2008年9月30日火曜日

アメリカの祝日、いろいろ

今日はローシュ・ハッシャーナーというユダヤ教の祭日で、シナコの学校はお休み。この辺りはユダヤ人が多いため、ユダヤの祭日でも学校がお休みになると言うのが、オハイオと比較してびっくりしたこと。

厳密には、アメリカには「国の休日」と言うのはないらしい。前に、1月1日と7月4日の年に2日だけは、国の休日とどこかで聞いたのだが、どうやらそれも違うらしい。代わりに「国の休日に当たるもの」と連邦政府が認めている日が11日あり(10日は毎年、1日は4年に1度)、殆どの州で少なくともこの11日は祝日になっている。

1月1日
1月の第3月曜(キング牧師の誕生日)
1月20日(大統領就任式の日、これは4年に1度だけ、つまり今度の1月20日はお休み)
2月の第3月曜 (ワシントンの誕生日、最近はプレジデンツ・デー、大統領の日)
5月の最終月曜 (メモリアルデー、南北戦争以降の戦没者を追悼する日)
7月4日 (独立記念日)
9月の第1月曜 (レイバーデー、労働者の日)
10月の第2月曜 (コロンバスデー、コロンブスの日)
11月11日 (ベテランズデー、退役軍人に敬意を表する日)
11月の第4月曜 (サンクスギビングデー、感謝祭、秋の収穫に感謝する日)
12月25日

上記をベースに、あとは州や学区単位で休日が決まる。殆どの州でイースターもお休みになっている。


ローシュ・ハシャーナーがどんな日なのか知らないので、調べてみた。どうやらユダヤ暦のお正月らしい。安息日に当たるため、一切の労働が禁じられている。

7000億ドルの法案が下院で昨日否決されたけれど、今日はローシュ・ハシャーナーだから、アメリカ議会もお休み。アメリカの政治と経済に対するユダヤの影響は信じられないくらい大きい。どうしてそんなに大きいのか。人数的には大していないはずなのに、$$$的にかなりの影響力があるからだろうか。いっそのことイスラエルがアメリカの51州目にでもなってくれたほうが判りやすい気がする。別国でありながら無視できぬ影響力を持っていると言うのが、私の理解を超えているから。

ところでユダヤの歴史は今日で5769年目を迎える。これって「中国4千年の歴史」を上回る、すごいじゃん。

中国と言えば、その4千年の歴史の中で、火薬や印刷、紙、羅針盤を発明した。あるアメリカ人が中国で何かの特許料を請求したら、「中国が火薬や印刷、紙の特許料を、アメリカに請求したことがあったか」と言って拒否されたとか。

で、ユダヤ暦の1年目て、アダムとイブが生まれた日??? 調べたら、なんと「天地創造」から今年で5769年ということでした・・・。う~ん、ならば「天地創造説」は地質学的に破綻しているんじゃないの?

現在のアメリカではダーウィンの進化論が学術的な裏づけがないことから、それを唯一の事実として学校で教えるのは誤りであり、「進化論という説もあるが、天地創造説もある」と、両方教えろという声がある。勿論、エバンジェリカルなキリスト教徒の意見であるけど。

進化論に学術的な裏づけ証拠がないと言うのは、私も知らなかった。つまり進化を示唆する物はたくさんあるけれど、実際に進化したことを証明する突然変異の化石とか、ある種とある種の間を結ぶものが欠如していると言うのだ。

でも進化論が証明されていない=天地創造説にはならないとは思うのだけど。前回、アメリカのお母さんがウチに来たときに、この話になって、ビデオは見なくちゃいけなかったし、本も買ってくれて、「読め」と言われてしまった。有識者の中で、進化論支持者が、創造説支持者に変わった経緯を見るのは興味深かったけれど・・・。

今回は、そう言う話題に至らないことを願っている。

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