キニコにバレンタインのチョコレートを送ってやろうと思ったのだが、寮の住所を聞いてなかったので電話した。
その時に、キニコが授業で読んでいる本は何かと聞くと、これだった。
「永遠のジャック&ベティー」
聞いたことなかったんだけど、アマゾンで調べたら、爆笑の短編集らしい。(読みたいなぁ!)どうやら時代背景が古いらしく、20代以下には分かりにくいとあったけど、こんなもの授業で使って、みんなわかってるのかしら。今度、キニコに聞いてみよ。
「次はネコの本を読むの」
「え、ネコの本? 百万回生きた猫の話?」
「それって誰が書いたの?」
「さあ、忘れた」
「めっちゃ、有名な人だよ」
「有名・・・。あ、あれか。夏目漱石の吾輩は猫である」
「あ、それそれ」
「ふーん。ママは読んだことないから、どんな話か、難しいのかどうかも知らないわ。ところで、キニコの取っている授業は一番レベルが高いの?」
「そう。この次は個人授業になる」
「ふうん。みんな、日本語できるの?」
「結構みんな話せるよ。でもわたしは細かいニュアンスとか、聞けば分かるけど、みんなはそこまで分からない。でも、漢字のレベルは同じくらい。」
情けなー!
ちなみに阿呆総理大臣が読めなかったと言う次の漢字。
有無、措置、詳細、踏襲、頻繁、未曾有、思惑、順風満帆、破綻。
うちの子は2人とも全滅。阿呆さんのこと、KYだなんて馬鹿に出来ません。
2 件のコメント:
2002年の指導要領ですっごく簡単になってしまった学校教育だけど、漢字だけは減ってないんだよね~。
知り合いの帰国子女の子、お勉強はなかなかできてたけど、漢字が「ん?なんか一本足りないぞ」みたいなことが多かった。
夏目漱石、結構好きでよく読んだけど・・・内容をほとんど覚えてないや。
恥ずかしながら日本を代表する文学って殆ど読んでいない。川端康成も太宰治も・・・。武者小路実篤は友情だけ読んだな。三嶋由紀夫も、この前始めて読んだ(有名な作品じゃない)。読んでなくても入試勉強で作家の名前と代表作は暗記して、田山花袋=布団、尾崎紅葉=金色夜叉、森鴎外=舞姫・・・と、内容も知らんのに。こんなことしてなんの役に立つんか。
長女が2年生~3年生の途中までの1年間、初めて日本の学校に通ったときのこと。ろくたま書き順もわからない。漢字練習帳を見たら、「楽しい」と言う字が何回も書いてあったんやけど、「白」の周りの四つの点が、中央から外に向けてパッパッパッパッとはじけるように書かれていて、まるでトンボ。思わず笑ってしまった。アイツの漢字はこのレベルで止まっているんだと思う。(一応中3の途中まで補習校には通ったんやけどね。)
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