2008年9月4日木曜日

日本人と民主党

傾向としてアメリカに住む日本人(日系アメリカ人ではなく日本国籍を持つ日本人)には、民主党支持者もしくは民主党の政策に賛同する人が多いように思う。少なくとも、私の周りにいる日本人は殆どそうだ。

どうしてなのか。
数年前、ある友人にこの疑問を口にした時、彼女が説明した内容に深く納得してしまった。

「民主党が支持している政策と、日本が当たり前と思っている、あるいは日本で受容されている政策や考えが同じからだよ」

具体的には、
日本では銃の使用が禁じられている
日本では堕胎は合法であり、倫理的にもあまり抵抗なく受け入れられている
国民皆保険で、全国民に健康保険がある
多神教ゆえ、熱狂的なキリスト教信者の考えには賛同できない

なるほど、本当にその通りだわ。

個人差はあるが、民主党の考えは、銃規制、プロチョイス、ヘルスケアシステム改革、同性愛者への理解が挙げられる。それゆえ、日本人には素直に受け入れやすいのだと思う。

一方、共和党的な考えの例は、軍事的に強いアメリカを支持し、キリスト教的価値観が重視され、生活(倫理面でなく、福祉・税金面)に対する政府の介入を最小限にする。 (←というのが私の理解だけど、間違っている?) 言い換えれば、強者を支援し、そのことにより、社会全体が潤うという考え方。

二つ目のキリスト教価値観以外は、日本人の中でも賛同する人はいるかもしれない。特にある程度の富を成した人なら、なお更でしょう。

ところで、日本でも福田首相が辞任して政界が揺れているけれど、私は実は福田氏に多少同情している。無責任であることは否めないけれど、周りだって、彼を総裁に選任したんだったら、サポートするべきだった。連立の公明党にしたって、民主党にしたって、自分の党の存在意義をアピールすることばかりに必死で、政治の足を引っ張っている。本当に国民のことを思って政治をしているとは思えない。今の日本の政治がまともに機能しているとは思えない。どうして国民の声が届かないのか。政治家が実際の国民の生活を経験していない、浮世離れした人ばかりの手によるからじゃないかしら。政治家になるには、少なくとも10年以上の社会生活を経験した人でないとダメとか、条件付にすればいいのに。

昨日は共和党の党大会でペイリン副大統領候補の演説を聞いて、腹が立ってテレビに文句を言い、TVジャパンで日本のニュースを聞いてもムカついて叫び、同じくテレビを見ていた夫や娘に嫌がられております。

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