今年のフロリダは例年よりずっと気温が低く、1月23日24日には記録的な寒波に見舞われ、北部のオーランドでは雪が降ったり南部のマイアミでも3度まで下がり、観測史上最低気温を更新。
そのため農産物特に柑橘系やイチゴが被害を受け、熱帯魚がたくさん死んだそうです。
ウミガメたちも寒さから肺炎にかかり、浮き袋のコントロールができなくなって思うように海に沈めなくり、挙句に食べ物にありつけなくなって更に弱る。そのため各地にあるウミガメの保護センターも、衰弱した亀で溢れ返ったとのことです。
仕事で度々訪れている所の近くに、私たちが「亀の病院」と呼んでいるウミガメの保護センターがあります。去年9月8日に書いた「ウミガメ(5)」で触れたLoggerhead Marinelife Centerですが、ここにもたくさんの弱ったウミガメが収容されました。通常なら1匹しか入れない水槽にも複数のウミガメが入れられ、点滴につながれていたウミガメもたくさんいたと、1月に仕事でフロリダにいた人から聞きました。
2月にフロリダに仕事で行ったときに、入院していた亀たちがどうなったのか気になり、例の亀の病院に様子を見に行きました。もう気温は上がっていましたので、一時期よりは収容されている亀の数は減っていましたが、まだ肺炎での入院患者はいました。
点滴につながれている亀はもういませんでしたが、点滴の器具はまだそこにあり、奥に亀のレントゲン室も見えます。
病院を訪ねたときに丁度、治療の終わった亀がストレッチャーに載せられて水槽に戻されるところでした。
浮き袋がコントロールできずにずっと海面に浮いているために甲羅が乾いて荒れてしまっている亀が数匹いました。人間と同じように抗生物質を投与されているとのこと。この亀は肺炎の上、栄養失調だそうです。
もう一匹同じようなのが。やはり沈めなくなって甲羅が乾いています。
亀の病院の前には、通りを挟んで海が広がっています。久々にビーチの様子を見に行くと、海岸沿いに土管を埋める工事をしている最中。これから埋める土管が横たわっていて、砂浜が掘り返されていました。そんな中に人が数人入り込んで何やらやっています。近づいてみると、貝拾いをしているようです。更に近づいてみると、掘り返した砂の中には普段では見られないきれいな貝殻が一杯!
そこでしばら貝い拾いに没頭しました。これが戦利品。
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