2008年7月8日火曜日

引越し(3)

今日は引越しは中休み。朝一にピアノの運送業者が来て、ピアノだけは新居に持って行った。

あとはお掃除。私は地下に掃除機をかけた。その間に娘たちには、家中の高いところ、出っ張ったところに掃除機をかけて拭き掃除をしてって頼んだのに、30分もしないうちに、「疲れた、明日でいいでしょ?」 何だか怒るのも疲れた。自分でやったほうが、よっぽどきちんとできるし、効率もいい。アイツらに任せると、結局私がもう一度やらなくちゃいけない羽目になりそうだ。

ところで、引越しの度にワンサカ処分しているように思うのに、あるわ、あるわ、山のような荷物。普段は使わないものを、新居の地下に運んだけれど、大家さんが用意してくれた4つのラックはもう一杯になり、それでも入りきらないものが外に溢れている。

現在、こちらの家には最低限の物しか残っていないんだけれど、はっきり言って、それだけで十分生活できている・・・。

実は、私は普段は「捨てられない」人。つい「もったいない」精神が出て、「捨てる」と言う行為がなかなかできない。ならば買わなきゃいいんだけど、こっちは「もったいない」精神が働かず、つい買ってしまう。それで物は増える一方なのだ。・・・使わないのに。

日本の場合は、「捨てる」しかオプションがなくて、おまけに、処分するのにお金まで払わなくちゃならない。それでなかなか処分できないでいた。

思い起こせば、サウジ時代は良かったなぁ。誰かが帰国をするたびに開くガレージセールに便乗させてもらって、我が家の不要品を一緒に売るのだ。こうして処分すると、罪悪感は感じないし、おまけに結構いいお小遣いになったし。(売っている側から、すぐ横で誰かが処分しているものを買って帰ったりするんだけど・・・。) 3ヶ月に1度はガレージセールに参加していたような気がする。

お客さんには、コンパウンド内でメイドや作業者として働いている人たちが多く混じっていて、本当にありとあらゆるものが売れるのだ。最後に売れ残っても、貰ってくれるし。ありがたい処分方法だった。

アメリカでもガレージセールは出来るけど、結構その準備が面倒。そこで、私はもっぱら「寄付」と言う手段に訴える。サルベーションアーミーやグッドウィルと言ったところが、不要品をみんな引き取ってくれる。だから同じく罪悪感をあまり感じずに処分できる。

お金はくれないけど、その代わり「寄付」したものの領収書をくれる。価値は自己申告。一体どのくらいで申告すれば良いのかわからなかったので、物知りのMに相談したら、「売れる価格の4分の1くらい」だそう。なるほど。寄付した金額は、減税の対象になるのだ。

今も我が家の地下に、不要品が堆く積まれている。いや、減税対象の宝の山だ。

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