去年と一昨年の感謝祭は一体どうしていたんだろう。記憶を辿るが思い出せない。ブログで去年と一昨年の11月を見たら、私は毎年この時期は日本にいんだわ。どうりで感謝祭の記憶がないわけだ。
今年の感謝祭は家にいるし、何もしないのも心苦しく、かと言って私に伝統的な料理ができるはずもなく(やる気もなく)・・・悩んでいるところに、Balducci'sという高級スーパーの「感謝祭のディナー事前申し込み」の折込みチラシが届けられた。
サンクスギビングの料理って、日本で言えば御節料理なんだなと思った。伝統でこれがなきゃサンクスギビングって感じがしないところが。そして最近はみんな楽をしようと、ケータリングサービスを頼むところまで。御節だってこのごろは買う人が多いもの。
サンクスギビング明けに見に行った映画The Blind Side(白人家庭の養子となったの黒人の高校生が後にプロフットボール選手になる実話)の話の中でも、感謝祭のひとコマで「ママが、料理を買ってきてくれたことに感謝しよう」って笑わせる台詞がありました。
Balducci'sはRiversideに住んでいた時は一番最寄のスーパーだったけれど、高級なので普段は買い物することはなかった。ここで売っているフランスパンやお惣菜がおいしいから時々買うか、手土産を買う程度。殆どのお店が感謝祭の日は閉まっている中で、料理の受け取りが当日というのも良かった。
ディナーは1セットが6人前。種々のメイン(ターキーまたはハム)、ソース、副菜、デザートの中から好きなものが選べるようになっている。ターキーは丸ごとオーブンで焼くだけの状態にしてあるもの、既に丸焼きしてあるもの、調理済みの胸肉部分だけのもの・・・などがあった。うちは調理済みの胸肉部分だけを選んだ。加えて、グレービー、お肉に添えるクランベリーとオレンジのレリッシュ、りんごと何かを煮込んだやつ。副菜には南部風コーンのキャセロール、スイートポテトのピューレ(マッシュドポテトのスイートポテト版)、グリーンビーンズとアーモンドのソテーを選び、デザートはパンプキンパイ。1割引のクーポンがあったので、合計116ドル支払った。
果たして料理のお味は、期待以上にとってもおいしかった。これで116ドルってすごく安いと思う。御節料理がこの量で1万円ちょっとなんてありえないでしょう。6人前と言っても、アメリカ人の6人前ですからね・・・。
カナダのキニコはこの時期学校は休みじゃない(カナダのサンクスギビングは10月)。友人を招くでもなく家族3人の食事。という訳で、感謝祭後は来る日も来る日も、昨日すべてがなくなるまで、残り物を食し続けたのであります。おいしくなければ、流石の私もギブアップというところですが、なかなかおいしかったものだから苦痛ではありませんでした。(コイオは苦痛そうだったけど・・・ははは。)
ま、この料理が進む理由は、他にひとつあったんですね。それは次ぎのブログでね。
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