2008年4月21日月曜日

アメリカの大学事情18 キニコの運命やいかに

たった今、郵便が届いた。

JHUのアピールに対する回答と、同じくディキンソンに対するアピールの回答。

まず、JHUの手紙の内容。

「再検討いたしましたが、残念ながら今回はJHUからの補助をオファーすることはできません。
多くの親が、奨学金や補助金を除いた残りの額のすべてを、PLUSローンから借りています。JHUは直接に貸付する大学ですので、銀行から借りるのではなく、連邦政府からの直接ローンとなります。ウェブサイトをご参照ください。
また私的な奨学金を得ることで、学費の負担を軽減することができますので、こちらのほうもご検討ください。
9月には、本学の学生就職課にて仕事先の斡旋も行います。キャンパス内外の仕事を斡旋しています。」

世の中そんなに甘くないと言うこと。
PLUSローンの利率は8.5%。超高い! もし、毎年20,000ドル借りたとして、4年で80,000ドル。チャートを見ると、10年返済で、月々990ドル。まだ家のローンだってこれから20年足らず近く続くというのに。無理。
これでJHUの夢は消えた。

次はディキンソンからの手紙

「下記の補助金を授与することになりました。全部または一部を受けることが可能です。
残額は、家族または本人の負担となります。多くの家族がローンまたは月払いオプションを利用しています。」

と言う文章の下に、

学費の内訳
授業料             $38,234
寮費                $9,600
本、その他の学内の費用   $1,000
個人的費用(小遣い、旅費)  $1,000
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合計 $50,344

補助金
スカラーシップ(返還の必要なし) 7,500
連邦政府Staffordローン     3,500
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合計 $11,000


同じく、世の中甘くないってことだわ。残り39,444ドル。気が遠くなる。おまけに毎年5%の授業料の上昇を考えると・・・。
Staffordローンも6.8%。3500ドルを4年間借りると、14000ドル。
15000ドル借りた場合の返済期間は最長10年で、月々の返済は173ドル。新卒には何とか払える額か。

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とにかく、今回の大学進学に関して、私はもうできるだけのことはした。この後の最終的な決断は夫に任せることにしている。

過去4年間のキニコの授業料を払うのが大変で、そのために夫婦喧嘩も絶えなかった。「お前があんな学校に行かせるから・・・」と夫には言われ続け、私としてはかなりストレスだった。だから、キニコの学費に貢献しないとは言わないけれど、今回はストレスにならないように、彼に決めてもらおう。

残るはブリンモアからの奨学金の回答待ち。こちらもやっぱり望み薄。
あと1週間ほどで、結論がでるでしょう。

(私的にはクラークソンがいいなぁ。金銭的にも魅力的だし、キニコがやりたい生物学の研究の施設も整っている。そんでもって、一番近い都会がカナダのオタワらしいので、フランス語も捨てがたいキニコには、うってつけだと思うんだけど・・・。)

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