昨日、マンハッタンのA子さんのところで髪を切ってもらった。
1時の予約に先立って、チカエとマビオとポーランド料理屋さんでお昼を食べて、マビオさんにはお帰りいただいて、チカエと2人で行って来た。わたしはヘアカラーもするから、途中の待ち時間が入るので、その間にチカエの髪を切るというアレンジ。
A子さんとチカエとくっちゃべって、あっという間の2時間だったわ。
「最近、めっきり物忘れがひどくなってね」とA子さん。
これまで、忘れたり失くしたりは、ご主人の専売特許で、A子さん自身はそんなことを絶対しなかったと言う。ところが、先日、長男のサッカーの練習に行ったときのこと、靴などサッカー用の一式を入れている鞄を、鞄ごと忘れて来たらしい。
「それも、思い出したのが1週間後なのよ!」
勿論見に行っても鞄はなかった。でも、問題は鞄をなくしたことでも、1週間後に思い出したことでもない。
「実は、そのなかに息子が一生懸命集めたポケモンカードが150枚入ってたのよ。サッカーしている間に、息子のバックパックに入っていたのを、わたしがわざわざサッカーの鞄のほうに移したの。息子はそれは知らないから、ポケモンカードがなくなったって探し回ってるの。でも絶対にそのことだけは言えないから、『ベッドの下かなぁ』とか言うと、『そうじゃないの、部屋を汚くしてるから、わからないんじゃないの』とか言ってるんだけど・・・」
「ひどーい! それ、ひどすぎ」
「だけど、言えないわよ。もうすぐ日本に遊びに行くから、『おじいちゃんがまた買ってくれるわよ』って言ってるんだけど、交換した最強なカードとかあったらしくて、『どこに行ったんだろう、どこかに置き忘れたのかな』って言うから、『そうじゃない、ぼーっとしてるから』とか言って・・・。ダンナは知っているから、『お前、それはひどすぎる』って言うんだけど・・・言えないわ、これだけは墓場まで持っていかなくちゃ」
実は、A子さんには、同じく長男についた嘘で、今更訂正できなくなっている嘘がある。それは、自分の年齢。長男がまだ20までしか数えられない時に、自分の年齢を20歳だと言ったらしい。以降、毎年ちゃんと1歳ずつ歳を取っていて、なんと彼女は今、25歳なのだそうだ。
「友達のお母さんが、40歳とか聞い来て、『○○のお母さんって、年取ってるんだね』とか言うのよ。『今日は、XXのお母さんの45歳の誕生日なんだって。僕のお母さんなんて25歳なのにって言ったら、XXは僕のお母さんも同じくらいの歳に見えるけどっとか言うんだよ。お母さん若いのに』とか言われて・・・。信じ切っているから、訂正のしようがなくて・・・」
あまりに面白くて、ブログねたにもらう事にしました。
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