2008年6月27日金曜日

笑い

外に行くと、私はよく笑う。実家でもよく笑う。
でも自分の家ではあまり笑わない。って言うか、私がおかしいと思うところと、娘たちがおかしいと思うところの、ツボが違うらしい。夫のは、もっと思い切りずれている。全然面白くないテレビの場面で笑っている。

さて、通訳の仕事中に笑うなんてご法度。
スピーカーが面白いジョークを言っても、訳す前に笑ってはいけない。しかも、自分は笑ったものの、それが通訳できない言葉遊びだったりなんかすると最悪。

ところがその法度を冒してしまった・・・。

私の通訳中、聞いている人たちは、次々に噴出した。
私はひたすら笑いをこらえていた。だって笑うのは失礼な場面でもあったからだ。幸い笑い声は、別室のスピーカーには聞こえない。だからこそ、私と同室にいる人たちは笑っていられるのだが。

必死で笑いをこらえながら通訳している私の横で、ついに同僚たちまでが噴出した。
しかも、一人は涙を流して、ついには鼻までかみだした・・・。
笑ってはいけないと思うと、どんどん込み上げて来る、
もう限界。通訳している言葉が震える、そして途絶える・・・肩が震える・・・。

取り合えず5秒くらい黙ってしまったけれど、手をつねりながら、残りは何とか踏ん張った。
ひどいよ、ひどいよ! アンタたちまで笑うなんて!と同僚を恨みながら。

でも、ホーント可笑しかった。そして楽しかった!

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