2009年2月23日月曜日

スラムドッグ・ミリオネア

最優秀作品賞、取りましたね。

先週末はCurious Case of Benjamin Button、そして昨日はSlum Dog Millionaireと、駆け込みで2本連続映画を見ました。別にアカデミー賞を意識して見に行ったわけじゃなくて、週末なのにすることなく、久しぶりに映画でも見るか、と言う乗りだったのです。実際、映画館で映画を見るのは1年以上ぶり。

昨日は映画館に行く途中、キニコに電話することがあり、
「今から、映画見に行くんだ」と言うと
「何見るの?」
「スラムドッグミリオネア」
「あれ、めっちゃ面白かったよ」
「でも、暗いんじゃないの?」
「全然、暗くない。めっちゃ面白い。ベスト・ピクチャー賞を勝つらしいよ」
「・・・それも言うなら、取るでしょ」

映画を見る前に一般の人がブログに書いていた評を幾つか見たのだけど、「映画を見て爽快になることを求めている方にはお勧めしません」と言うようなコメントが多かったから「暗い」のだと思っていたんだけど。

またインド人のコメントには、「これを見て本当のインドだと思って欲しくない」とか、「この映画はイギリス人監督だから注目された」とか、どちらかと言うと映画に対してネガティブなコメントが多かった。

で、映画を見ての感想。
とってもエンターテイニングで面白かった!
まず、インド英語で半分もわからないんじゃないか・・・と恐れてのだが、アクセントの強い話し方をする人はいなくて、分かりやすかった。ところどころにコミカルな場面が織り交ぜてあり、暗くならない工夫が。確かに、インド人監督が作っていたら、見せる部分やテーマが異なってきて、暗くなっただろうな。イギリス人監督だからこそ、社会背景を社会問題として見せるのじゃなくて、あくまでも映画を興味深くする材料として利用している。だからこそ、暗くならずに面白く見せることができたんだと思う。深刻な映画は、ドキュメンタリー映画に任せればいいってところかな。

夕食を食べながら、シナコに
「スラムドッグミリオネア、見てきたよ」と告げると、
「めっちゃ、いいらしいね。今晩、アカデミー賞を勝つらしいよ」

ブルータスお前もか。

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