2009年12月29日火曜日

消音スイッチ発見!

レンタカーを返却する直前に、ETCカードを挿入するスロットの真横にスピーカーマークのボタンを発見。押すと「音声を切ります」だって。
あースッキリした。でもその直後に三ノ宮で高速を降りた。レンタカー返却のため音声案内が必要で、またスイッチを入れる。「音声案内を開始します」やて。いちいちうるさいお姉さんだ。
あーあ、もっと早くに気づいてたらなぁ。
Sent via BlackBerry

2009年12月28日月曜日

うるさい!うるさい!

成田に26日に着いて、千葉に滞在中と関西への移動手段としてレンタカーを借り、昨日関西の実家へとやってきた。
トヨタレンタカーなのだが、3日間のレンタル料が約3万円。これはリーズナブル。でも神戸での乗り捨て料が3万円余り。何でこんな高いの。
まあ、それはいいとして、昨日高速を走ると、料金所のそばを通る度なのだか、なんだか知らないけど、2、30分毎に、ピーと言う甲高い注意換気音が鳴り、「カードが挿入されていません」とナビが告げる。
車にはがETC搭載されているのだが、レンタカー屋で「カードは自前」と言われた。カードが自販機か何かで買えたのかどうか、システムがわからないので知らないのだけど、短期間だし普通に料金所で払えばいいやと、深くは追求せず。
でも、このピーが鳴る度にドキッとするし、うるさいったらありゃしない。カードはないんだから、一回注意したら済むでしょうが。高速運転中にカードを抜き差しする人がいるのか? ほんまにこのトヨタのナビはアホや。
あまりにうるさいから、途中でナビを「消音」設定に。ところがこの「注意」の声は止まず、しつこく「カードが挿入されてません。」
頭に来て、思わず「うるさい」と叫ぶ。
おまけに、運転して3時間が過ぎると、「長時間の運転お疲れさまです。ご休憩は必要ありませんか。この先3キロメートルにパーキングエリアがあります」と、パーキングエリアやサービスエリアが近づく毎に告げる。
ちょっとお節介過ぎる。自分のナビだったら、とっくの昔に叩き壊してるかも、と思うくらいイライラさせられるナビです。(辛抱は来年の抱負だから、今年一杯はまだ猶予ありです。)
Sent via BlackBerry

2009年12月23日水曜日

切れ切れ

冬休みを利用して、我が家は12月25日から日本に帰省します。
キニコもシナコも1月4日から学校が始まるので、コイオも一緒に3人は1月2日にアメリカに戻ります。キニコは3日の朝7時のフライトでトロントへ。

有閑マダムの私一人が10日までの滞在でございます。今回は千葉と関西だけにしか寄りませんので、あまり知人友人に会うことが出来ずに残念。

ところで12年生のシナコは、今が大学申し込みの真っ盛り。
いえ、おそらく大半の堅実な子達は、既に申込みを済ませていることでしょう。なんたって締め切りは1月1日なのだから。

シナコはEarly Decisionで超高望みの大学に申し込んだのだが、結果は「サクラチル」。
その時も11月30日の締め切りに対して、インターネットで「送信」ボタンを押したのが、当日の11:47PM。ったく、パソコントラブルとかあったらどうする気だったんだ。まぁ落ちたから結果は一緒だけど。

今回は一般の申込み。だけどいまだにどこの大学にも申込みを出していない。きょうびの大学の申込みは全てインターネットで出来る。多くの大学がCommmon Application(共通申し込み書)を使っているので、複数の学校に複数の申込書を書く手間は省ける。但し殆どの学校が独自のエッセイを課しているのだ。

シナコが終えていないのはコレ。エッセイが書けていない。

「一体いつ出す気? 25日に日本に帰るから、それまでに出しちゃいなさいって言ったよね?」
「そんなの無理」
「無理ってどういうことよ。言ってたでしょ」
「聞いてない」
「聞いてないじゃないでしょうが。日本はネット環境が整ってないから、繋がるかどうかもわからない。おばあちゃんのところは、無線じゃないよ。自分のパソコン繋がらないよ」
「じゃあおばあちゃんのパソコン使う」
「おばあちゃんのパソコンなんて無理だよ。キーボードだって違うんだからね。だいたいパソコンするような時間があると思うの。移動が一杯で、そんな時間ない。出る前にやりなさい!」
「無理。飛行機の中でやる」
「飛行機でやるくらいなら、今やりなさいよ。何で出る前にやらないの。出来てなかったら置いてく!」

真剣に置いて行ってやろうと思って、航空券の払い戻しが可能かコイオに問い合わせたら、払い戻し不可のチケットだった。

・・・はぁ~。

そうだ「辛抱」だった!
シナコに対して忍の一字になろうって心に決めたのだった。

あ、でも「辛抱」は来年の抱負だったな。じゃあ今年はまだ切れてもいいんだ。

だけど、どうせアイツの人生だ。私がヤキモキすることないんだよね。
それにしても、ウチのバカ娘たち、どいつもこいつも・・・って感じです。

2009年12月22日火曜日

乏しい日本語力・・・

自分でずぅーっとわかっていることなのですが、ブログ読者に指摘されたし、暴露しますか。暴露されなくてもずっと気付いていたよんって言われそう。

でもね、言葉を仕事にしているだけに、それを公に認めて仕事が減るのもなぁ・・・と、気がつかれてない場合はそっとしておこうと思ってたのですよね。

実は(ってこともない)私、ほーんとうに日本語力がないのでございます。言葉を操って口に糊している身といたしましては、あるまじきことなんですけど・・・。

そもそもは英語が好き!というのが高じて、英語を使ってする仕事⇒通訳になったわけでして、日本語が得意という訳ではなかったのですね。で、日本語が貧しい。(英語の方が豊かだなんて決して申しません。)

ブログ読者に指摘されたのは、二つ下のブログで「憲章を満足する」って書いて、「憲章は満足するもの?英語のsatisfyの直訳ね」と。恥ずかしいから、直ぐ訂正しておきました。憲章は「守る」ものかな?

という訳で過去にも幾多の恥ずかしいエピソードや失敗を経験しているわけであります。

大学生のころ、中学時代の塾の先生の家に遊びに行くにあたって電話で、
「先生、じゃあXX日に行くってことで、結構ですか?」
「結構ですかぁ? あなたそれは間違ってるわよ。構いませんかでしょーが」
あの時に恥ずかしい目に会っといて良かったっす。

大学卒業後の社会人1年目。先輩が出産を前に退職される。みんなで円陣を組み、先輩に一言お祝いとお別れの言葉を述べる。
「キチホウお待ちしております!」と私。
「キチホウ? ってそれ、吉報のこと?」
皆に爆笑される(嘲笑か・・・)。

結婚後、初めての年末。義母の家へ。義母が新聞を開いていた私に、
「今夜8時からNHKで何やってる?」
「8時、8時と・・・。あ、シュンビキョク」
「シュンビキョク!?」
「え・・・、もしかしてハルヒキョク?」
「・・・春日局ね・・・」
義母はどんな馬鹿娘が嫁に来たのか、このとき思い知ったことでしょう。

私が通訳するある会議の最中、当時の社長さんが言いました。
「シンショーヒツバツです」
「・・・???」
「通訳さん、わかりませんか? シンショーヒツバツ」
「・・・わかりません・・・どんな字を書くのですか?」
「信賞必罰」
「・・・で、意味は?」
途中で会議は止まっちゃうし、私の馬鹿さ加減が丸出しになりました。

こうしてかなりのレベルの失敗は後々にも語り継がれ、上記のように覚えているわけでありますが、失敗や間違いはこんなものじゃないです。もっともっともっとあるのです。

つい2日前も、友人知人にクリスマスのご挨拶レターをメールに添付して送りました。が、最初に送ったファイルが誤まっていた事に気付き、翌日正しいファイルを添付して送り直したのですね。その時のメールのタイトルに、「計らずとも第2弾」と書きました。

翌日のある友達からの返信。
図らずも第2弾送っていただきましてありがとう」
ががーん。

別の友人のメールには「大鉈を振るって・・・」という表現が。
まず、字が読めない。
やっと読めても、「大鉈を振るう」ってどんな意味? 大胆な行動に出るってこと?
辞書を引きました。「切るべきものは切って整理する」だそう。
皆さん、高度な日本語をお使いなのね。

うろ覚えの表現を使ったりするから間違うし。
先日は誰かにメールするにあたって、深い感謝の意を表そうと思っていると、ふとどこかで覚えた表現が頭をかすめた。「お、これで行こう」と、「痛み入ります」なんて書いてしまった。すると少し前のブログで触れた「日本人の知らない日本語」で、時代劇通のフランス人がこの言葉を口にし、先生が「出たな、武士言葉!」とつぶやくシーン。そうなのー? 痛み入りますって普通に書いちゃいけないの? (いまだにわからんです。)

また、ある友人からのメールを読んで、
「え、お父様亡くなってしまったの? 春に会った時の話ではお元気そうだったのに・・・」
と書けば、
「義父です」
はて、元のメールにはなんて書いてあったんだろう?と調べれば
「家人の父が亡くなりました」
あーん、家人なんて、私が活用する語彙じゃなかったから、ぱっと読んだときに「ウチの父」と読んでしまったのだ。情けなや。

それにしても、こんな人に通訳や翻訳を頼んで大丈夫なのだろうか・・・と不安に思われた皆さん、このブログは読まなかった事にしてください!

2009年12月21日月曜日

マイノリティー?

US Newsの例の記事の一環で、チャータースクールだけ、あるいはマグネットスクールだけでのランキングが掲載されているのだけれど、データの一部として「マイノリティーの学生の割合」と言うのがある。

チャータースクールの1位から10位までの学校のマイノリティーの割合を順番に書き写すと、
8.4%, 24.9%, 96.3%, 97.6%, 99.6%, 10.4%, 99.4%, 29.4%, 72.4%, 10.4% となっている。

チャータースクールが出来る背景(学力レベルが低かった)を思うと、チャータースクールになった=マイノリティーが多い地区と言うことも言えるかもしれない。もしそうなら、この躍進はどうだ。

と、そんなことに感心してこのトピックを選んだわけでは、実はないの。
単純に、90%以上もいてマイノリティーなのーって思っただけ。

このマイノリティーの内訳が何なのか詳しくはわからないけれど(ちなみに90%以上のところはテキサス、カリフォルニアだから、前者はラティーノ、後者はラティーノとアジア系かな)マイノリティの割合がどんどん増えていて、白人がマイノリティーになる日は本当に近そうだ。

スペイン語がそのうち公用語になるなんて噂も聞くけれど、実質的には半公用語の扱いだ。電話でカスタマーサービスに電話をかけても、必ず最初に自動案内で「英語の場合は1を押してください」続いてスペイン語で「ハブラエスパニョール、・・・ヌーメルドス」と言うし、銀行のATMに行っても、手続きには必ずスペイン語の選択肢がある。学校からのお手紙も英語とスペイン語の両方で書いてある。公の機関に行けば、ほぼ必ずスペイン語の説明書がある。今調べると、IRS(国税庁)のサイトもちゃんとスペイン語のがあった。

フロリダなんか行くと、ATMの画面は最初からスペイン語で操作に困る。スペイン語を読んで、英語を選択しなければならない。ガソリンスタンドのコンビニで、何かを買おうとレジに並ぶと、周りから聞こえてくるのは全てスペイン語。異国情緒豊かなのはいいのだが、英語を話すのも気はばかられる雰囲気。

ラティーノを筆頭に、本当に目に見えるスピードでアメリカのマイノリティーの割合は増えている。もはや本来の意味でのこの言葉は当てはまらないんじゃいのかな。

America's 100 Best High Schools

今年もUS News & World Reportがアメリカの公立高校のランキングを発表した。
それを見て気付いたこと。トップにランキングしている高校のほとんどがチャータースクールやマグネットスクールになってしまったこと。

2006年にアメリカに引越すに当たって、2人もPrep schoolには行かせられないし(シナコも興味なし)出来るだけ学力レベルの高い高校のある学区に住居を構えようと色々調査した。その時に参考にしたのがUS Newsのランキングだった(当時はNewsweekだったかも)。

幸いNY近郊にはトップ100にランキングされている公立高校がたくさんあった。その中でコイオの通勤の便も考え、真っ先に候補に挙げたのがScarsdaleのEdgemont高校とScarsdale高校。Rye高校も考えたが、スクールバスがなく親の送り迎えだったので却下。Edgemontは越境も認めていたが、その場合は年間に1万ドルの費用負担と言われた。

残念ながらScarsdaleの学区内では手ごろな物件が見つからず、範囲を広げて、遂にはTop 100のランキング外のGreenwichに落ち着いたのだった。

その時じっくりリストを見ていたので、どういう高校が名前を連ねていたかよく覚えている。Topは企業と公費の両方で運営されているVirginia州のThomas Jefferson Science & Techonology。これは今年も変わらない。サウジの小学校でキニコと机を並べていたライヤーンは飛び級してこの高校に入り、キニコより1年早く高校を卒業してハーバードへ。その後スタンフォードへ編入。そう言う超優秀な選りすぐりの生徒が通う高校だ。

当時はトップ100に「普通の公立高校」がまだまだたくさん入っていた。それが徐々に少なくなって、今年はとうとうTop100に入っているのは28校。トップ50だとわずかに5校だ。2006年当時にNY近郊ではトップだったJericho高校もジリジリ下がって今年は48位。

参考までに、今年、1年前、2年前、3年前、4年前、6年前の順でデータを見ると、
Jericho, NY 48位、20位、35位、27位、14位、5位
Edgemont, NY 162位、92位、43位、56位、26位、16位
Scarsdale, NY 748位、283位、247位、174位、208位、77位
Rye, NY 64位、87位、86位、42位、688位、45位

これはどうしたものか?? ランキングの計算方法が変わったわけじゃないと思う。

代わりに、リストはチャータースクールとマグネットスクールのオンパレード。その数は年々増えている。

チャータースクールと言うのは公立学校のレベルがどんどん低下したためにその対策として考案された「公費」により運営される私設学校。つまり運営費は税金で学校に通う側に学費負担はないが、市などの学区ではなく別の独立した組織により運営される。学校側の責任は、規定の「憲章」(チャーター)を守ること。憲章にはたいてい学力レベルが規定されている。責任が果たせない場合は運営権が剥奪される。家庭側はチャータースクールに入れるか、公立校に入れるか通常選択することができるが、たいていの場合、チャータースクールの方がウェイティングリストがあるほど人気が高い。

マグネットスクールと言うのは特殊コースを設けた公立校で、通常の学区を越えて広範囲から「磁石のように引き寄せられて」学生が集まる学校。数学強化コースや科学強化コースがあったり、はたまた芸術を中心とする高校があったりする。たいていは入学に際しては審査があるので、誰でも入れるわけではない。

学業熱心な子供、あるいは熱心な親の子供たちがこうした学校に入るために、自ずとレベルが上がってくるということは想像できるけれど、それにしても普通の公立とは差が広がるばかりのよう。

ちなみにシナコの通うGreenwich高校のランキングは、上記の順序で、
917位、694位、600位、748位、628位、521位となっています。
(でも1000位以内だからデータが出るだけまだましか・・・)

2009年12月20日日曜日

読書デー

昨日は日中から降る降るという予報で、映画もモールでの買い物も見合わせて一日家でおとなしくしてたのに、結局降り始めたのは夜になってから。

朝起きると25センチくらい積もっていた。
今夜はシイナのピアノの発表会があるので車を出さないといけない。昼前、出張で空港まで行くコイオを迎えに来たタクシーは、前の坂道が滑ってうちの前まで入って来れなかったから、大丈夫かな。車で出かけたはいいけど、坂道が上がれなくて帰って来れないなんてことにならなきゃいいけど。

と言うことで雪で閉じ込められすることもないので本でも読むかってことになりました。

知人に少し前に勧められた「日本語が亡びるとき」と言う本。日本の国語教育に一石を投じる考えさせられる本と聞いていたのですが、とにかく文字が多くて、文章が長くて・・・読んでも読んでも頭にはいらなーい。私の頭悪いんだろうけど、何が言いたいのかわからくって・・・だんだん読むのが辛くなり、斜め読み。斜め読みすると余計にわからない。でも頑張って最後まで行かねば・・・と何とか一番最後まで読んだものの、いい加減に読んでたから、結局良くわからず仕舞い。

せっかく勧めてもらったのにごめんなさい。私には高度すぎました・・・。次に読んだのが、友達に面白いといわれて借りた「日本人の知らない日本語」。
漫画なんだけど、これは超級におもしろーい。
日本でガイジンに日本語を教える日本語学校の先生がクラスでのエピソードをまとめたもの。知らない日本語の知識も満載で、勉強になります。漫画でちょっと中身が少ないから、880円が惜しいというあなた。是非本屋で立ち読みしてちょうだい。1時間もあれば十分読めます。(速読できるなら30分)。但し、つい爆笑してしまうこと請け合いなので、「立ち読み禁止」の書店の場合は、店員さんから遠いところでね。

2009年12月16日水曜日

2009年の流行語大賞

コイオが出張でおらんので、Financial Timesをちらっと開いてみた。昨日のこと。

そこにThe New Oxford Amrican Dictionaryが選んだ2009年のword of the yearが載っていた。
輝かしい栄冠に輝いたのは、ジャジャーン!
"unfriend"。

うーん、聞いたことない。でも使われ方を見ると、納得。

"I decided to unfriend my roommate on Facebook after we had a fight."
「喧嘩したから、ルームメイトは、Facebookで友達じゃなくしたの。」

Unfriendって言葉は同様の意味(=友達じゃなくなる)で古くは1659年に使われている実績があるらしいけど、今回の流行には間違いなくfacebookが貢献したね。

でも、一旦友達にしてもらって、それで外されるならunfriendだけど、キニコなんか私が「友達リクエスト」を送っても「拒絶」だから、unfriendの可能性もない。そう言うのはdisfriendとでも言うのかな・・・。

こんなん作ってみました

知人のfacebookでコレを見て知人のは有料バージョンだったんだけど、無料でできるのを見つけて試しにやってみた。その場限りのつもりだったけど、なかなか面白いので公開しちゃおう。

でも無料だから、そのうち消されちゃうでしょう。

アドレスコピーして、このウェブサイトへ行ってください。
いつまで見られるのかなぁ~
http://sendables.jibjab.com/view/knnZ2AQfSr9r7s1B

2009年12月5日土曜日

ジョダの寝姿

今朝、目が覚めると隣のコイオの寝息がイビキに近い。
もう、うるさいなーと思って見たら、ジョダだった。
生意気にコイオの枕の一部に頭まで乗っけて寝てる。
思わず手元のブラックベリーでカシャ。
1枚目のシャッター音で起こしてしまった・・・。

2009年12月2日水曜日

トナカイ

サンクスギビングの日に、グリニッチ・アベニューをジョダを連れて歩いていたら、サンタを乗せたオープンカーに続いて、動物が乗ったトレーラーが走った。前後を消防車とパトカーに誘導されて。一行は私とジョダの散歩コースである方向へ曲がって行った。コースの途中の花屋にさしかかると、先ほどの一行の目的地はこの花屋だった模様。

トレーラーの上の空気+光取り用の窓から、角がのぞいている。辺りで「トナカイ」と言う声が囁かれたけれど、角を見る限りは普通の鹿のよう。しばらく他の群集に混じってトレーラーを見つめていたけれど、中の動物が出てきそうな気配もなかったので、諦めて帰った。(心は既に、早く家に帰ってお買い物に繰り出そうモードになっていたし。)

翌日の散歩で例の花屋を通りかかったら、なんと家畜小屋が設営されていて、その中に4頭のトナカイがいた! トナカイの角って普通の鹿の角と同じでした・・・。私がトナカイの角と思い描いていたのはムース(ヘラジカ)の角でした・・・。トナカイって結構立派だね。

どうやらこのお店のプロモーションの一環みたいで、トナカイたちは12月24日までここにいるらしい。
翌日からは、カメラを持って行って写真を撮ろうと思っていたけど、いつも忘れて出かけてました。今日ようやく覚えていてカメラを持って散歩した次第。

小動物には興奮するジョダも、大型の動物には無関心。トナカイのほうも、ジョダなんかまったく眼中にないって素振り。今日はサンタさん自らがトナカイの様子を見に来ていました。

2009年12月1日火曜日

Black Friday と Cyber Monday

サンクスギビングシーズンに入って、今年頻繁に耳にした言葉がBlack Friday。
正直言って、私はこれまで聞いたことがなかった。不況がなければ生まれなかった言葉ですからね。

たいていBlackはネガティブな意味で使われることの方が多いのだけれど、Black Fridayは例外で、このblackは「黒字」の意味。

全米でクリスマス商戦がスタートするのが感謝祭明けの金曜日。この日、あるいはこの週末に、アメリカの小売店は最も盛大なバーゲンセールを繰り広げる。普段の日より開店時間を早くする店もあるし、目玉品があるとお店の前には開店前から行列が出きる。結果として小売店の売り上げが大幅に上昇するから「黒字の金曜日」なのだ。

Ciber Mondayの方は、今朝のニュースで初めて聞いたけれど、2005年にあるウェブ上の店が作った言葉らしい。感謝祭明けの月曜日のことで、ネット上の小売取引が最も多くなる日らしい。恐らく週末は皆が出かけてショッピングをするので、それが終わった月曜に、今度はネット販売の店がセールを繰り広げるらしい。

昔から金は天下の回り物と豪語して、手元にお金があると全部使ってしまう浪費家の私。最近は手元にお金がなくてもカードという便利なものがあって、出かけると必要ないものもたくさん買ってしまう。

それゆえ「君子危うきに近づかず」を座右の銘に、Black Fridayは買い物に出かけないでおこうと肝に銘じていた。でもジョダを連れてGreenwich Aveを散歩すれば、大勢の買い物客で賑わっていて・・・なんとなく血が騒いでしまった。一旦自宅に帰ってジョダを置き、再びGreenwich Aveへ取って返す。通りの一番下から順にお店を見て歩くと、新しくApple Storeがオープンしていた。すごく賑わっていて、吸い寄せられるように中に入る。

強気のAppleは滅多にセールなんてしない。だから「まさか何もセールしてないですよね」と店員に尋ねると、「本日限りでiPodは全て割引になってます」だって!

うそ、うそ、うそ! 少し前からiPod Touchが欲しいなー、でも高いしなーと迷っていたのだけれど、この日に限り30ドル引。これはもう買うしかない? 一瞬記憶がなくなり、ふと我に返るとクレジットカードのレシートに署名をしている私がおりました・・・。

結局、君子じゃなくて愚者だから、「臭しと知りて嗅ぐは愚者」だな。

いや、勇敢にApple Storeに入って行ったからこそiPot Touchをゲットできたのだから、「虎穴に入らずんばを虎子を得ず」を座右の銘にするか。

ワインの通販

同じくNYタイムズの折込チラシに、Zagat(レストランの評価本を出している会社、フランスのミシュランみたいなもの)のワインの通販のチラシが入っていた。

3ヶ月に1度、Zagatが選んだワインが12本届けられる。赤12本、白12本、ミックス12本の中から選べる。赤と白の場合は、4種類で各3本ずつ。ミックスの場合は知らない。価格は初回注文時だけが70ドルで、次回からは140ドル。いつどの時点でもキャンセルすることができる。70ドルで12本だと1本6ドル以下。140ドルだとしても12ドル以下。これらのワインはだいたい15ドルくらいのものらしいから、お得だ。

ただおいしいのかどうか半信半疑ではあったけれど、Zagatだし、まずいものは選ばないだろう、と騙されてみる事に。赤の12本セットを注文した。

感謝祭前に12本が届き、ディナーと一緒に最初の1本である2007年のボルドーをあけた。少し軽めだったけれどおいしかった。その日に1本空けてしまった。悪いワインの場合は頭痛がするんだけれど、翌日はすっきりとした目覚め。うん、やっぱり良いワインだ。

翌日は2007年のカリフォルニア産カベルネ。これはすっごくおいしかった。その翌日(カベルネが途中でなくなったから・・・)イタリア産のを空けたけど、これもおいしかった。最後の1種類であるチリ産のピニョノワールはまだ空けてないが、今のところどれもおいしい。

更に友達を紹介してその友達が購入すれば、私の注文は再び半額に。4人まで紹介できるから、4人買ってくれたら4回半額になるのだ。

お得だしおいしかったし、と早速最初のカモとして、マビオとチカエをゲットしようと思った。昨日彼らとマンハッタンでランチをする約束をしていたので、その時に、「ねぇねぇ、ワインの通販があってね、それがすごく良かったの。初回は半額で・・・」と話し始めると、「Zagatでしょ? ウチもオーダーしたよ」だって。

そうだよなー。こんな良い話、マビオさんが逃すはずないよなー。マビオさんもチカエも、なかなかおいしいと言っていたが、初回だけでキャンセルするそう。自分の好きなワインを買って飲みたいから。

と言うことで、ご興味のある方、私に紹介させてくださいましまし!
プロモーションコードがなくてもClick hereを押せば中身は見られるし、値段も同じだよ。
https://www.zagatwine.com/lp_land_taste.aspx?img=orderFormCode_gatefold_mix.gif

でも、勝手に注文しないで、私に紹介させてくれ~!! (州によっては発送できないところもあるそう。Delivery is available to AZ, CA (offer may vary for California residents), CO, CT, FL, IA, ID, IL, IN, LA, MA, MI, MN, MO, NC, ND, NE, NH, NJ, NM, NV, NY, OH, OR, SC, TX, VA, VT, WA, WI, WV, WY and DC. )

感謝祭

去年と一昨年の感謝祭は一体どうしていたんだろう。記憶を辿るが思い出せない。ブログで去年と一昨年の11月を見たら、私は毎年この時期は日本にいんだわ。どうりで感謝祭の記憶がないわけだ。

今年の感謝祭は家にいるし、何もしないのも心苦しく、かと言って私に伝統的な料理ができるはずもなく(やる気もなく)・・・悩んでいるところに、Balducci'sという高級スーパーの「感謝祭のディナー事前申し込み」の折込みチラシが届けられた。

サンクスギビングの料理って、日本で言えば御節料理なんだなと思った。伝統でこれがなきゃサンクスギビングって感じがしないところが。そして最近はみんな楽をしようと、ケータリングサービスを頼むところまで。御節だってこのごろは買う人が多いもの。

サンクスギビング明けに見に行った映画The Blind Side(白人家庭の養子となったの黒人の高校生が後にプロフットボール選手になる実話)の話の中でも、感謝祭のひとコマで「ママが、料理を買ってきてくれたことに感謝しよう」って笑わせる台詞がありました。

Balducci'sはRiversideに住んでいた時は一番最寄のスーパーだったけれど、高級なので普段は買い物することはなかった。ここで売っているフランスパンやお惣菜がおいしいから時々買うか、手土産を買う程度。殆どのお店が感謝祭の日は閉まっている中で、料理の受け取りが当日というのも良かった。

ディナーは1セットが6人前。種々のメイン(ターキーまたはハム)、ソース、副菜、デザートの中から好きなものが選べるようになっている。ターキーは丸ごとオーブンで焼くだけの状態にしてあるもの、既に丸焼きしてあるもの、調理済みの胸肉部分だけのもの・・・などがあった。うちは調理済みの胸肉部分だけを選んだ。加えて、グレービー、お肉に添えるクランベリーとオレンジのレリッシュ、りんごと何かを煮込んだやつ。副菜には南部風コーンのキャセロール、スイートポテトのピューレ(マッシュドポテトのスイートポテト版)、グリーンビーンズとアーモンドのソテーを選び、デザートはパンプキンパイ。1割引のクーポンがあったので、合計116ドル支払った。

果たして料理のお味は、期待以上にとってもおいしかった。これで116ドルってすごく安いと思う。御節料理がこの量で1万円ちょっとなんてありえないでしょう。6人前と言っても、アメリカ人の6人前ですからね・・・。

カナダのキニコはこの時期学校は休みじゃない(カナダのサンクスギビングは10月)。友人を招くでもなく家族3人の食事。という訳で、感謝祭後は来る日も来る日も、昨日すべてがなくなるまで、残り物を食し続けたのであります。おいしくなければ、流石の私もギブアップというところですが、なかなかおいしかったものだから苦痛ではありませんでした。(コイオは苦痛そうだったけど・・・ははは。)

ま、この料理が進む理由は、他にひとつあったんですね。それは次ぎのブログでね。