2010年5月11日火曜日

家を買いました!

シナコがノースカロライナ大学に行く場合は家を購入するというシナリオを描いておりましたが、シナリオどおり一昨日家を買いました。

私も洋服を買うみたいに、気に入ったから、ま、ええかと簡単に買ってしまったので自分でもちょっと驚いてはいますが、買うべくして買ったと感じております。家と申し上げても、タウンハウスという長屋形式の中の一軒です。

実のところ、思いつきだったわけではなく、UNCに進学する際はこれが一番経済的にも、その他の事情に照らし合わせても理想的な方法だということはコイオとも合意しており、シナコが大学に合格する以前から、物件の下見を始めておりました。

一番最初の下見は大学見学をした2月。これに先立ち買主専任エージェントの存在を知り、全米の買主専任エージェント協会から、対象地区のエージェントを紹介してもらいました。その不動産エージェントに幾つかの物件を案内してもらい、どのくらいの価格でどんな物件が入手可能なのか調べました。このときにローン会社とも会って、条件を調べ、Pre-approvalももらいました。

4月の大学説明会に来た際にも、1日は幾つかの物件を見るために割きました。でもこの時点ではシナコはまだUNCへの進学を決めていなかったので、不動産エージェントにはこの話が流れる可能性は十分にあることは説明しており、エージェントとの契約も交わしていませんでした。(買主専任エージェントの場合は契約を交わし、全ての物件に関してこのエージェントを通すことを約束します。)

そして先週の水曜日、事前に様々な物件の案内をもらい、その中でめぼしい物件があったので、恐らくこの中から決められるだろうと、日帰りでノースカロライナに赴きました。ところが写真で見るのと、実際に見るのとは大違いで、結局は気に入るものはありませんでした。

実際のところは、私は「悪くないじゃない」と思ったものもあったのですが、エージェントの方が「ここの台所は暗すぎる、どうして台所なのに、こんなに暗いのだ?」「屋根裏収納への階段が、どうしてこんな位置にあるの? こんなところにあると、ドレッサーが置けないでしょ」「天井の素材がだめだわ。これだと汚れたときに、ペンキの塗り重ねができなくて、そぎ落とすしかない」「ここからの景色はどう? これは、あまりにダメじゃない?」「1階がガレージで、2階、3階が実際の居住スペースだと、お買物から帰ったらいちいち荷物を上に運ばないといけないのよ」と、私の気付かないところにアドバイスをくれて、私がダメ出しをする前に、彼女の方で問題点を指摘してくれました。

その日は結局収穫はなく、手ぶらで帰ることになったのですが、エージェントの彼女が「じゃあ、私があなたの要件に相応しいと思われる地域にこれから連れて行くから、その地域が気に入るかどうか教えて。気に入れば重点的にそこから物件を探すから」と言って、幾つかの場所に連れて行ってくれました。

最後に行った場所が、雰囲気的にはとても気に入ったのですが、実はもう疲れていて、5分も見ないで帰って来てしまいました。

帰宅後、そこが一番気になってはいたのですが、これから5月末までは仕事があってNCを訪問することは出来ません。だから、6月の初めに再度NCを訪問して、その時に先日見たその地区の物件が残っていたらラッキー、運を天に任せようと思い、コイオもそれでいいんじゃないと言うことでした。

ところが、そのことを2人の友人に話したところ、偶然にも二人ともが「時間があるなら再度見に行けば。見に行ってダメならそれでその物件は除外できるでしょ。安い買い物じゃないんだから、見に行くくらい知れてるでしょう。何を迷っているの!」と言ったのです。

確かに私にはとても気になっていた物件。今までいろいろと見て来た中で、これより良い物はなかなかなさそうでした。ただ5分しか見てないだけに、本当にそうなのか確信が持てなかったのです。

2人に背中を押されて、急遽一昨日見に行ってきました。先日行ったときに実は「これだったら完璧だったのに!」と言う物件があったのですが、それは既に売約済だったのです。一昨日、再訪した折に、私のエージェントが「売約済ってことだけど、本当に売れているの?」と質問した所、ラッキーな事に「実はローンの信用審査でひっかかっていて、もしかしたら流れる可能性がある」とのこと。

と言うことで、そこが流れたら、その家、ダメだったら先日見たもう1軒の方と言うことで、契約してしまいました。一番欲しい物件が入手可能かどうかは5月28日にわかります。でも多分、手に入ると信じております。

シナコが最後までUNCを渋ったのは、実は私たちに外堀を埋められているように感じたからじゃないかと思うのです。幾ら自分ではUNCが良いと思っていても、まるで私に敷かれたレールの上を歩むようで嫌だったんだと思います。それゆえ、私としても最後はシナコに選ばせるつもりで、UNCにならなくてもあきらめようと腹はくくっておりました。

新居のクロージング(=権利書譲渡)は6月10日です。エージェントを代理人として仕立てて、全ての手続きは任せています。クロージングの日も立ち会う必要はありません。あまりにも人任せと映るかもしれませんが、自分の直感を信じているので大丈夫。エージェントも本当に信頼できる、頼りになれる人にめぐり会えてよかったです。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

それはそれは、本当に良かった。パチパチパチ。第一希望の物件に落ち着くといいね。家購入はドキドキ・わくわく。これから暫く忙しくなるぞ!

Jodako さんのコメント...

私も第一希望になればいいなぁって思ってます。家なんてこんな簡単に買って良いのかちょっとびっくりしますが。今はローンの申込み中。全て始めてのことばかりで戸惑いますが、日本とはまた要領が違うので興味深いことも確かです。