2009年8月6日木曜日

お子ちゃまマンハッタンコース

一昨日はマリアにとって、盆と正月とクリスマスと誕生日がいっぺんにやって来たような日だった。

10時半の電車でマンハッタンへ。まずはグッゲンハイム美術館。ヴァレリーがグッゲンハイムのちょっと風変わりな建築物と近代アートをマリアに見せたかったらしい。パリを出る前から話していたようでマリアもグッゲンハイムに行きたいと思っていたみたい。

たまたま目的地が全て5番街沿いだったので、「じゃあセントラルパークの動物園もすぐだし、行こうか?」と提案したら、「動物園は行きたくない」とマリア。動物が閉じ込められている動物園は好きじゃないらしい。

グッゲンハイムは残念なことに、今は特別展示物になっていてモダンアートは殆どなく、フランク・ロイド・ライトの建造物の模型や透視図ばかりだった。予想通り、ちょっと見たら飽きてしまったけれど、それでも最上階まで歩いて約1時間を過ごした。美術館内のみやげ物屋でグッゲンハイムの建物のイラストの付いたバックパックとグッゲンハイムの建物を作るLegoセットを買ってもらった。

マリアが行きの電車の中で、「パンケーキ」が食べたいと言うので、一緒にランチを食べる予定のチカエとマビオに、近くでパンケーキのおいしい店を探してとお願い。そしてLe Parker Meridienホテル内にあるNorma'sと言うレストランに決まった。このお店は変わった店で、夜は営業してなくて、朝食、ブランチ、ランチメニューしかない。

マリアが持ってきたアメリカのことを紹介する本の中で「パンケーキ」に関すること見つけて、是非食べてみたいと思ったらしい。そっか、フランスにはクレープやワッフルはあっても、パンケーキはないのか、と再認識。

残念ながらパンケーキは一口二口食べて「好きじゃない」ってことになり、わたしとヴァレリーのデザートに相成りました。マリアはヴァレリーが頼んだサラダを食べていた。

マビオが、マンハッタンで子供が好きな所といえば、Dylan's Candy Barだよ。それにSerendipity3もいいかもと提案。で・・・目的地が追加に。

次に目指すは5番街と55丁目の角にあるディズニーストア。「ディズニーストアだったらパリにもあるでしょ」と言ったけど、本家本元のアメリカのディズニーストアに行きたいとのこと。

そもそもヴァレリーは昔からディズニー大嫌いと言ってはばからず、ユーロディズニーにさえ未だマリアを連れて行ったこともないくせに、今はマリアが「High School Musical」と「Hannah Montana」にご執心で、このグッズを探して、いざディズニーへ。バッグやヘアブラシ、その他いろいろ買ってもらって、マリアはご機嫌。

予定していた目的地の最後は5番街と49丁目の角にあるAmerican Girls Place。キニコとシナコにサンタからAmerican Girlsの人形が届けられたのは1998年のクリスマス。当時お友達の間で人気だったから、ネットで購入して、年末に日本に帰省するスーツケースに2体を潜ませて帰った。めちゃくちゃ場所を取った。キニコの人形はJosephinaで、シナコのはKirstin。

シナコとキニコの人形を見て、すっかり気に入ってしまっていたので、「アメリカン・ガールズ」だしアメリカのお土産には最適と思い、マリアにプレゼントすることを約束していた。

American Girls Placeに入ってマリアは興奮してしまった。ヴァレリーもかなり喜んだ。ここには自分とソックリに作ってくれる人形や赤ちゃんの人形があるけど、目玉はそれぞれ違った時代的・民族的歴史背景を持つ人形のシリーズ。これがキニコやシナコが持っているもの。マリアはこのシリーズの中からKitと言う人形を選んだ。このコーナーに足を踏み入れて、真っ先にKitが気に入り、わたしとヴァレリーがKitがちょっとブスだと思って、他のを勧めてみたのだが、がんとしてKitがいいとのこと。そこで人形と着せ替え用のお洋服1着をプレゼント。ヴァレリーにも洋服とKitのペットの犬のグレースを買ってもらって大喜び。

ところでマリアはとてもはっきりしている。何が好きで何か気に入らないか。あまり迷ったりしないし、あれもこれも欲しいとは言わない。わがままも言うし、泣いたり怒ったりするけど、長時間ぐずるということはない。上手に育てているのか、そもそもの遺伝子の違いか・・・。

このお店には、他にも人形用のヘアサロンや病院、人形と一緒に入れるティールームがある。以前はお店が全米でシカゴにしかなく、オハイオ時代の冬休みにシナコは人形を連れて行った。シナコがKirstinの髪の毛をぐちゃぐちゃにしてしまっていたので、ヘアサロンで髪をきれいに結いなおしてもらうため。確か、髪を結いなおすか、首から上をすげ替えるかで料金が10ドルくらいしか違わなくて、私は首から上を新品にしたほうが得だと思ったけど、シナコは「かわいそう」と言うので、ヘアサロンを選んだ。昨日もシナコみたいにぐちゃぐちゃの髪になった人形を連れた子がヘアサロンを訪れていた。


その後ティールームで人形と共にアフタヌーンティーを楽しんだ。自分のJosephinaを持ってこなかったキニコには人形を貸してもらった。

次回マンハッタンに行くときは、是非ティールームにマリアを連れて行きたいとヴァレリー。たしかにここは女の子にとって夢のような場所だと思う。

最後に予定外のDylan's Candy Barへ。子供たちには当然知られた場所らしく、シナコもキニコも行ったことがあったけれど、私は存在も知らなかった。ラルフローレンの娘の店で、どこもかしこもキャンディー。めえちゃくちゃ可愛くて、とても楽しい。

普通の観光には飽きてしまったお子様連れには、お勧めのマンハッタンツアーでした。(マリアは未だエンパイアステートビルや自由の女神すら見てません・・・。)

2 件のコメント:

Shirokumausa さんのコメント...

Jodakoさん、子供達のお世話、がんばってますね。
でもこのコース、おば、、、いや、お姉様方には結構きつくない?
くま

Jodako さんのコメント...

若者には全然きつくないですよー。ま、オジサンにはきついでしょうけど。