朝からリーマンブラザーズの倒産、バンカメによるメリルリンチの買収、ハリケーンアイクによる被害などニュース・ネタには事欠かないアメリカです。
ハリケーンアイクでは、2005年のハリケーンリタでの避難で、道路が大渋滞を起こし、それが理由で今回は避難しなかったという人が多く被害に会っているし、サブプライムローンから端を発したアメリカの金融危機も、バブル崩壊後の日本がたどったと同じ道を歩んでいる気もする。
やっぱり人間は過去からあまり学習しないものなんだなぁ。
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そんな中で、私の興味を引いたニュースは、低所得者層、とくに黒人の多い地区で、親の感心をもっと教育に向けさせようと、学校でのイベントに参加すればお金が貰えるというシステムが、全米のあちこちで試みられているそう。
賛否両論ありそうだけれど、私は結構いい試みだと思う。子供の教育に関心がゼロではなくても、いざ参加するとなれば、仕事を休まねばならない、下の子を誰かに預けなければならない、交通手段がないといった事情の人々が存在する。また教育に関心がなく、単なるお金(1回25ドル程度)目当てで参加したとしても、実際に学校に顔を出し、話を聞くことで、想像もしなかった情報が得られたり、子供の教育に開眼するひともいるのではないかと思ったから。
テレビカメラを意識してのコメントかも知れないけれど、事実ある母親は、「これからは、たとえお金が出なくても参加します」と言っていた。私も学校から懇談会や説明会の呼び出しがある度に、内心「めんどくさ・・・」と思って参加するのだけど、その度に、「あぁ、こういうシステムがあったのか」とか、「これをやっておかなければいけないんだ」と、知ることになって、参加した良かったと思うことが殆どだから。
いや、それが母娘ケンカの要因になり、家庭不和に至っているから、やっぱ、参加しないほうが良かったのかな。(来週、シナコの懇談会だ・・・。)
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