2009年12月22日火曜日

乏しい日本語力・・・

自分でずぅーっとわかっていることなのですが、ブログ読者に指摘されたし、暴露しますか。暴露されなくてもずっと気付いていたよんって言われそう。

でもね、言葉を仕事にしているだけに、それを公に認めて仕事が減るのもなぁ・・・と、気がつかれてない場合はそっとしておこうと思ってたのですよね。

実は(ってこともない)私、ほーんとうに日本語力がないのでございます。言葉を操って口に糊している身といたしましては、あるまじきことなんですけど・・・。

そもそもは英語が好き!というのが高じて、英語を使ってする仕事⇒通訳になったわけでして、日本語が得意という訳ではなかったのですね。で、日本語が貧しい。(英語の方が豊かだなんて決して申しません。)

ブログ読者に指摘されたのは、二つ下のブログで「憲章を満足する」って書いて、「憲章は満足するもの?英語のsatisfyの直訳ね」と。恥ずかしいから、直ぐ訂正しておきました。憲章は「守る」ものかな?

という訳で過去にも幾多の恥ずかしいエピソードや失敗を経験しているわけであります。

大学生のころ、中学時代の塾の先生の家に遊びに行くにあたって電話で、
「先生、じゃあXX日に行くってことで、結構ですか?」
「結構ですかぁ? あなたそれは間違ってるわよ。構いませんかでしょーが」
あの時に恥ずかしい目に会っといて良かったっす。

大学卒業後の社会人1年目。先輩が出産を前に退職される。みんなで円陣を組み、先輩に一言お祝いとお別れの言葉を述べる。
「キチホウお待ちしております!」と私。
「キチホウ? ってそれ、吉報のこと?」
皆に爆笑される(嘲笑か・・・)。

結婚後、初めての年末。義母の家へ。義母が新聞を開いていた私に、
「今夜8時からNHKで何やってる?」
「8時、8時と・・・。あ、シュンビキョク」
「シュンビキョク!?」
「え・・・、もしかしてハルヒキョク?」
「・・・春日局ね・・・」
義母はどんな馬鹿娘が嫁に来たのか、このとき思い知ったことでしょう。

私が通訳するある会議の最中、当時の社長さんが言いました。
「シンショーヒツバツです」
「・・・???」
「通訳さん、わかりませんか? シンショーヒツバツ」
「・・・わかりません・・・どんな字を書くのですか?」
「信賞必罰」
「・・・で、意味は?」
途中で会議は止まっちゃうし、私の馬鹿さ加減が丸出しになりました。

こうしてかなりのレベルの失敗は後々にも語り継がれ、上記のように覚えているわけでありますが、失敗や間違いはこんなものじゃないです。もっともっともっとあるのです。

つい2日前も、友人知人にクリスマスのご挨拶レターをメールに添付して送りました。が、最初に送ったファイルが誤まっていた事に気付き、翌日正しいファイルを添付して送り直したのですね。その時のメールのタイトルに、「計らずとも第2弾」と書きました。

翌日のある友達からの返信。
図らずも第2弾送っていただきましてありがとう」
ががーん。

別の友人のメールには「大鉈を振るって・・・」という表現が。
まず、字が読めない。
やっと読めても、「大鉈を振るう」ってどんな意味? 大胆な行動に出るってこと?
辞書を引きました。「切るべきものは切って整理する」だそう。
皆さん、高度な日本語をお使いなのね。

うろ覚えの表現を使ったりするから間違うし。
先日は誰かにメールするにあたって、深い感謝の意を表そうと思っていると、ふとどこかで覚えた表現が頭をかすめた。「お、これで行こう」と、「痛み入ります」なんて書いてしまった。すると少し前のブログで触れた「日本人の知らない日本語」で、時代劇通のフランス人がこの言葉を口にし、先生が「出たな、武士言葉!」とつぶやくシーン。そうなのー? 痛み入りますって普通に書いちゃいけないの? (いまだにわからんです。)

また、ある友人からのメールを読んで、
「え、お父様亡くなってしまったの? 春に会った時の話ではお元気そうだったのに・・・」
と書けば、
「義父です」
はて、元のメールにはなんて書いてあったんだろう?と調べれば
「家人の父が亡くなりました」
あーん、家人なんて、私が活用する語彙じゃなかったから、ぱっと読んだときに「ウチの父」と読んでしまったのだ。情けなや。

それにしても、こんな人に通訳や翻訳を頼んで大丈夫なのだろうか・・・と不安に思われた皆さん、このブログは読まなかった事にしてください!

1 件のコメント:

eri さんのコメント...

あらら、記事になっている・・・

私はJodakoさんは日本語も英語も堪能だと思っていたよ~。読み手を引きつける、なんていうのStory-telling力が素晴らしいって言うのかしら。

私なんか、完全にSemi-lingualやわ~。今日も美容室で「えっとカットする人・・・(日本語で何やったっけ?)Beauticianが」とか言ってしまってました。Hair-dresserっていうべき?

家庭では、高学歴なその他メンバーさんから日本語の知識不足を日々あきれられております(--;