2009年8月20日木曜日

電話

ヴァレリーとマリアが帰って3日で、再び出稼ぎに出ている。

昨日はシナコから仕事場に2度電話があった。

携帯は切ってあるので、電話がかけられる時にかけ返すと、

「あのー、冷蔵庫の牛乳がちょっと漏れているみたいなんだけど・・・ペーパーナプキン敷いたけど・・・」
「たくさん漏れてるんだったら、ダメだけど、そうじゃなきゃビニール袋にでも入れて・・・」
「もういい。パパが帰ったら聞くから」
「そんなもん、パパに聞かなくたって」
「もういいから、パパに聞くし」
「は? だから、そんなもん・・」
「いいから、いいから、パパに聞く」
17歳にもなって、牛乳が漏れてるくらいで、パパに相談したり、電話して来んな!
「ところで、ジョダは散歩した?」
「してないけど、さっき外に出したときは、ほとんどおしっこしなかったから、誰か散歩したんじゃないの」
誰かが散歩に行ったかどうかわかってないわけ?

次の電話は、「今日、ボイスレッスンなんだけど、レッスン料が足りない。13ドルしかなくて、ママの引き出しにも10ドルしかなくて、キニコもお金持ってないの」

そう言えば家を出るに当たって、お金を置いて来るのを忘れた。仕方がない。「ママの小切手帳が机の上にあるでしょ。小切手を切って、ママのサイン真似して書いておいて」

こんな奥の手を教えてしまって、次は知らない間に何に小切手を切られているのだろう。

夜、家に電話した。コイオが出た。
「ねぇ、今朝ジョダを散歩してくれた?」
「してない」
「じゃあ、キニコが行ったのかな?」
「しらない」
「いずれにせよキニコかシナコのどちらかが散歩に行くように言ってくれる?」
「あいつら二階で降りてこないから、直接電話して」

ってことで、シナコに電話。
「パパは朝は散歩に行かないから、シナコとキニコで話し合って、必ずどちらかが朝ジョダの散歩をするようにしてね」
「わかった。けど、キニコにもママから言って」
「じゃあ、代わってよ」
「ママが直接かけて」

てなわけで、同じ家、しかも狭い家に住む3人にそれぞれ別々に電話して話さねばならぬバラバラ家族が今の我が家の有り様であります。
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