2009年10月5日月曜日

お寿司屋さんの隠語

土曜日、コイオとシナコと三人でマンハッタンにお寿司を食べに行った。
水曜のヤンキーズの試合と言い、シナコが付いてくるというのは珍しい。
とうとうシナコも脱ハンコーキか!?

お寿司屋さんに着いて、カウンターに腰掛ける。

私はウニとトロが好き。
昔からこれから始めて、これで終わることにしてる。
中トロを注文すると、

「今日はボストンのいいのがありますよ」とカウンターで握ってくれているおじさん。
「そうそう。日本じゃ生のマグロは食べれらないけど、アメリカは生なんですよね」
「そうですよ。日本は冷凍して持ってかなくちゃいけないけど、こっちは生ですからね。ボストン沖のマグロが一番おいしいの」

と言うことなのです。日本の皆さん、残念だねー。
ウニもカリフォルニアのやつ。東海岸のよりずっと大きくておいしい。

ところでマグロも牛肉のように、取れたては味がなくておいしくないそう。
「Aged beef(熟成牛肉)の方がおいしいでしょ。マグロも一緒なの。ちょっと日が経ったほうがおいしいんだよ」
多分、酸化して分解が始まると柔らかくなり、味も出るのでしょう。牛肉もそうだから。

そのとき、誰かが何かを注文した。するとおじさんは、
「はーい、XXヤマね!」
すると、並んで握っているほかのおじさんたちもリレーするように、
「XXヤマですー!」
「はーい、XXヤマ!」

「ヤマって、もうなくなりましたってことですか?」
「そう。ほら、寿司は海の物でしょ。山に行ったらないでしょ、だから」
「ふーん!! それは面白い」
「これはどこの寿司屋でも共通」
「へー、じゃあトイレに行くって言うのは? デパートとかじゃムラサキとかって言うらしいですけど」
「あー、うちの店では4番だな、これは共通じゃないけど。4番行って来ますとか言うんだよね。あ、でも数字は共通だよ、どこの寿司屋でも」
「数字? お勘定の?」
「そうそう」

ってことで、これは覚えきれないのでメモした。
1はピン。これは他でも言うね。
2はリャンコ。中国語みたい。
3はゲタ。ゲタは鼻緒を止めている所が三箇所だからだって。
4はダリ。このあたりから、おじさんにも語源がわからないのが出てくる。
5はメノジ。碁盤の目の地から来た。
6はロンジ。
7はセーナン。7は西南の方向だから。
8はバンド。昔のバンド(ベルト)は、ベルト穴が8つ空いてたそうな。
9はキワ。際だから。
10はピンマル。ピン(1)とマルだから。

そして、11はアサダチ・・・。ピンピンだからだって。
「ご主人、わかりますよねー?」
「私だってわかりますよ。そのままブログに書きますから」

ということで、おじさん、ブログのネタありがと。寿司ネタも新鮮でうまかったです。

2 件のコメント:

eri さんのコメント...

おもしろい~!
でも、めったに回ってないお寿司屋さんにはいかないからなぁ・・・

私、骨盤ダイエット始めました。
が、全然痩せません(オイ)。
そのうち時間ができたら走るぞー(なんてね)。

Jodako さんのコメント...

確かに、日本では今は回っているお寿司屋さんでおいしいところたくさんあるもんね。錆びヌキで寿司を食うシナコなんかにゃ、この前のところは勿体なすぎ。

骨盤ダイエットの効果があったら教えて。私も自力整体の本を2冊も買ったのに(CD付き)なかなか家で一人は難しいものがある。