2008年5月22日木曜日

誕生日!

今年も誕生日を迎えてしまった。この歳になると、半ばヤケクソに年を取っている気がする。

先週は、ご主人のお誕生日に、マンハッタンの高級レストラン(最高が30のZagatの格付け28!)Le Bernardinで、ご主人をご馳走をすると言う友人が、義理の娘(4月生まれ)と、1週間後が誕生日の私も一緒に招待してくれた。

どのお料理も超級でおいしかった。給仕も超級で、写真を撮るために、ちょっと席を立って、ナプキンを椅子に置くと、次の瞬間には新しいナプキンが差し出されたりして・・・貧乏性の私は、もったいなーと思ってしまった。

写真は、私の前菜。鯛のお刺身に金箔があしらわれ、ゆず風味のソース。フランス料理なんだけれど、メニューには和食をアレンジしたものがたくさんあって、ホント、おいしかった。

Le Bernardinのウェブサイト 


週末には、アメリカのお母さんが来るのに先立ち、私と次女を夫がマンハッタンの御寿司屋さんに連れて行ってくれた。生まれて一番おいしいおすしだった! (値段もそれなり。) 普通の江戸前ではなく、創作寿司の変わりダネだけど、舌の上でとろけるトロ、サーモン、ウニ・・・。あぁ思い出しても垂涎もの。

Sushi of Gariは英語のウェブサイトしかないので、青山のSushi Gariのサイトです。
http://www.sushi-of-gari.com/


そして、誕生日当日の昨日。夫はアメリカのお母さんを招待するのも兼ねて、彼女が食べられるアメリカンフレンチのレストランTocquevilleを予約。皆でのお食事を楽しみにしていたら、前日の夜10時ごろ、キニコから電話。

「ママ、ヘラクレスの上演、明日の夜9時なんだけど・・・来る?」

正直言って、思わずムカっとした。せっかくお誕生日をマンハッタンのレストランで・・・と楽しみにしていたのに、サイテイ! 何が悲しくて片道1時間40分の長女の学校に、しかも夜遅く行かなくちゃいけないの。それも招待されるのが前日の夜? なんで、この子はいつもこうなわけ? 相手の予定とか考えてないの?

不機嫌な声で、
「えー、明日? 何でもっと早く言わないのよ。明日はママの誕生日なんだよ。そいで、みんなでマンハッタンでお食事しようと思って、パパがレストラン予約してくれてるんだよ。」

「そ・・・。」

長女はそもそも、自分の毎日の様子とか予定とか、大学のことも、必要最低限の内容すら連絡してこない。それにずっと腹を立てていた私。ちょうどその日も、アメリカのお母さんと、お互いの娘の悪口大会を開いたばかり。

しかし、長女がこのヘラクレスの舞台を自分でプロデュースして、友達を借り出して公演することは聞いていた。もうすぐ卒業だし・・・、せっかく誘ってくれるし・・・仕方がない、行くか・・・と、しぶしぶレストランの予約をキャンセルし、シナコとお母さんと三人で見に行くことにした。

学校のイベントとしての催しではなく、あくまでキニコが自発的に公演するものだから、小規模なものだろうと思って行ったら、公演が始まる時、講堂は生徒でいっぱい。全校で550人しかいない小さな学校だが、おそらく全校生徒が集まっていた。先生の姿もちらほらあった。

内容は、ヘラクレスのストーリーに合わせてダンスすると言うもの。言わばミュージカルだけれど、ダンスだけで誰も歌わない。パクパクミュージカルとでも言うか、歌はBGMの歌謡曲。総勢80名が出演し、友達が踊っているものだから、観客も大喜びだった。とにかく、ユーモアたっぷり、笑いの連続で、なかなか楽しめた。

公演前にキニコが舞台に登場し、協力してくれた仲間や先生に謝辞を述べた。そして、
「今日は、母の誕生日です。この公演を母にささげたいと思います。」
だって!!

まっ、涙ちょちょぎれものでしょ!? みんなが私を見て拍手してくれるし、思わず立ち上がって、片手を開いて大仰なお辞儀をしようかと思ったけど、キニコを恥ずかしがらせては・・・と、寸でのところで思いとどまった。


さて、帰宅したのは真夜中。夫は既に休んでいる。

ふとテーブルを見ると、花瓶に花が。
(はて、キニコに用意した花束を、持っていくの忘れたんだっけ? いやいや、舞台の後に渡したよなぁ・・・。)
まさかと目を凝らすと、カードがささっている!


そして、今夜こそ、再びマンハッタンでお食事だ。今、Zagatを見たら、こちらも26の格付けだった。ちなみにSushi of Gariも26。散財させてるなぁ・・・。

ひょっとして、今年はサイコウの誕生日かも!

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

全然落ち着かない家にいながら、「現実逃避」でマックを相手にいつものネット散歩してます。  で、今夜Tocquevilleに行くの??? ここもおいしいよ!(それにこのお店、ウチの近くやん) いいなあーー、御馳走続きで。     そして改めて、お誕生日おめでとう。

匿名 さんのコメント...

Buon Compleanno!
5月生まれだったんだね。

それにしてもなんて素敵なバースディ・ウィークなんでしょう!ごちそうもうらやましいけど、やっぱり、持つべきものは娘だわ・・・(母の日からおかんむりな私)。
旦那さまからのしゃれたプレゼントも素敵。予約をキャンセルしているのに逆ギレもせず(!)。おだやかですばらし~~。

匿名 さんのコメント...

誕生日おめでとうございます。
最近の健筆振りから元気さが伝わって来ます。Familyの話題も楽しくみんな元気でなにより!これからも コネチカット生活情報、年々進化し続ける順子節を楽しみにしています。Ohio州より

Jodako さんのコメント...

洗濯機恋しやさん、
Tocquevilleおいしかったよ! 隣の15 Eastってお寿司屋さんも同じ経営者って知ってた?
Tocquevilleについてはまたブログを書くわ。

Eriちゃん、
すっごい! イタリア語でハッピーバースデーが言えるなんて! 私がいかに無駄な4年間を過ごしたか、よくわかるでしょ。

夫は娘が可愛いあら逆ギレなんかしないよ。逆に私が娘の公演を見に行かず、レストランを優先してたら、腹を立てたかもよ。

匿名さま
ありがとうございます。私の想像する匿名様であるならば、あなた様もまたひとつお年を召したばかりですよね・・・。お互い良い年を取りたいものですね。今年は去年より、ストレスと体重とシナコの口が減ればいいなぁと思っています。

匿名 さんのコメント...

お誕生日おめでとうございます。何歳になったの?確か僕より7-8歳位上でしたよね。ま、歳を感じさせないところが、あなたの魅力の一つです。これからも、そのパワーをKeepして下さいね。

ウチのボウズが5月20日です。そんなに近かったかな?全く覚えていませんでした。ごめんなさい。

ところで誕生日に花束を貰うというのは、やはり相当嬉しいものなのですね!そんな勿体無い…と嘆くのかなと思っていたら、嘆き節が一切無くて逆にビックリしてしまいました。でも、だからこそ本当に嬉しかったんだろうということがシッカリと分かりますよ。

匿名 さんのコメント...

あらためまして、お誕生日おめでとう。

みんなの愛情と高級ずくしのお誕生日でほんとサイコウですね。

そんなにおいしいお寿司を食べちゃったら、日本に帰ってきたときに家の近くの「がってん寿司」には連れて行けないなあ…。

Jodako さんのコメント...

匿名君、
あれ、ボウズのお誕生日と1日違いだったっけ? すごく不思議なのは、身近な人に私の前後がお誕生日と言う人がとても多いことなの。12日、14日、17日、18日、20日、22日のお誕生日の友達・知人が複数いるのだ。5月生まれ同士って馬が合うみたい。

花はやっぱ嬉しいよ。だってこんな無駄なもの(枯れちゃうのに)お金を掛けてくれたってのが嬉しいじゃない。不思議と物をもらったときより、花をもらったときのほうがよく覚えている。記憶にある限り今回が3回目だけど、1回目のときは、新婚旅行のホテルの部屋に届けてあり、全く別の人からもらった勘違いして、夫の前で「えー、こんなにしてもらってどうしよう。悪いよね。ここまでしてもらって、困ったなぁ」と散々言っていたら、突然夫が、「もういいよ!」と怒ったこと、初めて送り主が誰か判明。このとき送り主と勘違いした人からは、私のアメリカ留学するときにすごく大きなゆりの花束を頂き、とても感激したので未だに鮮明に覚えている。

Hちゃんの今年のお誕生日か結婚記念日に花束を贈っては?

rieちゃん

大丈夫。お寿司を食べながら頭の中で$$$が飛び交っているのも、美味しいんだけれど、どこかで堪能しきれない部分があるんだよね。だって$$$の出所は一緒なんだもん・・・。がってん寿司ならそれを気にせず好きなネタの集中攻撃できるし、なんと言っても一緒に飲んでくれる相手がいるというのは嬉しい。また行こうね!