同じくNYタイムズの折込チラシに、Zagat(レストランの評価本を出している会社、フランスのミシュランみたいなもの)のワインの通販のチラシが入っていた。
3ヶ月に1度、Zagatが選んだワインが12本届けられる。赤12本、白12本、ミックス12本の中から選べる。赤と白の場合は、4種類で各3本ずつ。ミックスの場合は知らない。価格は初回注文時だけが70ドルで、次回からは140ドル。いつどの時点でもキャンセルすることができる。70ドルで12本だと1本6ドル以下。140ドルだとしても12ドル以下。これらのワインはだいたい15ドルくらいのものらしいから、お得だ。
ただおいしいのかどうか半信半疑ではあったけれど、Zagatだし、まずいものは選ばないだろう、と騙されてみる事に。赤の12本セットを注文した。
感謝祭前に12本が届き、ディナーと一緒に最初の1本である2007年のボルドーをあけた。少し軽めだったけれどおいしかった。その日に1本空けてしまった。悪いワインの場合は頭痛がするんだけれど、翌日はすっきりとした目覚め。うん、やっぱり良いワインだ。
翌日は2007年のカリフォルニア産カベルネ。これはすっごくおいしかった。その翌日(カベルネが途中でなくなったから・・・)イタリア産のを空けたけど、これもおいしかった。最後の1種類であるチリ産のピニョノワールはまだ空けてないが、今のところどれもおいしい。
更に友達を紹介してその友達が購入すれば、私の注文は再び半額に。4人まで紹介できるから、4人買ってくれたら4回半額になるのだ。
お得だしおいしかったし、と早速最初のカモとして、マビオとチカエをゲットしようと思った。昨日彼らとマンハッタンでランチをする約束をしていたので、その時に、「ねぇねぇ、ワインの通販があってね、それがすごく良かったの。初回は半額で・・・」と話し始めると、「Zagatでしょ? ウチもオーダーしたよ」だって。
そうだよなー。こんな良い話、マビオさんが逃すはずないよなー。マビオさんもチカエも、なかなかおいしいと言っていたが、初回だけでキャンセルするそう。自分の好きなワインを買って飲みたいから。
と言うことで、ご興味のある方、私に紹介させてくださいましまし!
プロモーションコードがなくてもClick hereを押せば中身は見られるし、値段も同じだよ。
https://www.zagatwine.com/lp_land_taste.aspx?img=orderFormCode_gatefold_mix.gif
でも、勝手に注文しないで、私に紹介させてくれ~!! (州によっては発送できないところもあるそう。Delivery is available to AZ, CA (offer may vary for California residents), CO, CT, FL, IA, ID, IL, IN, LA, MA, MI, MN, MO, NC, ND, NE, NH, NJ, NM, NV, NY, OH, OR, SC, TX, VA, VT, WA, WI, WV, WY and DC. )
2009年12月1日火曜日
感謝祭
去年と一昨年の感謝祭は一体どうしていたんだろう。記憶を辿るが思い出せない。ブログで去年と一昨年の11月を見たら、私は毎年この時期は日本にいんだわ。どうりで感謝祭の記憶がないわけだ。
今年の感謝祭は家にいるし、何もしないのも心苦しく、かと言って私に伝統的な料理ができるはずもなく(やる気もなく)・・・悩んでいるところに、Balducci'sという高級スーパーの「感謝祭のディナー事前申し込み」の折込みチラシが届けられた。
サンクスギビングの料理って、日本で言えば御節料理なんだなと思った。伝統でこれがなきゃサンクスギビングって感じがしないところが。そして最近はみんな楽をしようと、ケータリングサービスを頼むところまで。御節だってこのごろは買う人が多いもの。
サンクスギビング明けに見に行った映画The Blind Side(白人家庭の養子となったの黒人の高校生が後にプロフットボール選手になる実話)の話の中でも、感謝祭のひとコマで「ママが、料理を買ってきてくれたことに感謝しよう」って笑わせる台詞がありました。
Balducci'sはRiversideに住んでいた時は一番最寄のスーパーだったけれど、高級なので普段は買い物することはなかった。ここで売っているフランスパンやお惣菜がおいしいから時々買うか、手土産を買う程度。殆どのお店が感謝祭の日は閉まっている中で、料理の受け取りが当日というのも良かった。
ディナーは1セットが6人前。種々のメイン(ターキーまたはハム)、ソース、副菜、デザートの中から好きなものが選べるようになっている。ターキーは丸ごとオーブンで焼くだけの状態にしてあるもの、既に丸焼きしてあるもの、調理済みの胸肉部分だけのもの・・・などがあった。うちは調理済みの胸肉部分だけを選んだ。加えて、グレービー、お肉に添えるクランベリーとオレンジのレリッシュ、りんごと何かを煮込んだやつ。副菜には南部風コーンのキャセロール、スイートポテトのピューレ(マッシュドポテトのスイートポテト版)、グリーンビーンズとアーモンドのソテーを選び、デザートはパンプキンパイ。1割引のクーポンがあったので、合計116ドル支払った。
果たして料理のお味は、期待以上にとってもおいしかった。これで116ドルってすごく安いと思う。御節料理がこの量で1万円ちょっとなんてありえないでしょう。6人前と言っても、アメリカ人の6人前ですからね・・・。
カナダのキニコはこの時期学校は休みじゃない(カナダのサンクスギビングは10月)。友人を招くでもなく家族3人の食事。という訳で、感謝祭後は来る日も来る日も、昨日すべてがなくなるまで、残り物を食し続けたのであります。おいしくなければ、流石の私もギブアップというところですが、なかなかおいしかったものだから苦痛ではありませんでした。(コイオは苦痛そうだったけど・・・ははは。)
ま、この料理が進む理由は、他にひとつあったんですね。それは次ぎのブログでね。
今年の感謝祭は家にいるし、何もしないのも心苦しく、かと言って私に伝統的な料理ができるはずもなく(やる気もなく)・・・悩んでいるところに、Balducci'sという高級スーパーの「感謝祭のディナー事前申し込み」の折込みチラシが届けられた。
サンクスギビングの料理って、日本で言えば御節料理なんだなと思った。伝統でこれがなきゃサンクスギビングって感じがしないところが。そして最近はみんな楽をしようと、ケータリングサービスを頼むところまで。御節だってこのごろは買う人が多いもの。
サンクスギビング明けに見に行った映画The Blind Side(白人家庭の養子となったの黒人の高校生が後にプロフットボール選手になる実話)の話の中でも、感謝祭のひとコマで「ママが、料理を買ってきてくれたことに感謝しよう」って笑わせる台詞がありました。
Balducci'sはRiversideに住んでいた時は一番最寄のスーパーだったけれど、高級なので普段は買い物することはなかった。ここで売っているフランスパンやお惣菜がおいしいから時々買うか、手土産を買う程度。殆どのお店が感謝祭の日は閉まっている中で、料理の受け取りが当日というのも良かった。
ディナーは1セットが6人前。種々のメイン(ターキーまたはハム)、ソース、副菜、デザートの中から好きなものが選べるようになっている。ターキーは丸ごとオーブンで焼くだけの状態にしてあるもの、既に丸焼きしてあるもの、調理済みの胸肉部分だけのもの・・・などがあった。うちは調理済みの胸肉部分だけを選んだ。加えて、グレービー、お肉に添えるクランベリーとオレンジのレリッシュ、りんごと何かを煮込んだやつ。副菜には南部風コーンのキャセロール、スイートポテトのピューレ(マッシュドポテトのスイートポテト版)、グリーンビーンズとアーモンドのソテーを選び、デザートはパンプキンパイ。1割引のクーポンがあったので、合計116ドル支払った。
果たして料理のお味は、期待以上にとってもおいしかった。これで116ドルってすごく安いと思う。御節料理がこの量で1万円ちょっとなんてありえないでしょう。6人前と言っても、アメリカ人の6人前ですからね・・・。
カナダのキニコはこの時期学校は休みじゃない(カナダのサンクスギビングは10月)。友人を招くでもなく家族3人の食事。という訳で、感謝祭後は来る日も来る日も、昨日すべてがなくなるまで、残り物を食し続けたのであります。おいしくなければ、流石の私もギブアップというところですが、なかなかおいしかったものだから苦痛ではありませんでした。(コイオは苦痛そうだったけど・・・ははは。)
ま、この料理が進む理由は、他にひとつあったんですね。それは次ぎのブログでね。
2009年10月5日月曜日
お寿司屋さんの隠語
土曜日、コイオとシナコと三人でマンハッタンにお寿司を食べに行った。
水曜のヤンキーズの試合と言い、シナコが付いてくるというのは珍しい。
とうとうシナコも脱ハンコーキか!?
お寿司屋さんに着いて、カウンターに腰掛ける。
私はウニとトロが好き。
昔からこれから始めて、これで終わることにしてる。
中トロを注文すると、
「今日はボストンのいいのがありますよ」とカウンターで握ってくれているおじさん。
「そうそう。日本じゃ生のマグロは食べれらないけど、アメリカは生なんですよね」
「そうですよ。日本は冷凍して持ってかなくちゃいけないけど、こっちは生ですからね。ボストン沖のマグロが一番おいしいの」
と言うことなのです。日本の皆さん、残念だねー。
ウニもカリフォルニアのやつ。東海岸のよりずっと大きくておいしい。
ところでマグロも牛肉のように、取れたては味がなくておいしくないそう。
「Aged beef(熟成牛肉)の方がおいしいでしょ。マグロも一緒なの。ちょっと日が経ったほうがおいしいんだよ」
多分、酸化して分解が始まると柔らかくなり、味も出るのでしょう。牛肉もそうだから。
そのとき、誰かが何かを注文した。するとおじさんは、
「はーい、XXヤマね!」
すると、並んで握っているほかのおじさんたちもリレーするように、
「XXヤマですー!」
「はーい、XXヤマ!」
「ヤマって、もうなくなりましたってことですか?」
「そう。ほら、寿司は海の物でしょ。山に行ったらないでしょ、だから」
「ふーん!! それは面白い」
「これはどこの寿司屋でも共通」
「へー、じゃあトイレに行くって言うのは? デパートとかじゃムラサキとかって言うらしいですけど」
「あー、うちの店では4番だな、これは共通じゃないけど。4番行って来ますとか言うんだよね。あ、でも数字は共通だよ、どこの寿司屋でも」
「数字? お勘定の?」
「そうそう」
ってことで、これは覚えきれないのでメモした。
1はピン。これは他でも言うね。
2はリャンコ。中国語みたい。
3はゲタ。ゲタは鼻緒を止めている所が三箇所だからだって。
4はダリ。このあたりから、おじさんにも語源がわからないのが出てくる。
5はメノジ。碁盤の目の地から来た。
6はロンジ。
7はセーナン。7は西南の方向だから。
8はバンド。昔のバンド(ベルト)は、ベルト穴が8つ空いてたそうな。
9はキワ。際だから。
10はピンマル。ピン(1)とマルだから。
そして、11はアサダチ・・・。ピンピンだからだって。
「ご主人、わかりますよねー?」
「私だってわかりますよ。そのままブログに書きますから」
ということで、おじさん、ブログのネタありがと。寿司ネタも新鮮でうまかったです。
水曜のヤンキーズの試合と言い、シナコが付いてくるというのは珍しい。
とうとうシナコも脱ハンコーキか!?
お寿司屋さんに着いて、カウンターに腰掛ける。
私はウニとトロが好き。
昔からこれから始めて、これで終わることにしてる。
中トロを注文すると、
「今日はボストンのいいのがありますよ」とカウンターで握ってくれているおじさん。
「そうそう。日本じゃ生のマグロは食べれらないけど、アメリカは生なんですよね」
「そうですよ。日本は冷凍して持ってかなくちゃいけないけど、こっちは生ですからね。ボストン沖のマグロが一番おいしいの」
と言うことなのです。日本の皆さん、残念だねー。
ウニもカリフォルニアのやつ。東海岸のよりずっと大きくておいしい。
ところでマグロも牛肉のように、取れたては味がなくておいしくないそう。
「Aged beef(熟成牛肉)の方がおいしいでしょ。マグロも一緒なの。ちょっと日が経ったほうがおいしいんだよ」
多分、酸化して分解が始まると柔らかくなり、味も出るのでしょう。牛肉もそうだから。
そのとき、誰かが何かを注文した。するとおじさんは、
「はーい、XXヤマね!」
すると、並んで握っているほかのおじさんたちもリレーするように、
「XXヤマですー!」
「はーい、XXヤマ!」
「ヤマって、もうなくなりましたってことですか?」
「そう。ほら、寿司は海の物でしょ。山に行ったらないでしょ、だから」
「ふーん!! それは面白い」
「これはどこの寿司屋でも共通」
「へー、じゃあトイレに行くって言うのは? デパートとかじゃムラサキとかって言うらしいですけど」
「あー、うちの店では4番だな、これは共通じゃないけど。4番行って来ますとか言うんだよね。あ、でも数字は共通だよ、どこの寿司屋でも」
「数字? お勘定の?」
「そうそう」
ってことで、これは覚えきれないのでメモした。
1はピン。これは他でも言うね。
2はリャンコ。中国語みたい。
3はゲタ。ゲタは鼻緒を止めている所が三箇所だからだって。
4はダリ。このあたりから、おじさんにも語源がわからないのが出てくる。
5はメノジ。碁盤の目の地から来た。
6はロンジ。
7はセーナン。7は西南の方向だから。
8はバンド。昔のバンド(ベルト)は、ベルト穴が8つ空いてたそうな。
9はキワ。際だから。
10はピンマル。ピン(1)とマルだから。
そして、11はアサダチ・・・。ピンピンだからだって。
「ご主人、わかりますよねー?」
「私だってわかりますよ。そのままブログに書きますから」
ということで、おじさん、ブログのネタありがと。寿司ネタも新鮮でうまかったです。
2009年4月9日木曜日
鶯ボール
関西では良く知られた「鶯ボール」は友人の会社の製品。これまで関東では販売されていなかったのだが、去年11月に「ケンミンショー」に取り上げられてからは、関東でも問い合わせが増えて、おかげでイトーヨーカドーやサンクスでも置いてくれるようになったそうだ。
ケンミンショーのあと、鶯ボールを是非食べてみたいという人からの問い合わせが増えて、通販も開設し、直接取り寄せることが可能になった。近くにヨーカドーやサンクスのない方はこちらへ。
http://www.uegaki-beika.co.jp/frame2.html
上はどちらかと言うと自宅用。鶯ボールの製造元では、進物に使えるネット販売会社として、弥奈刀屋(みなとや)があるのだけれど、ここでは「鶯ボール」は買えないのだ。今日は、進物用の「鶯ボール」も用意せぃと友人にアドバイスしておいた。(弥奈刀屋の名前の由来だが、神戸に湊川という川がある。その昔は弥奈刀川と書いたそう。)
http://www.kobe-minatoya.com/
アメリカにも輸出はしているそうだが、子供のころから親しんだなつかしの「鶯ボール」は、アメリカの家の近くにある日本食品店では売っていない。すしを代表とする日本食が人気のアメリカだが、海苔や醤油のにおいが苦手だと言うアメリカ人はまだまだたくさんいる。その点、この二つを使っていない「鶯ボール」なら一般受けすると思うのだが。
ところで、「あられ、おかき、おせんべい」の違いをご存知だろうか?
業界での分類は、
あられとおかきは、もち米で出来ているもの。
おせんべいは、うるち米で出来ているもの。
そして、あられとおかきの違いは、サイズ。つまり、あられは小粒で、おかきは大きめのもの、
…だそうだ。
ケンミンショーのあと、鶯ボールを是非食べてみたいという人からの問い合わせが増えて、通販も開設し、直接取り寄せることが可能になった。近くにヨーカドーやサンクスのない方はこちらへ。
http://www.uegaki-beika.co.jp/frame2.html
上はどちらかと言うと自宅用。鶯ボールの製造元では、進物に使えるネット販売会社として、弥奈刀屋(みなとや)があるのだけれど、ここでは「鶯ボール」は買えないのだ。今日は、進物用の「鶯ボール」も用意せぃと友人にアドバイスしておいた。(弥奈刀屋の名前の由来だが、神戸に湊川という川がある。その昔は弥奈刀川と書いたそう。)
http://www.kobe-minatoya.com/
アメリカにも輸出はしているそうだが、子供のころから親しんだなつかしの「鶯ボール」は、アメリカの家の近くにある日本食品店では売っていない。すしを代表とする日本食が人気のアメリカだが、海苔や醤油のにおいが苦手だと言うアメリカ人はまだまだたくさんいる。その点、この二つを使っていない「鶯ボール」なら一般受けすると思うのだが。
ところで、「あられ、おかき、おせんべい」の違いをご存知だろうか?
業界での分類は、
あられとおかきは、もち米で出来ているもの。
おせんべいは、うるち米で出来ているもの。
そして、あられとおかきの違いは、サイズ。つまり、あられは小粒で、おかきは大きめのもの、
…だそうだ。
2009年3月18日水曜日
サルバドール (2)
サルバドールの朝は遅い。
(懐かしのネスカフェのCMのパロディーと誰が気が付いてくれるだろう・・・)
まあ自分たちがいつまでも寝ていただけなのですが。9時ごろ一応目は覚めるものの、もうちょっと・・・と思って気がつくと、10時とか11時。
それから朝食。
「手伝おうか?」と、その気がない癖に、一応チカエに声をかける。
「いいよ、いいよ、座ってて」と言われ、「そう、悪いねぇ」と全く済まなさそうに聞こえないセリフを吐く。このやり取りを毎朝繰り返していた。
朝食のメニューは、たいていがオレンジジュース、マンゴ、フルーツにヨーグルトかシリアル、またはその両方をかけたもの、パンと紅茶。
「こんなんでごめんね」とチカエ。
毎日自宅で食べている朝食よりよっぽど豪勢なんですけど。
ブラジルで苦労したのは、オレンジジュースとパン。
スーパーに行っても、普通のオレンジジュースが売ってないのだ。パック入りのオレンジジュースは飲まないのだろうか?? 求めていたのはトロピカーナのような100%ものなのだが、何故か買ったものは、ちょっと水で薄めたような人工的な味のするヤツ、次は何故か豆乳入りだった。(後でパックを見たら、確かにソヤ(大豆)と書いてあった。これは、懐かしのフルーツ牛乳の味がした・・・。)
日本語の語源のパンがポルトガル語のパンなのは周知の話。なのにブラジルのパンはまずいのよ。何ででしょう。滅多においしいパンに当たらなかった。どれも、ぽそぽそしている。小麦粉が悪いのか。
日本でも有名なポンデケージョ(ポン=パン、ケージョ=チーズ)。生協の共同購入にもありました。もちもちしておいしかった。なのに、スーパーで買ったポンデケージョはイマサンだった。空港のコーヒースタンドで買ったものはおいしかったけど。
そう言えば、サウジ時代、フランス人は「サウジの小麦粉ではおいしいものが作れない!」と言って、わざわざフランスから輸入された小麦粉を買っていた。小麦粉説は、大いに説得力あり。
朝食が終わる頃には、たいてい12時を回っている。これから出発のための身づくろいが始まる。準備が整うのはたいてい2時ごろ。
マビオさんの毎日の日課は、「今日のランチをどこで食べるか」を詳しく調べること。ブラジルの旅行書(2冊)を隅々まで読み、更にインターネットで調べた結果、「今日のランチは、XXにある○○に行く事にしよう。ここは・・・」と、そのレストランがどのように傑出しているか説明してくれる。あるいは、「今日は、△△か□□に行く事にしたいが、どちらがいいか」と私たちに意見を求める。
ここだけの話だが、どっちもブラジル料理だし、私もイマイチどっちがいいか判らないのだが、ここは意見を述べるべしとばかり、「そうですねぇ、昨日はアレを食べたので、今日は是非コレを食べたい」と厳かに己の意思を表示する。「では、△△に決まりだ」と、レストランに予約を入れてくれる。言葉が通じれば晴れて予約成立。予約は3時とか3時半。この時間に昼食である。
直接レストランに行くこともあれば、少し広場のあたりをうろうろしてからのことも。ルートは大抵はマビオさんが決めてくれる。「XX美術館があるので、そこに寄ってから行こう」「XX画廊を覗いてから」「アメリカ人が経営しているレコードショップに寄ってから」など。レストランのあとは、マビオさんだけ先に帰ってお昼寝し、私たちで広場をうろうろすることもあった。ランチが遅いため、たいてい夜はお腹が空かないので、バーで何かをつまんで飲む程度。はたまた家に帰って、紅茶とパンとオムレツ、とか。
さて、ブラジル料理だけど、私は非常に気に入った。そもそもアメリカの南部料理は好きだし、ニューオーリンズのケイジャン料理やクレオール料理も大好き。ブラジルの料理はこれらに似通ったものが多く、大抵は煮込み料理。海産物も豊富で、海老、蛸、牡蠣、魚などの料理がメニューに並んでいる。
何日も食べていると、料理の名前は違うのに、どれも似通っていることにも気が付く。色もたいてい黄色。この色は、どうやら椰子油(パーム油)から来ているらしい。多くの料理に椰子油が使われているのだ。
サルバドールのあるバイーア地方の料理として、特に知られるモケカはまさにパーム油たっぷり。
写真は同じくバイーア地方の料理、ボボ。
はっきり言って、モケカもボボも違いがようわからん。言ってみれば、インドのカレーとコルマとマサラの違いみたいなものか。違いはあるけど、寿司とラーメンほどの違いはない・・・。それともガイジンにとっては、寿司とラーメンも、違いがわからぬのか?
ブラジルの国民食と言われているのがフェイジョアーダ。こちらはアメリカの南部料理にも見られる黒豆と肉を煮込んだ料理。おいしかった!
シュラスコ(バーベキュー)はあまり興味がなかったので、候補に挙がったときにも却下したのだが、肉好きのコイオは「あれがウマイのに~」と言っていた。前にアメリカで食べたことあるけど、あまり感激しなかったんだもん。
この辺りのレストランのサービスで嬉しいのが、ビールを注文すると必ず冷えたビールがぬるくならぬような工夫が凝らされていること。バーだと、ビール瓶が発泡スチロールなどのスリーブに入っているし、レストランだと、まるで白ワインのごとく、氷の入ったバケツに入っている。ま、お店に冷房が入ってない場合が多いし、入っていても効いてないから、直ぐに生ぬるくなるわけですが。
Cubanaと言う名のアイスクリーム屋があったのだが、ここのアイスクリームがおいしかった。最初はメニューを解明するのが大変で、マンゴと思って頼んだマビオさんが受け取ったのは、トロピカルフルーツの一種だった。チカエはスペイン語と同じだから解読できたパイナップル。私は安全パイのココ(ココナツだとわかった)。
このココナツが大ヒットだった。その後もココナツを目指して足繁くこの店に通った。グリーンコーンってのもあって、これもなかなか美味だった。濃さは丁度イタリアのジェラートのような、さっぱりとした口当たり。
しかも安い! 座って食べて、ひとつ2.7レアル。100円ちょっとだよ。
エネルギーの殆どは「食」に向けられ、残りはお土産ショッピングにあてがわれたのでありました。アクセサリー、ゴムゾウリ(チカエはビーサンと主張したが。ネットで調べたら、「ハワイアナス」は国際的ブランドらしい http://www.havaianas.jp/index2.html)、しわしわドレス、Tシャツなど。
(懐かしのネスカフェのCMのパロディーと誰が気が付いてくれるだろう・・・)
まあ自分たちがいつまでも寝ていただけなのですが。9時ごろ一応目は覚めるものの、もうちょっと・・・と思って気がつくと、10時とか11時。
それから朝食。
「手伝おうか?」と、その気がない癖に、一応チカエに声をかける。
「いいよ、いいよ、座ってて」と言われ、「そう、悪いねぇ」と全く済まなさそうに聞こえないセリフを吐く。このやり取りを毎朝繰り返していた。
朝食のメニューは、たいていがオレンジジュース、マンゴ、フルーツにヨーグルトかシリアル、またはその両方をかけたもの、パンと紅茶。
「こんなんでごめんね」とチカエ。
毎日自宅で食べている朝食よりよっぽど豪勢なんですけど。
ブラジルで苦労したのは、オレンジジュースとパン。
スーパーに行っても、普通のオレンジジュースが売ってないのだ。パック入りのオレンジジュースは飲まないのだろうか?? 求めていたのはトロピカーナのような100%ものなのだが、何故か買ったものは、ちょっと水で薄めたような人工的な味のするヤツ、次は何故か豆乳入りだった。(後でパックを見たら、確かにソヤ(大豆)と書いてあった。これは、懐かしのフルーツ牛乳の味がした・・・。)
日本語の語源のパンがポルトガル語のパンなのは周知の話。なのにブラジルのパンはまずいのよ。何ででしょう。滅多においしいパンに当たらなかった。どれも、ぽそぽそしている。小麦粉が悪いのか。
日本でも有名なポンデケージョ(ポン=パン、ケージョ=チーズ)。生協の共同購入にもありました。もちもちしておいしかった。なのに、スーパーで買ったポンデケージョはイマサンだった。空港のコーヒースタンドで買ったものはおいしかったけど。
そう言えば、サウジ時代、フランス人は「サウジの小麦粉ではおいしいものが作れない!」と言って、わざわざフランスから輸入された小麦粉を買っていた。小麦粉説は、大いに説得力あり。
朝食が終わる頃には、たいてい12時を回っている。これから出発のための身づくろいが始まる。準備が整うのはたいてい2時ごろ。
マビオさんの毎日の日課は、「今日のランチをどこで食べるか」を詳しく調べること。ブラジルの旅行書(2冊)を隅々まで読み、更にインターネットで調べた結果、「今日のランチは、XXにある○○に行く事にしよう。ここは・・・」と、そのレストランがどのように傑出しているか説明してくれる。あるいは、「今日は、△△か□□に行く事にしたいが、どちらがいいか」と私たちに意見を求める。
ここだけの話だが、どっちもブラジル料理だし、私もイマイチどっちがいいか判らないのだが、ここは意見を述べるべしとばかり、「そうですねぇ、昨日はアレを食べたので、今日は是非コレを食べたい」と厳かに己の意思を表示する。「では、△△に決まりだ」と、レストランに予約を入れてくれる。言葉が通じれば晴れて予約成立。予約は3時とか3時半。この時間に昼食である。
直接レストランに行くこともあれば、少し広場のあたりをうろうろしてからのことも。ルートは大抵はマビオさんが決めてくれる。「XX美術館があるので、そこに寄ってから行こう」「XX画廊を覗いてから」「アメリカ人が経営しているレコードショップに寄ってから」など。レストランのあとは、マビオさんだけ先に帰ってお昼寝し、私たちで広場をうろうろすることもあった。ランチが遅いため、たいてい夜はお腹が空かないので、バーで何かをつまんで飲む程度。はたまた家に帰って、紅茶とパンとオムレツ、とか。
さて、ブラジル料理だけど、私は非常に気に入った。そもそもアメリカの南部料理は好きだし、ニューオーリンズのケイジャン料理やクレオール料理も大好き。ブラジルの料理はこれらに似通ったものが多く、大抵は煮込み料理。海産物も豊富で、海老、蛸、牡蠣、魚などの料理がメニューに並んでいる。
何日も食べていると、料理の名前は違うのに、どれも似通っていることにも気が付く。色もたいてい黄色。この色は、どうやら椰子油(パーム油)から来ているらしい。多くの料理に椰子油が使われているのだ。
サルバドールのあるバイーア地方の料理として、特に知られるモケカはまさにパーム油たっぷり。
写真は同じくバイーア地方の料理、ボボ。
ブラジルの国民食と言われているのがフェイジョアーダ。こちらはアメリカの南部料理にも見られる黒豆と肉を煮込んだ料理。おいしかった!
シュラスコ(バーベキュー)はあまり興味がなかったので、候補に挙がったときにも却下したのだが、肉好きのコイオは「あれがウマイのに~」と言っていた。前にアメリカで食べたことあるけど、あまり感激しなかったんだもん。
この辺りのレストランのサービスで嬉しいのが、ビールを注文すると必ず冷えたビールがぬるくならぬような工夫が凝らされていること。バーだと、ビール瓶が発泡スチロールなどのスリーブに入っているし、レストランだと、まるで白ワインのごとく、氷の入ったバケツに入っている。ま、お店に冷房が入ってない場合が多いし、入っていても効いてないから、直ぐに生ぬるくなるわけですが。
Cubanaと言う名のアイスクリーム屋があったのだが、ここのアイスクリームがおいしかった。最初はメニューを解明するのが大変で、マンゴと思って頼んだマビオさんが受け取ったのは、トロピカルフルーツの一種だった。チカエはスペイン語と同じだから解読できたパイナップル。私は安全パイのココ(ココナツだとわかった)。
このココナツが大ヒットだった。その後もココナツを目指して足繁くこの店に通った。グリーンコーンってのもあって、これもなかなか美味だった。濃さは丁度イタリアのジェラートのような、さっぱりとした口当たり。
エネルギーの殆どは「食」に向けられ、残りはお土産ショッピングにあてがわれたのでありました。アクセサリー、ゴムゾウリ(チカエはビーサンと主張したが。ネットで調べたら、「ハワイアナス」は国際的ブランドらしい http://www.havaianas.jp/index2.html)、しわしわドレス、Tシャツなど。
2009年2月17日火曜日
イベント
先週末のバレンタインに始まって、これからはイベントが目白押しで嬉しいジョダコさんです。
バレンタインには、心優しくもコイオ、キニコ、シナコ、アメリカのお母さんにSee'sのチョコレートを贈り、シナコとコイオにあげたやつは、早速自分でパクパク食べて、どんどんお腹が出ています。(エクササイズせぇって!)
コイオからは何も用意されていなくて、「ここはアメリカだよ! アメリカは男のほうから女にくれるのがメインなんだよ! 何か頂戴」と半ば脅迫し、マンハッタンに食事をしに行く事に。シナコは両親とのお出かけは大嫌いなので、一応誘ってやったけど、行かないというから、じゃ適当に冷蔵庫の物を食べておきなさいと言い残してでかけた。
ブックオフにも行きたかったし、少し早めに出た。電車の中で、「お財布ボロイんだよなぁ。お財布がボロイとお金が貯まらないらしいよ」とこぼしたら、「じゃあ、買ってやる」と、お財布も買ってもらうことに。
お買い物の後、なぜか私は無性に焼き魚が食べたかった。炙り屋錦乃介(居酒屋)なら何かしら焼き魚があるだろうと、電話してみたら、「今からですか? そうですねぇ、7時までなら空いてます」そのとき既に6時前。お店に着く頃には6時を回りそう。「7時ちょっと過ぎるくらい大丈夫ですか?」とコイオが聞くと、「えー7時まではいいですが、7時のしばらく前からは、オーダーもストップになりますねー」言い方もすごーく愛想が悪くて、歯切れも悪い。コイオはムカッと来て、「もう結構です」
そんなんだったら、「生憎今夜は一杯です」って言うべきだよね。やっぱり、トット系列は客対応がなってない。やっぱりもう二度と行かないことにしよう。(って、食べ物がおいしいんだけに、残念。)
なら、どうしようと歩いてたら、「初花」というお寿司屋さんの前を通った。じゃあ、ここにするかと入りました。メニューを見ると、「ハマチのカマの塩焼き」と言うのがあり、早速注文。「あ~、もうこれと、ご飯と味噌汁だけでええわぁ」と言いながら、しっかりお寿司も食べた。おいしかった。
板前さん(って言うのかな?)が、「12月からは日本人のビジネスマンは全然来なくなりました。アメリカ人ばっかりです」と言ってたけど、確かにお店は一杯なのに、周りを見渡すと、殆ど日本人はいませんでした。
さて、今夜はカナダの大学で准教授をしている高校時代の留学仲間とマンハッタンで会う予定。マンハッタンで学会があるので来ているのです。彼と最後に会ったのは確か大学時代。メールのお陰で、こうしてずっと連絡が取り合えています。ただ、お互い写真は見ているものの、実物に会うのは、ウン十年振り。ちょっと怖いなぁ。すぐにわかるかなぁ。今夜のメニューは韓国焼肉です。
そして今週の金曜日はガールズナイトと称して、女の子のお友達とマンハッタンで飲み食いする数ヶ月に一度のイベント。今回は「博多とんとん」と言うお店。コラーゲンたっぷりの食事をして、若返るぞっ!
バレンタインには、心優しくもコイオ、キニコ、シナコ、アメリカのお母さんにSee'sのチョコレートを贈り、シナコとコイオにあげたやつは、早速自分でパクパク食べて、どんどんお腹が出ています。(エクササイズせぇって!)
コイオからは何も用意されていなくて、「ここはアメリカだよ! アメリカは男のほうから女にくれるのがメインなんだよ! 何か頂戴」と半ば脅迫し、マンハッタンに食事をしに行く事に。シナコは両親とのお出かけは大嫌いなので、一応誘ってやったけど、行かないというから、じゃ適当に冷蔵庫の物を食べておきなさいと言い残してでかけた。
ブックオフにも行きたかったし、少し早めに出た。電車の中で、「お財布ボロイんだよなぁ。お財布がボロイとお金が貯まらないらしいよ」とこぼしたら、「じゃあ、買ってやる」と、お財布も買ってもらうことに。
お買い物の後、なぜか私は無性に焼き魚が食べたかった。炙り屋錦乃介(居酒屋)なら何かしら焼き魚があるだろうと、電話してみたら、「今からですか? そうですねぇ、7時までなら空いてます」そのとき既に6時前。お店に着く頃には6時を回りそう。「7時ちょっと過ぎるくらい大丈夫ですか?」とコイオが聞くと、「えー7時まではいいですが、7時のしばらく前からは、オーダーもストップになりますねー」言い方もすごーく愛想が悪くて、歯切れも悪い。コイオはムカッと来て、「もう結構です」
そんなんだったら、「生憎今夜は一杯です」って言うべきだよね。やっぱり、トット系列は客対応がなってない。やっぱりもう二度と行かないことにしよう。(って、食べ物がおいしいんだけに、残念。)
なら、どうしようと歩いてたら、「初花」というお寿司屋さんの前を通った。じゃあ、ここにするかと入りました。メニューを見ると、「ハマチのカマの塩焼き」と言うのがあり、早速注文。「あ~、もうこれと、ご飯と味噌汁だけでええわぁ」と言いながら、しっかりお寿司も食べた。おいしかった。
板前さん(って言うのかな?)が、「12月からは日本人のビジネスマンは全然来なくなりました。アメリカ人ばっかりです」と言ってたけど、確かにお店は一杯なのに、周りを見渡すと、殆ど日本人はいませんでした。
さて、今夜はカナダの大学で准教授をしている高校時代の留学仲間とマンハッタンで会う予定。マンハッタンで学会があるので来ているのです。彼と最後に会ったのは確か大学時代。メールのお陰で、こうしてずっと連絡が取り合えています。ただ、お互い写真は見ているものの、実物に会うのは、ウン十年振り。ちょっと怖いなぁ。すぐにわかるかなぁ。今夜のメニューは韓国焼肉です。
そして今週の金曜日はガールズナイトと称して、女の子のお友達とマンハッタンで飲み食いする数ヶ月に一度のイベント。今回は「博多とんとん」と言うお店。コラーゲンたっぷりの食事をして、若返るぞっ!
2009年1月14日水曜日
バースデーケーキ
昨日はキニコの19歳の誕生日。
晩御飯のリクエストは好物のグラタン。1月生まれでよかった。真夏でもグラタン作れと言われることがあるのだけど、暑い盛りになんでグラタン食べなあかんねんとすげなく却下する。誕生日やったら、そうもいかんかったかも。
ケーキを買いに出かけるのもめんどくさいなぁと思い、じゃぁ焼いてみるかと思い立った。焼くほうが面倒な気がしないわけでもないが、着替えなくていいし、幸い材料もみんなあるし。(結局最後に、イチゴを買いに走りましたが。)
今の私を知る人は(と言うか、今の私しか知らぬ人は)昔はお菓子作りや編み物・洋裁が好きだったなどとは想像もつかぬことでしょう。何を隠そう、体育は2でも家庭科は5だったのだ。そう言えば、その昔、コイオに編んだ手編みのベストを、コイオが着なくなってあげたのでしょう。先日、父が「よそ行き」に着ておりました。(←そのくらい腕が良かったと言いたい。)キニコやシナコも手作りの洋服を着ていたこともあったのです。大昔の話やけど。
スポンジケーキは焼いたことなかったし、家には長方形の型しかなかったけど、じゃじゃ~ん!
ちゃんとふわふわで、上出来。母の威厳を取り戻した一瞬である。
コイオは出張で不在のため、コイオの分はメールで配布。
それにしてもケーキを焼くなんて、サウジの有閑マダム時代以来の出来事。どうりで北極から寒気団がやって来て、今日から気温がどんどん下がり始め、金曜日には-18℃になるらしい・・・。
晩御飯のリクエストは好物のグラタン。1月生まれでよかった。真夏でもグラタン作れと言われることがあるのだけど、暑い盛りになんでグラタン食べなあかんねんとすげなく却下する。誕生日やったら、そうもいかんかったかも。
ケーキを買いに出かけるのもめんどくさいなぁと思い、じゃぁ焼いてみるかと思い立った。焼くほうが面倒な気がしないわけでもないが、着替えなくていいし、幸い材料もみんなあるし。(結局最後に、イチゴを買いに走りましたが。)
今の私を知る人は(と言うか、今の私しか知らぬ人は)昔はお菓子作りや編み物・洋裁が好きだったなどとは想像もつかぬことでしょう。何を隠そう、体育は2でも家庭科は5だったのだ。そう言えば、その昔、コイオに編んだ手編みのベストを、コイオが着なくなってあげたのでしょう。先日、父が「よそ行き」に着ておりました。(←そのくらい腕が良かったと言いたい。)キニコやシナコも手作りの洋服を着ていたこともあったのです。大昔の話やけど。
スポンジケーキは焼いたことなかったし、家には長方形の型しかなかったけど、じゃじゃ~ん!
コイオは出張で不在のため、コイオの分はメールで配布。
2009年1月5日月曜日
パリ <感動編>
<感動編>
1.うまい!
ほんと、おいしかった! おいしくて、おいしくて、おいしかった!
何がって、何もかも。特にパン。バター。フォアグラ。
<パンとバター>
フランスのパンとバターはどうしてこんなに美味しいのだろう。小麦が違うのだろう。牛が違うからだろう。とにかく美味しい。バターは輸入してこの近所でも売っているけれど、パンだけはフランスでないと食べられない。
パンは各パン屋さんが毎朝自分のところの炉で焼いている。だからおいしい。到着の翌日。近所のパン屋さんがクリスマス続きで閉まっていて、その先に見つけたチェーン店のパン屋「Paul」でパンを買った。日本でも展開しているPaul。高価だけどおいしいと、有難がって買っていたけれど、今回食べ比べてみて、やっぱパンは普通のパン屋さんに限る。ルーブルの庭にも屋台を出したり、手広くやっているPaulのパンはイマイチだった。
我が家の朝は、近所のカフェで始まった。大人はカフェクレーム(=カフェオレ)、子供たちはショコラショーに、タルティーヌを注文。タルティーヌとは、名前は優美だが、単にバゲットにバターを塗っただけのもの。それにジャムが付いて来る。これをカフェクレームに浸して食べるのが、なんとも美味しい。
シナコはすっかりパンとバターに惚れ込み、レストランでもどこでも、それさえあればOK。おかわりまでするので、注文の品が運ばれる前にお腹が一杯になっている。
カフェにはタルティーヌかクロワッサンしかない。周りの人を見ると、パン屋で買ったパンを持ち込んで食べている。なんだ、こうすればいいのか。
次からは、私はりんごの入ったショソン・オ・ポムを、キニコはシュッーケットを買ってカフェに入る。コイオとシナコはタルティーヌがお気に入り。シューケットと言うのは、シュークリームの皮に砂糖が付いただけのシンプルなお菓子。ヴァレリーと会社に行っていた頃、朝のバスの中で2人でよく食べた。

<クレープ>
町のあちこちでクレープ屋の屋台がある。クレープにはまったのはシナコ。クレープ+Nutella(日本でも売っているへーゼルナッツとチョコのペースト)+パナナの組み合わせがお気に入り。
<クロックマダム>
カフェ・カルーセルで注文したクロックマダム。

2.パタパタ
観光客の集まるところパタパタ有り。これは20余年後の現在も変わらなかった。
パタパタとは、私たちが名づけた鳥のおもちゃ。飛ばすとパタパタするから。パリに旅行したことのある人は恐らくアフリカ人が売っているこれを目撃してるでしょ。相変わらず、サクレクール寺院の前、トロカデロ広場などで、飛ばしていた。一度も買ったことないけど、20年以上も続いているってことは、ヒット商品なのかなぁ。
3.日本語
な、な、なんと、ノートルダム寺院に日本語の表示があった!
まず、入り口に、Bienvenue! Welcome! Wellkommen! Benvenuto! 欢迎! などの各国語に混じって日本語で、「よこそ!」
よーく見ると、「よ」と「こ」の間に無理やり小さく「ぅ」が挟まれ、一番最後に書かれていたと思しき「う」が塗りつぶされている。どうやら、もともとは「よこそう」だった模様。
中に入ると、またしても各国語で注意書き。日本語は、
「あなたがあなたの帽子を脱ぐことを望んでください」
静かな聖堂の中で、笑いをこらえるのに苦労した。
4.フランス語
自分のフランス語に感動! 英語で返答されても、めげずにしつこくフランス語を使う度胸は大したもの。すっかり忘れていると思っていたけれど、聞くと結構思い出すじゃないの。蚤の市では、娘に代わって交渉。8ユーロの手袋は6ユーロになるし、この時だけはママのフランス語も感謝された。
それがどうだ。パリにいる間は話さ(せ)ないくせに、家に帰ってからのキニコの言い草。「ママより私の方が絶対フランス語わかってると思う」だって。ふん、言葉なんて、使ってナンボなのだ。へたくそでも何でもちゃんとコミュニケーションできればいいのだ。
負けを認めるのは残念だが、実力ではコイオに劣る。当たり前だ。あっちはフランス語研修生で、会社のお金をたくさん使って、いろんな学校に通って、びっしり勉強していたんだから。こっちは、日本語ペラペラのフランス人の同僚がいる日本の会社で、仕事にフランス語なんて殆ど要らない。駐在前に私だけフランス語研修に行かせてもらえず、後になって頼み込んで3ヶ月だけベルリッツに通わせてもらったのみ。そんなで、必要最低限はなんとか言えるんだから、立派なもんだ! あ、発音だけは、私の方がましだ。コイオのRなんてHになっちゃって、ひどいものだ。わっはっはー!
コイオは根がええかっこしいなので(=恥をかきたくない)、英語が通じれば敢えてフランス語を使おうとしない。相手が英語を解するのがわかると、するりと英語に切り替える。フランス語を話すの楽しくないのかなぁ。それとも単に私が嬉しがり?
5.犬のフン
フランスに住む友人が、「パリもきれいになったよ。随分ウンコも減ったし」と言っていたので、そりゃ良かったと思っていた。20余年前、飼い主が犬の糞を拾わない場合は罰金500フランという条例が出来、みんなで期待したのに、有名無実化。それが最近また条例だか法律ができて、改善していると言っていたのだ。
が、感動するほど、全然変わってなかった! とにかく、町に出たら、足元見ながらしか歩けない。うっかりほかの事に気を取られていると、いつ踏むかわからない。観光客の多い場所は、あまり心配しないでよかったけど、(つまり、犬が少ない割りに、踏む人数が多いので、すぐに形跡がなくなる)けど、アパートの近くやヴァレリーの家の周辺では油断ならない。歩道が特に危険なので、車が来なければ選んで車道を歩いた。
犬が落とした1箇所に留まらず、踏み広げられて、危険箇所が大幅に拡大して点在しているのだ! アパートを一歩出てから戻るまで、全く気が抜けない。子供たちにも「ウンコ踏んだら罰金だからね!」と常に注意を促す。
友達の言を鵜呑みにするほど私もパリを甘く見てはいなかった。各自にスリッパの持参を強要。室内に一歩入ると、外履きの靴はさっさと脱ぐルールを徹底した。だって目に見えていなくても、その断片はどこかに付いているに違いないもの。
「日本人は神経質だね。フランス人が健康なのは、あのばい菌と共に暮らして免疫性を高めているからだ」とその昔ヴァレリーは豪語してたけど。流石に子供ができて、「私もあのフンは何とかして欲しいわ」と今回は言っていた。
キニコが1歳半のとき、ヴァレリーのところに3週間ほど遊びに行ったのだが、公園に行く道で転んで、手を付いたところに・・・。あーおぞましかった!
6.エレベーター
パリの建物は古い。とっても古いから、そもそもはエレベーターなんて付いていなかった。そこへ5階以上はエレベーターが必要という法律でも出来たのか、はたまた単なる利便性の追求か、螺旋階段の真ん中の空いているスペースに、後付で無理やりエレベーターを設置しているところが多い。
私たちが借りたアパートも細い螺旋階段(階段のステップ部分は木で出来ていて、主に人が歩く外側は磨り減って凹んでいる)の真ん中に、無理やりエレベーターが取り付けてあった。
写真じゃ判り難いが、幅50センチほど、奥行き80センチほどのスペースしかない。コイオの体の幅で一杯、かろうじて3人が縦一列に並べる。二つ折りのドアが閉まるときには、中の人間は更に奥に身を寄せないと、ドアが人につかえて閉まらない。
パネルには、「3名・225キロまで」ってあるけど、典型的なオハイオの人だったら、エレベーターに体が入らないだろうな・・・。
7.ヴァレリー
なんたって、今回の最高の感動はヴァレリーに会えたこと!
待ち合わせの地下鉄の駅の階段を上がると、上でヴァレリーが待っていた。第一声は、最初にシナコの顔を見て、「わー、本当に全然変わってない、と思ったら、シナコだった。そっくりやん!」
抱き合って再会を喜び合った後、
「やぁ、ヴァレリーも変わってないやん。昔から老け顔だったから、それが幸いしたね~!」
「ほんと、相変わらずひどいこと言うね」
昼食を近くのイタリアンレストランでみんなで食べた。
食事中、ヴァレリーがつくづくと言う風に言う。
「あー、ジョダコちゃんがキレイでよかったー」
「はぁ?」
「だって、ジョダコちゃんは、可愛くなかったやんか」そして、わが娘たちとコイオを見て、
「だってほんまやん。ね、コイちゃん? 昔はあんまり可愛くなかったよね?」
コイオは嬉しそうに大きく首を振っている。
私のこと毒舌って言うけど、どっちが毒舌だか。でもヴァレリーの言うことはホント。フランスにいた時代がきっと私の人生で最も醜く、体重も妊娠時を除いて最高だった頃である。ついでに言うなら当時の夫も今よりもっと太っていて、ダサい格好だし、お互いこれ以上にないくらい醜かった。フランスと言う不毛の地(つまり他に適当な相手が誰もいない)でなければ、恐らく付き合ってなんていなかったと思う。当時の証拠写真をお見せしたいところ。そのうち、笑いのネタに事欠いたら登場させようかな。
その後ヴァレリーのアパートへ。
「ここは、子供の家なの」とヴァレリー。見渡すと、すべてマリア仕様のデコレーション。「マリアがもっと小さかったときにやったから、そろそろ変えないと行けないんやけどね」と言いながら見せてくれたトイレはこんなの。
壁にはマリアが覚えるようにと50音表が貼ってあったが・・・。
「このクリスマスツリー可愛いでしょ?」
「えー、趣味悪~!」
「ほんとに、ひどいこと言うね~」
「だって、ホントだもん」

翌日の夜は、未だまともなフランス料理を食べていないと言ったら、ヴァレリーがFLOを予約してくれた。マリアはパパとお留守番。日本の表参道にもFLOがあったけれどまだあるのかな。今、調べたら、やはりレストランはなくなっていてケーキやお惣菜だけの展開らしい。ヴァレリーもFLOは10年ぶりと言っていたが、もてはやされた一時期と比べれると、ずっと庶民的になっていた。レストランではなくブラッセリーなので、もともと庶民的な雰囲気なのだが。
次の日、ヴァレリーのオフィスへ行った。ヴァレリーは古着を日本に輸出している。クリニャンクールの蚤の市のすぐ側にオフィスと倉庫がある。中を見てびっくり。倉庫には、袋に入った古着がうずたかく積まれている。景気の良いときは「トン」単位で日本に輸出していたらしいけれど、景気が悪化して、最近はめっきり減ったらしい。
「何でも欲しいものを持っていっていいよ」と言われ、女三人はがつがつと物色し、ハイエナのごとく獲物を頂戴した。「そんなに取ったら悪いやろ」とコイオはサッカーサポーター様のマフラー一本のみ。キニコは同じくマフラーと手編みのカーデガン。シナコはセーターと帽子とベルト。一番浅ましかったのが私。皮のロングコートとフリフリのナイトガウンをせしめた(いつ着るねん?)
ランチは近くのカフェでクスクスを食べ、仕事のあるヴァレリーと一旦別れて、夜はヴァレリーの家の近くの中華料理店に行った。あとから、マリアとマリアの友達、そしてマリアのパパのアルノーが加わり、にぎやかだった。
アルノーのことをマリアのパパと書くのは、ヴァレリーとアルノーが別れているから。そもそも2人は結婚していなかった。フランスの場合は結婚していなくても結婚に順ずる共同生活者の形式が認められている。2人はそう言う形で一緒に住んでいた。マリアが1歳のころに別れ、養育権を争って裁判までした2人だが、今はとても仲が良いそうだ。「マリアのために、いいでしょ」とヴァレリー。
時々アルノーはヴァレリーの家にも泊まっている。このときもそうだった。但し寝るのはマリアの部屋で。仲のいい2人を見て、元の鞘に収まればいいのにと思ったりもするが、恐らくある程度の距離が保たれているから良いのだろう。再び「家族」として生活するには、面倒なことがたくさんある。その面倒を越えられるだけの愛情があるかどうかが、一緒になるかどかを決めるのでしょう。お互いに彼氏彼女ができると、今の関係を持続するのは難しくなるだろうな。
最後の晩餐の中華料理店では、お互いに不自由な言葉で話す。私は下手なフランス語、コイオもフランス語、アルノーは英語、ヴァレリーも下手な英語。だって自分が流暢な言語で話すと、必ず置いてきぼりを食らう者が出るから。フランス語だと私がわからない、英語だとヴァレリーがわからない、日本語だとアルノーが分からない。このへんてこりんな会話が非常に楽しかった!

8.エグゼルマンス
24 Exelmans これがわたしが20余年前に住んでいたアパートの住所。パリの16区の端のほうにある。ヴァレリーのアパートからも徒歩5分。
今回訪れてみて、殆ど変わっていなかったのにびっくり。ただアパートの入り口にはコードが設けられ、中には入れなかった。昔はそのまま入れる無防備なところだったんだけど。
建物の1階のカフェも、並びにあるお惣菜やさんやアラブ人の果物屋さんもそのまま。その横にあった自動車修理屋さんが、「大阪」と言う名の、なんちゃって日本飯屋になっていたが。
アパートの目の前の駐車スペースもそのまま。駐車する時や車を出す時は、前後の車のバンパーを付きながら徐々にスペースを広げていたんだけど、今でもそんなことやってるのかなぁ。
1.うまい!
ほんと、おいしかった! おいしくて、おいしくて、おいしかった!
何がって、何もかも。特にパン。バター。フォアグラ。
<パンとバター>
フランスのパンとバターはどうしてこんなに美味しいのだろう。小麦が違うのだろう。牛が違うからだろう。とにかく美味しい。バターは輸入してこの近所でも売っているけれど、パンだけはフランスでないと食べられない。
パンは各パン屋さんが毎朝自分のところの炉で焼いている。だからおいしい。到着の翌日。近所のパン屋さんがクリスマス続きで閉まっていて、その先に見つけたチェーン店のパン屋「Paul」でパンを買った。日本でも展開しているPaul。高価だけどおいしいと、有難がって買っていたけれど、今回食べ比べてみて、やっぱパンは普通のパン屋さんに限る。ルーブルの庭にも屋台を出したり、手広くやっているPaulのパンはイマイチだった。
我が家の朝は、近所のカフェで始まった。大人はカフェクレーム(=カフェオレ)、子供たちはショコラショーに、タルティーヌを注文。タルティーヌとは、名前は優美だが、単にバゲットにバターを塗っただけのもの。それにジャムが付いて来る。これをカフェクレームに浸して食べるのが、なんとも美味しい。
シナコはすっかりパンとバターに惚れ込み、レストランでもどこでも、それさえあればOK。おかわりまでするので、注文の品が運ばれる前にお腹が一杯になっている。
カフェにはタルティーヌかクロワッサンしかない。周りの人を見ると、パン屋で買ったパンを持ち込んで食べている。なんだ、こうすればいいのか。
次からは、私はりんごの入ったショソン・オ・ポムを、キニコはシュッーケットを買ってカフェに入る。コイオとシナコはタルティーヌがお気に入り。シューケットと言うのは、シュークリームの皮に砂糖が付いただけのシンプルなお菓子。ヴァレリーと会社に行っていた頃、朝のバスの中で2人でよく食べた。
<クレープ>
町のあちこちでクレープ屋の屋台がある。クレープにはまったのはシナコ。クレープ+Nutella(日本でも売っているへーゼルナッツとチョコのペースト)+パナナの組み合わせがお気に入り。
<クロックマダム>
カフェ・カルーセルで注文したクロックマダム。
2.パタパタ
観光客の集まるところパタパタ有り。これは20余年後の現在も変わらなかった。
パタパタとは、私たちが名づけた鳥のおもちゃ。飛ばすとパタパタするから。パリに旅行したことのある人は恐らくアフリカ人が売っているこれを目撃してるでしょ。相変わらず、サクレクール寺院の前、トロカデロ広場などで、飛ばしていた。一度も買ったことないけど、20年以上も続いているってことは、ヒット商品なのかなぁ。
3.日本語
な、な、なんと、ノートルダム寺院に日本語の表示があった!
まず、入り口に、Bienvenue! Welcome! Wellkommen! Benvenuto! 欢迎! などの各国語に混じって日本語で、「よこそ!」
よーく見ると、「よ」と「こ」の間に無理やり小さく「ぅ」が挟まれ、一番最後に書かれていたと思しき「う」が塗りつぶされている。どうやら、もともとは「よこそう」だった模様。
中に入ると、またしても各国語で注意書き。日本語は、
「あなたがあなたの帽子を脱ぐことを望んでください」
静かな聖堂の中で、笑いをこらえるのに苦労した。
4.フランス語
自分のフランス語に感動! 英語で返答されても、めげずにしつこくフランス語を使う度胸は大したもの。すっかり忘れていると思っていたけれど、聞くと結構思い出すじゃないの。蚤の市では、娘に代わって交渉。8ユーロの手袋は6ユーロになるし、この時だけはママのフランス語も感謝された。
それがどうだ。パリにいる間は話さ(せ)ないくせに、家に帰ってからのキニコの言い草。「ママより私の方が絶対フランス語わかってると思う」だって。ふん、言葉なんて、使ってナンボなのだ。へたくそでも何でもちゃんとコミュニケーションできればいいのだ。
負けを認めるのは残念だが、実力ではコイオに劣る。当たり前だ。あっちはフランス語研修生で、会社のお金をたくさん使って、いろんな学校に通って、びっしり勉強していたんだから。こっちは、日本語ペラペラのフランス人の同僚がいる日本の会社で、仕事にフランス語なんて殆ど要らない。駐在前に私だけフランス語研修に行かせてもらえず、後になって頼み込んで3ヶ月だけベルリッツに通わせてもらったのみ。そんなで、必要最低限はなんとか言えるんだから、立派なもんだ! あ、発音だけは、私の方がましだ。コイオのRなんてHになっちゃって、ひどいものだ。わっはっはー!
コイオは根がええかっこしいなので(=恥をかきたくない)、英語が通じれば敢えてフランス語を使おうとしない。相手が英語を解するのがわかると、するりと英語に切り替える。フランス語を話すの楽しくないのかなぁ。それとも単に私が嬉しがり?
5.犬のフン
フランスに住む友人が、「パリもきれいになったよ。随分ウンコも減ったし」と言っていたので、そりゃ良かったと思っていた。20余年前、飼い主が犬の糞を拾わない場合は罰金500フランという条例が出来、みんなで期待したのに、有名無実化。それが最近また条例だか法律ができて、改善していると言っていたのだ。
が、感動するほど、全然変わってなかった! とにかく、町に出たら、足元見ながらしか歩けない。うっかりほかの事に気を取られていると、いつ踏むかわからない。観光客の多い場所は、あまり心配しないでよかったけど、(つまり、犬が少ない割りに、踏む人数が多いので、すぐに形跡がなくなる)けど、アパートの近くやヴァレリーの家の周辺では油断ならない。歩道が特に危険なので、車が来なければ選んで車道を歩いた。
犬が落とした1箇所に留まらず、踏み広げられて、危険箇所が大幅に拡大して点在しているのだ! アパートを一歩出てから戻るまで、全く気が抜けない。子供たちにも「ウンコ踏んだら罰金だからね!」と常に注意を促す。
友達の言を鵜呑みにするほど私もパリを甘く見てはいなかった。各自にスリッパの持参を強要。室内に一歩入ると、外履きの靴はさっさと脱ぐルールを徹底した。だって目に見えていなくても、その断片はどこかに付いているに違いないもの。
「日本人は神経質だね。フランス人が健康なのは、あのばい菌と共に暮らして免疫性を高めているからだ」とその昔ヴァレリーは豪語してたけど。流石に子供ができて、「私もあのフンは何とかして欲しいわ」と今回は言っていた。
キニコが1歳半のとき、ヴァレリーのところに3週間ほど遊びに行ったのだが、公園に行く道で転んで、手を付いたところに・・・。あーおぞましかった!
6.エレベーター
パリの建物は古い。とっても古いから、そもそもはエレベーターなんて付いていなかった。そこへ5階以上はエレベーターが必要という法律でも出来たのか、はたまた単なる利便性の追求か、螺旋階段の真ん中の空いているスペースに、後付で無理やりエレベーターを設置しているところが多い。
私たちが借りたアパートも細い螺旋階段(階段のステップ部分は木で出来ていて、主に人が歩く外側は磨り減って凹んでいる)の真ん中に、無理やりエレベーターが取り付けてあった。
写真じゃ判り難いが、幅50センチほど、奥行き80センチほどのスペースしかない。コイオの体の幅で一杯、かろうじて3人が縦一列に並べる。二つ折りのドアが閉まるときには、中の人間は更に奥に身を寄せないと、ドアが人につかえて閉まらない。
パネルには、「3名・225キロまで」ってあるけど、典型的なオハイオの人だったら、エレベーターに体が入らないだろうな・・・。
7.ヴァレリー
なんたって、今回の最高の感動はヴァレリーに会えたこと!
待ち合わせの地下鉄の駅の階段を上がると、上でヴァレリーが待っていた。第一声は、最初にシナコの顔を見て、「わー、本当に全然変わってない、と思ったら、シナコだった。そっくりやん!」
抱き合って再会を喜び合った後、
「やぁ、ヴァレリーも変わってないやん。昔から老け顔だったから、それが幸いしたね~!」
「ほんと、相変わらずひどいこと言うね」
昼食を近くのイタリアンレストランでみんなで食べた。
食事中、ヴァレリーがつくづくと言う風に言う。
「あー、ジョダコちゃんがキレイでよかったー」
「はぁ?」
「だって、ジョダコちゃんは、可愛くなかったやんか」そして、わが娘たちとコイオを見て、
「だってほんまやん。ね、コイちゃん? 昔はあんまり可愛くなかったよね?」
コイオは嬉しそうに大きく首を振っている。
私のこと毒舌って言うけど、どっちが毒舌だか。でもヴァレリーの言うことはホント。フランスにいた時代がきっと私の人生で最も醜く、体重も妊娠時を除いて最高だった頃である。ついでに言うなら当時の夫も今よりもっと太っていて、ダサい格好だし、お互いこれ以上にないくらい醜かった。フランスと言う不毛の地(つまり他に適当な相手が誰もいない)でなければ、恐らく付き合ってなんていなかったと思う。当時の証拠写真をお見せしたいところ。そのうち、笑いのネタに事欠いたら登場させようかな。
その後ヴァレリーのアパートへ。
「ここは、子供の家なの」とヴァレリー。見渡すと、すべてマリア仕様のデコレーション。「マリアがもっと小さかったときにやったから、そろそろ変えないと行けないんやけどね」と言いながら見せてくれたトイレはこんなの。
「このクリスマスツリー可愛いでしょ?」
「えー、趣味悪~!」
「ほんとに、ひどいこと言うね~」
「だって、ホントだもん」
翌日の夜は、未だまともなフランス料理を食べていないと言ったら、ヴァレリーがFLOを予約してくれた。マリアはパパとお留守番。日本の表参道にもFLOがあったけれどまだあるのかな。今、調べたら、やはりレストランはなくなっていてケーキやお惣菜だけの展開らしい。ヴァレリーもFLOは10年ぶりと言っていたが、もてはやされた一時期と比べれると、ずっと庶民的になっていた。レストランではなくブラッセリーなので、もともと庶民的な雰囲気なのだが。
次の日、ヴァレリーのオフィスへ行った。ヴァレリーは古着を日本に輸出している。クリニャンクールの蚤の市のすぐ側にオフィスと倉庫がある。中を見てびっくり。倉庫には、袋に入った古着がうずたかく積まれている。景気の良いときは「トン」単位で日本に輸出していたらしいけれど、景気が悪化して、最近はめっきり減ったらしい。
「何でも欲しいものを持っていっていいよ」と言われ、女三人はがつがつと物色し、ハイエナのごとく獲物を頂戴した。「そんなに取ったら悪いやろ」とコイオはサッカーサポーター様のマフラー一本のみ。キニコは同じくマフラーと手編みのカーデガン。シナコはセーターと帽子とベルト。一番浅ましかったのが私。皮のロングコートとフリフリのナイトガウンをせしめた(いつ着るねん?)
ランチは近くのカフェでクスクスを食べ、仕事のあるヴァレリーと一旦別れて、夜はヴァレリーの家の近くの中華料理店に行った。あとから、マリアとマリアの友達、そしてマリアのパパのアルノーが加わり、にぎやかだった。
アルノーのことをマリアのパパと書くのは、ヴァレリーとアルノーが別れているから。そもそも2人は結婚していなかった。フランスの場合は結婚していなくても結婚に順ずる共同生活者の形式が認められている。2人はそう言う形で一緒に住んでいた。マリアが1歳のころに別れ、養育権を争って裁判までした2人だが、今はとても仲が良いそうだ。「マリアのために、いいでしょ」とヴァレリー。
時々アルノーはヴァレリーの家にも泊まっている。このときもそうだった。但し寝るのはマリアの部屋で。仲のいい2人を見て、元の鞘に収まればいいのにと思ったりもするが、恐らくある程度の距離が保たれているから良いのだろう。再び「家族」として生活するには、面倒なことがたくさんある。その面倒を越えられるだけの愛情があるかどうかが、一緒になるかどかを決めるのでしょう。お互いに彼氏彼女ができると、今の関係を持続するのは難しくなるだろうな。
最後の晩餐の中華料理店では、お互いに不自由な言葉で話す。私は下手なフランス語、コイオもフランス語、アルノーは英語、ヴァレリーも下手な英語。だって自分が流暢な言語で話すと、必ず置いてきぼりを食らう者が出るから。フランス語だと私がわからない、英語だとヴァレリーがわからない、日本語だとアルノーが分からない。このへんてこりんな会話が非常に楽しかった!
8.エグゼルマンス
24 Exelmans これがわたしが20余年前に住んでいたアパートの住所。パリの16区の端のほうにある。ヴァレリーのアパートからも徒歩5分。
今回訪れてみて、殆ど変わっていなかったのにびっくり。ただアパートの入り口にはコードが設けられ、中には入れなかった。昔はそのまま入れる無防備なところだったんだけど。
建物の1階のカフェも、並びにあるお惣菜やさんやアラブ人の果物屋さんもそのまま。その横にあった自動車修理屋さんが、「大阪」と言う名の、なんちゃって日本飯屋になっていたが。
アパートの目の前の駐車スペースもそのまま。駐車する時や車を出す時は、前後の車のバンパーを付きながら徐々にスペースを広げていたんだけど、今でもそんなことやってるのかなぁ。
パリ <驚き編>
今日からコイオの会社もシナコの学校も始まり、ようやく平常に戻った。とは言え、それはコイオとシナコに関する話で、私とキニコはまだまだ冬休みモード。ずっとパジャマ姿でだらだら。当分仕事の予定もなさそうだし、しばらくはこのダラダラが続きそう。
みんなが家にいると独りPCに向かうのもはばかられ、ブログも更新できず。今日からやっとブログだけは心置きなく書けます。
さて冬休みのパリ旅行について。
これほど堪能できた旅行はここしばらくなかったかも。予定したことも殆ど出来たし。また、常にブログねた探索モードになっているから、いろいろと観察して、驚いたり、感心したり、感動したり。
と言うわけで、10余年ぶりのパリの感想を項目別にご紹介しましょう。
<驚き編>
1.人が多い!
こんなにも人が多かったパリは初めて。夏休みのパリの観光客の多さは知っていたし、20年余り前ではあるが、パリのクリスマスや年末時期だって体験している。しかし、今回のパリの混雑ぶりは前代未聞。何故こんなに?
~ディズニー~
到着した25日はどこもお休みなので、確実に開いているディズニーランドへ。パリまで来て、何が悲しくてディズニーランド、とお思いでしょうが、そもそも我が家はディズニー好き。今回は中でも一番ディズニーびいきのキニコのたっての願い。少々の混雑なら想定内だったけれど、ファストフードを買うにも45分ほど並び、挙句に座る場所にさえ苦労する。シナコがうるさいので、乗りたくもないスペースマウンテンに、北風吹きすさぶ寒空の下80分間並び、挙句にジェットコースターに老体が揺さぶられ、気分も悪くなる。それにもめげず、次は予めファストパスを取ったロッキーサンダーマウンテンへ。しかし向かう途中にパレードとなり、どうにもこうにも反対側に渡れない。他のディズニーランドなら、随所にパレードの切れ目で渡してくれる箇所が設けてあるのに、そんな合理的なシステムはなかった。仕方なくパレードが終わるのを待つが、その後の混みようは空前絶後。ありとあらゆる方向に一斉に動き出す群集に恐怖を感じるほど。子供とはぐれた母親が子供の名前を呼び続ける悲愴な声がこだまする。
寒さと人の多さにぐったりして、22時の閉園よりずっとずっと早くパークを後にした。ま、25日は何処も閉まっているから、みんな考えることは同じなのだ、と思っていたが、あにはからんや。混んでいたのはディズニーばかりではなかった。
ところで開園当時はユーロディズニーと呼ばれていたのが、いまや名称はディズニーランド・パリに(フランス語風に言うならデスネロン・パリ)。「ユーロ」のイメージが貨幣になっちゃったからか。
~アンジェリーナ~
勤めていた会社の事務所があったリボリ通り。そこにある「アンジェリーナ」は、今回どうしても行きたかった場所のひとつ。日本では銀座プランタンに入っている。目的はここのモンブランとショコラショー(ホットチョコレート)。モンブランの底のメレンゲが、なんとも言えず美味しい。その昔、私がパリを離れる時、ヴァレリーがここのモンブランを握って空港に見送りに来てくれた。飛行機の中で涙を流しながら食べたなぁ。
アンジェリーナの前に来てびっくり。店の前に長蛇の列! 数人並んでいることは過去にもあったけれど、店の外に溢れているなんて。しかもその長さたるや10メートルはある。うっそー! でもここであきらめるわけにはいかない。30分ほど待ってようやく席に案内される。
以前、欲張ってモンブランとショコラの両方を一人で注文する過ちを犯した。あまりに濃厚な味に一人じゃ絶対に両方を制覇するのは無理。日本では日本人向けにハーフサイズのモンブランを置いているが、パリにはオリジナルのでかいサイズしかない。今回は4人なので、ショコラ1つにモンブラン2つを注文。おなかが空いていたからクロックマダムも2つ注文。クロックマダムはクロックムッシュー(いわばgrilled cheese sandwitchにハムを挟んだもの)の上に目玉焼きが乗ったやつ。私一人でモンブラン1つをペロリと食べたが、残りの3人は苦しそうであった。
私の記憶にあるショコラショーはもっともっと濃厚だった。でも出てきたものは意外にゆるかった。これだとマックス・ブレナーで一番濃いイタリアンホットチョコレートくらい。昔は冷えたショコラがカップにべとっと引っ付いて垂れないくらいだったと思うんだけど。
帰宅してから日本で買った旅行書を見ていたら、濃厚なのは「ショコラ・アフリカン」と言うらしい。昔はそう言う区分けはなかったのに・・・。
実は、いつものように、バカバカで、「文字ばかりのアメリカの旅行書よりガイドブックは日本に限る」と、せっかく日本で買って来たガイドブックを忘れて出かけたのである。飛行機の中で見ようと思っていたから、殆ど内容も把握せず・・・。ショコラ・アフリカン、飲みたかったなぁ。
~ベルサイユ~
ここでもチケットの購入に長蛇の列。それより、何より、中の混雑がすごかった。ベルサイユはコの字型をしているので、一方の端からもう一方の端までぞろぞろ歩く事になるのだが、外側が回廊、内側に部屋が広がり、その前にはロープは張ってある。つまり歩くところが狭い上に、皆が一方方向に進まねばならない。前の人が展示物や説明に見入って、はたまたオーディオガイドに聞き入って立ち止まると、後ろは動けない。部屋の随所に係員がいて、「立ち止まらないでくださ~い」「前進してくださ~い」と叫んでいる。背が低い私に見えるのは前の人の背中ばかり。幸い、ここの場合は建物の壁や天井にも見るべきものはたくさんある。が、どのみち、芸術音痴の私は一生懸命見る気もないのだが。
~ルーブル~
今回の混雑の最高はルーブル。入館に際してセキュリティーを通らねばならないのだが、その入り口前の列の長さたるや・・・。ディズニーランドのスペースマウンテン80分待ちに相当する長さだった。幸い中は広いので、混んではいても一方方向にしか進めない訳ではなく、他は飛ばして、目玉だけをちょこちょこ見て回ることができた。
モンマルトルでも、「こんなに人がおったんは初めて」とコイオと顔を見合わせるくらい。百貨店ギャラリーラファイエットも、あまりの人に、そそくさと出る。
マドレーヌ近くにあるお菓子屋さんラデュレ。マカロンがおいしい。買いたかったけれど、長蛇の列であきらめた。アンジェリーナのモンブランは唯一無二だけど、マカロンは他でもおいしいし。翌日アパートの近所のお菓子屋でマカロンを買って食べた。おいしかった。
それにしても何故ゆえこんなに人が? 景気が悪いと言っている割りには観光客が増えていることは確実。昔も並んだ場所はたくさんあった。しかし「元旦の初詣か!」と思うほどの混み具合は初めて。さらに日本人観光客は、過去と比べるととても少ない。その昔はどこもかしこも日本人だったのが、いまやチラホラ。英語もあまり聞こえてこない。驚いたことに最も頻繁に聞こえてくる言語はフランス語だった。ヨーロッパ人の観光客も多かったのが印象的。ユーロになってヨーロッパ内の旅行がし易くなったと言うのは頷ける。でもフランス人が多いと言うのがなんとも不思議だった。
2.高い!
~ユーロ~
とにかく何でも高い! 高くて、高くて、買い物好きな私も何にも買えなかった。ほんとに。
金遣いの荒いキニコですら、結局使ったのは、クリニャンクールの蚤の市での5ユーロのみ。
そもそも5つで10ユーロだったブレスレットを、私が「6つで10ユーロ」と頼んだら、お兄さんが「じゃ、7つにしてあげる。」「いえ。戦争になります。6つで10ユーロ」 お兄さんは不思議そうな顔でOKと言った。娘たちが選んでいる間、私は下手くそなフランス語を駆使しお兄さんとしゃべっていた。お兄さんが、「さっき戦争になるって言ったけど、どういう意味?」「だって7つじゃ、3と4になって、2人で割り切れない。だから戦争」「あーそう言うことか。じゃ、8つにしてあげるよ」「ありがと!」私はけんかになると言いたかったんだけど、そんな表現知らないし、guerre(戦争)しか思いつかなかったのだ。
一方シナコのほうは、普段は財布の紐が硬いのに、クリスマスプレゼントに2人それぞれに与えた100ユーロを全部使い切った。「せっかく来たんだから」と一見賢そうな意見だけど、どうやらコイツはこの頃買い物に目覚めたらしい。一昨日もお年玉握り締めてマンハッタンに友達と買い物に行ってたし。
本来は円高なので日本人なら少し前と比較して随分買い物しやすいと思うのかもしれない。でも我々はドルベース。ドルとユーロの交換レートは1.5対1.0。つまり1.5倍。でも物価を見みると、どう考えても1ユーロ=1ドルが妥当と言うところ。1.5倍にするとあまりの高さに手が出なくなってしまう。
アメリカを出る前に盗難対策にドルのトラベラーズチェックを作った。そもそもはユーロで作ろうと思ったのだが、アメリカの銀行は外貨の旅行小切手を扱っていないらしい。パリでの両替レートは、1ユーロ当たり1.5ドル以上。対してパリのATMでアメリカの銀行口座から直接現金を引き出す場合のレートは、手数料を入れても1.44ドルくらいだった。それに気づいて、結局小切手は使わず。
~税金~
フランスの消費税にあたる付加価値税のTVA(テーベーアー)。20余年前も10%以上だったと思うのだが、今やそれが19.6%! 日本で消費税の引き上げに反対とか言っているけど、元がたったの5%なんだから、どんなに上げても10%以上にはならないでしょうに。ちなみに、私は引き上げに賛成。財源がないのなら、借金するより消費税を上げればいい。但し、加工品や嗜好品を除く食品は非課税にすべき。
他国の付加価値税を調べてみてびっくり。19.6%なんて驚くに値しないんだ。20%以上もワンサカあるし、大半の国が15%以上。一桁の国の方がめずらしい。そんな希少な国をリストアップすると、最低がイランの3%。次いで日本とカナダ、パナマ、マレーシア、カナリア諸島の5%。7%台がシンガポール、タイ、スイス、だって。
~チップ~
な、な、なんと、フランスのレストランやカフェでの請求書が、いつの間にかチップ込みになっていた! ユーロ導入以来のことか? しかし請求書のどこを見ても「サービス料込み」の言葉は見つからない。知る人ぞのみ知る慣習か。
確かにカードで支払う際に、アメリカなら、食事代金とは別にチップを加える欄があるのに、それがなかった。あるレストランでウェイトレスに「チップはどうやって加えるの?」と質問すると、「現金にして。金額に加えるには、前もって言ってくれないと。でもそうすると経営者側に行くだけで、私たちはもらえないの。だから現金にしてね」
ヴァレリーに教えてもらうまで、請求額に加えてチップを払っていたのだから、道理で何処に言っても「メルシー」だけじゃなく「ボクー」が付くはず。本当にサービスが良くて心づけを払いたいときは、「気持ち」の金額を現金で残せばいいんだって。
みんなが家にいると独りPCに向かうのもはばかられ、ブログも更新できず。今日からやっとブログだけは心置きなく書けます。
さて冬休みのパリ旅行について。
これほど堪能できた旅行はここしばらくなかったかも。予定したことも殆ど出来たし。また、常にブログねた探索モードになっているから、いろいろと観察して、驚いたり、感心したり、感動したり。
と言うわけで、10余年ぶりのパリの感想を項目別にご紹介しましょう。
<驚き編>
1.人が多い!
こんなにも人が多かったパリは初めて。夏休みのパリの観光客の多さは知っていたし、20年余り前ではあるが、パリのクリスマスや年末時期だって体験している。しかし、今回のパリの混雑ぶりは前代未聞。何故こんなに?
~ディズニー~
到着した25日はどこもお休みなので、確実に開いているディズニーランドへ。パリまで来て、何が悲しくてディズニーランド、とお思いでしょうが、そもそも我が家はディズニー好き。今回は中でも一番ディズニーびいきのキニコのたっての願い。少々の混雑なら想定内だったけれど、ファストフードを買うにも45分ほど並び、挙句に座る場所にさえ苦労する。シナコがうるさいので、乗りたくもないスペースマウンテンに、北風吹きすさぶ寒空の下80分間並び、挙句にジェットコースターに老体が揺さぶられ、気分も悪くなる。それにもめげず、次は予めファストパスを取ったロッキーサンダーマウンテンへ。しかし向かう途中にパレードとなり、どうにもこうにも反対側に渡れない。他のディズニーランドなら、随所にパレードの切れ目で渡してくれる箇所が設けてあるのに、そんな合理的なシステムはなかった。仕方なくパレードが終わるのを待つが、その後の混みようは空前絶後。ありとあらゆる方向に一斉に動き出す群集に恐怖を感じるほど。子供とはぐれた母親が子供の名前を呼び続ける悲愴な声がこだまする。
寒さと人の多さにぐったりして、22時の閉園よりずっとずっと早くパークを後にした。ま、25日は何処も閉まっているから、みんな考えることは同じなのだ、と思っていたが、あにはからんや。混んでいたのはディズニーばかりではなかった。
ところで開園当時はユーロディズニーと呼ばれていたのが、いまや名称はディズニーランド・パリに(フランス語風に言うならデスネロン・パリ)。「ユーロ」のイメージが貨幣になっちゃったからか。
~アンジェリーナ~
勤めていた会社の事務所があったリボリ通り。そこにある「アンジェリーナ」は、今回どうしても行きたかった場所のひとつ。日本では銀座プランタンに入っている。目的はここのモンブランとショコラショー(ホットチョコレート)。モンブランの底のメレンゲが、なんとも言えず美味しい。その昔、私がパリを離れる時、ヴァレリーがここのモンブランを握って空港に見送りに来てくれた。飛行機の中で涙を流しながら食べたなぁ。
アンジェリーナの前に来てびっくり。店の前に長蛇の列! 数人並んでいることは過去にもあったけれど、店の外に溢れているなんて。しかもその長さたるや10メートルはある。うっそー! でもここであきらめるわけにはいかない。30分ほど待ってようやく席に案内される。
以前、欲張ってモンブランとショコラの両方を一人で注文する過ちを犯した。あまりに濃厚な味に一人じゃ絶対に両方を制覇するのは無理。日本では日本人向けにハーフサイズのモンブランを置いているが、パリにはオリジナルのでかいサイズしかない。今回は4人なので、ショコラ1つにモンブラン2つを注文。おなかが空いていたからクロックマダムも2つ注文。クロックマダムはクロックムッシュー(いわばgrilled cheese sandwitchにハムを挟んだもの)の上に目玉焼きが乗ったやつ。私一人でモンブラン1つをペロリと食べたが、残りの3人は苦しそうであった。
私の記憶にあるショコラショーはもっともっと濃厚だった。でも出てきたものは意外にゆるかった。これだとマックス・ブレナーで一番濃いイタリアンホットチョコレートくらい。昔は冷えたショコラがカップにべとっと引っ付いて垂れないくらいだったと思うんだけど。
帰宅してから日本で買った旅行書を見ていたら、濃厚なのは「ショコラ・アフリカン」と言うらしい。昔はそう言う区分けはなかったのに・・・。
実は、いつものように、バカバカで、「文字ばかりのアメリカの旅行書よりガイドブックは日本に限る」と、せっかく日本で買って来たガイドブックを忘れて出かけたのである。飛行機の中で見ようと思っていたから、殆ど内容も把握せず・・・。ショコラ・アフリカン、飲みたかったなぁ。
~ベルサイユ~
ここでもチケットの購入に長蛇の列。それより、何より、中の混雑がすごかった。ベルサイユはコの字型をしているので、一方の端からもう一方の端までぞろぞろ歩く事になるのだが、外側が回廊、内側に部屋が広がり、その前にはロープは張ってある。つまり歩くところが狭い上に、皆が一方方向に進まねばならない。前の人が展示物や説明に見入って、はたまたオーディオガイドに聞き入って立ち止まると、後ろは動けない。部屋の随所に係員がいて、「立ち止まらないでくださ~い」「前進してくださ~い」と叫んでいる。背が低い私に見えるのは前の人の背中ばかり。幸い、ここの場合は建物の壁や天井にも見るべきものはたくさんある。が、どのみち、芸術音痴の私は一生懸命見る気もないのだが。
~ルーブル~
今回の混雑の最高はルーブル。入館に際してセキュリティーを通らねばならないのだが、その入り口前の列の長さたるや・・・。ディズニーランドのスペースマウンテン80分待ちに相当する長さだった。幸い中は広いので、混んではいても一方方向にしか進めない訳ではなく、他は飛ばして、目玉だけをちょこちょこ見て回ることができた。
モンマルトルでも、「こんなに人がおったんは初めて」とコイオと顔を見合わせるくらい。百貨店ギャラリーラファイエットも、あまりの人に、そそくさと出る。
マドレーヌ近くにあるお菓子屋さんラデュレ。マカロンがおいしい。買いたかったけれど、長蛇の列であきらめた。アンジェリーナのモンブランは唯一無二だけど、マカロンは他でもおいしいし。翌日アパートの近所のお菓子屋でマカロンを買って食べた。おいしかった。
それにしても何故ゆえこんなに人が? 景気が悪いと言っている割りには観光客が増えていることは確実。昔も並んだ場所はたくさんあった。しかし「元旦の初詣か!」と思うほどの混み具合は初めて。さらに日本人観光客は、過去と比べるととても少ない。その昔はどこもかしこも日本人だったのが、いまやチラホラ。英語もあまり聞こえてこない。驚いたことに最も頻繁に聞こえてくる言語はフランス語だった。ヨーロッパ人の観光客も多かったのが印象的。ユーロになってヨーロッパ内の旅行がし易くなったと言うのは頷ける。でもフランス人が多いと言うのがなんとも不思議だった。
2.高い!
~ユーロ~
とにかく何でも高い! 高くて、高くて、買い物好きな私も何にも買えなかった。ほんとに。
金遣いの荒いキニコですら、結局使ったのは、クリニャンクールの蚤の市での5ユーロのみ。
そもそも5つで10ユーロだったブレスレットを、私が「6つで10ユーロ」と頼んだら、お兄さんが「じゃ、7つにしてあげる。」「いえ。戦争になります。6つで10ユーロ」 お兄さんは不思議そうな顔でOKと言った。娘たちが選んでいる間、私は下手くそなフランス語を駆使しお兄さんとしゃべっていた。お兄さんが、「さっき戦争になるって言ったけど、どういう意味?」「だって7つじゃ、3と4になって、2人で割り切れない。だから戦争」「あーそう言うことか。じゃ、8つにしてあげるよ」「ありがと!」私はけんかになると言いたかったんだけど、そんな表現知らないし、guerre(戦争)しか思いつかなかったのだ。
一方シナコのほうは、普段は財布の紐が硬いのに、クリスマスプレゼントに2人それぞれに与えた100ユーロを全部使い切った。「せっかく来たんだから」と一見賢そうな意見だけど、どうやらコイツはこの頃買い物に目覚めたらしい。一昨日もお年玉握り締めてマンハッタンに友達と買い物に行ってたし。
本来は円高なので日本人なら少し前と比較して随分買い物しやすいと思うのかもしれない。でも我々はドルベース。ドルとユーロの交換レートは1.5対1.0。つまり1.5倍。でも物価を見みると、どう考えても1ユーロ=1ドルが妥当と言うところ。1.5倍にするとあまりの高さに手が出なくなってしまう。
アメリカを出る前に盗難対策にドルのトラベラーズチェックを作った。そもそもはユーロで作ろうと思ったのだが、アメリカの銀行は外貨の旅行小切手を扱っていないらしい。パリでの両替レートは、1ユーロ当たり1.5ドル以上。対してパリのATMでアメリカの銀行口座から直接現金を引き出す場合のレートは、手数料を入れても1.44ドルくらいだった。それに気づいて、結局小切手は使わず。
~税金~
フランスの消費税にあたる付加価値税のTVA(テーベーアー)。20余年前も10%以上だったと思うのだが、今やそれが19.6%! 日本で消費税の引き上げに反対とか言っているけど、元がたったの5%なんだから、どんなに上げても10%以上にはならないでしょうに。ちなみに、私は引き上げに賛成。財源がないのなら、借金するより消費税を上げればいい。但し、加工品や嗜好品を除く食品は非課税にすべき。
他国の付加価値税を調べてみてびっくり。19.6%なんて驚くに値しないんだ。20%以上もワンサカあるし、大半の国が15%以上。一桁の国の方がめずらしい。そんな希少な国をリストアップすると、最低がイランの3%。次いで日本とカナダ、パナマ、マレーシア、カナリア諸島の5%。7%台がシンガポール、タイ、スイス、だって。
~チップ~
な、な、なんと、フランスのレストランやカフェでの請求書が、いつの間にかチップ込みになっていた! ユーロ導入以来のことか? しかし請求書のどこを見ても「サービス料込み」の言葉は見つからない。知る人ぞのみ知る慣習か。
確かにカードで支払う際に、アメリカなら、食事代金とは別にチップを加える欄があるのに、それがなかった。あるレストランでウェイトレスに「チップはどうやって加えるの?」と質問すると、「現金にして。金額に加えるには、前もって言ってくれないと。でもそうすると経営者側に行くだけで、私たちはもらえないの。だから現金にしてね」
ヴァレリーに教えてもらうまで、請求額に加えてチップを払っていたのだから、道理で何処に言っても「メルシー」だけじゃなく「ボクー」が付くはず。本当にサービスが良くて心づけを払いたいときは、「気持ち」の金額を現金で残せばいいんだって。
2008年10月2日木曜日
会食
昨夜、マンハッタンでお寿司を食べた。
少し前に友人のブログを覗いていて、アッパーイーストに10貫以上食べると「半額」になるお寿司屋さんがあると言う。味もいいそうだし、是非行って試してみたいと、夫にお願いした。
「そんなもん、10貫なんて、誰かて普通に食べる量やないか。初めから半額を前提にして値段をつけてるに決まってる」
まぁ、そうなんだろうけれど、やっぱりどんなものか試してみたい。Cちゃんに話すと、「私も行きたい。マビ男もいいかな?」
マビ男さんが来るのは私は全然構わないのだが、夫は英語を話すのが面倒なので、嫌がるに違いない。さりとて、Cちゃんだってご主人に来るなとは言えない。
かくして、4人でその激安すし店に行く事になった。夫は「俺は貝になる」と宣言。
シナコはマンハッタンが嫌いだし、親と出かけるのはもっと嫌いなので、不参加。
Cちゃん夫妻とは6時過ぎにグランドセントラル駅のコンコース内にあるMetrazurというレストランのバーで待ち合わせて、夫の仕事が終わるのを待つ。しかしMetrazurは人が一杯。反対側にあるCiprianiのバーが空いていたのでそちらに移動。私はキール・ロワイヤル、Cちゃんはシャンペン、マビ男さんはモルトウィスキー。こういう時間っておしゃれでいいなー。
7時過ぎに夫がやってきて、皆でタクシーでおすし屋へ。店に足を一歩入れてちょっとショック。写真で見た以上にみすぼらしかったから・・・。でも、外観じゃない。中身よ。
しかし、更なるショックが。今日はウニはありません・・・だって。ウニは私の大好物なのだ。寿司はウニに始まってウニに終わる。コレ、私が何十年も守ってきた伝統の食べ方。あー残念。でも気を取り直して注文。
味的には、美味しかった。ものすごく美味しいかと聞かれたら、ものすごくはつかないけれど。半額になると、回転すしの値段と同等になるから、そう思うととても値打ちがある。お店の人もとても良心的な対応だたった。
ただ出てくるのが遅いのである。「一人で握っているから、仕方ないよ」と言うけど、でも、やっぱり一人にしても遅いよ・・・。
でも、食べる物がないのが功を奏したのか。その間はおしゃべりで埋めるしかない。貝になるはずの夫だったが、直接マビ男さんに話しかけられて、黙っているわけにもいかない。マビ男さんも夫を思いやった分かりやすい会話をしてくれる。「今の金融問題は仕事には影響ありますか」とか、自分たちのブラジル旅行の計画とか。夫は何度もブラジルに出張しているから、その辺の話題なら問題ない。
マビ男さんに、ハワイのコンドを使っていいよって言われて、「ホント!?」とすごく喜んでいたけど、アンタが会社休まなきゃ、いけないでしょうが。山ほど有給休暇あるのに。
お寿司を待っている間に、私は(夫も少し飲んだけど)サッポロビールの大瓶2本とマビ男さんたちが注文した日本酒も飲んで、かなり酔っ払った。帰りの電車では、またしても爆睡。夫は新聞を読んで起きていたので、乗り過ごしせず。酔っ払って登る家の前の坂は、しんどかった・・・。
お勘定は、私たち2人分で、合わせて40貫くらい(越えていたかも)食べて、ビール2本、お味噌汁2杯で120ドルくらい。うん、やっぱり回転すし並み。安いわ。ちなみにCちゃん夫妻は我が家ほど食べてないので90ドルほどでした。
少し前に友人のブログを覗いていて、アッパーイーストに10貫以上食べると「半額」になるお寿司屋さんがあると言う。味もいいそうだし、是非行って試してみたいと、夫にお願いした。
「そんなもん、10貫なんて、誰かて普通に食べる量やないか。初めから半額を前提にして値段をつけてるに決まってる」
まぁ、そうなんだろうけれど、やっぱりどんなものか試してみたい。Cちゃんに話すと、「私も行きたい。マビ男もいいかな?」
マビ男さんが来るのは私は全然構わないのだが、夫は英語を話すのが面倒なので、嫌がるに違いない。さりとて、Cちゃんだってご主人に来るなとは言えない。
かくして、4人でその激安すし店に行く事になった。夫は「俺は貝になる」と宣言。
シナコはマンハッタンが嫌いだし、親と出かけるのはもっと嫌いなので、不参加。
Cちゃん夫妻とは6時過ぎにグランドセントラル駅のコンコース内にあるMetrazurというレストランのバーで待ち合わせて、夫の仕事が終わるのを待つ。しかしMetrazurは人が一杯。反対側にあるCiprianiのバーが空いていたのでそちらに移動。私はキール・ロワイヤル、Cちゃんはシャンペン、マビ男さんはモルトウィスキー。こういう時間っておしゃれでいいなー。
7時過ぎに夫がやってきて、皆でタクシーでおすし屋へ。店に足を一歩入れてちょっとショック。写真で見た以上にみすぼらしかったから・・・。でも、外観じゃない。中身よ。
しかし、更なるショックが。今日はウニはありません・・・だって。ウニは私の大好物なのだ。寿司はウニに始まってウニに終わる。コレ、私が何十年も守ってきた伝統の食べ方。あー残念。でも気を取り直して注文。
味的には、美味しかった。ものすごく美味しいかと聞かれたら、ものすごくはつかないけれど。半額になると、回転すしの値段と同等になるから、そう思うととても値打ちがある。お店の人もとても良心的な対応だたった。
ただ出てくるのが遅いのである。「一人で握っているから、仕方ないよ」と言うけど、でも、やっぱり一人にしても遅いよ・・・。
でも、食べる物がないのが功を奏したのか。その間はおしゃべりで埋めるしかない。貝になるはずの夫だったが、直接マビ男さんに話しかけられて、黙っているわけにもいかない。マビ男さんも夫を思いやった分かりやすい会話をしてくれる。「今の金融問題は仕事には影響ありますか」とか、自分たちのブラジル旅行の計画とか。夫は何度もブラジルに出張しているから、その辺の話題なら問題ない。
マビ男さんに、ハワイのコンドを使っていいよって言われて、「ホント!?」とすごく喜んでいたけど、アンタが会社休まなきゃ、いけないでしょうが。山ほど有給休暇あるのに。
お寿司を待っている間に、私は(夫も少し飲んだけど)サッポロビールの大瓶2本とマビ男さんたちが注文した日本酒も飲んで、かなり酔っ払った。帰りの電車では、またしても爆睡。夫は新聞を読んで起きていたので、乗り過ごしせず。酔っ払って登る家の前の坂は、しんどかった・・・。
お勘定は、私たち2人分で、合わせて40貫くらい(越えていたかも)食べて、ビール2本、お味噌汁2杯で120ドルくらい。うん、やっぱり回転すし並み。安いわ。ちなみにCちゃん夫妻は我が家ほど食べてないので90ドルほどでした。
登録:
投稿 (Atom)