2008年9月16日火曜日

キニコの大学生活 (1)

キニコが大学に行って1ヶ月。

その間、届いたメールは3本。どれも3行以下。
電話があったのが3回。1回はシナコからの電話への返信で、キニコが発した言葉は「シナコから電話あったけど」だけ。1回は留守録(音声不良により聞き取れず)。最後の1回は、キニコの学生ローンに関するパパの再三再四の質問メッセージに対する返事。

こちらからは、上述のローンに不備があって、再三電話はしているが、いつものようにぶっきらぼう。ったく、アカウンタビリティーってのは、アイツの為にある言葉かと思う。莫大な資金を出して、大学に行かせてあげているんだから、ちゃんと状況報告しろよっ!って思うんだけどねー。

先日電話した時は、
「面白くないから、編入しようかな。ミシガンか、ノースカロライナ大か、サザンキャル」などとほざいていた。アホか! 性根がないと言うか、イージーって言うか。

電話の度に、こちらも腹が立つし、加えてめんどくさくいので、必要がないと電話しないのだが、昨日は、ちょっとは母親らしく優しいトーンで探りを入れてみるかと受話器を取った。

実はもうひとつ理由があった。
昨日の午前3時45分。熟睡中に突然電話のベルが鳴り響き、何事かと思って受話器を上げると、
「ディキンソン大学から緊急連絡です」と言う自動音声メッセージ。
「今朝、午前2時より、キャンパス全体が停電になっています。州の電気会社が原因調査をしていますが、現段階では復旧の目処が立っていません。XXビルだけは電源がありますので、緊急シェルターとなっています。」

もう、止めてよー、こんな夜中に。キチンとしてるとは言え、夜中にたたき起こされる身にもなってよ!

で、キニコにはこの停電のことを聞きたかったのだ。実はあの電話の直後に、「キニコ、大丈夫?」と愛情一杯の声を絞り出して、キニコに電話して起こしてやろうかと言う考えが一瞬頭を過ぎったのだけど、眠たすぎて実行不可能だった。だから、責めて「親は夜中にたたき起こされてたんだよ。アンタに電話して、起こしてやろうかと思ったけどやめた。優しいでしょ」と一言言いたかったんだよね。

さて、電話をかけると、キニコは3人部屋から2人部屋に移ったと言った。2人部屋を無理やり3人仕様にした所に押し込められていたのは、どうやら6人だけ(つまり2部屋だけ)だった模様。しかも、2人部屋にも、まだ空きがあったらしく、移動が可能になったとのこと。

キニコの新たなルームメイトは、ホッチキスの9年生の時にルームメイトだったリズ。当時、お母さんの職業が弁護士で、お父さんの職業が科学者って聞いてたまげたっけ。「科学者」なんて職業の人、後にも先にもこの人だけだわ。リズのルームメイトが、入学後たった1日で大学を辞めてしまったので、キニコがそこに移ったそう。

「授業は難しい?」
「簡単」
「どう、学校楽しくなった?」
「まあ、まあ。」
「んなこと言って、勉強しないで友達と遊んでばかりいるんじゃないの」
「友達、いないもん」
「わ、暗~!」
「今から、明日の授業でグループで発表があるから、集まってやらなきゃいけないの。」
「あっそ。ほんじゃ、またね」

結局、肝心の停電騒ぎについて聞くのを忘れた。でもどうせみんな寝てて気づいてもいなかったんじゃないかなぁ。

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