2008年12月16日火曜日

ビッグスリー(2)

この頃、ブログの更新が頻繁だね~と言われる。
カウンターを付けて、1日にこんなに多くの人がアクセスしているんだと知ったら、何か新しいことを書いておかないと申し訳ない・・・と思って、書いていました。

ここ数日は、仕事があって忙しくしているのですが。

ビッグスリーについては、ブリッジローンが検討されている模様。実現すればGMとクライスラーはなんとか年を越せるのかな。

前回のブログで書いた、チャプター11で根本から経営を刷新すると言うのは正論だと思う。でも労働者や周辺への影響を考えると、確かに厳しい意見かもしれない。

正論だけじゃ、世の中上手く行かない。そのことも分かる。
それでも・・・。

やはり今回は、チャプター11で会社側に意思決定の余地を与えずに、思い切った改革をしないといけないと思う。そうすればUAWの力も弱まるし(この期に及んで、賃率のカットに合意しなかった)、労働者の意識改革にも繋がると思うんだけど。

一派一からげに語っても、個人個人のレベルでは、当てはまらない場合もあるし、私の偏見も大いに入っているけれど、思うに、アメリカの労働者は、概ねサービス精神ゼロ。与えられた仕事を100%もしない。経験したことのある人は多いと思うのだが、お店に行ったって、自分たちのおしゃべりに没頭して、お客が待っていようが知らん顔。

これは日本人の特質なのかもしれないけれど、往々にして私たちは与えられた仕事の120%を無償でこなそうとする。少なくとも私はそう。量での場合もあるし、効率や質での場合もある。自分自身と競争したりして、今日10出来ていたら、明日は11やろうと思う。コレやってと頼まれれば、アレも必要だと考えて、両方やる。そうじゃない?

アメリカも、昔はこんなじゃなかった、と思う。私が覚えている70年代のアメリカは、全てにおいて先進国だった。トイレもきれいだった。それが今、ここのどこが先進国なの、と感じさせられることが多い。このままじゃ、この国は衰退の一途。過去の栄光にだけ捕らわれて、自分たちの衰退・後退に気づいていない。

私にはそう言う思いがあるから、アメリカにカツを入れる良い機会だと思った。でもそれにしては代償が大きすぎる?

一方、今の日本の自動車業界の契約社員の解雇の話を聞いていると、本当に大変だと思う。企業の立場に立って契約社員の制度を奨励してきた政府に対して、ずっと腹を立ててきた。この制度は企業の成長の上で、便利なようで、実は何にも貢献しないと思う。契約社員が愛社精神を持つことなんてあり得ないから。

契約社員の人たちって、自ら選んでそうなったんだろうか? それとも雇用してくれるところがなくて、仕方なく? 前者なら彼らにも責任がある。一昔前にはこういう人も多かったのかもしれないけど、今は正社員になりたくてもなれない人が多いんでしょう。

この先どうなるんだろう。
ある中小企業の経営者が、とにかく今は耐え忍ぶしかない。じっと息を潜めて何とか持ちこたえたら、再び良い日がやってくるだろうって言っていた。本当にそれしかないみたい。

とにかくまじめに頑張れば、乗り越えられそうな・・・。それとも現実はそんなに甘くないのだろうか。

契約社員がどんどん解雇されている一方で、介護施設などでは人手不足と言っている。この辺もわかりません。資格がないとできない仕事なのか、それとも、こんな状況でも仕事を選んでいるのか・・・。

世の中の景気がこんなに悪い中、パリに旅行に行くなんて・・・ちょっと心苦しい気もする。切符は9月に買っていたのだ。ここまで景気が悪くなると、せっかくパリに行っても、るんるん気分で遊べないなぁ。今回の目的は、昔住んでいたあたりを懐かしく回って、ヴァレリーと、この10年余の話をキャッチアップすること。あとは、ひたすら食べる。

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