昨夜になってようやく演説の原稿がネットで入手できた。今朝の新聞にも全文が掲載されていた。
それを読むにつけ、ほんまに心に響く、鼓舞される、ええ内容やなぁと改めて感じる。
オバマ大統領は、就任演説の中で世界に向けたメッセージを盛り込んだ初めての大統領だったそうだ。外国人の私が心を打たれた理由のひとつはそう言うことにもあったのだろう。
演説と言うものは往々にして美辞麗句が並び、リップサービスに過ぎないことも多い中で、彼のスピーチには信念が込められていた。この信念が、様々な勢力や圧力に捻じ曲げられることもあるのだろうけれど、どうか出来るだけたくさん具現化して欲しい。(そうなったら、市民権取ろうかな、とさえ思う。)
去り行く人を悪く言うのはいいことじゃないけれど、ブッシュはどんな気持ちであのスピーチを聞いていたのだろう。いや、きっと何も感じていなかったに違いない。
ブッシュのことは大嫌いだけれど、ひとつだけスゴイと思えることがある。それはどれだけ非難されようと、罵倒されようと、決して動じないこと。私なんか靴を投げられたら、きっと精神衰弱で寝込むと思う。きっと彼は、誤って車で人を跳ねて殺したとしても、その夜はぐっすり眠れる、そんな人に違いない。それを精神力と言うのか、回路がどっかで切れているのかはわからないけど。
昨日の株式は、これまでの大統領就任日の中で最大の下げ幅だった。オバマ大統領になって、企業への規制が始まることを予想しての不安を反映したのじゃないかと思う。(素人の読みだから、よくわからないけど。)でも、私はそうなればと歓迎する。
富は分配されるべき。一人の億万長者や企業をさらに肥やせば、シャンパングラスのピラミッドのように、雫は徐々に下に垂れて、結局は平等に行き渡る、と言うのがこれまでの市場至上主義、企業擁護の考え方だった。でも実際にはそんな事は起きない。だって一番上のシャンパングラスは、一番下のシャンパングラスの数千倍の大きさなのだ。え、それじゃあ上の大きなグラスは支えられない? そんなことはない。莫大な開発費を投じて、特殊な樹脂で作られた特別仕様の超軽量グラスだから、ちゃんと乗っているのだ。そして更に容量を増やすべく、日夜努力が重ねられている。つまり富むものは更に富み、貧しいものはいつまで経っても下支えから脱することが出来ない、そんな構図なのだと思う。
再び庶民もアメリカンドリームが夢見れるようになればいいのになぁ。
2009年1月20日火曜日
オバマ大統領就任式
朝からテレビをつけっ放しにして、オバマ大統領の就任と演説を楽しみにしていた。
就任の誓いの言葉を途中で忘れて詰まっちゃったけど(と思ったら、判事の方が語順を間違えたので戸惑ったらしい)、続くスピーチは素晴らしかった。これまでの間違った(と言う言葉は使わなかったけど)方向性からの転換とアメリカの再出発を誓い、期待と希望を与えてくれた。
大統領が言った様に、現在の状況も昨日今日に起きたことではないし、問題が山積みなだけに、一朝一夕には成果が現れないだろう。でも、これまでのブッシュ政権の単独主義から脱して、各国と協力して行くと言った世界へのメッセージには、聞いていて嬉しくなったし、大いに期待したいと思う。
それにしても200万弱とも言われる人々が就任式を見に集まっていた。去年の春に桜を見にワシントンに行ったとき、公衆トイレの前に長い列が出来ていたのを思い出して、トイレは大丈夫かなとしょうもない心配をしてしまった。ニュースで「4100のポータブルトイレが用意された」と出ていたから、200万人として、487人につき1個。今朝のワシントンの気温は華氏で20度台(-5~-2℃)、風があって体感温度は11度(-11℃)・・・。スタンドでホッカイロを売ったら、売れただろうな~。
就任式を見ようと集まった人々の大半が黒人だった。この寒いのに・・・と思ったけれど、もし私がアフリカ系アメリカ人だったとしたら、やっぱりこの歴史的瞬間を自分の目で見て感慨に浸りたいと思ったに違いない。
とうとうオバマ氏が大統領になったと思うと、本当に今日は嬉しい。
就任の誓いの言葉を途中で忘れて詰まっちゃったけど(と思ったら、判事の方が語順を間違えたので戸惑ったらしい)、続くスピーチは素晴らしかった。これまでの間違った(と言う言葉は使わなかったけど)方向性からの転換とアメリカの再出発を誓い、期待と希望を与えてくれた。
大統領が言った様に、現在の状況も昨日今日に起きたことではないし、問題が山積みなだけに、一朝一夕には成果が現れないだろう。でも、これまでのブッシュ政権の単独主義から脱して、各国と協力して行くと言った世界へのメッセージには、聞いていて嬉しくなったし、大いに期待したいと思う。
それにしても200万弱とも言われる人々が就任式を見に集まっていた。去年の春に桜を見にワシントンに行ったとき、公衆トイレの前に長い列が出来ていたのを思い出して、トイレは大丈夫かなとしょうもない心配をしてしまった。ニュースで「4100のポータブルトイレが用意された」と出ていたから、200万人として、487人につき1個。今朝のワシントンの気温は華氏で20度台(-5~-2℃)、風があって体感温度は11度(-11℃)・・・。スタンドでホッカイロを売ったら、売れただろうな~。
就任式を見ようと集まった人々の大半が黒人だった。この寒いのに・・・と思ったけれど、もし私がアフリカ系アメリカ人だったとしたら、やっぱりこの歴史的瞬間を自分の目で見て感慨に浸りたいと思ったに違いない。
とうとうオバマ氏が大統領になったと思うと、本当に今日は嬉しい。
2009年1月18日日曜日
Stephen Colbert ホワイトハウス晩餐会
下に書いた本で知ったのだが、2006年4月に開かれたホワイトハウスの特派員向け晩餐会に、コメディアンのスティーブン・コルベアが招待され、その時に行なったスピーチ。
ブッシュを揶揄する内容で、めちゃくちゃ面白い。しかし晩餐会に相応しくない辛らつな内容と言うことで、殆ど報道されなかった。唯一C-SPANがスピーチをノーカットで放送したそう。
これを知って、早速検索したら、YoutubeでC-SPANのビデオがあった。今、観ても十分面白い。ブッシュの頬が引きつりそうな様子、会場の微妙な反応も。
http://video.google.com/videoplay?docid=-869183917758574879
コルベアって、なかなかヤルのね。
ところどころ聞き取れない所があったのだけど、スクリプト見つけました。
http://politicalhumor.about.com/od/stephencolbert/a/colbertbush.htm
ブッシュを揶揄する内容で、めちゃくちゃ面白い。しかし晩餐会に相応しくない辛らつな内容と言うことで、殆ど報道されなかった。唯一C-SPANがスピーチをノーカットで放送したそう。
これを知って、早速検索したら、YoutubeでC-SPANのビデオがあった。今、観ても十分面白い。ブッシュの頬が引きつりそうな様子、会場の微妙な反応も。
http://video.google.com/videoplay?docid=-869183917758574879
コルベアって、なかなかヤルのね。
ところどころ聞き取れない所があったのだけど、スクリプト見つけました。
http://politicalhumor.about.com/od/stephencolbert/a/colbertbush.htm
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
というタイトルの本を読んだ。
コイオが会社の人から借りてきたのだが、取り上げて、一気に読んでしまった。
私がブログで時折触れる今のアメリカの歪んだ社会と政治。それを様々なエピソードや事実を織り交ぜて、おもしろおかしく簡潔に解説してくれている。テレビや新聞は、ある事件のある断面を細かく報道しても、過去の報道に含まれていた前後の話や背景までは書いていない。気の向いたときにしかテレビも新聞も見ない私のような者には、漠然としかわかっていないことが多い。そうした事件も、背景も含めて簡単に説明してくれたこの本で、随分すっきりした。
とにかく、アメリカの政治、社会の現状にご興味をお持ちのかたには、是非ご一読をお勧めしたい。
共和党とエバンジェリカルと呼ばれる福音派との関係、そしてこの二つが、いかにアメリカ社会を歪曲させたかが全体を通して書かれている。と言うか、歪みを書く上で、この二つなくしては語れないのだ。
高校時代に留学した家庭の宗派は、まさにこの本の中で「キリスト教原理主義」とまで呼ばれている、福音派の中でも最も右よりのサザンバプティスト。しかしそのコミュニティーに住み、その価値観の中だけで暮らしていると違和感を感じない。またその価値観を他人に押し付けることなく、価値観が同じ輪の中に留まっているなら諍いも起きない。ただ福音派の多くは「布教」を重要視している。良いものを外に広めたいという純粋な動機から来ているのだが、それが政治的に利用された。いや、教会と政治家の互いの利害が一致したのだ。
私の目からは、アメリカのお母さんを含め、信心深いサザンバプティストのクリスチャンたちも、言ってみれば犠牲者。洗脳され利用されているとしか思えない。右派メディアから歪んだ情報を与えられ、「これこそ真理、あんたたちは正しい」とずっと叩き込まれているのだから。(なんて言っても、お母さんは、歪んだ放送をしているのは3大メディアにCNNでしょ、と一歩も譲らないのだが。)
オバマ大統領の誕生まであと2日。次の4年間、はたまた8年間で、どれくらいゆがみが矯正されるのだろうか。是非是非頑張って欲しい。ホント、心から期待している。
ところで、2日ほど前のNYタイムズのコラムで、「ブッシュ政権の違法行為について、調査を行なうか」と
いう質問に対して、オバマ氏が「後ろを向いていては進歩しない。我々は前を見て進むべきだ」と語り、実質的には「調査しない」と答えたとあった。このコラムニストは、「過去の過ちを正さない限り、同じ過ちが繰り返され、進歩がないので、絶対に調査すべき」と書いていた。私も同感。いや、そんな大それた動機じゃなく、本当にアイツが嫌いで許せないので、アイツの数々の悪事は暴露すべきと思う。
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所をしらない」
町山智浩 著
文芸春秋ペーパーバック
ISBN978-4-16-370750-1
コイオが会社の人から借りてきたのだが、取り上げて、一気に読んでしまった。
私がブログで時折触れる今のアメリカの歪んだ社会と政治。それを様々なエピソードや事実を織り交ぜて、おもしろおかしく簡潔に解説してくれている。テレビや新聞は、ある事件のある断面を細かく報道しても、過去の報道に含まれていた前後の話や背景までは書いていない。気の向いたときにしかテレビも新聞も見ない私のような者には、漠然としかわかっていないことが多い。そうした事件も、背景も含めて簡単に説明してくれたこの本で、随分すっきりした。
とにかく、アメリカの政治、社会の現状にご興味をお持ちのかたには、是非ご一読をお勧めしたい。
共和党とエバンジェリカルと呼ばれる福音派との関係、そしてこの二つが、いかにアメリカ社会を歪曲させたかが全体を通して書かれている。と言うか、歪みを書く上で、この二つなくしては語れないのだ。
高校時代に留学した家庭の宗派は、まさにこの本の中で「キリスト教原理主義」とまで呼ばれている、福音派の中でも最も右よりのサザンバプティスト。しかしそのコミュニティーに住み、その価値観の中だけで暮らしていると違和感を感じない。またその価値観を他人に押し付けることなく、価値観が同じ輪の中に留まっているなら諍いも起きない。ただ福音派の多くは「布教」を重要視している。良いものを外に広めたいという純粋な動機から来ているのだが、それが政治的に利用された。いや、教会と政治家の互いの利害が一致したのだ。
私の目からは、アメリカのお母さんを含め、信心深いサザンバプティストのクリスチャンたちも、言ってみれば犠牲者。洗脳され利用されているとしか思えない。右派メディアから歪んだ情報を与えられ、「これこそ真理、あんたたちは正しい」とずっと叩き込まれているのだから。(なんて言っても、お母さんは、歪んだ放送をしているのは3大メディアにCNNでしょ、と一歩も譲らないのだが。)
オバマ大統領の誕生まであと2日。次の4年間、はたまた8年間で、どれくらいゆがみが矯正されるのだろうか。是非是非頑張って欲しい。ホント、心から期待している。
ところで、2日ほど前のNYタイムズのコラムで、「ブッシュ政権の違法行為について、調査を行なうか」と
いう質問に対して、オバマ氏が「後ろを向いていては進歩しない。我々は前を見て進むべきだ」と語り、実質的には「調査しない」と答えたとあった。このコラムニストは、「過去の過ちを正さない限り、同じ過ちが繰り返され、進歩がないので、絶対に調査すべき」と書いていた。私も同感。いや、そんな大それた動機じゃなく、本当にアイツが嫌いで許せないので、アイツの数々の悪事は暴露すべきと思う。
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所をしらない」
町山智浩 著
文芸春秋ペーパーバック
ISBN978-4-16-370750-1
2008年12月16日火曜日
ビッグスリー(2)
この頃、ブログの更新が頻繁だね~と言われる。
カウンターを付けて、1日にこんなに多くの人がアクセスしているんだと知ったら、何か新しいことを書いておかないと申し訳ない・・・と思って、書いていました。
ここ数日は、仕事があって忙しくしているのですが。
ビッグスリーについては、ブリッジローンが検討されている模様。実現すればGMとクライスラーはなんとか年を越せるのかな。
前回のブログで書いた、チャプター11で根本から経営を刷新すると言うのは正論だと思う。でも労働者や周辺への影響を考えると、確かに厳しい意見かもしれない。
正論だけじゃ、世の中上手く行かない。そのことも分かる。
それでも・・・。
やはり今回は、チャプター11で会社側に意思決定の余地を与えずに、思い切った改革をしないといけないと思う。そうすればUAWの力も弱まるし(この期に及んで、賃率のカットに合意しなかった)、労働者の意識改革にも繋がると思うんだけど。
一派一からげに語っても、個人個人のレベルでは、当てはまらない場合もあるし、私の偏見も大いに入っているけれど、思うに、アメリカの労働者は、概ねサービス精神ゼロ。与えられた仕事を100%もしない。経験したことのある人は多いと思うのだが、お店に行ったって、自分たちのおしゃべりに没頭して、お客が待っていようが知らん顔。
これは日本人の特質なのかもしれないけれど、往々にして私たちは与えられた仕事の120%を無償でこなそうとする。少なくとも私はそう。量での場合もあるし、効率や質での場合もある。自分自身と競争したりして、今日10出来ていたら、明日は11やろうと思う。コレやってと頼まれれば、アレも必要だと考えて、両方やる。そうじゃない?
アメリカも、昔はこんなじゃなかった、と思う。私が覚えている70年代のアメリカは、全てにおいて先進国だった。トイレもきれいだった。それが今、ここのどこが先進国なの、と感じさせられることが多い。このままじゃ、この国は衰退の一途。過去の栄光にだけ捕らわれて、自分たちの衰退・後退に気づいていない。
私にはそう言う思いがあるから、アメリカにカツを入れる良い機会だと思った。でもそれにしては代償が大きすぎる?
一方、今の日本の自動車業界の契約社員の解雇の話を聞いていると、本当に大変だと思う。企業の立場に立って契約社員の制度を奨励してきた政府に対して、ずっと腹を立ててきた。この制度は企業の成長の上で、便利なようで、実は何にも貢献しないと思う。契約社員が愛社精神を持つことなんてあり得ないから。
契約社員の人たちって、自ら選んでそうなったんだろうか? それとも雇用してくれるところがなくて、仕方なく? 前者なら彼らにも責任がある。一昔前にはこういう人も多かったのかもしれないけど、今は正社員になりたくてもなれない人が多いんでしょう。
この先どうなるんだろう。
ある中小企業の経営者が、とにかく今は耐え忍ぶしかない。じっと息を潜めて何とか持ちこたえたら、再び良い日がやってくるだろうって言っていた。本当にそれしかないみたい。
とにかくまじめに頑張れば、乗り越えられそうな・・・。それとも現実はそんなに甘くないのだろうか。
契約社員がどんどん解雇されている一方で、介護施設などでは人手不足と言っている。この辺もわかりません。資格がないとできない仕事なのか、それとも、こんな状況でも仕事を選んでいるのか・・・。
世の中の景気がこんなに悪い中、パリに旅行に行くなんて・・・ちょっと心苦しい気もする。切符は9月に買っていたのだ。ここまで景気が悪くなると、せっかくパリに行っても、るんるん気分で遊べないなぁ。今回の目的は、昔住んでいたあたりを懐かしく回って、ヴァレリーと、この10年余の話をキャッチアップすること。あとは、ひたすら食べる。
カウンターを付けて、1日にこんなに多くの人がアクセスしているんだと知ったら、何か新しいことを書いておかないと申し訳ない・・・と思って、書いていました。
ここ数日は、仕事があって忙しくしているのですが。
ビッグスリーについては、ブリッジローンが検討されている模様。実現すればGMとクライスラーはなんとか年を越せるのかな。
前回のブログで書いた、チャプター11で根本から経営を刷新すると言うのは正論だと思う。でも労働者や周辺への影響を考えると、確かに厳しい意見かもしれない。
正論だけじゃ、世の中上手く行かない。そのことも分かる。
それでも・・・。
やはり今回は、チャプター11で会社側に意思決定の余地を与えずに、思い切った改革をしないといけないと思う。そうすればUAWの力も弱まるし(この期に及んで、賃率のカットに合意しなかった)、労働者の意識改革にも繋がると思うんだけど。
一派一からげに語っても、個人個人のレベルでは、当てはまらない場合もあるし、私の偏見も大いに入っているけれど、思うに、アメリカの労働者は、概ねサービス精神ゼロ。与えられた仕事を100%もしない。経験したことのある人は多いと思うのだが、お店に行ったって、自分たちのおしゃべりに没頭して、お客が待っていようが知らん顔。
これは日本人の特質なのかもしれないけれど、往々にして私たちは与えられた仕事の120%を無償でこなそうとする。少なくとも私はそう。量での場合もあるし、効率や質での場合もある。自分自身と競争したりして、今日10出来ていたら、明日は11やろうと思う。コレやってと頼まれれば、アレも必要だと考えて、両方やる。そうじゃない?
アメリカも、昔はこんなじゃなかった、と思う。私が覚えている70年代のアメリカは、全てにおいて先進国だった。トイレもきれいだった。それが今、ここのどこが先進国なの、と感じさせられることが多い。このままじゃ、この国は衰退の一途。過去の栄光にだけ捕らわれて、自分たちの衰退・後退に気づいていない。
私にはそう言う思いがあるから、アメリカにカツを入れる良い機会だと思った。でもそれにしては代償が大きすぎる?
一方、今の日本の自動車業界の契約社員の解雇の話を聞いていると、本当に大変だと思う。企業の立場に立って契約社員の制度を奨励してきた政府に対して、ずっと腹を立ててきた。この制度は企業の成長の上で、便利なようで、実は何にも貢献しないと思う。契約社員が愛社精神を持つことなんてあり得ないから。
契約社員の人たちって、自ら選んでそうなったんだろうか? それとも雇用してくれるところがなくて、仕方なく? 前者なら彼らにも責任がある。一昔前にはこういう人も多かったのかもしれないけど、今は正社員になりたくてもなれない人が多いんでしょう。
この先どうなるんだろう。
ある中小企業の経営者が、とにかく今は耐え忍ぶしかない。じっと息を潜めて何とか持ちこたえたら、再び良い日がやってくるだろうって言っていた。本当にそれしかないみたい。
とにかくまじめに頑張れば、乗り越えられそうな・・・。それとも現実はそんなに甘くないのだろうか。
契約社員がどんどん解雇されている一方で、介護施設などでは人手不足と言っている。この辺もわかりません。資格がないとできない仕事なのか、それとも、こんな状況でも仕事を選んでいるのか・・・。
世の中の景気がこんなに悪い中、パリに旅行に行くなんて・・・ちょっと心苦しい気もする。切符は9月に買っていたのだ。ここまで景気が悪くなると、せっかくパリに行っても、るんるん気分で遊べないなぁ。今回の目的は、昔住んでいたあたりを懐かしく回って、ヴァレリーと、この10年余の話をキャッチアップすること。あとは、ひたすら食べる。
2008年12月12日金曜日
ビッグスリー
ビッグスリー救済案が上院で否決された。
確かにこれら三社が転んだ場合に、経済に与える影響は計り知れないとは思う。でも私は救出には反対だった。チャプター11(会社更正法)の下で整理再生するべきだと思う。
ビッグスリーの現在の惨状は、不況によって悪化したにしろ、根源は別のところにある。残すために残すというのは間違いだ。厳しすぎるかも知れないが、要らない部分は大きくそぎ落として、必要な部分だけを再生すればいい。一時的にビッグスリーのみならず自動車業界全体、地域全般、そして全世界の経済が影響を受けることは間違いないし、しかもその「一時」がどのくらいの期間に及ぶのかはわからないけれど、存続価値が大幅に失われた会社を必死に守っても仕方がないと思う。
労働組合UAWも諸悪の根源だったとしか言いようがない。労働者を搾取から守ったと言う意味で、UAWも過去にはその存在意義があった。でも今のUAWは既存の権利を守ることだけに必死で、それが効率や生産性の向上を阻んできたとしか思えない。
UAWではないが、ある日本の会社が、あるアメリカの製造会社に対して、日本で開発された新製品の製造のための研修を行うのに通訳として雇われたことがあった。日本から来たエンジニアが、アメリカの生産ラインで働く労働者に製品の作り方を説明するのだ。実際の部品を利用して、バラバラの部品が完成品になるまでの組立工程を全て行なう。
このときにアメリカの会社から説明があった。「組立作業はこられの作業者の仕事ですから、日本の方は、一切作業をしないでください。」 つまり実践してお手本を見せることも、部品をあっちからこっちに持ち運ぶこともいけない。全て口頭で説明して、アメリカ人作業者にさせなければならない。
ぱっとやって見せてしまえば簡単なものを、それができないのである。理由は、作業を代わりに行うことが労働者から仕事を奪ったと見なされるから。
そうは言っても実際に全てを作業者にやらせるというのは無理で、一部は日本のエンジニアがやるところもあった。その時、作業者は言うのだ。「僕らは構わないんだけど、これが労働組合に知れるところになると困るので、内々にね」と。
こうした一面を見ただけでも、労働組合が本来の目的を超越して、労働者を過保護・過干渉していることは明らか。いまや逆に労働組合に搾取されているような状態と言える。
ビッグスリーがスモールワンになることもあるかもしれない。淘汰されるのは仕方がないと思う。
(とは言いえ、きっと私の仕事にも大きくが影響があるんだろうから、歓迎すべきことではないのだけど・・・。)
確かにこれら三社が転んだ場合に、経済に与える影響は計り知れないとは思う。でも私は救出には反対だった。チャプター11(会社更正法)の下で整理再生するべきだと思う。
ビッグスリーの現在の惨状は、不況によって悪化したにしろ、根源は別のところにある。残すために残すというのは間違いだ。厳しすぎるかも知れないが、要らない部分は大きくそぎ落として、必要な部分だけを再生すればいい。一時的にビッグスリーのみならず自動車業界全体、地域全般、そして全世界の経済が影響を受けることは間違いないし、しかもその「一時」がどのくらいの期間に及ぶのかはわからないけれど、存続価値が大幅に失われた会社を必死に守っても仕方がないと思う。
労働組合UAWも諸悪の根源だったとしか言いようがない。労働者を搾取から守ったと言う意味で、UAWも過去にはその存在意義があった。でも今のUAWは既存の権利を守ることだけに必死で、それが効率や生産性の向上を阻んできたとしか思えない。
UAWではないが、ある日本の会社が、あるアメリカの製造会社に対して、日本で開発された新製品の製造のための研修を行うのに通訳として雇われたことがあった。日本から来たエンジニアが、アメリカの生産ラインで働く労働者に製品の作り方を説明するのだ。実際の部品を利用して、バラバラの部品が完成品になるまでの組立工程を全て行なう。
このときにアメリカの会社から説明があった。「組立作業はこられの作業者の仕事ですから、日本の方は、一切作業をしないでください。」 つまり実践してお手本を見せることも、部品をあっちからこっちに持ち運ぶこともいけない。全て口頭で説明して、アメリカ人作業者にさせなければならない。
ぱっとやって見せてしまえば簡単なものを、それができないのである。理由は、作業を代わりに行うことが労働者から仕事を奪ったと見なされるから。
そうは言っても実際に全てを作業者にやらせるというのは無理で、一部は日本のエンジニアがやるところもあった。その時、作業者は言うのだ。「僕らは構わないんだけど、これが労働組合に知れるところになると困るので、内々にね」と。
こうした一面を見ただけでも、労働組合が本来の目的を超越して、労働者を過保護・過干渉していることは明らか。いまや逆に労働組合に搾取されているような状態と言える。
ビッグスリーがスモールワンになることもあるかもしれない。淘汰されるのは仕方がないと思う。
(とは言いえ、きっと私の仕事にも大きくが影響があるんだろうから、歓迎すべきことではないのだけど・・・。)
2008年10月3日金曜日
副大統領候補の討論会
昨日は早々と夕食の支度を追え、一分たりとも逃さずディベートを見る万全の体制を整えていた。
開始直前にコイオ(夫を以降こう呼びます)が帰宅。
「テレビ見なあかんから、ごはん出してあるから勝手にして」と告げて、いそいそと居間へ移動。
こんなにして臨んだのに、なのに、なのに、それなのに、不覚にも最後の30分は意識不明に陥り、気がついたらディベートは終わっておりました・・・。
なんでや~!
つまり、期待したほどのエンターテイメント性はなかったのであります。十分な練習を積んだのか、ディベートの司会者が優しいからか、CBSのケイティークーリックとの単独インタビューで見せたような場面は皆無。実際、ディベートが始まった直後は、「こりゃペイリンに軍配が上がったか・・・」と思ったほど、彼女は画面を見据えて語る一方、バイデンのほうは司会者のほうを見てうつむきがち。声もあまり抑揚がない。
でも、まもなくバイデンもトーンが上がってきて、やはり討論の内容だけを見ると、バイデンは質問に直接答える一方、ペイリンのほうは自分の言いたい内容へ話を持っていく。逃げたわけだが、うまく強調したい内容に摩り替える作戦でもあった。
同性愛者カップルの「権利」について、ペイリンが「結婚以外は認める」と言い切ったものだから、エバンジェリカルな保守派からブーイングが出るのでは。
そのあたりまで記憶はあるのだが・・・あとは覚えておりません。睡魔に負けました。
言ってみれば、投票権もなく物見胡散的に選挙を眺めている者にとっては、興奮する場面もなく、面白みにかけたということでした。
あ、こんなことしてるバヤイじゃない。ジジババを空港に迎えに行かねば!
開始直前にコイオ(夫を以降こう呼びます)が帰宅。
「テレビ見なあかんから、ごはん出してあるから勝手にして」と告げて、いそいそと居間へ移動。
こんなにして臨んだのに、なのに、なのに、それなのに、不覚にも最後の30分は意識不明に陥り、気がついたらディベートは終わっておりました・・・。
なんでや~!
つまり、期待したほどのエンターテイメント性はなかったのであります。十分な練習を積んだのか、ディベートの司会者が優しいからか、CBSのケイティークーリックとの単独インタビューで見せたような場面は皆無。実際、ディベートが始まった直後は、「こりゃペイリンに軍配が上がったか・・・」と思ったほど、彼女は画面を見据えて語る一方、バイデンのほうは司会者のほうを見てうつむきがち。声もあまり抑揚がない。
でも、まもなくバイデンもトーンが上がってきて、やはり討論の内容だけを見ると、バイデンは質問に直接答える一方、ペイリンのほうは自分の言いたい内容へ話を持っていく。逃げたわけだが、うまく強調したい内容に摩り替える作戦でもあった。
同性愛者カップルの「権利」について、ペイリンが「結婚以外は認める」と言い切ったものだから、エバンジェリカルな保守派からブーイングが出るのでは。
そのあたりまで記憶はあるのだが・・・あとは覚えておりません。睡魔に負けました。
言ってみれば、投票権もなく物見胡散的に選挙を眺めている者にとっては、興奮する場面もなく、面白みにかけたということでした。
あ、こんなことしてるバヤイじゃない。ジジババを空港に迎えに行かねば!
2008年9月26日金曜日
コイズミ
コイズミさんが辞めると表明して、えらいニュースになっている。
町の声を聞いても、「えー、もうちょっと続けて欲しかった」とか、惜しまれる声があるけれど、なんで?って思う。
鳴り物入りの首相だったし、期待も大きかった。
自民党を変えるとか言ってたけど、彼のせいかどうか分からないけど、確かにかなり弱体化した。
でも彼の功績って一体何?
郵政民営化は確かに実現したけれど、それがいったいどんなメリットを国民にもたらしたというのだろう。
はっきり言って、かき混ぜるだけ、かき混ぜて、後は野となれ山となれで辞めていくのだと思う。多分自分の無力感をひしひしと感じているんじゃないか。お友達のジョージももうすぐ任期が終わるし、丁度潮時だと思ったんでしょう。
とんだお騒がせ男だったと言うのが、私の彼に対する印象。
ところで、アソーさん、国連総会にお出になっていますが、彼の名前が、取りざたされないかなぁと密かに楽しみにしている私であります。(アソーって響き、英語のある下品な言葉に似てますでしょ?)
町の声を聞いても、「えー、もうちょっと続けて欲しかった」とか、惜しまれる声があるけれど、なんで?って思う。
鳴り物入りの首相だったし、期待も大きかった。
自民党を変えるとか言ってたけど、彼のせいかどうか分からないけど、確かにかなり弱体化した。
でも彼の功績って一体何?
郵政民営化は確かに実現したけれど、それがいったいどんなメリットを国民にもたらしたというのだろう。
はっきり言って、かき混ぜるだけ、かき混ぜて、後は野となれ山となれで辞めていくのだと思う。多分自分の無力感をひしひしと感じているんじゃないか。お友達のジョージももうすぐ任期が終わるし、丁度潮時だと思ったんでしょう。
とんだお騒がせ男だったと言うのが、私の彼に対する印象。
ところで、アソーさん、国連総会にお出になっていますが、彼の名前が、取りざたされないかなぁと密かに楽しみにしている私であります。(アソーって響き、英語のある下品な言葉に似てますでしょ?)
2008年9月19日金曜日
最近のニュースに寄せて
このところのムカつくニュース。
(1)
最も腹立たしいのは、太田農林水産大臣の辞任。辞めたら責任取れるわけ? 本当の責任の取り方を履き違えてるんじゃないの? 彼が農林水産大臣だった在職期間中の給料でもって、汚染米で作られた製品を買い取れって言うんだ。「心配ない」って言ったのは、アンタでしょ。前言撤回したにしろ、いまだそう思っているのは明らか。問題は、既に消費されているものじゃなくて、今製品として残っているものなんだよ。アンタが心配ないって言うなら、私産を投げ売って、買い取って、自分で消費するなり、販売するなりしてみろよ! 辞めて責任取が取れるなら、こんな簡単なことはない。私だって、今から、母親・妻を辞めて、単なる同居人に成り下がりたいと思います。これで、母・妻としての(飯炊き)責任から逃れられるので、自由に(宅配に頼って)生きたいと思います。
(2)
次に腹が立ったのは、ペットの火葬場に関するニュース(クローズアップ現代)。
ペットの火葬場の所在地・建設に関しては法律がないそうである。で、業者が住宅地の真ん中に簡易の償却施設(ニュースの映像で見る限りは、焼き芋屋さんのトラックと大差なかった)を使って営業しても、それを規制することはできないそう。
ええっ!? 仮にも火を使うのでしょ? 防火法はどうなのよ? 近隣の住民は臭いなどで悩ませられていると言う。
確か、ごみ焼却炉は、温度が低すぎて、煙と共に大気汚染物質が多量に排出されるから規制の対象になったはず。黒煙が出てるって言うんだから、やっぱり「公害」だよ。だれか死んだペットの胃の中に、爆発物でも仕込んで、こんな危険性もあると、問題提議をすればいいのに。(私って過激?)
焼却施設に関しては、住宅地に出来ることは大いに問題あり。でもペットの霊園はどうかなぁ~。
ウチの千葉のマンションの出入り口近くには、小さな三角地帯の墓地がある。ブロック塀でかこまれ、入り口もどこだかわからない。(マンション購入時には気づかなかった。) でも、夜に帰宅するときに、その側を通るのはちょっと怖いのよね~。これがペット霊園だったら、怖くないのに。今朝、夫が出勤するときに、「ねぇ、ペット霊園の方が、あの墓地よりいいよね? 代わりに立候補したいくらいだよね? 何で、黙っているのよ!? 絶対ペット霊園のほうが、怖くないでしょ?」
夫は、しぶしぶ頷いて、家を出て行きました・・・。
あ、でも、勿論ジョダは、市役所かどこかに引き取ってもらって、オシマイであります。霊園だなんて、勿体無い! だいたい、自分の遺言にも「私の墓は作るな」って書いてるんですから。将来どこに住むか分からない子供たちが、私の墓の守をしなくちゃいけないなんて、あまりに気の毒。死んだら、死んだんだから、墓なんていりません。娘たちが希望するなら、遺影でも持ち歩いて、そこに語りかけて(唾かけて)もらうだけで十分。
(3)
オハイオ通信の記念すべき2回目に登場したオプラ・ウィンフリー。あの時、オプラのブッククラブについて触れた。彼女が勧める本には、その旨記されている。でも今日のBarns & Noble(アメリカの大手本屋)のメールで、オプラ・ブッククラブが推奨する最後の本が紹介されていた。ってことは、ブッククラブが終わること? 最近は全然、推奨本は読んでないけれど、何だかひとつの時代が幕を閉じたようで、少し物悲しい。
(4)
リーマンブラザーズとAIGの話で、アメリカの新聞は持ち切りだけど、大半の意見はAIGを救済すべきではなかったと言うこと。AIGの経営破たんからの影響は免れただけに、そうでなかった場合はどうだったかは分からないけれど、実質これで助かった人はみんなお金持ち。保険会社だったから一般への影響を考慮して救済されたということもあったけれど、実際に問題があったのは保険部門ではなく投機部門。
リーマンブラザーズにしても、その他の破綻した銀行にしても、はたまた政府の注入を受けて破綻を免れた全世界の銀行・企業にしても、調子のいいときは、全ての管理職をはじめ、社員も会社の儲けを享受し、調子が悪くなると、関係ない納税者のお金がつぎ込まれる。彼らの場合は、実質的な「調子」って言うのは、数年後までは結果が分からないものなのに、出来高で利益を得るって、ちょっとおかしくないか。しかも、規模が大きくなればなるほど、社会に与える影響が大きいと救済されて、一個人(つまり、我が家)は救済されない。これも変だ! (バブル崩壊のせいで、我が家のマンションは購入当時の4分の1に限りなく近い。売るに売れずに、借金だけをせっせと払っている。それを誰が助けてくれるって言うんだ!?)
(1)
最も腹立たしいのは、太田農林水産大臣の辞任。辞めたら責任取れるわけ? 本当の責任の取り方を履き違えてるんじゃないの? 彼が農林水産大臣だった在職期間中の給料でもって、汚染米で作られた製品を買い取れって言うんだ。「心配ない」って言ったのは、アンタでしょ。前言撤回したにしろ、いまだそう思っているのは明らか。問題は、既に消費されているものじゃなくて、今製品として残っているものなんだよ。アンタが心配ないって言うなら、私産を投げ売って、買い取って、自分で消費するなり、販売するなりしてみろよ! 辞めて責任取が取れるなら、こんな簡単なことはない。私だって、今から、母親・妻を辞めて、単なる同居人に成り下がりたいと思います。これで、母・妻としての(飯炊き)責任から逃れられるので、自由に(宅配に頼って)生きたいと思います。
(2)
次に腹が立ったのは、ペットの火葬場に関するニュース(クローズアップ現代)。
ペットの火葬場の所在地・建設に関しては法律がないそうである。で、業者が住宅地の真ん中に簡易の償却施設(ニュースの映像で見る限りは、焼き芋屋さんのトラックと大差なかった)を使って営業しても、それを規制することはできないそう。
ええっ!? 仮にも火を使うのでしょ? 防火法はどうなのよ? 近隣の住民は臭いなどで悩ませられていると言う。
確か、ごみ焼却炉は、温度が低すぎて、煙と共に大気汚染物質が多量に排出されるから規制の対象になったはず。黒煙が出てるって言うんだから、やっぱり「公害」だよ。だれか死んだペットの胃の中に、爆発物でも仕込んで、こんな危険性もあると、問題提議をすればいいのに。(私って過激?)
焼却施設に関しては、住宅地に出来ることは大いに問題あり。でもペットの霊園はどうかなぁ~。
ウチの千葉のマンションの出入り口近くには、小さな三角地帯の墓地がある。ブロック塀でかこまれ、入り口もどこだかわからない。(マンション購入時には気づかなかった。) でも、夜に帰宅するときに、その側を通るのはちょっと怖いのよね~。これがペット霊園だったら、怖くないのに。今朝、夫が出勤するときに、「ねぇ、ペット霊園の方が、あの墓地よりいいよね? 代わりに立候補したいくらいだよね? 何で、黙っているのよ!? 絶対ペット霊園のほうが、怖くないでしょ?」
夫は、しぶしぶ頷いて、家を出て行きました・・・。
あ、でも、勿論ジョダは、市役所かどこかに引き取ってもらって、オシマイであります。霊園だなんて、勿体無い! だいたい、自分の遺言にも「私の墓は作るな」って書いてるんですから。将来どこに住むか分からない子供たちが、私の墓の守をしなくちゃいけないなんて、あまりに気の毒。死んだら、死んだんだから、墓なんていりません。娘たちが希望するなら、遺影でも持ち歩いて、そこに語りかけて(唾かけて)もらうだけで十分。
(3)
オハイオ通信の記念すべき2回目に登場したオプラ・ウィンフリー。あの時、オプラのブッククラブについて触れた。彼女が勧める本には、その旨記されている。でも今日のBarns & Noble(アメリカの大手本屋)のメールで、オプラ・ブッククラブが推奨する最後の本が紹介されていた。ってことは、ブッククラブが終わること? 最近は全然、推奨本は読んでないけれど、何だかひとつの時代が幕を閉じたようで、少し物悲しい。
(4)
リーマンブラザーズとAIGの話で、アメリカの新聞は持ち切りだけど、大半の意見はAIGを救済すべきではなかったと言うこと。AIGの経営破たんからの影響は免れただけに、そうでなかった場合はどうだったかは分からないけれど、実質これで助かった人はみんなお金持ち。保険会社だったから一般への影響を考慮して救済されたということもあったけれど、実際に問題があったのは保険部門ではなく投機部門。
リーマンブラザーズにしても、その他の破綻した銀行にしても、はたまた政府の注入を受けて破綻を免れた全世界の銀行・企業にしても、調子のいいときは、全ての管理職をはじめ、社員も会社の儲けを享受し、調子が悪くなると、関係ない納税者のお金がつぎ込まれる。彼らの場合は、実質的な「調子」って言うのは、数年後までは結果が分からないものなのに、出来高で利益を得るって、ちょっとおかしくないか。しかも、規模が大きくなればなるほど、社会に与える影響が大きいと救済されて、一個人(つまり、我が家)は救済されない。これも変だ! (バブル崩壊のせいで、我が家のマンションは購入当時の4分の1に限りなく近い。売るに売れずに、借金だけをせっせと払っている。それを誰が助けてくれるって言うんだ!?)
2008年9月4日木曜日
無知
生意気なことをブログに書きながら、実は福田総理の辞任騒ぎで、久々に日本の政治に注意を払ったわけでした。だから、本当は何にも分かっちゃいない。
「8月2日に組閣したばかり」とニュースが伝える中で、紹介された大臣の中に、「消費者行政大臣」なんて変な大臣があるのを知って、へぇーいつの間にとぃ!驚いた。
で、思わず隣にいた夫に訴えた。
「そんな、いろいろ大臣作るんやったら、ついでに右大臣、左大臣も作ったらどうなんよ。
そうや、ついでに、三人官女も入れたらええねん。五人囃子と笛、太鼓も忘れたらあかんで~」
は、は、はー!
自分で言って、おかして、おかしくてウケまくってたのに、夫は冷たい一瞥をくれただけで、全然笑ってくれなかった。おもしろいやんか、ねぇ?
ところで、野田消費者行政大臣は、実は高校時代の留学仲間なのです。同期で、彼女はシカゴのオリエンテーションで気分が悪くなって倒れた、というエピソードがありました。
が、実は、そのことも、彼女のことも全然覚えてない。残念。こんなに偉くなるんだったら、親しくなっておけばよかったなぁ。
「8月2日に組閣したばかり」とニュースが伝える中で、紹介された大臣の中に、「消費者行政大臣」なんて変な大臣があるのを知って、へぇーいつの間にとぃ!驚いた。
で、思わず隣にいた夫に訴えた。
「そんな、いろいろ大臣作るんやったら、ついでに右大臣、左大臣も作ったらどうなんよ。
そうや、ついでに、三人官女も入れたらええねん。五人囃子と笛、太鼓も忘れたらあかんで~」
は、は、はー!
自分で言って、おかして、おかしくてウケまくってたのに、夫は冷たい一瞥をくれただけで、全然笑ってくれなかった。おもしろいやんか、ねぇ?
ところで、野田消費者行政大臣は、実は高校時代の留学仲間なのです。同期で、彼女はシカゴのオリエンテーションで気分が悪くなって倒れた、というエピソードがありました。
が、実は、そのことも、彼女のことも全然覚えてない。残念。こんなに偉くなるんだったら、親しくなっておけばよかったなぁ。
日本人と民主党
傾向としてアメリカに住む日本人(日系アメリカ人ではなく日本国籍を持つ日本人)には、民主党支持者もしくは民主党の政策に賛同する人が多いように思う。少なくとも、私の周りにいる日本人は殆どそうだ。
どうしてなのか。
数年前、ある友人にこの疑問を口にした時、彼女が説明した内容に深く納得してしまった。
「民主党が支持している政策と、日本が当たり前と思っている、あるいは日本で受容されている政策や考えが同じからだよ」
具体的には、
日本では銃の使用が禁じられている
日本では堕胎は合法であり、倫理的にもあまり抵抗なく受け入れられている
国民皆保険で、全国民に健康保険がある
多神教ゆえ、熱狂的なキリスト教信者の考えには賛同できない
なるほど、本当にその通りだわ。
個人差はあるが、民主党の考えは、銃規制、プロチョイス、ヘルスケアシステム改革、同性愛者への理解が挙げられる。それゆえ、日本人には素直に受け入れやすいのだと思う。
一方、共和党的な考えの例は、軍事的に強いアメリカを支持し、キリスト教的価値観が重視され、生活(倫理面でなく、福祉・税金面)に対する政府の介入を最小限にする。 (←というのが私の理解だけど、間違っている?) 言い換えれば、強者を支援し、そのことにより、社会全体が潤うという考え方。
二つ目のキリスト教価値観以外は、日本人の中でも賛同する人はいるかもしれない。特にある程度の富を成した人なら、なお更でしょう。
ところで、日本でも福田首相が辞任して政界が揺れているけれど、私は実は福田氏に多少同情している。無責任であることは否めないけれど、周りだって、彼を総裁に選任したんだったら、サポートするべきだった。連立の公明党にしたって、民主党にしたって、自分の党の存在意義をアピールすることばかりに必死で、政治の足を引っ張っている。本当に国民のことを思って政治をしているとは思えない。今の日本の政治がまともに機能しているとは思えない。どうして国民の声が届かないのか。政治家が実際の国民の生活を経験していない、浮世離れした人ばかりの手によるからじゃないかしら。政治家になるには、少なくとも10年以上の社会生活を経験した人でないとダメとか、条件付にすればいいのに。
昨日は共和党の党大会でペイリン副大統領候補の演説を聞いて、腹が立ってテレビに文句を言い、TVジャパンで日本のニュースを聞いてもムカついて叫び、同じくテレビを見ていた夫や娘に嫌がられております。
どうしてなのか。
数年前、ある友人にこの疑問を口にした時、彼女が説明した内容に深く納得してしまった。
「民主党が支持している政策と、日本が当たり前と思っている、あるいは日本で受容されている政策や考えが同じからだよ」
具体的には、
日本では銃の使用が禁じられている
日本では堕胎は合法であり、倫理的にもあまり抵抗なく受け入れられている
国民皆保険で、全国民に健康保険がある
多神教ゆえ、熱狂的なキリスト教信者の考えには賛同できない
なるほど、本当にその通りだわ。
個人差はあるが、民主党の考えは、銃規制、プロチョイス、ヘルスケアシステム改革、同性愛者への理解が挙げられる。それゆえ、日本人には素直に受け入れやすいのだと思う。
一方、共和党的な考えの例は、軍事的に強いアメリカを支持し、キリスト教的価値観が重視され、生活(倫理面でなく、福祉・税金面)に対する政府の介入を最小限にする。 (←というのが私の理解だけど、間違っている?) 言い換えれば、強者を支援し、そのことにより、社会全体が潤うという考え方。
二つ目のキリスト教価値観以外は、日本人の中でも賛同する人はいるかもしれない。特にある程度の富を成した人なら、なお更でしょう。
ところで、日本でも福田首相が辞任して政界が揺れているけれど、私は実は福田氏に多少同情している。無責任であることは否めないけれど、周りだって、彼を総裁に選任したんだったら、サポートするべきだった。連立の公明党にしたって、民主党にしたって、自分の党の存在意義をアピールすることばかりに必死で、政治の足を引っ張っている。本当に国民のことを思って政治をしているとは思えない。今の日本の政治がまともに機能しているとは思えない。どうして国民の声が届かないのか。政治家が実際の国民の生活を経験していない、浮世離れした人ばかりの手によるからじゃないかしら。政治家になるには、少なくとも10年以上の社会生活を経験した人でないとダメとか、条件付にすればいいのに。
昨日は共和党の党大会でペイリン副大統領候補の演説を聞いて、腹が立ってテレビに文句を言い、TVジャパンで日本のニュースを聞いてもムカついて叫び、同じくテレビを見ていた夫や娘に嫌がられております。
2008年8月29日金曜日
マケイン
マケインが副大統領候補者を、今しがたオハイオで発表した。
(会場はデイトンのライトステート大学だった。なつかし。)
やるじゃん。共和党もなかなか手ごわい相手を選んだ。
副大統領候補は、現アラスカ州知事のセラ・ペイリン、44歳。
女性ってことだけじゃなく、5人も子供がいて、一番下は4ヶ月。おまけに長男は陸軍に入隊してイラクに派遣されている。市長、州知事と短いながらも「長」という立場も経験しているし。
大統領選は、人種・性別のマイノリティーの戦いになった模様。
ますます目が離せません。
*****
一夜明けて。
「手ごわい」と思ったのは、全く素人判断だったか。
朝から、珍しくフォックスニュースをつけたら、どうやら共和党支持者の中から、どうしてペイリンなんか選んだのかと言う怒りの声が後を絶たない模様。ロサンジェルスタイムズ紙でも、リスキーな選択としている。
「女性」で「若い」と言う理由で選んだのなら、他にも資格のあった人物はいたはず、と言っている。
ペイリンの弱みは、これまで共和党がオバマが大統領として不適当な理由として一番に挙げていた「経験不足」。それがそのまま、マケイン陣にバックファイヤーする形になる。
(会場はデイトンのライトステート大学だった。なつかし。)
やるじゃん。共和党もなかなか手ごわい相手を選んだ。
副大統領候補は、現アラスカ州知事のセラ・ペイリン、44歳。
女性ってことだけじゃなく、5人も子供がいて、一番下は4ヶ月。おまけに長男は陸軍に入隊してイラクに派遣されている。市長、州知事と短いながらも「長」という立場も経験しているし。
大統領選は、人種・性別のマイノリティーの戦いになった模様。
ますます目が離せません。
*****
一夜明けて。
「手ごわい」と思ったのは、全く素人判断だったか。
朝から、珍しくフォックスニュースをつけたら、どうやら共和党支持者の中から、どうしてペイリンなんか選んだのかと言う怒りの声が後を絶たない模様。ロサンジェルスタイムズ紙でも、リスキーな選択としている。
「女性」で「若い」と言う理由で選んだのなら、他にも資格のあった人物はいたはず、と言っている。
ペイリンの弱みは、これまで共和党がオバマが大統領として不適当な理由として一番に挙げていた「経験不足」。それがそのまま、マケイン陣にバックファイヤーする形になる。
2008年8月10日日曜日
ワイルドスワン
文庫本で3冊、しかも斜め読みできないぎっしりの文章で、読むのに時間がかかったけれど、一読の価値あり。かなりショックだった、と言うのが読後の感想。
世の中の常識人には既知のことだったのかもしれないけれど、中国の文革について「知識人や都会人が農民の生活を知るために地方に労働にやられた時期」くらいにしか理解してなかったので、本を読んでその実情を知って愕然とした。
文革に至る中国革命あたりの話は、私が生まれる以前の「昔のこと」であるから、心を揺さぶられることはなかった。ショックの元は、これが進行していたのが、私がのほほんと青春時代を過ごしていた際に、隣国でこんなことが起きていたと言うこと。しかも当時、全く知らずにいたと言うこと。
さらに今の中国の状態を思うに、対象が元通りに逆転しただけで、相変わらず一部の人間が権力を掌握し抑圧されている人々が存在する。中国3000年の歴史で、そうでなかった時代ってあったのだろうか。
世の中の常識人には既知のことだったのかもしれないけれど、中国の文革について「知識人や都会人が農民の生活を知るために地方に労働にやられた時期」くらいにしか理解してなかったので、本を読んでその実情を知って愕然とした。
文革に至る中国革命あたりの話は、私が生まれる以前の「昔のこと」であるから、心を揺さぶられることはなかった。ショックの元は、これが進行していたのが、私がのほほんと青春時代を過ごしていた際に、隣国でこんなことが起きていたと言うこと。しかも当時、全く知らずにいたと言うこと。
さらに今の中国の状態を思うに、対象が元通りに逆転しただけで、相変わらず一部の人間が権力を掌握し抑圧されている人々が存在する。中国3000年の歴史で、そうでなかった時代ってあったのだろうか。
2008年7月8日火曜日
油
どんどん石油の値段が上がっている。その影響が一番如実に現れるのがガソリン代。
アメリカでは毎年IRS(国税庁)が法定マイレージを発表する。法定マイレージとは、仕事で自家用車を利用した場合の経費計算に使用する数字。この数字の根拠は、ガソリン代と実際の車の使用料である。一律の数字なので、HUMMERで行こうが、カローラで行こうが同じ経費となる。
通常は、会計年度の始まりである1月1日より毎年新たなマイレージが適用される。今年1月からの法定マイレージは50.5セントだった。例えば、私が車で仕事に出かけ、往復の距離が100マイルだったとすると、$0.505x100=$50.5 つまり50ドル50セントを経費として計上することができる。ガソリン代だけを考量すれば、儲かったなんて思うかもしれないが、車はオドメータの距離が延びる度に確実に価値は低下するし、メンテも必要になる。
1年ごとに更新される法定マイレージが、今年は異例にも7月1日に再び更新され、58.5セントになった。私がアメリカに越してきた2006年からの変遷を見ると、
2006年 44.5セント
2007年 48.5セント
2008年1月 50.5セント
2008年7月 58.5セント
と急激に上昇しているのがわかる。
それでも、実際のガソリン代の高騰と比較すると、まだまだ追いついていない感はある。2006年の夏に私がアメリカに越してきた時、この界隈のガソリン代は1ガロン当たり2ドル台の後半だった。それがすぐに3ドルの大台に乗った。まもなく全米のガソリン代が3ドルを突破し、大騒ぎになった。
それも束の間、今やこの界隈のガソリン代は5ドルを目前としている。(今日、近所のガソリンスタンドの看板は$4.85とかだった。)
グリニッチ界隈のガソリン代は、全米でガソリン代が最も高いとされるカリフォルニア州のそれに匹敵するか、それ以上。先日ロスに行った時だと、少なくともロスのほうが10~20セント安かった。
トライステート(マンハッタン周辺の州、即ちニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州の総称)で最もガソリンが安いのがニュージャージー。税金の差なのだが、最近では常に30~50セント安い。だからニュージャージーを通る時は必ず給油することにしている。
全米で比較的ガソリンが安いオハイオ州ですら、今や4ドルを目前としている。1ガロン4ドルは、リッター当たりに換算すると約118円。日本と比べたらまだ安い、なんて思うかもしれないが、車がライフラインであるアメリカ人にとってはまさに死活問題。
数年前にオハイオに住んでいた頃、愛車の日産サニーを満タンにしても20ドル程。それが先日、現在の愛車のカローラを満タンにしたら、51ドルだった。(私は$4.85のガソリンスタンドには行かず、いつも少し安めのスタンドに行っている。この日のこの店の値段は$4.59だった。) オハイオ州との価格差を考慮しても、倍額になったってこと。毎日通勤に車を使わざるを得ない人たちを思うと、本当に厳しいよな。その分、給料が上がってるわけじゃないのだから。
全米のガソリン代がつぶさに分かる、こんなサイトを見つけた。
こんなの見ながら、どこで給油しようか考えるのだろうか・・・。
http://www.fueleconomy.gov/FEG/gasprices/states/index.shtml
昨日だったか、タンクを持ってメキシコにまでガソリンを買いに行くトラックの運転手さんたちがニュースになっていた。その気持ち、わかるよ。
アメリカでは毎年IRS(国税庁)が法定マイレージを発表する。法定マイレージとは、仕事で自家用車を利用した場合の経費計算に使用する数字。この数字の根拠は、ガソリン代と実際の車の使用料である。一律の数字なので、HUMMERで行こうが、カローラで行こうが同じ経費となる。
通常は、会計年度の始まりである1月1日より毎年新たなマイレージが適用される。今年1月からの法定マイレージは50.5セントだった。例えば、私が車で仕事に出かけ、往復の距離が100マイルだったとすると、$0.505x100=$50.5 つまり50ドル50セントを経費として計上することができる。ガソリン代だけを考量すれば、儲かったなんて思うかもしれないが、車はオドメータの距離が延びる度に確実に価値は低下するし、メンテも必要になる。
1年ごとに更新される法定マイレージが、今年は異例にも7月1日に再び更新され、58.5セントになった。私がアメリカに越してきた2006年からの変遷を見ると、
2006年 44.5セント
2007年 48.5セント
2008年1月 50.5セント
2008年7月 58.5セント
と急激に上昇しているのがわかる。
それでも、実際のガソリン代の高騰と比較すると、まだまだ追いついていない感はある。2006年の夏に私がアメリカに越してきた時、この界隈のガソリン代は1ガロン当たり2ドル台の後半だった。それがすぐに3ドルの大台に乗った。まもなく全米のガソリン代が3ドルを突破し、大騒ぎになった。
それも束の間、今やこの界隈のガソリン代は5ドルを目前としている。(今日、近所のガソリンスタンドの看板は$4.85とかだった。)
グリニッチ界隈のガソリン代は、全米でガソリン代が最も高いとされるカリフォルニア州のそれに匹敵するか、それ以上。先日ロスに行った時だと、少なくともロスのほうが10~20セント安かった。
トライステート(マンハッタン周辺の州、即ちニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州の総称)で最もガソリンが安いのがニュージャージー。税金の差なのだが、最近では常に30~50セント安い。だからニュージャージーを通る時は必ず給油することにしている。
全米で比較的ガソリンが安いオハイオ州ですら、今や4ドルを目前としている。1ガロン4ドルは、リッター当たりに換算すると約118円。日本と比べたらまだ安い、なんて思うかもしれないが、車がライフラインであるアメリカ人にとってはまさに死活問題。
数年前にオハイオに住んでいた頃、愛車の日産サニーを満タンにしても20ドル程。それが先日、現在の愛車のカローラを満タンにしたら、51ドルだった。(私は$4.85のガソリンスタンドには行かず、いつも少し安めのスタンドに行っている。この日のこの店の値段は$4.59だった。) オハイオ州との価格差を考慮しても、倍額になったってこと。毎日通勤に車を使わざるを得ない人たちを思うと、本当に厳しいよな。その分、給料が上がってるわけじゃないのだから。
全米のガソリン代がつぶさに分かる、こんなサイトを見つけた。
こんなの見ながら、どこで給油しようか考えるのだろうか・・・。
http://www.fueleconomy.gov/FEG/gasprices/states/index.shtml
昨日だったか、タンクを持ってメキシコにまでガソリンを買いに行くトラックの運転手さんたちがニュースになっていた。その気持ち、わかるよ。
2008年4月24日木曜日
民主党候補のデッドヒート
キニコのことで注意を削がれ、民主党の戦況にもあまり注意を払っていなかったが、火曜日のペンシルバニア州での予備選挙では、ヒラリーが勝ち、またしても今後の行方が予想不可能に。
そもそもヒラリーへの支持が多いペンシルバニア戦ですら、オバマの追い上げが報じられていたので、ヒラリーちゃんも、もはやこれまでかと思っていたのに、意外な結果にいよいよ両者の勝敗はスーパーデレゲートの手に委ねられつつある。
これまでスーパーデレゲートの数ですらオバマの追い上げが報じられてきたのに、これも先行き不明の模様。こうなると共和党に有利になりかねないと、民主党内でも早く方向性を決めたい焦りが見えるが、8月末の民主党大会にまでもつれ込むのか。
個人的には、もうヒラリーちゃんに勝たしてあげて、オバマさんは副大統領か、8年後の選挙に出て頂戴と言いたいところ。さてどうなりますやら。
そもそもヒラリーへの支持が多いペンシルバニア戦ですら、オバマの追い上げが報じられていたので、ヒラリーちゃんも、もはやこれまでかと思っていたのに、意外な結果にいよいよ両者の勝敗はスーパーデレゲートの手に委ねられつつある。
これまでスーパーデレゲートの数ですらオバマの追い上げが報じられてきたのに、これも先行き不明の模様。こうなると共和党に有利になりかねないと、民主党内でも早く方向性を決めたい焦りが見えるが、8月末の民主党大会にまでもつれ込むのか。
個人的には、もうヒラリーちゃんに勝たしてあげて、オバマさんは副大統領か、8年後の選挙に出て頂戴と言いたいところ。さてどうなりますやら。
2008年4月21日月曜日
2008年2月12日火曜日
予備選挙(3)
エドワーズが抜けて、ロムニーがドロップアウトし、民主党はヒラリーとオバマの一騎打ち、共和党はマケインとハカビーの一騎打ちとなって(ポールは結果は度外視でがんばっているが・・・)、ますます面白くなってきた。
先の土曜日に民主党の予備選挙が行われた4州すべてをオバマが圧勝し、Delegateの数も一挙にヒラリーを抜いてしまい、勢いに乗って、今夜の3箇所でも大差の票数で順調にDelegate数を伸ばしている。
昨夜のCNNのラリー・キングのトークショーにミッシェル・オバマ夫人が出ていた。この人の話を聞くのは初めてだったが、頭脳明晰な如才のない人で、とても好感が持てた。十分にファーストレディーの器だなぁと言うのが正直な感想。ネットで経歴を調べて、無理もないと呻った。プリンストン大学を卒業後、Harvard Law Schoolを出て、弁護士に。二人は勤めていた弁護士事務所で知り合ったそうな。なるほど頭いいはず。
逆に、ヒラリーが大統領になったとすると、ビルは「ファースト・ジェントルマン」か。変な呼称で、これも面白そう。
オバマの快進撃で、ヒラリーもあせりを隠さない。今日の上院での何かの法案投票にも、マケインとオバマは姿を見せていたが、ヒラリーは選挙のほうに忙しくて欠席。
スーパーデレゲートと呼ばれる、先日紹介したサイトで、Unpledgedとなっているデレゲートたち。党の主要メンバーや、元議員、州知事、元大統領など、特定の個人がこれに相当する。ビル・クリントンもスーパーデレゲートの一人。彼らは自由意志で、党大会で一票を投じることができる。通常の予備選挙では、一般の投票ですでに候補者の指名が決まってしまうことから、スーパーデレゲートの出番は少ないのだが、ヒラリーとオバマの接戦が党大会まで持ち込まれると、結果はスーパーデレゲートの票に、左右されることになる。
今のところは、ヒラリーのほうがスーパーデレゲートの票を多く集めているものの、実際の投票までに心変わりすることは大いにあるわけで、予断を許さない。(下記は今の段階でどちらに投票するか公言しているスーパーデレゲート)
http://demconwatch.blogspot.com/2008/01/superdelegate-list.html
現在、ヒラリーもオバマも、選挙戦から脱落したエドワーズの後援を取り付けようとしている。どうやらこれまでにエドワーズが獲得したデレゲートは、どちらに投票してもかまわないらしいので、何とかエドワーズの後押しを取り付けたいしい。すでに数名のデレゲートはオバマを後押しするとか、ヒラリー、とか表明しているらしいが、エドワーズが公にどちらかの肩を持つと、大半の票そちらに流れるのだろう。接戦の中では、わずかなデレゲート数も勝敗の鍵を握ることになる。
ところで、ここにきて、ちらほらと両党のRunning mate(副大統領候補)の名前が囁かれ始めた。ヒラリーがリードをしていたときは、オバマの名前が囁かれ、ヒラリー陣営もその可能性は否定しなかった。しかしオバマがリードする今、彼のRunning mateとしてヒラリーはありえるのか? 政策的にも両者はあまり大差ないし、民主党員も「どちらが大統領になっても構わない」と言うくらいだけれど、オバマにとってヒラリーは「あくが強すぎる」だろうし、ビル・クリントンは「目の下」のたんこぶに成りかねない。ってことで、私の予想はこの可能性はxだな。
一方、共和党。マケインのRunning mateとして、コンドリーザ・ライスの名がちらりと聞かれた。当然これはオバマに対抗してだけれど。個人的にこの女性嫌いです。マケインは共和党内で、保守派に人気ないし、保守派のライスを取り込もうとしているのか。ロムニーの脱落後は、ハカビー票が伸びていることも、いかにマケインの人気がないかを示している。でもその分、大統領選になれば独立派の票は取れる可能性あり。
しかし連日の報道で、人々は翻弄されているように思う。オバマの勢いだって、メディアに煽られてということは否定できない。結果だけを新聞で読むのと、開票の様子を逐一報道されるのとでは、人々の間の興奮の度合いは全然違う。
ひとつヒラリーに助言しよう。スピーチを原稿みながらするのはやめましょう。下を向いて紙をちらちら見ながら話すのと、民衆を見て感情をこめて話すのでは、インパクトが違うんだな。と書いていたら、ヒラリーがTVで話し始めた。なんだ、今は紙なんて見てないわ。テキサスの集会での演説の模様でした。もうさっさかテキサスにいるのね。ヒラリーはデレゲート数の多いテキサス(193)に狙いを定めている模様。
話し上手と言えば、ハカビー。あ、彼はそもそも「スピーチ」が商売の牧師だったんだけれど。そういえば、ハカビーもポール同様、IRSを廃止する!と宣言して1040(所得の申告書)を破るパフォーマンスをしていた。IRSがなくなっても税金を払わないで済むわけじゃないんだろうけど、どうするって言うのかな。
先の土曜日に民主党の予備選挙が行われた4州すべてをオバマが圧勝し、Delegateの数も一挙にヒラリーを抜いてしまい、勢いに乗って、今夜の3箇所でも大差の票数で順調にDelegate数を伸ばしている。
昨夜のCNNのラリー・キングのトークショーにミッシェル・オバマ夫人が出ていた。この人の話を聞くのは初めてだったが、頭脳明晰な如才のない人で、とても好感が持てた。十分にファーストレディーの器だなぁと言うのが正直な感想。ネットで経歴を調べて、無理もないと呻った。プリンストン大学を卒業後、Harvard Law Schoolを出て、弁護士に。二人は勤めていた弁護士事務所で知り合ったそうな。なるほど頭いいはず。
逆に、ヒラリーが大統領になったとすると、ビルは「ファースト・ジェントルマン」か。変な呼称で、これも面白そう。
オバマの快進撃で、ヒラリーもあせりを隠さない。今日の上院での何かの法案投票にも、マケインとオバマは姿を見せていたが、ヒラリーは選挙のほうに忙しくて欠席。
スーパーデレゲートと呼ばれる、先日紹介したサイトで、Unpledgedとなっているデレゲートたち。党の主要メンバーや、元議員、州知事、元大統領など、特定の個人がこれに相当する。ビル・クリントンもスーパーデレゲートの一人。彼らは自由意志で、党大会で一票を投じることができる。通常の予備選挙では、一般の投票ですでに候補者の指名が決まってしまうことから、スーパーデレゲートの出番は少ないのだが、ヒラリーとオバマの接戦が党大会まで持ち込まれると、結果はスーパーデレゲートの票に、左右されることになる。
今のところは、ヒラリーのほうがスーパーデレゲートの票を多く集めているものの、実際の投票までに心変わりすることは大いにあるわけで、予断を許さない。(下記は今の段階でどちらに投票するか公言しているスーパーデレゲート)
http://demconwatch.blogspot.com/2008/01/superdelegate-list.html
現在、ヒラリーもオバマも、選挙戦から脱落したエドワーズの後援を取り付けようとしている。どうやらこれまでにエドワーズが獲得したデレゲートは、どちらに投票してもかまわないらしいので、何とかエドワーズの後押しを取り付けたいしい。すでに数名のデレゲートはオバマを後押しするとか、ヒラリー、とか表明しているらしいが、エドワーズが公にどちらかの肩を持つと、大半の票そちらに流れるのだろう。接戦の中では、わずかなデレゲート数も勝敗の鍵を握ることになる。
ところで、ここにきて、ちらほらと両党のRunning mate(副大統領候補)の名前が囁かれ始めた。ヒラリーがリードをしていたときは、オバマの名前が囁かれ、ヒラリー陣営もその可能性は否定しなかった。しかしオバマがリードする今、彼のRunning mateとしてヒラリーはありえるのか? 政策的にも両者はあまり大差ないし、民主党員も「どちらが大統領になっても構わない」と言うくらいだけれど、オバマにとってヒラリーは「あくが強すぎる」だろうし、ビル・クリントンは「目の下」のたんこぶに成りかねない。ってことで、私の予想はこの可能性はxだな。
一方、共和党。マケインのRunning mateとして、コンドリーザ・ライスの名がちらりと聞かれた。当然これはオバマに対抗してだけれど。個人的にこの女性嫌いです。マケインは共和党内で、保守派に人気ないし、保守派のライスを取り込もうとしているのか。ロムニーの脱落後は、ハカビー票が伸びていることも、いかにマケインの人気がないかを示している。でもその分、大統領選になれば独立派の票は取れる可能性あり。
しかし連日の報道で、人々は翻弄されているように思う。オバマの勢いだって、メディアに煽られてということは否定できない。結果だけを新聞で読むのと、開票の様子を逐一報道されるのとでは、人々の間の興奮の度合いは全然違う。
ひとつヒラリーに助言しよう。スピーチを原稿みながらするのはやめましょう。下を向いて紙をちらちら見ながら話すのと、民衆を見て感情をこめて話すのでは、インパクトが違うんだな。と書いていたら、ヒラリーがTVで話し始めた。なんだ、今は紙なんて見てないわ。テキサスの集会での演説の模様でした。もうさっさかテキサスにいるのね。ヒラリーはデレゲート数の多いテキサス(193)に狙いを定めている模様。
話し上手と言えば、ハカビー。あ、彼はそもそも「スピーチ」が商売の牧師だったんだけれど。そういえば、ハカビーもポール同様、IRSを廃止する!と宣言して1040(所得の申告書)を破るパフォーマンスをしていた。IRSがなくなっても税金を払わないで済むわけじゃないんだろうけど、どうするって言うのかな。
2008年1月10日木曜日
予備選挙2
予備選挙についてブログを書き始めたら、にわかに忙しくなり、書きかけのまま放っていたら、来週はSuper Tuesday。
Super Tuesdayの話は後でするとして、予備選挙について書くにあたって、誤ったことを書いてはいけないと、いろいろと調べて、びっくり。超ややこしいシステムなのだ! こんなの一口で説明できないよ~!
しかし面白い発見もいっぱいだった。とにかく、なるべく簡単に解説したい。
まずアメリカは連邦政府で、州ごとに法律が違うということを、念頭において下さい。したがって、予備選挙のやり方も、州によって様々。それぞれを全て解説しきれないので、大まかにお話ししよう。
アメリカには、ご存知のとおり共和党と民主党の二大政党がある。蛇足だけれど、この二党の党員以外はみんな「独立派」かと思いきや、ほかにもグリーン党だの、リベラリテリアンだの、オバタリアンだの(嘘)、たっくさん政党はあるようだ。しかし、予備選挙は、この二大政党に限っての選挙であり、大統領候補者を一人に絞るための、あくまでも内輪の選挙である。
予備選挙と一口に言っても、実際は、州によって、「コーカス」と呼ばれる党員集会での投票と、「プライマリー」と呼ばれる党員集会がない州での州規模の選挙方法とがある。
大きな違いは、コーカスには党員しか参加できない。典型的なコーカスでの投票方法は、党員集会所に集まった党員たちが、支持する各候補者を後押しする演説をしたり、他の候補者を応援している党員や決めかねている党員を一生懸命勧誘する。そして最終的に、「Aさんがいいと思う人、こちらにまってくださ~い」、「Bさんを応援する人は、こっちに集まってくださ~い」と、応援する候補者ごとに集まり、その頭数を数えるのだ。
プライマリーの場合は、きちんとした選挙の形をとっている。州政府がお膳立てした両党一緒の選挙会場で、一票を投じる。もちろん、どちらか一党にしか投票できない。
しかしプライマリーにも、様々なスタイルがあるのだ。(あー、なんてややこしい。)
大まかには、オープンプライマリー、セミオープン、セミークローズド、クローズドの4種類がある。それぞれの内容も実際には州によって異なるが、一般的にオープンというのは、党員以外でも、誰でも投票できる場合。クローズドは、その反対で党員しか投票できない。セミオープンというのは、党員以外でも「独立派」であれば投票できる。セミクローズドは投票時に党員になれば投票できる。つまり、投票会場へ行って、その場で党員として登録して投票。また投票を終えて、帰りに、「やっぱ、前の党に戻ろっと」なんて、登録しなおすことも可能なのである。
オープンドやセミオープンの場合は、敵対する政党の戦局を混乱させるために、自分の支持する党の候補者に有利になる敵対候補を選出するための工作が図られる可能性があると指摘されているが、実際にそういうことが起きた例はないそうだ。
で、予備選挙で、この二大政党が何を決めているかというと、その州の各党が、最終的に党の大統領候補者を選ぶ、全米のコンベンション(党大会)でのデレゲート(代表者)を決定しているのである。デレゲートとは、州の党を代表する投票者である。各州の各党のデレゲートの人数は、あらかじめ州の大きさ(人口)によって決められている。
選挙の結果に基づいて、デレゲートをどのように割り当てるかは、党や州によってやり方が異なる。
民主党では、通常、選挙の結果の割合に応じて、デリゲートの人数が振り分けられる。最低15%は獲得する必要がある。
例えば、ニューハンプシャーでの結果は、クリントン39%、オバマ37%、エドワーズ17%だった。ニューハンプシャーの民主党のデレゲートの人数は30人。この30人のうち、Pledgedのデレゲート(=特定の候補者に投票することが確約されているデレゲート)の人数は22人。このPledgedの22人を選挙結果の割合に合わせて分ける。結果として、クリントン9人、オバマ9人、エドワーズが4人を獲得。
一方、共和党では、獲得票の多い上位1~2人の候補者で、Pledgedのデレゲートを振り分ける場合と、民主党と同じく、割合に応じて振り分ける方法と二つある。どちらの方法なのかは、州によってばらばら。ニューハンプシャーの共和党のデレゲート数は12人。ここは12人全員がPledgedなので、選挙の結果に応じて、マケイン(58%)が7人、ロムニー(33%)4人、ハカビー(8%)が1人獲得した。
デレゲートの中には、上述のPledgedと、最後の党大会まで誰に投票するかわからないUnplegedのデレレゲートがいる。PledgedとUnpledgedの人数の振り分けも、各州の各党で違う。Pledgedのデレゲートでも、投票することに決めている候補者が最終戦までに脱落していく場合もあるので、この段階で決まったデレゲートの人数だけが、予備選挙の結果を左右するのではなく、むしろ、予備選挙というプロセスを踏んでいく中で、次第に強力候補の顔が見えていくのだ。党大会に行き着くころには、だいたい候補者は決まっている。
さて、Super Tuesdayの話。Super Tuesdayとは、毎年2月や3月のはじめに行われる、最も予備選挙に参加する州が多い日のことで、当然ながら1日にして獲得するデレゲート数も最高になる。今後の戦局に大きく影響することは間違いのない、非常に重要な日である。今年は、2月5日のSuper Tuesdayで予備選挙が行われる州の数が過去最高の24州で、メガTuesdayとかSuper Duper Tuesdayとか呼ばれている。民主党では、Pledgedデレゲートの52%が決まり、共和党ではデレゲート全体の41%が決定する。
ところで、民主党は、伝統的に2月5日以前に予備選挙を行って良いとされている、アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナの4州以外で、この日以前に予備選挙を行なったミシガン州(1/15)と、フロリダ州(1/29)のデレゲート数を剥奪してしまった。それゆえ、候補者によっては、この2州での選挙活動を行っていない人もいる。予備選挙の時期が早まると、候補者の選挙資金に大きく影響するかららしい。
各党の各候補者の州ごとのデレゲート獲得数、獲得投票数は下記のウェブサイトで閲覧可能です。
これを見れば、上記で説明した細かな内容が一目瞭然かも。
民主党:http://www.thegreenpapers.com/P08/D-PU.phtml
共和党:http://www.thegreenpapers.com/P08/R-PU.phtml
大相撲みたいに15日でスピーディーな結果は出ないにしろ、徐々に優勝候補が見えてきて、しばらく楽しめそう。今年は北京オリンピックの影響で、党大会が少し遅れ、民主党は8月24日~28日。現大統領を出している政党は、対立政党に遅れて4日後に行うことになっているので、共和党は9月1日~4日。
Super Tuesdayの話は後でするとして、予備選挙について書くにあたって、誤ったことを書いてはいけないと、いろいろと調べて、びっくり。超ややこしいシステムなのだ! こんなの一口で説明できないよ~!
しかし面白い発見もいっぱいだった。とにかく、なるべく簡単に解説したい。
まずアメリカは連邦政府で、州ごとに法律が違うということを、念頭において下さい。したがって、予備選挙のやり方も、州によって様々。それぞれを全て解説しきれないので、大まかにお話ししよう。
アメリカには、ご存知のとおり共和党と民主党の二大政党がある。蛇足だけれど、この二党の党員以外はみんな「独立派」かと思いきや、ほかにもグリーン党だの、リベラリテリアンだの、オバタリアンだの(嘘)、たっくさん政党はあるようだ。しかし、予備選挙は、この二大政党に限っての選挙であり、大統領候補者を一人に絞るための、あくまでも内輪の選挙である。
予備選挙と一口に言っても、実際は、州によって、「コーカス」と呼ばれる党員集会での投票と、「プライマリー」と呼ばれる党員集会がない州での州規模の選挙方法とがある。
大きな違いは、コーカスには党員しか参加できない。典型的なコーカスでの投票方法は、党員集会所に集まった党員たちが、支持する各候補者を後押しする演説をしたり、他の候補者を応援している党員や決めかねている党員を一生懸命勧誘する。そして最終的に、「Aさんがいいと思う人、こちらにまってくださ~い」、「Bさんを応援する人は、こっちに集まってくださ~い」と、応援する候補者ごとに集まり、その頭数を数えるのだ。
プライマリーの場合は、きちんとした選挙の形をとっている。州政府がお膳立てした両党一緒の選挙会場で、一票を投じる。もちろん、どちらか一党にしか投票できない。
しかしプライマリーにも、様々なスタイルがあるのだ。(あー、なんてややこしい。)
大まかには、オープンプライマリー、セミオープン、セミークローズド、クローズドの4種類がある。それぞれの内容も実際には州によって異なるが、一般的にオープンというのは、党員以外でも、誰でも投票できる場合。クローズドは、その反対で党員しか投票できない。セミオープンというのは、党員以外でも「独立派」であれば投票できる。セミクローズドは投票時に党員になれば投票できる。つまり、投票会場へ行って、その場で党員として登録して投票。また投票を終えて、帰りに、「やっぱ、前の党に戻ろっと」なんて、登録しなおすことも可能なのである。
オープンドやセミオープンの場合は、敵対する政党の戦局を混乱させるために、自分の支持する党の候補者に有利になる敵対候補を選出するための工作が図られる可能性があると指摘されているが、実際にそういうことが起きた例はないそうだ。
で、予備選挙で、この二大政党が何を決めているかというと、その州の各党が、最終的に党の大統領候補者を選ぶ、全米のコンベンション(党大会)でのデレゲート(代表者)を決定しているのである。デレゲートとは、州の党を代表する投票者である。各州の各党のデレゲートの人数は、あらかじめ州の大きさ(人口)によって決められている。
選挙の結果に基づいて、デレゲートをどのように割り当てるかは、党や州によってやり方が異なる。
民主党では、通常、選挙の結果の割合に応じて、デリゲートの人数が振り分けられる。最低15%は獲得する必要がある。
例えば、ニューハンプシャーでの結果は、クリントン39%、オバマ37%、エドワーズ17%だった。ニューハンプシャーの民主党のデレゲートの人数は30人。この30人のうち、Pledgedのデレゲート(=特定の候補者に投票することが確約されているデレゲート)の人数は22人。このPledgedの22人を選挙結果の割合に合わせて分ける。結果として、クリントン9人、オバマ9人、エドワーズが4人を獲得。
一方、共和党では、獲得票の多い上位1~2人の候補者で、Pledgedのデレゲートを振り分ける場合と、民主党と同じく、割合に応じて振り分ける方法と二つある。どちらの方法なのかは、州によってばらばら。ニューハンプシャーの共和党のデレゲート数は12人。ここは12人全員がPledgedなので、選挙の結果に応じて、マケイン(58%)が7人、ロムニー(33%)4人、ハカビー(8%)が1人獲得した。
デレゲートの中には、上述のPledgedと、最後の党大会まで誰に投票するかわからないUnplegedのデレレゲートがいる。PledgedとUnpledgedの人数の振り分けも、各州の各党で違う。Pledgedのデレゲートでも、投票することに決めている候補者が最終戦までに脱落していく場合もあるので、この段階で決まったデレゲートの人数だけが、予備選挙の結果を左右するのではなく、むしろ、予備選挙というプロセスを踏んでいく中で、次第に強力候補の顔が見えていくのだ。党大会に行き着くころには、だいたい候補者は決まっている。
さて、Super Tuesdayの話。Super Tuesdayとは、毎年2月や3月のはじめに行われる、最も予備選挙に参加する州が多い日のことで、当然ながら1日にして獲得するデレゲート数も最高になる。今後の戦局に大きく影響することは間違いのない、非常に重要な日である。今年は、2月5日のSuper Tuesdayで予備選挙が行われる州の数が過去最高の24州で、メガTuesdayとかSuper Duper Tuesdayとか呼ばれている。民主党では、Pledgedデレゲートの52%が決まり、共和党ではデレゲート全体の41%が決定する。
ところで、民主党は、伝統的に2月5日以前に予備選挙を行って良いとされている、アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナの4州以外で、この日以前に予備選挙を行なったミシガン州(1/15)と、フロリダ州(1/29)のデレゲート数を剥奪してしまった。それゆえ、候補者によっては、この2州での選挙活動を行っていない人もいる。予備選挙の時期が早まると、候補者の選挙資金に大きく影響するかららしい。
各党の各候補者の州ごとのデレゲート獲得数、獲得投票数は下記のウェブサイトで閲覧可能です。
これを見れば、上記で説明した細かな内容が一目瞭然かも。
民主党:http://www.thegreenpapers.com/P08/D-PU.phtml
共和党:http://www.thegreenpapers.com/P08/R-PU.phtml
大相撲みたいに15日でスピーディーな結果は出ないにしろ、徐々に優勝候補が見えてきて、しばらく楽しめそう。今年は北京オリンピックの影響で、党大会が少し遅れ、民主党は8月24日~28日。現大統領を出している政党は、対立政党に遅れて4日後に行うことになっているので、共和党は9月1日~4日。
少子高齢化対策
母から、キャッチに「速やかに」を加えたことに対する反論が来た。
母からのメールを掲載しよう。
「ぼけずにポックリ速やかに」は、子供らの本音の願いやと思いますが、そうは問屋が卸さないのが世の常。
「ぼけて達者で徘徊し、転んで寝付いて15年」
これが私の生き方かもしれません。そのときはよろしく、たらい回しにしてください。
でも、こんなこといっていたら「言霊」ということがあるので、その通りになったらいかんので私らの本当の願いは「達者で長生き、ぼけずにポックリ」です。速やかには削除!
と、ここまで打ったら、下からパパが「おいっ!すぐおりてこい!」と、なにやらご機嫌の悪い声。なんやろ?と、降りていったら、わたし、二階に上がる前にちょっと熱いお茶が飲みたいと思って、ガスにやかん掛けたまま、そのまま忘れてPCの前に座ってたらしい。我ながら恐ろしい!
「今度こんなことしたら、10万円罰金!」といわれてしまった。それも、おそろしい。
ありがたいことに、両親は、とっても元気で、いろいろな活動に忙しい。父親はもっぱらソフトテニスに碁会所通い。残りの時間は全てTVの前で過ごしている。一方、母は寸暇を惜しんで、シルバーセンターからの依頼でさまざまなアルバイトをし、小学校の同級生と月一で集まったり(70半ばのジジババが、「女子」「男子」とか、「この子」「あの子」とか呼び合っているのは、少しキモイ)、中学以来の女4人仲間で各地を旅行したり、もう数十年続けている朗読奉仕に出かけ、合間に小説を書き新聞に投稿を繰り返している。とにかく忙しい。私が久々に帰省しても家にいない。アルバイト故、小金も持っているので、今では父親が母にお小遣いをせびっている。二人とも友達がたくさんいるというのが何より。
まぁそんな元気なお年寄りなら、別段「速やかに」行ってもらわなくてもいいので、私も反省。社会保険庁には申し訳ないが、キャッチはこのように変えたい。
「ボケたらポックリ、速やかに」
冗談はこれくらいにして、私には少子高齢化対策に関して、日ごろから言いたいことがある。政府の上辺だけの少子化対策には腹が立つし、年老いて体調を悪くした老人をその身内が身を粉にして世話をしているという状況にも、納得がいかない。
全ての子供と高齢者は、社会の子供と老人なのだと私は考える。子供のいる人だけが、子供の養育費を全て負担し、また老人を抱える人たちがその老人の世話の責任を全て負っている今の状況は、間違っている。
全ての子供、老人が、生まれてきて死んで行くまでに、平等とは言わなくても、ある程度の保障を受けるべきなのだ。
現在の政府の小手先だけの少子化対策。子供の医療費を幼児の間、一部負担したり無料化したり、おむつ代を負担するとか、買い物の時に割引・・・。なんてしょうもない! はっきりいって、子供が小さいときが我が家は一番裕福だった。一番余剰のお金があった。子供で一番きついのは教育費、それも子供たちが大きくなってから。塾だの、私学だの、大学だの・・・これが一番きつい。
塾や、私学や、大学は個人の勝手っという意見もあるかもしれない。でも、実態は、今の公立の小中高校では「塾ありき」なのだ。子供たちが塾に行っていることを前提とした授業内容なのだ。実際にほとんどの子供たちが塾に通う中、それを無視して、あたかも誰も通っていないかのような授業を進めることも難しいかもしれないが、塾の存在を否定しない今の教育現場ってちょっとおかしくないか。塾という企業の存在が、何者かの手によって守られている、そんな気もする。
教育費と同様にきついのが住宅費。子供が多ければ、当然家も広くなければならない。住宅費がものすごく高い中、だれが子供を産みますか。(ついでに、私が強く勧めたいのが、遷都! 何が悲して、ごみごみした東京に人が集まらんとあかんのか!)
とにかく、子持ちの目から見ると、子供のいない人たちは、とっても恵まれているように映る。そして、その人たちもいずれは、誰かの子供に間接的・直接的には世話になるのだ。そう思うと、やはり、子供のいる家庭にもっと手厚い補助があってよいと思う。前にどこかで書いたと思うけれど、フランスでは一人当たり毎年、幾らというお金が政府からもらえる。忘れたけれどかなりの額だった。それくらい金銭的な補助があってしかるべきと思う。
同じく、病弱な老人を抱える家庭にしても、こちらは金銭的な補助というよりも、社会的にこれらの老人の世話をしてくれるシステムが必要だ。家族だけが老人の世話をしていたのでは、見も心も擦り切れてしまう。たまに見舞うから、良い顔も出来、優しく接することもできる。老人は子供とは違う。子供に対しては、明らかな上下関係が存在するから、扱いやすい。でも老人は、身体的には誰かに頼らなければならなくとも、心の中ではまだまだ自分のほうが上位にあるという気持ちがある。そんなことから、軋轢が生じてしまう。体重ひとつ比べても、子供の何倍。それを一人で抱きかかえるなんて、無理。
また身寄りのない人も、老後に不安を持たずにすむ、そんな社会が実現されるべきなのだ。そのための設備やシステムを早急に構築するべき。子が親のことを思うのは当然だけれど、実際にはいろいろな制約があって、何かを犠牲にしなければならなくなってくる。
この国に生まれて良かったという国にしなければ、人材はよそに流れていってしまう。
資本主義の時代は終わったのよ。これからは新社会主義っていうか、社会としてのマナーとルールを守った上での自由主義じゃなきゃいけないのよ。
(あ、ついでに、日本のお米は守るべき。関税をかけても、輸入米を規制して、日本の米は絶対に守るべき。食の安全保障は国家の基本よ!)
増税?! 大いにかまわないよ。絶対に安心して生まれて死んでいける社会なら、安いもんだ!
ということで、うちの両親が寝付く前に、早く何とかしてくれぇー。
(なんや、偉そうに言っても、結局そう言うことかいな。)
母からのメールを掲載しよう。
「ぼけずにポックリ速やかに」は、子供らの本音の願いやと思いますが、そうは問屋が卸さないのが世の常。
「ぼけて達者で徘徊し、転んで寝付いて15年」
これが私の生き方かもしれません。そのときはよろしく、たらい回しにしてください。
でも、こんなこといっていたら「言霊」ということがあるので、その通りになったらいかんので私らの本当の願いは「達者で長生き、ぼけずにポックリ」です。速やかには削除!
と、ここまで打ったら、下からパパが「おいっ!すぐおりてこい!」と、なにやらご機嫌の悪い声。なんやろ?と、降りていったら、わたし、二階に上がる前にちょっと熱いお茶が飲みたいと思って、ガスにやかん掛けたまま、そのまま忘れてPCの前に座ってたらしい。我ながら恐ろしい!
「今度こんなことしたら、10万円罰金!」といわれてしまった。それも、おそろしい。
ありがたいことに、両親は、とっても元気で、いろいろな活動に忙しい。父親はもっぱらソフトテニスに碁会所通い。残りの時間は全てTVの前で過ごしている。一方、母は寸暇を惜しんで、シルバーセンターからの依頼でさまざまなアルバイトをし、小学校の同級生と月一で集まったり(70半ばのジジババが、「女子」「男子」とか、「この子」「あの子」とか呼び合っているのは、少しキモイ)、中学以来の女4人仲間で各地を旅行したり、もう数十年続けている朗読奉仕に出かけ、合間に小説を書き新聞に投稿を繰り返している。とにかく忙しい。私が久々に帰省しても家にいない。アルバイト故、小金も持っているので、今では父親が母にお小遣いをせびっている。二人とも友達がたくさんいるというのが何より。
まぁそんな元気なお年寄りなら、別段「速やかに」行ってもらわなくてもいいので、私も反省。社会保険庁には申し訳ないが、キャッチはこのように変えたい。
「ボケたらポックリ、速やかに」
冗談はこれくらいにして、私には少子高齢化対策に関して、日ごろから言いたいことがある。政府の上辺だけの少子化対策には腹が立つし、年老いて体調を悪くした老人をその身内が身を粉にして世話をしているという状況にも、納得がいかない。
全ての子供と高齢者は、社会の子供と老人なのだと私は考える。子供のいる人だけが、子供の養育費を全て負担し、また老人を抱える人たちがその老人の世話の責任を全て負っている今の状況は、間違っている。
全ての子供、老人が、生まれてきて死んで行くまでに、平等とは言わなくても、ある程度の保障を受けるべきなのだ。
現在の政府の小手先だけの少子化対策。子供の医療費を幼児の間、一部負担したり無料化したり、おむつ代を負担するとか、買い物の時に割引・・・。なんてしょうもない! はっきりいって、子供が小さいときが我が家は一番裕福だった。一番余剰のお金があった。子供で一番きついのは教育費、それも子供たちが大きくなってから。塾だの、私学だの、大学だの・・・これが一番きつい。
塾や、私学や、大学は個人の勝手っという意見もあるかもしれない。でも、実態は、今の公立の小中高校では「塾ありき」なのだ。子供たちが塾に行っていることを前提とした授業内容なのだ。実際にほとんどの子供たちが塾に通う中、それを無視して、あたかも誰も通っていないかのような授業を進めることも難しいかもしれないが、塾の存在を否定しない今の教育現場ってちょっとおかしくないか。塾という企業の存在が、何者かの手によって守られている、そんな気もする。
教育費と同様にきついのが住宅費。子供が多ければ、当然家も広くなければならない。住宅費がものすごく高い中、だれが子供を産みますか。(ついでに、私が強く勧めたいのが、遷都! 何が悲して、ごみごみした東京に人が集まらんとあかんのか!)
とにかく、子持ちの目から見ると、子供のいない人たちは、とっても恵まれているように映る。そして、その人たちもいずれは、誰かの子供に間接的・直接的には世話になるのだ。そう思うと、やはり、子供のいる家庭にもっと手厚い補助があってよいと思う。前にどこかで書いたと思うけれど、フランスでは一人当たり毎年、幾らというお金が政府からもらえる。忘れたけれどかなりの額だった。それくらい金銭的な補助があってしかるべきと思う。
同じく、病弱な老人を抱える家庭にしても、こちらは金銭的な補助というよりも、社会的にこれらの老人の世話をしてくれるシステムが必要だ。家族だけが老人の世話をしていたのでは、見も心も擦り切れてしまう。たまに見舞うから、良い顔も出来、優しく接することもできる。老人は子供とは違う。子供に対しては、明らかな上下関係が存在するから、扱いやすい。でも老人は、身体的には誰かに頼らなければならなくとも、心の中ではまだまだ自分のほうが上位にあるという気持ちがある。そんなことから、軋轢が生じてしまう。体重ひとつ比べても、子供の何倍。それを一人で抱きかかえるなんて、無理。
また身寄りのない人も、老後に不安を持たずにすむ、そんな社会が実現されるべきなのだ。そのための設備やシステムを早急に構築するべき。子が親のことを思うのは当然だけれど、実際にはいろいろな制約があって、何かを犠牲にしなければならなくなってくる。
この国に生まれて良かったという国にしなければ、人材はよそに流れていってしまう。
資本主義の時代は終わったのよ。これからは新社会主義っていうか、社会としてのマナーとルールを守った上での自由主義じゃなきゃいけないのよ。
(あ、ついでに、日本のお米は守るべき。関税をかけても、輸入米を規制して、日本の米は絶対に守るべき。食の安全保障は国家の基本よ!)
増税?! 大いにかまわないよ。絶対に安心して生まれて死んでいける社会なら、安いもんだ!
ということで、うちの両親が寝付く前に、早く何とかしてくれぇー。
(なんや、偉そうに言っても、結局そう言うことかいな。)
2008年1月6日日曜日
フェミニズム
一昔前はウーマンリブと呼ばれたこの言葉。
今日は、フェミニズムに関する私の考えをちょっと書いてみる。
きっかけは、この前の「予備選挙」に対するMayukoさんからのコメント。コメントとして返答したら、きっと長くなる過ぎると思ったから。
確かにフェミニズム発祥の地でもあるアメリカで、未だに女性の大統領が誕生していないのは少し不思議でもある。イスラムの国、パキスタンですら女性首相がいたことも考えれば尚更。
ウーマンリブ、フェミニズム運動の先駆者たちが、これまでになし遂げた功績は大きいと思う。けれど、これからの時代のフェミニズムは、少し方向性が変わった方がいいんじゃないか。いや変わるべき、変わって欲しい。
私は、女性の敵は女性だと思っている。女性は、自分のことは棚に挙げて、同性に対して厳しくなりがち。あるいは、自分がこれだけやっているのだから、同じことを同性の他人に求めてしまう。同性に対しての思いやりに欠けるというか、採点が辛くなる。こういう傾向があると思う。
だから必ずしも女性の管理者が女性の部下に対して、良い上司とは成り得ない。女性の大統領、首相を持った経験がないので、実際に政治の舞台ではどうなのかわからないけれど、少なくともこれまで日本が輩出してきた女性の政治家で、素晴らしいと思える人はいなかった。少子化対策を担当している大臣(名前も忘れた、あのダサい服装のおばちゃん)も、女性ならではの、女性の立場にたっての手腕を発揮しているかといえば、私の目から見たおばちゃんは、根本的に問題がわかってないんじゃないの、と思ってしまう。(少子化対策の件は、また別の機会に書きたいと思う。)
で、今日は、斬新な?私のフェミニズム哲学を披露したい。
先ほども書いたように、この考えは、先人の功績によって随分と改善された現状を踏まえた上でのものであることを強調しておきたい。改善されたと言っても、まだまだ十分ではない。そこで、今後さらに満足のいく社会を実現するための提言である。
まず男と女は決して平等ではあり得ないこと。肉体的には勿論のこと、精神的にも違っている。世の中には、男の役割と女の役割が存在する。それは、社会的な仕組みがあるから存在するものではなく、人間としての、動物としての本能として、分担が存在しているということ。
つまり、女には相手の男性と子供たちの世話をしたい、しなければならないと言う気持ちが、男には外で働いて、家族を支えたい、支えなければならないという気持ちが自然に強くある。また女には守られたいという気持ちがあり、男は守りたいという気持ちがある。それに逆らって生きると、どこかしらストレスを感じるものなのである。
但し、その本能だけが満たされれば満足出来るかと言えばそうじゃない。仕事などを通して、家庭内のみならず、社会的にも認められたいという欲求もある。現在の社会のシステムでは、家庭内と社会で認知を得るには、まだまだ女性の方にハードルが高い。女性がより容易にこれを達成するにはどうすれば良いか。
それは、このような本能的役割分担を前提とした平等を達成すれば良いのだ!
つまり、女性が外で仕事をする時間は男性の5分の3でよい。残りの5分の2は、自分の家庭で、家族のために費やしてよい。しかし、この5分の2の時間も、家族、強いては社会を支えている「労働時間」であるからして、この分の社会的役割の報酬をも給与に含むのである。
つまり、100%会社で仕事をしている男性と、60%会社で仕事をしている女性は、同じ給与をもらうのだ。あるいは100%仕事をしても、60%の仕事でも同じ役職に就くことが出来る。40%分はサポートの人員をつけることを会社が保証すればいい。または、100%の仕事をする女性には、家庭を犠牲にしているストレスに対する対価として、40%増の報酬を与える。
社内では、「女性なのに」とか「女性の癖に」という言葉は禁物。代わって頻繁に使われる言葉は、「女性だから」、「女性なので」となる。
用例は、
「女性なので、有給休暇も1.4倍ですよ。」
「女性だから、無理しないでね。」
「女性なので、労わってあげましょう。」
などである。
ドアは勿論、男性社員が率先して開ける。重たい荷物は男性社員が運ぶ。椅子は引いてあげる。
こうやって、優しく労わられると、自然と「ま、お茶でも入れてあげるかな」と、「なんで、女がお茶汲みさせられるのよっ!」といった、強いられた労働としてのお茶汲みではなく、本能として、男性を労わる気分が沸いてくるのかもしれない。(その保証はないが・・・、ひょっとしてらそういう気分になる可能性もなきにしはあらず。)
これでパートの主婦の時給も上がる。パートをしている主婦の仕事は社会的にも家庭内でも軽く見られがちである。これが彼女たちのストレスをさらに高めているのではないだろうか。時給が男性より1.4倍であるのは、言ってみれば当たり前。パートに出るために、家庭の仕事を能率的にこなす努力をしたり、あるいはやらねばならないことが出来ずにいるストレスは、目に見えないながらもかなりある。それなのに、一般的には、「お前がパートで稼ぐ金なんか・・・」と、夫には見られがちなのである。
社会的弱者である女性を、社会的に平等な立場にするのではなく、社会的弱者という立場を認めてそれに対する保証を支払って、「君は弱者のままでいいのだよ」と優しく労わる。それが、ジョダコ式フェミニズムである。
異論は?
追記:
但し、この社会的弱者としてのフェミニズムの対象者は、あくまで「家族のいる」女性に対してのみ与えられる特権であるべきだ。つまり、配偶者、子供、あるいは世話をしている家族(親、兄弟など)のいる女性である。独身でお気楽な女性は、独身男性と同じく、家庭における役割はなさそうなので、その必要はないだろう。それと、男性でも、何かの事情で中心的に家族の世話をしている人は、やはりこの制度に甘んじることができるべきだ。
うん、こうすれば結婚するメリットも子供を生むメリットもあるから、少子化対策にもなるよ、猪口さん。
今日は、フェミニズムに関する私の考えをちょっと書いてみる。
きっかけは、この前の「予備選挙」に対するMayukoさんからのコメント。コメントとして返答したら、きっと長くなる過ぎると思ったから。
確かにフェミニズム発祥の地でもあるアメリカで、未だに女性の大統領が誕生していないのは少し不思議でもある。イスラムの国、パキスタンですら女性首相がいたことも考えれば尚更。
ウーマンリブ、フェミニズム運動の先駆者たちが、これまでになし遂げた功績は大きいと思う。けれど、これからの時代のフェミニズムは、少し方向性が変わった方がいいんじゃないか。いや変わるべき、変わって欲しい。
私は、女性の敵は女性だと思っている。女性は、自分のことは棚に挙げて、同性に対して厳しくなりがち。あるいは、自分がこれだけやっているのだから、同じことを同性の他人に求めてしまう。同性に対しての思いやりに欠けるというか、採点が辛くなる。こういう傾向があると思う。
だから必ずしも女性の管理者が女性の部下に対して、良い上司とは成り得ない。女性の大統領、首相を持った経験がないので、実際に政治の舞台ではどうなのかわからないけれど、少なくともこれまで日本が輩出してきた女性の政治家で、素晴らしいと思える人はいなかった。少子化対策を担当している大臣(名前も忘れた、あのダサい服装のおばちゃん)も、女性ならではの、女性の立場にたっての手腕を発揮しているかといえば、私の目から見たおばちゃんは、根本的に問題がわかってないんじゃないの、と思ってしまう。(少子化対策の件は、また別の機会に書きたいと思う。)
で、今日は、斬新な?私のフェミニズム哲学を披露したい。
先ほども書いたように、この考えは、先人の功績によって随分と改善された現状を踏まえた上でのものであることを強調しておきたい。改善されたと言っても、まだまだ十分ではない。そこで、今後さらに満足のいく社会を実現するための提言である。
まず男と女は決して平等ではあり得ないこと。肉体的には勿論のこと、精神的にも違っている。世の中には、男の役割と女の役割が存在する。それは、社会的な仕組みがあるから存在するものではなく、人間としての、動物としての本能として、分担が存在しているということ。
つまり、女には相手の男性と子供たちの世話をしたい、しなければならないと言う気持ちが、男には外で働いて、家族を支えたい、支えなければならないという気持ちが自然に強くある。また女には守られたいという気持ちがあり、男は守りたいという気持ちがある。それに逆らって生きると、どこかしらストレスを感じるものなのである。
但し、その本能だけが満たされれば満足出来るかと言えばそうじゃない。仕事などを通して、家庭内のみならず、社会的にも認められたいという欲求もある。現在の社会のシステムでは、家庭内と社会で認知を得るには、まだまだ女性の方にハードルが高い。女性がより容易にこれを達成するにはどうすれば良いか。
それは、このような本能的役割分担を前提とした平等を達成すれば良いのだ!
つまり、女性が外で仕事をする時間は男性の5分の3でよい。残りの5分の2は、自分の家庭で、家族のために費やしてよい。しかし、この5分の2の時間も、家族、強いては社会を支えている「労働時間」であるからして、この分の社会的役割の報酬をも給与に含むのである。
つまり、100%会社で仕事をしている男性と、60%会社で仕事をしている女性は、同じ給与をもらうのだ。あるいは100%仕事をしても、60%の仕事でも同じ役職に就くことが出来る。40%分はサポートの人員をつけることを会社が保証すればいい。または、100%の仕事をする女性には、家庭を犠牲にしているストレスに対する対価として、40%増の報酬を与える。
社内では、「女性なのに」とか「女性の癖に」という言葉は禁物。代わって頻繁に使われる言葉は、「女性だから」、「女性なので」となる。
用例は、
「女性なので、有給休暇も1.4倍ですよ。」
「女性だから、無理しないでね。」
「女性なので、労わってあげましょう。」
などである。
ドアは勿論、男性社員が率先して開ける。重たい荷物は男性社員が運ぶ。椅子は引いてあげる。
こうやって、優しく労わられると、自然と「ま、お茶でも入れてあげるかな」と、「なんで、女がお茶汲みさせられるのよっ!」といった、強いられた労働としてのお茶汲みではなく、本能として、男性を労わる気分が沸いてくるのかもしれない。(その保証はないが・・・、ひょっとしてらそういう気分になる可能性もなきにしはあらず。)
これでパートの主婦の時給も上がる。パートをしている主婦の仕事は社会的にも家庭内でも軽く見られがちである。これが彼女たちのストレスをさらに高めているのではないだろうか。時給が男性より1.4倍であるのは、言ってみれば当たり前。パートに出るために、家庭の仕事を能率的にこなす努力をしたり、あるいはやらねばならないことが出来ずにいるストレスは、目に見えないながらもかなりある。それなのに、一般的には、「お前がパートで稼ぐ金なんか・・・」と、夫には見られがちなのである。
社会的弱者である女性を、社会的に平等な立場にするのではなく、社会的弱者という立場を認めてそれに対する保証を支払って、「君は弱者のままでいいのだよ」と優しく労わる。それが、ジョダコ式フェミニズムである。
異論は?
追記:
但し、この社会的弱者としてのフェミニズムの対象者は、あくまで「家族のいる」女性に対してのみ与えられる特権であるべきだ。つまり、配偶者、子供、あるいは世話をしている家族(親、兄弟など)のいる女性である。独身でお気楽な女性は、独身男性と同じく、家庭における役割はなさそうなので、その必要はないだろう。それと、男性でも、何かの事情で中心的に家族の世話をしている人は、やはりこの制度に甘んじることができるべきだ。
うん、こうすれば結婚するメリットも子供を生むメリットもあるから、少子化対策にもなるよ、猪口さん。
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