2009年9月7日月曜日

ウミガメ (5)

今週末は、アメリカは月曜日がLabor Dayの祝日で3連休。
私は週末出勤があったので、残念ながら3連休にはならなかったが、土日はしっかりおやすみだった。

しかしこれまでに行きたい所は行き尽くした感じで、ネットでフロリダの観光地を調べても、いまひとつお手軽に行けて興味の湧くところがない。そんな中、ホテルにおいてあった、近辺のレストランや観光スポットを紹介する小冊子をパラパラとめくっていると、ホテルの直ぐ近くに、怪我をしたり弱った海がめを保護して手術やリハビリを行なっている施設を発見。近いし入場料無料だし、土曜日の昼前にここを訪れた。
まず入り口前にアイスボックスが置いてあることに気付いた。中を開けると砂が敷いてある。海辺で弱った子ガメを見つけたときには、このセンターに持ってくることになっているのだが、これはセンターが時間外の時のドロップボックスだった。

中に入ると、一部屋しかない小さな展示場にフロリダに住むウミガメや魚の説明が掲示してある。上の大きなカメが、最大級で、しかも稀少なレザーバック。

庭には幾つもの水槽があり、怪我をした亀が一匹ずつ入れられている。怪我の原因で一番多いのが、プレジャーボートに傷つけられるケース。水槽には、甲羅が割れたり、前ビレや後ヒレが傷ついたカメや、浮きの空気が怪我で閉じ込められて水中に沈めなくなってしまったカメなどがいた。
そして、とうとう待望の子ガメに対面! 
このセンターに連れてこられた子ガメたちが、水槽で泳いでいた。どの子たちも生後2-3日だそう。
でも、ここでの最大の収穫は、子ガメの孵化のタイミングを教えてもらったこと!
これまで、孵化のタイミングは潮の干満に関係するとか聞いていたけれど、どうやらこれはガセネタだった。センターのおじさんに聞いたのは、子ガメが海に帰っていくのが見られるタイミングで一番確率が高いのは日の出前だそう。日の出前に孵化する子ガメが多からというのではなく、闇夜では暗すぎて見えないけれど(実際にその通りだった)、日の出前の薄ら明かりの中だと、孵化した子ガメの中でも、出遅れた奴を「ラッキーなら見ることができるよ」と教えてもらった。

もう、ここまで頑張ったら意地でも明日は夜明け前にビーチに行くしかないでしょう。
と言うことで、早くに目覚ましをセットして、明日は夜明け前のビーチへいざ!

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