昼前に起きてきた娘2人。
それぞれが「のどが痛い!」「鼻が詰まって苦しい」「しんどい」と訴える。
シナコの喉を見てみると、ぎょえっ!
もともと扁桃腺は大きいのだが、それが大きく腫れて大粒のさくらんぼか、イチゴが喉に2つあるみたい。2つが殆ど引っ付かんばかり。おまけに表面がボコボコして、血豆のようなものまである。めっちゃくちゃグロテスク。
「のどが痛いよ~」と言う声も、のどが圧迫されていてくぐもっている。でも、ただのどが痛いだけで熱はなく、比較的元気。
キニコの方は熱っぽいが、それより鼻が完全に詰まって、こっちのほうがしんどそう。起きているのもかったるい模様。
バイトもあるし、引っ越しも控えてるし・・・今日は日曜だけど、この様子じゃやっぱり医者に連れて行ったほうが良さそう。普通の医者は開いてない。開いているのは緊急で連れて行ける医者か、CVSと言うドラッグストアの中に併設されたミニット・クリニックと言う簡易診療所。お医者さんはいないけれど、看護婦さんが診断して、薬は処方してくれる。
そこで、2人をCVSへ連れて行く事に。3週間前もシナコはのどが腫れて39.8度の高熱が2日続き、溶連菌の疑いでミニットクリニックに行ったのだが、テストの結果は陰性。結局、処方箋なしで買えるお薬で済んでしまった。
まずはキニコ。クイッククテストの結果、細菌の反応は陰性。クイックテストだけでは判定できない細菌の場合もあるので、更なる検査をお勧めしますといわれたけれど、ここまでで95ドル。更なる検査だと125ドルになっちゃうから、「結構です」とお断り。処方箋なしで買える薬を幾つか紙に書いてもらった。
次はシナコ。問診だけで、喉を見る前に「Hot potato voiceだから、扁桃腺炎の疑いがあるわね。」
なんじゃ、Hot potato voiceって?
喉を見て、「かなりひどいですね。扁桃腺炎か咽頭炎だとは思うけれど、適当な診断を下す危険は冒したくないので、私では無理です。緊急医に見てもらってください」ですって。
と言うことで、所見を書いてくださって、休日診療している近くのお医者さんを紹介してもらいました。所見にも「Hot potato voice」と書いてある・・・。ふーん、これはこの看護婦さんが適当に表現している言葉じゃなくて、立派に世間で通用する言葉なんだ・・・。
と言うことで、緊急医へ。
お医者さんは、「扁桃腺炎ですね。慢性化したら切るしかないですね。今日は抗生物質出しておきましょう」ってことで、すんなり抗生物質がもらえました。ここは保険の効かないお医者さんで、診療費だけで235ドル。
ま、どっちみち我が家は今は保険なしですから。(娘二人は「海外旅行保険」に暫定的に入っているので、後で全額戻って来ます。普通の健康保険より、今回は良かったかも。)
それにしてもホット・ポテト声って何だ?
ってことで、先ほど調べてみたら、どうやらこれは、シナコの症状のような医学的な意味でしか使わぬ言葉のようです。扁桃腺炎などでのどが腫れてしまったときに出るくぐもった声のことを言うらしい。あたかも熱いお芋が口の中にあるがごとくに話すからだって。
ふーん、安直と言うか、何と言うか。もうちっと別の表現はなかったのかしら。
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