2009年7月13日月曜日

スペースシャトル

もう何度もスカを食らってるけど、今日は5度目のキャンセル。
私たちも気が抜けたたけど、直前で何度もキャンセルを食らっているクルーはもっと気が抜けるやろうな。
そこでやけ酒が飲めるように、今日の延期は明日ではなく明後日にしたのか。

エンデバー号の当初の発射予定は6月13日(土)の午前7時17分だった。
私は自宅に帰っていた週末だったので、飛ばへんかったらええのになぁと思っていたら、嬉しい事に燃料漏れで前日の夜には中止が決定。

延期された2回目は6月17日(水)の午前5:40。余りに早朝のため、見る気もなく諦めて朝まで寝た。が、起きてみると燃料漏れの問題が未決で夜中に再び延期が決定。

3度目の正直は一昨日、7月11日(土)の午後7時39分。ところが前日の夜中に発射台近くで11回の落雷が発生し、そのうち2回がシャトルに何らかの影響を与えた可能性があるので、調査のために中止。

4度目は、昨日。発射台のあるケネディースペースセンターまでは、ホテルから車で約2時間。出発までネットで様子を見ていたけれど、今度こそ問題はなさそう。

早めに行って、ええ場所を確保しようと、1時間前には現地到着をもくろんだ。行きがけにブラックベリーでいろいろ調べていると「駐車場を確保するには、少なくとも2-3時間前には行くこと」と言う一文を、誰かのブログで見つけて、にわかに気持ちが焦りだす。

現地に着くと、案の定、駐車スペースがなかなか見つからない。それでも探せばあった。日本のお祭りイベントで駐車スポットを探すのとはわけが違う。

ちなみにブログで見つけた打ち上げ観察場所は、真正面の対岸に39A発射台が眺められる(豆粒なんかよりもとずっと小さいけど)絶好の地点。(写真の中で少し盛り上がっているところの上に発射台がある。)

このブログによると、これより良い場所はお金を払って、しかも事前に予約してしか入ることができないNASAコーズウェイの上。

この絶好の観察場所にたどり着いた時には発射1時間を切っていたけれど、余裕で良い場所が確保できた。よっしゃ、準備は万端、と気分は上々。
ところが発射30分前に、近くのおじさんが「今、NASAのラジオでNo goやと言うとる」やと。確かにさっきから怪しい暗雲が近づいて来ている。それでもにわかに信じられず待つこと10分。周りの人たちが続々と引き上げ始める。人々の会話に耳をそばだてると、NASA TVで公式にキャンセルを発表したらしい。

ええー。だってさ、黒い雲は私たちの頭上には近づいていたけど、発射台の上にはまだかかっていないじゃないの。まだ発射10分前だけど、10分以内に飛べば全然大丈夫なのに!!

後で聞いたところによると、発射後の非常事態で緊急分離する場合があり、その時の視界確保が発射の条件の1つになっているらしい。

という訳で、再び今日に延期となった。
本日、6月13日(月)の発射予定時間は午後6時51分。

仕事が終わるのが5時。それから発射台近くまで運転すると、到着時刻と発射時刻がほぼ重なる。私は、仕事を早く区切って出ましょうよとみなさんを説得したのだが、「仕事で来てますので、そう言うわけには」とすげなく断られた。ったく、一生に一度見られるかどうかだっつうのにさ。

ってことで、仕事が終わって、さっさかホテルに引き上げた。ホテルで夕食を食べながらテレビニュースを見る。一方でブラックベリーで発射が予定通りかチェック。ニュースでは「天候により再び発射が危ぶまれる」とはあったものの、それ以上の報道はなし。

発射時刻。ニュースでも何の報道もなし。発射時刻を過ぎて、コマーシャルに入っちゃったよ。このあたりではスペースシャトルの発射は珍しくないんか? 慌てて外に飛び出して空を見上げること5分。何の変哲もない。

しばらくすると通りかかった女性が「発射9分間に中止になりましたよ」だって。再び天候が理由。

5回も中止だって・・・信じられへん。
結局、明後日の15日(水)午後6時3分に延期になった。この次は、ロシアの打ち上げが控えているそうなので、それを逃すと7末までは打ち上げはないらしい。

さて、水曜日に本当に上がりますかどうか。天気予報では相変わらず雷雨の確率が50%以上だとか・・・。

2 件のコメント:

Shirokumausa さんのコメント...

あはは、執念ですね。
始めに「飛ばんかったらええのに」なんて思ったからでしょう。  ま、女心とシャトル打ち上げですかねえ。

くま

Jodako さんのコメント...

「飛ばへんかったらええのに」なんて心の狭いことを思ったからか、ばちが当たって、結局見られませんでした・・・