2010年5月20日木曜日

うぐぐぐ・・・

やっぱし、家を買うのは、洋服を買うみたいに簡単には行きまへんな・・・。

現在ローンの申請中なのですが、既に事前の承認はもらっていたものの、いざ正式の申請となると色々とややこしい問題が浮上してきて、一筋縄には行きません。

と言うのも、そもそもコイオが帰国してしまうことは最初から想定内だったので、ローン会社のブローカー(仲買人)にはそのことは伝えてあって、できるだけ手続きのために日本とアメリカとで書類が行き来したり、コイオがアメリカに来なくてはいけないような状況は避けたいとしていた。

そこでブローカーであるパット君のアイデアは、「Free Trader Agreement」と呼ばれるものにコイオがサインをすれば、私一人でローンを借りることができる、しかもサインも電子サイン(PDFファイルやファクス)で十分、とのことだった。

しかし、どうやらこのパット君が、かなりのおっちょこちょいと言うか、読みが甘い人だったみたいで、色んなことが露呈して来ました。

まず、Free Trader Agreementと言うものを弁護士にお願いしたところ「これは、NC州の法律上は婚姻関係にある夫婦は全ての資産においてお互いに50%の権利があることになるので、離婚を前提にした別居中の夫婦が、どちらかの配偶者が離婚訴訟中に購入する物件については、法律上夫婦の持ち物とは考慮されずにどちらか片方のものであるとするための書類である」とのこと。我が家の場合は離婚するわけじゃないから、そのケースには当てはまらないので、別の契約書が必要と言うことで、特殊な契約書を用意してもらった。

ところがこの契約書は、パットさんが言っていたような電子サインで済むような簡単なものじゃなく、公証人の前で署名しないといけない。コイオは日本だから、英文書にサインできる公証人なんて限られているから、えらい大変なことになった。(公証人はなんとか見つかったのだけれど。)

こうした手続きのことで、すったもんだしているうちに、これまでパット君は、私一人でローン申請ができるとずーーっと主張していたくせに、土壇場になって、「フリーランス」の私じゃやっぱり一人でローン申請するのは無理と言い出した。つまり、フリーランスの場合、引越ししても収入に影響がないっことを証明しなくちゃいけないのだが、わたしの場合は確かにどこに住んでも、さほど収入には影響はなさそうだが、それを第三者に証明してもらうとなると非常に難しい。だからその証明を不要にするために、今回買うNCの家は、コネチカットの借家をファーストホームとして、セカンドホームとしてローン申請をすると言っていたのだ。

ところが、ファーストホームとセカンドホームを維持するためには(実際はファーストホームの賃料は間もなく不要となり、セカンドホームがファーストホームになって、月々の支払いはそれだけになるのだが、ローンの申請上は両方を維持する前提でなければならない)、どう考えても私の収入では支払い不能であるのは明らか。故に、ローンの申請は私一人じゃ出来ないと言い出したの。コネチカットの家の賃料なんて最初から教えてあるから、そんなの当初からわかってたはずなのに。

と言うことで、急遽コイオもローンの借入人として名前を連ねることになり、そのためにあらゆる書類がやり直しになって、えらい手間です。

うーん、パット君は人は良さそうなんだけど、なんちゅうか思慮浅いみたいで、ナンギな人なのかなぁ…。

まぁ同時に、この経験から私もいろいろと学習させてもらっているので、高い授業料と思うことにするか。(方向性が変わるたびに弁護士に相談してるから、弁護士費用も馬鹿になってないような気が…。)ま、次に億万長者の大邸宅を購入するときには、失敗なくできるってことですわ。

ちなみに、購入する家は、元々希望していた人の契約はキャンセルになったので、私が欲しかった方の物件になりました。

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