2009年10月8日木曜日

続・物理プロジェクト

夕方、クラブが終わったシナコを迎えに行った。

「プロジェクト出来たん?」
「ん、もー信じられない! どこの世界にバカ正直に別の授業の宿題をするのに、他の授業を休みますなんて言う人がいるの! そんなの容認してもらえないの、あったりまえじゃないの!」

勿論、シナコが「容認」なんちゅう高度な日本語を知るわけがなく、ここでの会話はシナコは全て英語、私は関西弁である。

「じゃあ、他の二人はお母さんが上手いこと言って休めたん?」
「あったりまえじゃん。あ、ゾイは休んだけど、ポリアナは気分が悪くなって家に帰った・・・」
「ふーん、じゃあさ、何て言ったら良かったんよ?」
「もう、頭使ってよ。歯医者のアポがありますとか言えばいいんでしょ」
「そんな、嘘を思いつかないよ。そしたらそう言う風に言うって言ってくれないと。だから聞いたでしょうが、何て言ったらええんって。そしたら5時間目の英語の授業休みますでいいって言ったやん」
「もう、うるさい!」
「で、いつやったん?」
「昼休み」
「で、プロジェクトは出したん?」
「出した」
「ほんまー、出きたんや」
「出来てない! 未完成のまま提出した」
「ぎりぎりまでやらんと放っとくからやん」
「うるさい! 今朝は朝ごはんも食べてないのに、昼もランチ食べてない!」
「別にママが食べんといてって頼んだわけでもないでしょ」
「朝から何にも食べずに走ってきて、お腹空いて機嫌が悪いから話しかけないで!」
「シナコ等だけなん、未完成で提出したの?」
「違う。クラスの全員が、昨日は2時までやってて、全員が終わってなくて未完成で提出したの」
「そうか、そら、良かったやん」
「全然良くない! もういいから黙って!」

ここで会話は途切れた。

横並び精神が骨の髄まで染み込んでいる私としては、全員が出来てないんんだったら、それでオッケーって感じですけどねー。

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