2010年2月25日木曜日

恥の上塗り

昨日の続編。

あの後、シナコはやおら起きて、「今からAPスコア出しても間に合いますか?」と大学に問い合わせた模様。しかし「もう審査に入っていますから遅いと思います」と言われたと言う。

「何でそれで諦めるの。何でそれでも送りますって言わなかったの」と腹が立った。私だったらダメ元でもできるだけのことはするだろう。しかも「遅い」と言われたわけじゃなく遅いと「思います」だよ。

シナコに言っても動かないし、この大学は一番学費が安いところ。全部不合格でも、ここだけは受かって欲しいところ。

だから今朝シナコの名前で大学にスコアをFAXした。本来はCollege Boardというテスト機関から直接正式な成績表が送付されなくちゃいけない。でも今からそれを手配していたのでは遅いから、シナコの手元にあった学生用のコピーを送った。手遅れかもしれないし、正式なものじゃないからダメかもしれない。それでもやれるだけのことはすべきと思うから。

SATのスコアを送っていなかったという別の大学からは、実は1月付けの消印で封書が届いていた。昨日初めて気づいたのだが、まだ封も切ってなかった。開けてみると「スコアが届いていません」と言う内容。ってことは先週見たのは2度目の催促だったのか!?

これに関しては「もうとっくにやった!」と昨日豪語していたが、ほんとは私が言っても聞かないから、火曜日に会社にいるコイオからテキストメッセージを送ってもらったんだよね。前日にやってんだから、「とっく」でもないでしょうが。

この学校の奨学金の手続きだけが未だ何もされないでテーブルの上に放置されている。必要なものは全て揃えて、あとはシナコが署名するのみにしてある。週末までに郵便局から出さないとだめだけど、もう黙って放置しておこう。勝手にしろだ。

シナコは今、恒例で12年生が公演する演劇の音楽担当のチーフだとかで、毎日夜7時~10時の練習に行っている。練習が始まったのは今週の月曜日。公演は3月4日~6日らしい。(部活やこういう事にだけは積極的で熱心だから私には不可解。)

昨日は、体操の後、学校に送るのはやめた。だって体操やっているところから学校までは歩いても10分。雨も降ってないし「もう自分で歩いて行ってね」と伝えた。何が悲しくて、その10分の距離を送るために、私が車で往復せにゃならんのだ、と思って。そして10時のお迎えはコイオに行ってもらった。

昨日のブログを読んだ母から「胸中お察しいたします。シナコのことに関しては、もうブログを読むのも嫌と言う心境です。昔は勘当という手もありましたが。いつも何とか後始末をしてきたからでしょう。もっと、楽しいブログを読みたいおばあちゃんです」とメールが届いた。

そうか、勘当という手があったか・・・。

母に同情してもらえるってことは、私はここまでひどい娘じゃなかったってこと? それとも「胸中お察し」って言うのは「母も歩いた道」ってことでしょうかね?

確かに何かを行動するという事に関しては、私は誰に頼ることなく、全て自分で決めて準備し行動して来たように思う。

けど、こと家のお手伝いに関しては見事に何もしなかった。母は忘れているのかも知れないけれど、女3人姉妹なのに(弟もいたけど)、母が頼みごとをするのはいつも姉か妹ばかり。ある時、姉か妹かが母に「どうして私たちにばっかり頼んで、ジョダコには何も頼まないの!?」と抗議したことがあった。その時母は「だって頼んだって、あの子は『嫌っ』って言って終わりでしょ。気分が悪くなるだけ損だけだから頼まないの」と言ったのを覚えている。

うーん、シナコは昔の私と同じってことなのか・・・。

4 件のコメント:

eri さんのコメント...

胸中お察しします2

Jodakoさんの気持ちになってしまって自分がイライラしてしまいました(ごめんなさい)。

うちの「どら息子(二男)」・・・世の学生たちはこの不況下に自分でお弁当を作ったりして切り詰めているのに、どこ吹く風で毎晩のようにコンビニがよい。
「まぁ、こんな息子に育てたのは私らやしなぁ」と今朝ぼやいたばかり。

昼夜逆転してちっとも起きてこないし、在宅していても宅配の受取にも役に立たない。苛々するよね~(T0T)

Unknown さんのコメント...

頑張れ、順ママ、あと一息。放っておく、という選択肢もあるし。私の友人のお嬢さん、とても優秀なのに希望で高卒でバイト&就職。社会勉強してから先の勉強を考えるって。今は不動産関連の弁護士事務所で、資格をとって仕事してる。北米ではその選択肢がありうる。シナコ、働いてみるかい? ママは深呼吸して、雪かきして、買出しだね。(私も雪かきしたよ、たった3cmだったけど)

Jodako さんのコメント...

eriちゃん
慰めてくれてありがとう。
要は私たちの子供たちの世代はハングリー精神が欠如しているってことなのかなって思う。苦労なくして育っちゃったでしょ。だからそれが当たり前って感じているのだろうなって思うよ。
ま、これから先、苦労しろって思うけどね。
(でも、私自身苦労したかって言われると、殆ど苦労してないのだけれど・・・)

Jodako さんのコメント...

道子さん
応援ありがとうね。
でも、さっきもeriちゃんのコメントに対して書いたけれど、苦労なくして育ったわが子は世の中に対して非常に甘い感情を持っているのだろうなって思う。何とかなる。親が何とかしてくれるって。
でもね、私自身、そう言う風に思っているわが子を責められるかと言えば、そうじゃないんだよね。そう思って育ってきて、実際に今まではそうなっちゃっているから。
そこが私の子供に対して甘い所なのかも。
どうやらコイオは違うみたいだけれど、日本人の子育てに関しては父親よりも母親の影響のほうが絶対的に多いから・・・。
もういいや、なるようになるよ。
と半ば投げやりな私です。