2008年8月22日金曜日

キニコ、大学に行く

昨日、キニコを大学に送り届けました。

もっと遠いのかと思いきや、案外近くて、車で片道3時間半。尤も出発したのが朝の5時半で、難関のジョージワシントンブリッジを「高速」で走り抜けられたのが大きかったのでしょう。(帰りは普段よりひどいストップ&ゴー状態。)

キニコがオハイオみたいと言っていたけれど、確かに近辺の景色はオハイオそっくり。ま、オハイオ州はお隣だから。大学のある町はとても小さな町。町の中に入って、お店のあるあたりを抜けると、その先にキャンパスがある。ゲートで囲まれたキャンパスではなく、辺り一体がキャンパス。

日本の皆さんにはゲートに囲まれていないキャンパスって言うのは馴染みがないかも。私も大学には囲いがあるものと言うイメージだったから、ある一角がキャンパスっていうのがちょっと不思議だった。でも田舎じゃ別に囲いも必要なさそう。

9時に到着して、登録を済ませ、早速寮の部屋に荷物を運び入れる。キニコの寮の前には長い車の列。並んで待ちながら、これからあの山のような荷物を3階にある部屋に何往復して運び込むのか・・・と思っていたら、誰かが車の窓をたたく。
「紫色のTシャツを着た生徒が居ますよね。彼らが荷物を運び込みますから、運転席に一人だけ残ってくれたらいいです。」

見ると紫色のTシャツを着た生徒たちが寮の前で何人も待っている。そして順々に到着する車から、荷物を降ろして、運び込んでくれている。

なんて素晴らしいシステムだ。(でも、新入生だけか。次からは自分たちでやるのか・・・。)キニコは、高校時代から使っていた冷蔵庫(しかも2個!)を持って行くといって聞かないし、荷物も多すぎるくらい多い。しかも3階だ。

さて、無事に荷物が運び入れられ、車を駐車して部屋を見に行ってびっくり。キニコは3人部屋。3人部屋か2人部屋かの選択肢はない。通知が来たときに3人部屋と記されていた。2人部屋に比べ3人部屋のほうが寮費が安い。だらかそれでもいいじゃないかと思っていたが、部屋を見てびっくり。安いと言っても半年の差額は120ドル。あの条件じゃ、あまり得した気分にはなれなかな。

と言うのも3人部屋は、2人部屋にベッドと机と洋服ダンス(チェスト)をひとつずつ多く押し込んだだけ。ベッドのひとつが2段ベッドになり、目の前の壁が本棚になっている二つの机の間に、一枚板を渡して机にしてあるだけ。だから本棚はない。代わりに目の前にエアコン。本棚とクローゼットは二つしかない。これを3人でシェアしなければならない。

キニコの到着が最後だったので、既に一等地は占領されていた。この状態には、私もムッとした。でも、キニコの対応はオトナだった。2段ベッドの下が空いていたので、これは良かったかな。ま、これから3人でもめながらやっていくんでしょう。

それにしてもあの大量の荷物が収まるのかと心配したが、1時間もしないうちに、持ってきた鞄も容器も空になり(多少、家に持ち帰るものも出たが)、何とか形に収まった。

教訓。大学の入寮については、「早い者勝ち」。一番に乗り込んで、一番良い場所をゲットしよう。

ところで寮は男女一緒。流石に部屋は混合ではないが、別に階に寄って別れているわけでもない。日本人的にはちょっとびっくりするが、最近のアメリカの大学ではめずらしくない。

さて、キニコの大学生活、どうなりますやら。(さっそく10月の半ばに休みがあって帰ってくる・・・。早っ!)

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