2009年8月26日水曜日

ウミガメ (4)

一昨日、土曜出勤の代休で、急に昼間に空き時間ができ、子亀の孵化状況の確認にビーチへ行った。

既にこれ以前に一度、夜の満潮の時間帯にビーチに見に行ったのだが、その時に産卵箇所に立てられていた杭が見事になくなっていて驚いた。わずかに残っていた杭の日付を確かめたが、8月に入ってからのものばかり。

前回見た時は、6月半ばから7月半ばの日付の杭が最も多く、これなら次回の出稼ぎ時にはいつ行っても亀の誕生に出くわせるだろうと楽しみにしていたのに。

暗がりでよく見えなかったこともあり、明るいうちに状況を再確認しておきたかった。

ホテルに近いビーチからは、やはり殆どの杭が姿を消していた。私たちが目撃した産卵場所とおぼしき箇所にも杭は見当たらない。残っている杭は日付の浅いものばかり。

孵化が終わった後に杭が抜かれているのならまだ話はわかるのだが、7月に産まれた卵が孵るのは2ヶ月後の9月だから、杭はまだまだあるはずなのに。

このビーチでは、卵が孵ったかどうかの管理は全くされていないのかな。ある程度の日数が経つと書かれた日付も色褪せて見えなくなって、まとめて抜かれてしまうんだろうか。

しかし杭の有無に関わらず、地中に卵がまだあることは確かだから、時期が来れば生まれてくるはず。そう思って先日の夜も地面を見ながら少し歩いて見たのだが、その気配ゼロ。

明るい太陽の下で見ると、ところどころ地面が窪んでいる箇所がある。ひょっとして卵が孵った後に陥没した? そう思って、殻でも出てくるかと掘ってみたけれど、何も出なかった。

うーん、どうなっているんだ? 産まれた卵が100%孵ることもないだろうけれど、ひょっとして孵化する卵は案外少ないとか?

続いて、車を南に走らせてFt. Lauderdaleまで行ってみた。ここは観光地と言うこともあり、産卵箇所も杭だけではなくテープで囲まれて保護されている。元々数は少なかったけれど、今回もテープのある場所はぽつんぽつんと点在していたが、7月の日付のものもあったし、杭は再利用されているようで、5月の半ばの日付が消されて、7月半ばに書き直されている。きちんと管理されている模様。

でも産卵箇所が少なすぎて、ここに来ても見られそうもない。

翌日、工場で「昨日の代休は何をしたのか」と聞かれ、亀の孵化を見たくてビーチに行ったと話したら、「俺も見たことないけど、見たって言う人の話も聞いたことないなぁ」

地元の人でも滅多に見られないってことなの? それとも身近過ぎて興味がないわけ?

果たして、今回の出稼ぎ中に亀の赤ちゃんに遭遇することはあるんでしょうか。ついでにスペースシャトルの打ち上げにも・・・。

ところで、今回こんな立て札を見つけた。産卵中のメスをそっとしておくこと
巣、卵、子ガメを触ってはならない
ビーチを灯りで照らしてはいけない
海ガメは郡・州・連邦法により保護されており、最高で2万ドルの罰金、だそう。

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