今日はようやく腹痛も収まった。けど昨夜はお腹が痛かったから睡眠導入剤を飲まなかったら、2時半に目が覚めて4時半まで寝る努力をしたけれど寝付けず、とうとう起き出した。
ボストンの仕事が終わったらゆっくりしようと思っていたのに、帰宅するなり有難いことに、翻訳の依頼が舞い込んで、しかも「簡単に終わる内容です」と言われて受けたら、蓋を開けてみると結構細かくて時間がかかる。おまけに期日も厳しくて、日曜日一杯に仕上げなければならない・・・。
腹痛で体力を消耗し、寝不足でしんどい身体に鞭打って、翻訳もしなくちゃならぬ。留守の間に家も散らかっている・・・。だからブログなんて書いてる暇などないのだ。
と言いながら、古くならないうちに・・・。
まず、今回の帰国で痛感したのが、日本の少子高齢化の現実。10月に両親が遊びに来たとき、出かける度に「アメリカはほんまに子供が多いのう」と父が言っていたが、逆に日本に帰って、なんて老人が多いんだと思った。
特に実家の芦屋は顕著。スーパーに買い物に行くと、白髪頭かごま塩頭しか目に入らない。レジではカートに乗ったカゴをレジの台に移すのが専門のおじさんが巡回している。老人には重たい作業だからだ。(乗せ換えてくれるおじさんも、結構老人だったんだけど。)
またレジの横には別の列がある。何の列かと思いきや、母が「今日はお米を買ったから配達してもらう」と買ったものを持って、その列に並びなおす。65歳以上は配達無料なんだそう。へぇー。
私がうろうろしていた時間帯が子供たちが学校に行っている時間なのかどうかわからないけど、確かに関西でも関東でも、あまり小さい子を見かけなかった。本当に子供が減っているんだなぁ。
今回、急遽関西に戻ることにした理由は義母。最近言動がおかしいと気づき始めた。夫を亡くして25年間一人暮らし。自分でも一人暮らしの限界を感じて、最近は同居を口にし始めた。当初は義母がまだまだしっかりしていると思っていたので、なんとしても阻止せねば・・・と思っていたのだが、帰国して義母の様子を見て、あぁこれは一人では無理かもしれないと感じた。
かと言って長男であるコイオの兄も住居は千葉だし、さほど広くもないマンションに二人の息子のうち、まだ一人が住んでいるし、今すぐにと言うのは難しい。うちも海外だし。住み慣れた大阪を離れるというのもどうなんだろう。
私の姉がケアマネージャをしていて、独居老人で支援が必要な場合は介護保険を利用して色んなサービスが受けられるから申し込めばと助言してくれ、取りあえず義兄が申し込んでくれた。最近はちょっとしたお手伝いに来てもらったりしているよう。
確かにそう言う年齢に自分が達して来たきたのだとも言えるけれど、高齢化の問題を身近に感じる今日この頃。
さて、関東に移動して数日仕事したあと、中学時代からの友人の家に転がり込んだ。彼女は私がフランスに住んでいた時に半年あまり私のアパートにいた。以来あだ名はイソウロウ。今度はイソウロウのアパートに私が居候。しょっちゅう会っている訳ではないけど、会えばすぐに昔の2人に戻る。こういうのを腐れ縁って言うのかな。
再び地方巡業に出た後、今度は大宮の友達の家に転がり込む。大宮に滞在中は、大いに笑い転げた。お寿司を食べに行ったり、1日はオハイオからの友達がもう一人加わって、3人で盛り上がった。噂に聞いていた「豆乳鍋」も食べられたし、お仕事を通して知り合った別の友人に、私のたっての願いで「博多一風堂」のラーメンを食べに上野に連れて行ってもらった。
残念だったのは友達が風邪を引いていて、あまり引っ張り出すこともできず、日中は我が身の癒しの時間にしようと、毎日マッサージやらフェイシャルらに勤しんだ。
この辺りだけなのか、今じゃ日本のどこでもそうなのか、オイルマッサージ、タイ式マッサージ、岩盤浴、サウナ、スパ、フェイシャル、整体、ネイルケア・・・ありとあらゆるお店が至る所にある。大宮・浦和界隈のこうしたお店の割引券がホットペッパーという無料誌にたくさんついていて、それらを駆使して毎日違う店に通った。
1日目は友達も一緒に行ってくれたオイルマッサージと足の角質除去。足はつるつるになるし、マッサージは垂涎もの。
2日目は岩盤浴・ボディーマッサージ・フェイスマッサージのセット。安っぽい外観とは異なって、中は高級リゾートホテルのような造り。小鳥のさえずりが聞こえる。ドーム型の岩盤浴に45分のあとは60分のマッサージ。「強くお願いします」と言ったら、本当に結構な力でマッサージしてもらって、時々痛いくらい。最後はフェイスマッサージ。思っていたのとは違い、ボディーマッサージの続きで、顔の筋肉とか頭皮のマッサージ。これもちょっと痛かった。
3日目。これぞ今回のハイライト。顔のしみ取り体験。若い頃から好んで思い切り太陽を浴び、お化粧だって30過ぎまでしていなかったことがたたって、お気づきの通り私の顔はシミだらけ。どうしたものか。今回も資生堂のお姉さんに「騙されたと思って」と言って騙されて、高いHAKUのローションを購入させられ、カバーマークのお店でも、「これで隠せます」とコンシーラーを買わされ、挙句の果てに、自らこんなお店に飛び込んでしまった。
お店では、まずカウンセリングと称して30分もお姉さんとお話。そのあと150分の施術が待っているのである。広告では「メラニンのお土産をお持ち帰りいただけます」とあった。ところがイオンの力だかなんだかでメラニンを除去するというトリートメントは1回では無理。何回も通って徐々に取っていくため、私のような一元さんには無理だと言う。その代わり、「今日はお顔の汚れを取りましょう」ってことで、ありとあらゆることをされた。
極めつけはこれ。顔中ぐるぐるにさせられたあと、お姉さんが鏡を持ってきて、「はい、見てください。」
目まで覆われているのに、見えるか・・・と思いながら鏡をかざすと、ガーゼの隙間から見える。思わず爆笑。何やこれ! 仮面ライダーのショッカーの一味か。何でも電気を通して顔にはりとつやを与えるとか。
あんまり面白いから、お店のお姉さんに写真を撮ってとせがんだ。「じゃ、お客様の携帯のカメラで」と言われ、「いえ、私は持ってないんです。貴方ので取って送ってください」と厚かましいお願いをする。だってあんまり面白いんだもん、皆さんにシェアしない手はない。(羞恥心ちゅうもんがアンタにはないんか?)
この後、お願いだからメラニンのお土産持って帰らせてと食い下がり、ちょっとだけメラニン除去をやってもらった。半径1ミリにも満たないほ~んの小さい点の部分のシミの上に、金属の突起物を当ててグルグルすると、あーら不思議、黒いメラニンが少し取れる。でもその下部にもまだまだあるので、実際は時間をあけて、少しずつ取っていくそうな。この日取ったメラニンは、言ってみれば、地球上の全陸地が私のシミとすると、淡路島の表面の部分をちょっと剥がしたくらい。全部取るには、かなりの投資と忍耐が要求されそうだ。
あーつくづく、人の弱みに付け込んだ商売だ。
5 件のコメント:
家族に黙ってこっそりエステに行っている私。昨日、うまいこと口車に乗せられて大枚はたいちゃいました~(あらら)。
これでモチベーション上がらなかったら嘘(って、エステ自体よりモチベーション?)・・・
なので、3ヶ月後をこうご期待!(って今の私をJ子は知らないよね~)
eriちゃん
お~、エステ、エステ。この言葉を書きたかったのに、不慣れなもので思い出せなかったよ。そうそう、エステに行ったのでした。アンケートに以前にエステに行ったことがありますか?ってあって、「なし」と答えた寂しい私。へ~、みんな結構行ってるのね。で、3ヵ月後にどうなってるの?何を楽しみにしたらいいか教えてよ。
案外大勢の人たちが、こっそりエステに通ったりプチ整形してるのかな。ん十年間もナマ身で勝負するんじゃなかった・・・。
はじめまして。Jと申します。
いつも更新を楽しみに拝読させて頂いております。こちらのサイトは「アメリカ大学進学関連」でヒットし知りました。
只今、アメリカの大学への申請真っ只中のシニアを持つ母親であります。
さて、スレ違いで大変申し訳ないのですが、去年お子様を大学へ進学させた先輩お母様として少々お尋ね申し上げたいのです・・・。
ズバリ、大学申請時の財政援助申し込みについてです。
ある一部の大学を除き、外国人でしかも財政援助を申請時に申し込む場合、審査が厳しくなるのは存じ上げておりますが、申し込み時、財政援助の欄にチェックを入れなかった場合(コモンアプリケーションなどにはその欄がありますよね)合格後に財政援助を申し込む事は不可能なのでしょうか?キニ子さんがJHUに申し込みをされた時は財政援助の申し込みをされた上で(結局は残念ながら援助が出なかったという記事を拝見しましたが)奨学金が出なかったという事ですか?
それとも、申請時には財政援助の申し込みはしていなくても、合格後にアピールその他で援助が期待できる場合もあるのでしょうか?
レギュラーの締め切りは1月1日がほとんどで今、アプリケーションの(それも何校もの)製作真っ只中ですが、このチェックをいれる事により合格率が下がるのは怖いし、かと言って全額の支払い能力があるかと言えばそれはノーなのでどうしたものか?と困っています。
よろしければ教えて下さい。
Jさま
Financial Aidの申し込みが合否に影響するかどうかは学校によって異なります。各学校はその方針は明らかにしてるはずなので、学校のウェブサイトで調べるかアドミッションに問い合わせればわかります。
合否に影響しない場合は"Need blind"、影響する場合は"Need aware"と明示されています。
例えばジョーンズホプキンズの場合はFA blindでしたので、長女の合否はFAを申し込んでいるか否かとは独立して判断されました。合格の通知があってから、確か1ヶ月近く遅れてFAの通知がありました。(これも良し悪しですが・・・受かっても結局行けないのだから・・・。)
願書提出日と合格時点での家庭の経済状況が大幅に変化した(解雇とか倒産などで)というなら話は別ですが、願書を出す時点でFAを申し込まずに、後からお願いというのは受け入れられません。
加えて初年度にFAがもらえなかったら、同様の経済面での変化がない限り、卒業までFAをもらえるチャンスはありません。
連邦政府のFAは市民と永住権保有者以外は対象ではありませんが、私立大学の奨学金は外国人も対象になる場合が多いです。但し、その際のクライテリアは学校によって違います。
ご参考までに、先日なぜか私が学生だと誤解して私宛に来たコロンビア大学の学部受験生対象の案内には、下記のように書かれていました:
本校は必要性が証明されたFAに100%お答えします。
本校の合否判定ははアメリカ・カナダ・メキシコ国民、永住権保有者、難民ビザ保有者に対してはneed-blind、その他の外国人の場合はFAの必要性を考慮に入れて合否を判定します。
本校はFAからローンを廃止し、全てグラントとしました。
年収6万ドル未満の家庭の子女の場合は、学費を全面的に免除します。
年収が6万ドル~10万ドルの場合は、学費は大幅に削減されます。
唐突な質問にご丁寧にお答え頂き恐縮です。
要は各大学により奨学金の出し方、審査の仕方も異なるのでしっかり確認しなくてはならないのですね。
勿論そうはしてはいるつもりなのですけれど、詳細なニュアンスは読んでも状況がつかめません。(まったくの日本人で日本からのアプライ、当然初めての経験です。
ただ、財政援助に関しては後付の申し込みは不可能なようなので、全額の支払いは不可能である我が家では合格の基準が厳しくなろうとも、FAの申し込みは不可欠なのだということがご返信からわかりました。
体調の思わしくない中、親切丁寧なお返事ありがとうございました。
また、キニ子さんのその後などブログで拝見できたらとお待ちしております。」
コメントを投稿