ママ、うるさい！

今日は歯のクリーニングに行って来た。
コイオの帰国に伴い、歯の保険も健康保険も6月末で切れてしまうから、丁度よいタイミングでの6ヶ月検診だった。

今日の受付は、いつものお姉さんではなくて、歯医者さんの奥さんだった。歯医者さんところの娘さんはシナコの同級生。

クリーニングが終わって、帰り際に、来週のシナコの予約を変更しなければならないことを思い出した。
「キャンパス訪問に行く事になったから、予約を2,3日ずらして欲しいの」
「あら、シナコはどこに行く事にしたの？」
「まだ決まってないの。本人はカリフォルニアの大学って言っているけれど・・・金銭的に難しいから」
「他にはどこを考えてるの？」
「UXX」
「あら、うちのヴァルもUXXを受けたのよ。ウィルミントン・キャンパスだけど。全部受かったのに、そこだけだめだったわ。多分UConnになると思うわ。農学部なんだけど。で、シイナはインターンシップはするの？」

詳しいことは知らないのだが、シイナの高校では、12年生は5月6月の授業に代わって、地元の企業や非営利団体でインターンとして仕事をすることで授業の単位として数えてもらうことができる。

「知らない。シナコとは会話がないもの。肝心なことは何も言わないから」
「わかるわ、うちも一緒よ。帰ってきて、着替えて、出て行くだけ…。まるで幽霊よ」
「シナコなんか、口を開いたら『うるさい』しか言わないわよ」
「わかる、わかる」

そんな会話をして帰ってきた。
夕方、私がおとなしくパソコンに向かっていると、リビングにいたシナコが「ママ、うるさい！　うるさい、ママ！　うるさい！」と叫んだ。
え、だって一言も発してないんだよ。
「何がうるさいのよ！　ママ、何も言ってないでしょう」と言いながらリビングに行くと…ソファーで爆酔していた。
寝言でまで、うるさいって言うのかさ！！！！