2008年8月10日日曜日

引越し(4)

この家に引越しして既に1ヶ月近くになろうとしている。引越し後、丸2日かけて、以前の家を隅々まで磨きたて――ホント、住んでいるときにこれくらい掃除しろよと思うのに、出るに当たってそこまでやらなくていいだろうと思うほど、半ば意地になって掃除した――その後はインディアナポリスでの仕事まで連日「地方巡業」に出ていたものだから、殆どこの家で寝ることがなかった。

一連の巡業が終わり、この先しばらくは「失業」状態で毎日この家にいるのだから片づけを再開すればいいのだが、一旦勢いがそがれてしまうと、再び取り掛かる気にならない。

ってことで、新しい家の写真を掲載しようにも、散らかった状態で写真が撮れないのよね。

さて、住み心地ですが、何と言っても日当たりが良くて明るい。これがとっても嬉しい。

日当たりの良い家というのは万人に好まれるのかと思いきや、世の中にはそうでない人もいることを、2、3日前に発見。友人のCちゃんは、昔から陽に当たるのが大嫌い。お出かけのときも、長袖、帽子もしくは日傘。最近ならこういう装束の人も珍しくないけれど、彼女は20歳の頃からコレ。対して当時の私は巷の大学生と同じく、日焼けを好み(どうせ地黒で色白にはなれないから、いっそのこともっと黒くなろうという発想)、Cちゃんと連れ立って歩くときは、彼女が日陰、私は日向と、道の両側を別々に歩くということがしばしばあった。そのCちゃんが住むマンハッタンのマンションは南向き。彼女は「北向きやったらええのに・・・」と、信じられないことを言う。彼女いわく、芸術家も北向きの家・オフィスを好むそうな。日光が入らないので作品の色目を正しく判断できるから、だって。作品も色褪せないしね。

ま、私は芸術家でもないし、凡人なので、明るいこの家が気に入っている。ただし大家さんも言っていた通り、この家はちょっと安普請。「僕らはこの家を前の大家から買ったんだけれど、とても安っぽく建ててられているんだ。ちょっとずつ改善しているんだけれど。」

引っ越してまもなくブレーカーが毎日何度も飛ぶ事件が起きた。そもそもこの家に引っ越すことに心から賛成していなかった夫は、それみたことか、と、とても機嫌が悪かった。電気屋さんが来てくれて、「配線が緩んでいた」ってことで、修理したらすぐに直ったのだけれど・・・。

次は玄関のドア。ドアが閉まらない。無理して閉めると、外から鍵で開かない。困って大家さんに連絡すると、既に新しいドアが注文されていた。大家さんもドアの締りが悪いことに気づいていて、我が家とお隣のドアを既に注文済みだったのだ。早速翌日に取り付けてくれた。さらにストームドア(玄関のドアの外側に入るガラスのドア)も新たに発注してくれていた。ドアは別棟の家と色調を合わせるために、近々緑色に塗るのだそう。

最後にこれだけは大家さんにも直せないのが水道の音。昼間は気にならないのだが、ある時、翌朝早いので私は早くから休んでいた。そこに夫が夜遅く帰宅してシャワーを浴び始めた。すると水道管に水の流れる音がベッドルームにとても大きく響き、思わず目が覚めてしまった。

これだけ我慢すればOKなんだけれど・・・。安普請というのは否めないなぁ。ただし、大家さんのフットワークは軽いし、本当にいい人たち(親子)なので、我慢しよう。こんなにいい大家さんって、そうなかなかいないと思うから。

昨日も庭の雑草をみんな抜いて帰ってくれた。大家さんの仕事にしろ、放置していた自分がちょっと恥ずかしかった。せっかく色々やってくれるから、もうちょっとこの家を整えないと。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日焼けは嫌いだけれど、日当りのいい家じゃないと私はだめだ。

東を向いている江戸宅(旦那と二男が住んでいる)はマンションの2階で結構日が入らないのね。まっくらじゃないけど、ずっと住むにはちょっとなぁ、な感じです。(社宅だからずっと住むことはないんだけどね)

Jodako さんのコメント...

私は断然明るい家がいい!
千葉のマンションも駅から遠いのが難点だけど、南向きで暖かくて明るいのが本当に嬉しい。