2009年5月27日水曜日

トロント (2)

トロントは遠かったっす。
連休だったために、行きも帰りも国境を越える所で渋滞して45分~1時間待たされました。

ところで月曜日がカナダの祝日と言うのは嘘で、キニコが「週末は大学は休み」と言ったのを私が勝手にこの週末は休み(=3連休はカナダも休み)と誤解していたのでした。

結果から言うと、Revisit Dayのイベントには何とか参加することができました。でも、1時から開始と言うのはキニコは知っていたけれど、どこで行なわれるのかはわかっておらず、朝から広~いキャンパスを2時間ほどうろついて、いろんな人に聞きまくって(私が!)ようやくイベントの行なわれる場所を特定。そして、設営をしている人に事情を話したら「本当に今日は満員だけど、実際には欠席する人もいるかもしれないので空きがあれば入れてあげるのでスタンバイしてください」と言われました。

1時にそこへ行き、2階でスタンバイしておりました。私たちより先にも一家族が待っており、そうこうするうちに「飛び入り参加」組みが十数組になりました。きっとうちのような馬鹿娘のケースではなく、何かの事情で当初は参加できないと思っていたけど参加できるようになった人とか、ギリギリで参加する事にした人たちでしょう。

結局最後に空きがあったために、私たちも説明会に参加できました。最後に会場に入ったために、扇状の階段教室の一番上の席だったのですが、そこから前を眺めると参加している家族の大半の髪が黒い。つまり恐らく8割方は中東も含めたアジア人、黒人、ヒスパニック系。白人はわずかに2割ほど。白人だからと言って必ずしも欧米人とは限らないので、説明会に来ていた人たちに関する限りは、大方がマイノリティーでした。

トロント大学の大学院に行った友人が「人種のるつぼ」と言ってましたが、まさしくその通りでした。説明会に参加したのが、不安の多い「外国人たち」が多かったという見方も可能ではありますが。

キニコが去年1年間を過ごしたディキンソンとは180度違う環境と言えるでしょう。ディキンソンはほとんどが白人で、黒人は殆ど見かけない。マイノリティーは東洋人くらいのものでしたから。人数もディキンソンが2400人に対して、トロント大は5万2000人。ディキンソンの場合は大半が裕福な家庭の子女。対してトロントは公立なので家庭の経済事情も様々でしょう。キニコはそもそも都会にある大規模な大学を望んでいたから、本人の希望に沿ったものになるのでしょう。(今度こそは文句を言わせない!)

学校の直ぐそばに中華街があり、東洋人にはありがたい環境。美容院だって中国人の美容院なら「ザンバラ頭」に散髪されることもないでしょうし。

見学の後は、友人家族と会いました。1年半ぶりの再会でしたが、とっても懐かしくて楽しかった。友人の子供は可愛く大きく成長していたし、お互いの家族が、それぞれ成長しているのを見比べるのも楽しいです。まさかカナダで再会を果たそうなんて思ってもいなかったので、不思議、と同時に感動。

2 件のコメント:

テンテン さんのコメント...

キニコちゃん、トロント大学かぁ。

私は、その昔行ったトロント~ナイアガラ~ロッキーという、
今思えば夢のように豪華な旅行の印象しかなく、
カナダはとてもイメージがよいので、羨ましい限りです。

そういえば、うちの長女の先輩がもう数年前にトロント大学に行きましたが、
5万人も学生がいるの!?びっくりです。

ホンマ、遊びに行きたいなぁ…。
といいつつ、なかなか実現できない。

それが日本です。

Jodako さんのコメント...

我家も始めてのカナダは同じルートでした。
同じ北米で国の成り立ちも似ているし、人種配合も言語も同じようなカナダは、常にアメリカと混同されがち(私自身もそう)ですが、やはり政治的なしくみや、人の考え方もわずかに違って、現在のアメリカよりはカナダの方が日本人には受け入れやすい部分があるように思います。キニコもこの機会に違う世界を学んでくれるといいなと思います。

本気で遊びにおいでよ! 機会があればって思ってたらできないので、機会を作っておいで!