フロリダから帰宅して1週間。
帰宅するなり、翻訳のお仕事が舞い込んで、しかも結構な量と内容に対して納期が4日後。長期で家を空けていた後ろめたさがあるだけに、帰るなり机に向かって作業するのもなと、一瞬迷ったのだが、このご時勢にお仕事がいただけるだけでもありがたい。それに4日後の納期のうち2日は土日。私が断ったら(この段階で日本は既に金曜日)別の人に当たるのも大変だろうし、お受けする事にした。
てなわけで、ほぼ、ただいまと言うや否や一心不乱にパソコンに向かい続け、ようやく納期までに提出。そこまでは大げさか。一応、荷物は片付けたし、途中でお茶飲んだり食事したり、ジョダの散歩には出かけた。それでも土日は14時間ずつ作業してた。
提出して、ようやく一昨日、家中に掃除機をかけてシーツやソファーのカバーを洗濯してちょっとすっきり。帰るなり水周りはちょっと掃除したけど。コイオも娘も水周りが汚くなっても気にならないと思し召す。毎日見てると気がつかないのかなぁ。気がついてもやろうって思わないのかなぁ。まぁ自慢じゃないけど、私も両親と住んでいた頃、家の掃除も料理も洗濯もやったことなかったからな。誰もする人がいなくなって必要に駆られたらやるんでしょう。
ということで昨日は一日放心。
フロリダは帰るまで毎日30度台だったのに、ニューヨークの空港に着いたらみんなジャケットを羽織っていた。今朝のグリニッチは12度。シナコが早朝に学校に行く用事があったので送って行ったけど、暖房が必要だった。車のエアコンを、朝は暖房、午後は冷房に切り換える季節がしばらく続くのかな。
ところで私の留守中に、友人がCDを送ってくれた。
「手紙~親愛なる子供たちへ~」と言うタイトルの樋口了一という無名の歌手によるもの。
NHKで紹介されて彼女は知ったらしいけれど、「もう、泣ける泣ける」というコメント付きで。
歌詞は、もともとはポルトガル語でe-mailで回覧されていた詩を日本語訳したもの。
CDをPCに取り込み、MP3ファイル形式にしてメールに添付して人に送ることができることを発見したので、早速、母や友達にも送った。
立場によって反応は様々。CDを送ってくれた友人のお父さんも認知症で、お母さんが一人で面倒を見ている。母はおばあちゃんを思い出して泣いたと言っていた。母が、友人で、義父母を同居して見送り、父を施設で見送り、現在お母さんを施設に預けている人に聞かせたところ、「重い」とのコメント。渦中にいる人には、あまりにも重過ぎるかもしれない。
シナコに聞かせて、「よろしくね!」と言ったら、「えっ? これってそう言う歌なの? なんだ、夫婦の歌かと思ってた。そっか~、道理で『絵本』とか出てきておかしいと思った」
その後、キニコにもメールで送った。「シナコにもよろしくって言ってたけど、アンタにも言っておくね、よろしく」とコメントを付けて。
しばらくすると、シナコが「ママ~、キニコにもあの曲送ったの? キニコからメッセージが来たよ」と言って見せに来た。内容は、
「シナコも聞かされたの? 私にも来たけど、一体なんて返事すればいいんだ? ありがとうってか?」
更にしばらくしてから、キニコから私へ短いメール。
「・・・thank you?」
これがつぼに入って、しばらく笑い転げていた。
ご希望の方に、ファイル送りますよ~。ちなみにYoutubeでも聴けます。
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