2008年5月7日水曜日

ボクの価値

またしても、ボクの価値がアップした。
価値が上がっても、これまで以上に大事にされたりもしないんだけど、ま、これで簡単に捨てたりはされないでしょう。

数日前、ママに連れられて予防接種を受けに行った。予防接種のタイミングからは、既に5ヶ月も遅れてたんだけれど、めんどくさがり屋のママは延ばし延ばしにしていました。

ようやく重い腰を上げて連れて行ってくれたのはいいのだけど、僕は前回はアレルギーが出て死にそうになったので、ドキドキものでした。そこで、今回は 「事前にアレルギー予防の注射を打ちましょう。一番アレルギーの出やすいレプトスピラは辞めて、ボルデテラ、ジフテリアは打ちましょう。ジステンバーとパルボウィルスは免疫力が残っているか調べて、血液検査と寄生虫のテストもしましょう。」

日本で義務付けられている肝心の狂犬病は、毎年接種じゃなかったので、今回はパス。(それだったら、連れてくるんじゃなかった・・・)とママは思っているようでした。

「それでお幾らになるのでしょうか?」
ママが聞くと、先生はコンピュータのところに行って、
「これと、これと、これと・・・・注射とテストだけで、400ドルちょっとですね。」

ママは一瞬息を呑んだようだったけれど、この人は、100ドル越えると何が何だか解らなくなるのだ。で、「じゃあ、お願いします」なんて言ってたよ。僕は家に帰ったら、「え、このアホ犬のために400ドル?!」とパパが怒るのが想像できて、小さくなっていた。

すべてが終わってから、会計でママは462ドルも払っていました。
帰宅してから、なにやら書類をごそごそやってから、ママは叫びました。
「オハイオじゃ、注射全部打っても40ドルじゃない! アレルギーも出なかったし! これからは車でオハイオまで注射しに行こ!」

翌日、またお医者さんから電話があり、
「ジフテリアの免疫力が低い結果がでましたので、注射を打ちに来てください。値段ですか? 35ドルです。」
この35ドルに診察料が更に加算されるのだ。

ママは、二つ返事で、「では金曜日にお伺いします」だって。流石に今回は合わせても70ドル程。オハイオに行くガソリン代のほうが高そうだ。

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