、喉を見る前に「Hot potato voiceだから、扁桃腺炎の疑いがあるわね。」

なんじゃ、Hot potato voiceって?

喉を見て、「かなりひどいですね。扁桃腺炎か咽頭炎だとは思うけれど、適当な診断を下す危険は冒したくないので、私では無理です。緊急医に見てもらってください」ですって。

と言うことで、所見を書いてくださって、休日診療している近くのお医者さんを紹介してもらいました。所見にも「Hot potato voice」と書いてある・・・。ふーん、これはこの看護婦さんが適当に表現している言葉じゃなくて、立派に世間で通用する言葉なんだ・・・。

と言うことで、緊急医へ。
お医者さんは、「扁桃腺炎ですね。慢性化したら切るしかないですね。今日は抗生物質出しておきましょう」ってことで、すんなり抗生物質がもらえました。ここは保険の効かないお医者さんで、診療費だけで235ドル。

ま、どっちみち我が家は今は保険なしですから。(娘二人は「海外旅行保険」に暫定的に入っているので、後で全額戻って来ます。普通の健康保険より、今回は良かったかも。)

それにしてもホット・ポテト声って何だ?

ってことで、先ほど調べてみたら、どうやらこれは、シナコの症状のような医学的な意味でしか使わぬ言葉のようです。扁桃腺炎などでのどが腫れてしまったときに出るくぐもった声のことを言うらしい。あたかも熱いお芋が口の中にあるがごとくに話すからだって。

ふーん、安直と言うか、何と言うか。もうちっと別の表現はなかったのかしら。

2010年8月7日土曜日

立ち派、それとも座り派? (2) - マビオとスティーブの負けの巻

昨夜はマンハッタンのお寿司屋さんに行ってきました。

私が高校時代に留学していた先で下の妹に当たったベッツィーの家族を招いて。

ベッツィーの旦那、アンドリューはお寿司が好きだけど、実は「純正の」お寿司を食べたことがないと聞いていた。

この一家には私が大学院に留学したときから、ず~っとお世話になりっぱなしで、長期の休みで我が子をもて余した時はいつも彼らのところに送りつけ、1ヶ月、2ヶ月と面倒を見てもらってきたのです。特にアンドリューは2人を可愛がってくれて、まさに父親代わりで色々世話を焼いてくれた。

アンドリューの転職で8月19日にはニュージャージーを離れ、古巣のアリゾナはツーソンに引越してしまう。アリゾナに引越したら、ますます純正お寿司なんて食べられない。そこで最後の晩餐を兼ねて、由緒正しきお寿司屋さんでご馳走しようと、一家を招待してカウンター席を予約。(ベッツィーとオースティンはお魚がダメだから、2人は照り焼きチキン頼んで、枝豆とか食べてました。)

お酒も入ったところで、
「ねーねー、聞きたいことあるの。大きい声じゃ言えないんだけど・・・」
と、先日のマビオとスティーブの話をして、
「で、アメリカ人は・・・」と聞き始めると、ベッツィーが、アンドリューのことを3回ほど指差して、
「ここにいるよ。座ってる人が。」

「えー! やっぱり!」
「うん、座ってる・・・」とアンドリュー
「私が座らせたの」
「だって、かがむと腰も痛いしさ・・・」

アンドリューはかなり身長があるので(188cm)撥ねないようにするためには、少し屈まなくちゃいけないよう。

「友達のカルロス知ってるでしょ?」
「うん、あのメキシコに住んでる」
「彼も座ってるよ」 
「そっかー! やっぱりいるんじゃんね!」
「いるよ、いる」

「・・・だけど、ベッツィー、何でカルロスが座ってるの知ってるの?」
「あ~ら、私たち、なーんでも話すから!」 

「で、オースティンは?」

話題が自分に振られて、ティーンエージャーの彼は恥じらいを見せ、
「僕は絶対にコメントしない!」
「いいじゃないの、教えてあげなさいよ」
「ヤダね!」

「恥ずかしいから言わないけど、多分、あの子も座ってるよ、ね?」とベッツィーが再びオースティンの方を見る。
「ノーコメント!」

と言うことで、未確認の1名を除いて、「座り派」のサンプル数が、アメリカ人1、メキシコ人1となりました。

うん。やっぱりトイレを綺麗に保つという観点から、座る発想って自然に出てくるんじゃないの。
マビオにスティーブ君、I proved you guys wrong!

2010年8月6日金曜日

青天の霹靂x2

「立ち派」「座り派」でオシッコ談義になり、話はベルギーのこの話へ。


そ、有名な小便小僧。
だけど、これなんて読みます?

当然のことながら「ションベン」小僧でしょ?
ところが、標準語ではこれは「ショウベン」小僧なんだって!?

そりゃ、「小便」をしょうべんと読むことは知っていましたけれど、この銅像に限っては、生まれてこの方、「ションベン」以外の読みを疑ったことはありませんでした。万国共通(?)で、ションベン小僧だと思ってたのですよね・・・。
単に関西訛りだっただけなのね。
ショック・・・。

伊丹市の荒巻公園にベルギーから送られたレプリカの小便小僧があるそうですが、こちらの方は間違いなく、「ションベン小僧」が正しい読みでしょう!

ところで、小便小僧を検索していて、もひとつ、びっくり!
直ぐ近くに、1987年に落成した「小便少女」の像があるんですって。

その頃ベルギーに2回くらい行ったのですれど、落成前だったのか、見落としていました。

しかし流石に、こちらは写真を掲載するを、ちょっとためらってしまいます。
ご自分でサイトにいってご覧下さいまし。
これはヨーロッパでなきゃありえない銅像ですね・・・。

http://www.reisfotos.com/brussel/brussel_algemeen/janneke_pis_1/

左流れ

今朝、オデッセをディーラーに点検に持って行った。

その際に「車が左に流れるんだけれど、ホイールアライメントも調整してもらえますか?」と尋ねた。
「アライメントですか? どんな症状なんです?」

これまでノースカロライナまで2往復したけれど、1度目に行ったときに、何故かだんだん右手が疲れてくる事に気がついた。右手がだるくなってくるのだ。

どうして右手がだるくなるのかなぁ・・・と思って、気をつけていると、高速を走っていると徐々に車が左に引っ張られるので、それを補正しようと、どうしても右手でハンドルを引っ張っているらしい。左手でハンドルを押し上げるよりは、右手で下に引くほうが楽だから、自然に常に右手に力がかかっている。それで右手が疲れてくるらしい。

2度目に行った時も、やはり後半は右手がだるくなってきた。下の道や、普段乗る程度の短距離では高速を走っていても気付かなかった(コイオも気付かなかったという)くらいだから、ほんの少し引っ張られているだけなのかもしれないが、また来週末には車でカロライナまで行くから、37500マイル点検と合わせて診てもらう事にした。

今、ディーラーから電話があり、
「仰った症状なんですけれど、担当者が高速で車を走らせてテストしましたが、再現しないんです。テストでは、ハンドルから手を放して、6-7秒真っ直ぐ走れば合格ですが、あの車は合格でした。アライメントを調整するのは、時間とお金の無駄だと思いますが・・・どうしましょうか?」

そうか、再現しないか。

そこで、はたと思いついた。もしかして・・・。

高速道路と言うのは、確かまっ平らには設計されていないのでしたよね。少し山を描くような形状になっていて、ぼーっとしたときや居眠りした時に、右車線の車は少し右へ、真ん中は真っ直ぐ、左車線の車は少し左に車が行くようになっていて、お互いがぶつからないようになっている・・・確かそんなことを聞いたことがあるような。

私は殆ど常に左車線を走っている。つまり常に左に流れるようになっている道を走っている。しかもカロライナまでは8時間以上高速に乗っていて、休憩だって1回しか取らない。

だから右手が疲れるのか??

お金がもったいないから、アライメントは調整してもらわなかった。
来週カロライナに行くときは、なるべく真ん中車線を走ってみようか・・・そしたら、右手は疲れないかな。(早く着きたいから、ついつい左を走りたくなるのだけど・・・。)

それにしてもテストでは時速何マイルで走ったのかな・・・。60や65じゃ再現しないかも。私はいつも74~79(制限時速+9マイル)でクルコンを使って走っているのです。時には80を越えているときも・・・。

2010年8月5日木曜日

立ち派、それとも座り派?

昨日はマンハッタンのブックオフに、和書から洋書から、山のように本やオーディオブックを持ち込みました。

買取できない部分は破棄してくださいと言って、どれくらいが買取の対象になったのかわかりませんが、合計して70ドルにもなりました。(多分、娘たちの漫画本が一番高く売れたんじゃ・・・。)

さっそく新たに6冊ほど仕入れて・・・39ドル也。

金銭的なメリットは殆どないけど、一度読んだ本は、恐らく再び読まないだろうし、読みたくなればまた買えばいいし、とにかく荷物が減ってすっきりどす。

その後、仲良しのチカエ&マビオ夫妻と遅めのランチ。彼らにNYCで会うのも近い将来で考えると恐らくこれが最後。とーっても寂しいよ。

食事の後は、ちょっぴりアルコールも入ってたし、チカエの家で休憩するか、と彼らのアパートへ。

ロビーで、同じアパートの住人で彼らの友人というスティーブという男性に出会いました。

「はじめまして、スティーブです」と日本語で言われ、あれ、日本語がお上手ですねと言ったら、奥様が日本人で、少しだけ日本語ができるのだそう。

マビオがスティーブに、「この前、コンシェルジュに封筒渡しておいたけど、受け取った?」
「何の封筒?」
「じゃ、奥さんが持ってったか。いやな、新聞に面白いマンガが載っていたから、見せようと思って」

そんな会話をしてたようですが、私とチカエは別の話を。

ところが再び2人の会話に耳を澄ますと、
「いやぁ、絶対思いつかないよねー」
「僕だって、チカエに言われるまではね。でも、ありえない」

「え、何の話、何の話?」とチカエと私。

で、彼らの話はコレ。
日本人の男性の中には、洋式トイレで「座ってオシッコ」する人がいる。
だけど、「座ってオシッコ」するなんて、アメリカ人ではあり得ない。

「え、なんで? 男の沽券に関わるから?」と私?
「沽券とかそんな問題じゃなくて、まず座るという発想がないんだよ。思いつきもしない」とスティーブ。
「えー、だって、立ったままやると、散らして汚いじゃない! うちの夫は座らないから、掃除してみると、やっぱり便器の外周りが黄色くなってるよ。うちの父親は綺麗好きだから、自ら進んで座ってる」と私。
「そうやねん、そうやねん。だからマビオにも座ってって言うてるのに、絶対嫌ややって」
「何で? 沽券に関わるから?」
「違う。物理的にそのほうがいいから。だって膀胱が上にあったほうが、オシッコ出やすいでしょう。ジェイもそう言っとった」とマビオ。(ジェイはマビオの息子で医者。)
「いやあ、それはあんまり変わんないよ」とスティーブ。
「スティーブは座ってるの?」
「うん、家内に座れって言われたから」
「だけどさ、座ったほうが、散らないから汚れないし・・・。どうしてアメリカ人はそうしないのよ?」
「だから~、そう言うことを思いつきもしないの。発想にないの。前にこの話になって、僕の親戚みんなに確認したけど、みんな唖然としてたよ。アメリカ人のみならず、西洋人はみんなそうじゃないか」
「えー、ほんとかなぁー」と半信半疑。

お酒も入ってたし(入ってなくても同じ行動を取ったと思いますが)
「じゃ、あのドアマンのおじさんに聞いてみよかなぁ」と私。
「聞いてみ、聞いてみ」とチカエ。
「Go ahead!」とマビオにスティーブ。

そこで、すたすたとドアマンの50代後半のオジサンのところに歩いていって、
「ねぇ、家でオシッコするとき、立ってします? それとも座って?」
その前から私たちの会話をちらちらと聞いていたと思われるオジサン。
胸をはって、「立ってです」
「座らないの?」
「座りません。立ってです」

でも、まだちょっと納得しないなぁ。
だって、背の高いアメリカ人なんか、日本人以上に便器に当たったときの勢いが強すぎて撥ねそうじゃない。そう思って座ってする人もいるんじゃ・・・。

「いや、絶対座る人もいると思う。これから色んな人に聞いてみよ!」
「聞いてご覧。他のアジア人とかなら知らないけど、ヨーロッパ人も含めて、いや、少なくともアメリカ人ではそんな人いないと思うよ」と言うのがスティーブの意見でした。

ガイジンのご主人を持つ方。
ご主人は、立ってオシッコしてます?
あなたに「座って」と言われてどんな反応を示しました?

2010年8月3日火曜日

ごまめ

先週の水曜日、マンハッタンのA子さんの美容室に髪を切りに行ってきました。

チカエも同じ時間に来て、関西出身の3人でおしゃべりに興じました。

そのとき、私の「ゴルフ初体験!」を2人に披露。

「でもゴマメ扱いされたから、ほんまのこと言うと、ちょっと消化不良やねん。ド下手でも、最後まで自力でやって、初スコアがどんなもんか知りたかってんよねー」と言うと、

「ゴマメ?」っとチカエとA子さん。

「え、ゴマメ知らんの? えーっ! 私みんなにゴルフは『ゴマメ』にしてもらったって言ってたけど・・・誰も何も言わへんから通じてると思ってた。標準語とちゃうん? 二人が知らんってことは、関西弁でもなかったわけ・・・」とショックを受けた。

ところが、今さっきウェブで調べてみると、Weblioって辞書に、立派な「大阪弁」として載っているではありませんか。

「ゴマメ」

訳語:
ハンディキャップのある子、大目に見られる子

解説:
一人前ではないが仲間に混じること、その人。義理で遊びに加わる子供。子供が遊ぶとき、必ず兄弟の上の子は下の子をお守りする時代背景があり、幼い子は遊びのルールはあってない扱いに。鬼ごっこではタッチされてもオニにならなくてもよく、大目に見るといった具合。大きな魚同士が争っている側で泳いでいる小魚にたとえたもの。ごまめのとと交じり。ごまめの歯ぎしり。大阪でも下町の地区でしか使われていない。この子はごまめやでえ。ごまめにしてたらあかん。東京の「みそっかす」ほど見下してはいない。

ほぅら。
大阪弁のスキルレベルは、私の方が上だったってことか!?

ネットでの出会い

ったって、出会い系サイトじゃないですよ~。

ブログに書き込んでくださったコメントをきっかけに、コネチカットに住むある方(仮にAさんとしましょう)と知り合いになりました。何度かメールのやりとりをしているうちに、実は同郷(小学校、中学校の同窓)と言うこともわかりました。世の中狭い!

Aさんから、NCに引越すに当たり個人事業主よりは会社形態の方が良いのじゃないかと言うアドバイスを頂き、メリットもデメリットもよくわからないままに、思い立ったら吉日の私。ご職業が経営コンサルタントであるAさんに、是非会社設立のノウハウを手取り足取りご指導頂きたい!と、さっそく日曜日にお会いして来ました。

ワンマンの有限会社(one person limited liability company)の会社の作り方は教えていただきましたが・・・レシピは、州に会社設立の申請して、連邦政府からTAX IDを取得して、銀行にビジネス口座を開設するだけ。申請書を弁護士に作成してもらわずに自分で書けば、申請料の数十ドルだけだそう。

その後はドメインネームを登録して、会社のメールアドレスを作る。年間たったの10ドルほどでドメインネームって買えるのね。(会社じゃなくても、個人のドメイン作ろうかなぁ。)

会社にする事によって節税になるのかと思いきや、ワンマンの会社の場合はその効果はゼロ。税申告は、個人申告(会社としての税申告なし)なので、結局個人事業主と全く変わらない。

会社形態にするメリットは、「会社」であるという信用(見栄え?)と、最大のメリットは会社が倒産あるいは負債を抱えたときに、個人資産は守られると言うこと。

この二点に関しては、私の仕事の場合、関係ないのですよね・・・。

節税効果がないなら、もういいやと、ほぼあっさり会社はあきらめましたが、このところの悩みをAさんに相談してみました。

それは税申告の話。2010年度まではコイオのアメリカでの所得が発生しているため、コイオの会社が確定申告をするけれど、永住権を持っている私たちは、2011年度からは自分たちで確定申告をしなければならない。

NCに日本人の会計事務所があるか少し前に探してみたところ、それらしいところはない。別に日系でなくてもいいのかな。

Aさんに聞いてみたところ、コイオが日本で仕事して日本でも納税するため、この辺の事情に詳しい日系の会計事務所あるいは会計士のほうが良いでしょう、NCにこだわる必要なし、とのこと。そして、「何人か知り合いの会計士がいますから、ご紹介しましょう。」

その夜、直ぐにこの近くに住む日本人女性の会計士を紹介して頂き、早速今日、お会いしてきました。

これまでよく分らなかった経費のつけ方や、予定納税のこと、今後のホームオフィスの経費計上のこと、寄付した物品・寄付金などはどう付けるかなどなど、いろいろ説明していただき随分すっきり。今まで放置していた予定納税も、こう計算してこうしましょうと決めて頂いたし、2011年度からの確定申告もお願いできる事になって、私の不安は一気に吹き飛びました。

Aさんには、他にも、私の仕事に通じる可能性のあるNCでの知人を紹介しましょうと言って頂いています。元はと言えばネットでの出会い。正直言って、最初は心配だったけれど、こうした出会いにも通じるのだなぁとちょっと嬉しい。

ちなみに、会社設立のメリットはやっぱりないそう。但し、「個人事業主」としてCounty Clerkに登録しておくと、ビジネス用の健康保険に加入が出来、その金額は税金控除の対象になるそうです。

そうか、その手があったか。

でもね、アメリカの健康保険てべらぼうに高くって、1人1ヶ月500ドル程だよ・・・。どうするかなぁ。

6末でコイオの会社の健康保険も打ち切られ、今は保険なしの心細い身。娘たちは万一に備えて、大学の保険が使える秋までは、一時的に海外旅行保険に加入したのだけれど、いざとなったら飛行機に乗って日本に帰れば保険があるからいいや・・・と、私は、無保険のまま。だから、死んでも救急車に乗ったり入院したりできません。飛行機に乗れない大病の場合は、這ってでもカナダの国境を越えて、カナダで倒れようと心に誓っております。(確か、カナダは外国人も面倒見てくれるのよね??)