今朝は雪。始業前に特別授業のあるシナコを送ろうと外に出たら、車が雪に埋もれていた。積雪はまだ3センチほどでやわらかい雪だったから、すぐにきれいになったけど。
既に大家さんが来て、アパート(デュプレックスはアパートの分類に入る)の前の私道の除雪をはじめてくれていた。まだまだ雪は降り続いているので、イタチゴッコ。でも少しでも除雪しておけば、雪の上を走ったタイヤが踏み固めてしまう雪が少なくて済む。固まると氷になって、スリップするし、かち割らないと取れない。先週末は雪の直後、夜中にフリージングレインが降って、全面氷になって大変だった。
シナコを送った後、私もスノースショベルを持ってお手伝い。大家さんが来ないときも一人で除雪したりして、夫も含め、近所の人は私を変だと思っている。先日もお隣の人が「除雪は大家さんがやるって知ってるよね?」とわざわざ教えてくれた。勿論知ってる。でも半分は楽しいのと、もう半分は、固まってしまう前になんとかしたいのだ。
今日は大家さんが私道とドライブウェイの除雪をやってくれるので、私は私道を出た公道沿いの歩道の除雪をした。以前だれも除雪しないから固まってしまって、長らく歩道が使えないことがあった。
公道沿いの歩道はその脇の家の人が除雪しなくちゃいけないらしい。でもウチの通りを出たところは、何時も誰もやらない。多分、脇の家に住むのが一人暮らしのおばあちゃんだから。少し先に行くと、車のディーラーやレストランがあって、その前はきちんと除雪してある。
オレンジの部分が坂=私道(=UTE PL)。OLD FIELD RDは公道。
私道沿い右手に所有者が違う3つのアパート(デュプレックス)群がある。私道の左手の広い土地にぽつんとある家が、高齢のおばあちゃんの家。
雪が降ると一番心配なのは、前述の私道。ここは、かなり急な坂で、凍ってしまうと助走をつけて一気に駆け上がらねば登れない。近所の人の車は、みんな四駆や全駆で、あまり気にしてないようだけど。
この私道の頂上がウチの大家さん所有のアパート(斜線部)。他の誰も除雪しないので、いつも大家さんが除雪してくれている。当初は大家さんの土地と思ったら、違うんだって。誰が持ち主なのかも知らないらしい。でもこの坂が凍って一番困るのは坂の上に住む私たちなので、大家さんが率先してやってくれている。周りの木の伐採だって大家さんがお金を出してやってくれている。舗装もしたいんだが、と先日言っていた。「でも、全部大家さんがやるなんて、不公平じゃない」と私。
この大家さん、スーパーナイスと前から言っているけど、本当にそう。今朝は坂だけでなく、お隣のアパートまで除雪してあげていた。「ここの大家さんは高齢だから」と言って。ウチの大家さんだって60代後半と見受けられるので、決して若いわけじゃない。以前は坂下の公道沿いのおばあちゃんの家のドライブウェイまで除雪していたらしい。そしたらおむかえの元気なオバサンが窓から顔出して、「あ、ウチのもついでにやって」と言ったので、それ以降はやめたそう。
雪はまだまだ振り続いていたので、2時間ほど仕事したあと、大家さんは一旦帰り、雪が降り止んだ午後一に再び除雪に来ていた。大家さんは会社を経営しているので、仕事もあるのに。私は毎日家にいるから大家さんの働きを見ているけど、近所の人は日中家にいないので、大家さんがどれほど熱心にやってくれているかは知らないと思う。
直後に大家さんから電話。「もしも、もしも、だよ。君にその気があれば、市役所に行って私道の所有者が誰か調べてきてくれないかな。勿論、興味があればでいいんだけど。」
お役所は何かと時間がかかるし、大家さんもどこでどう調べて、どのくらい時間がかかるのかわからない。「前に用があって市役所に行ったら、職員が皆を待たせたまま45分も電話しててね。あまりに腹が立ったから、『僕の払う税金は、決して君の給与にはならないようにと限定を付けてやる』と言ってやった。こっちは仕事を抜け出して行っているのに」
土地の所有者などの情報は開示情報なので、誰でも閲覧できるらしい。超級に暇な私だし、どうやって調べるのか興味あったので、すぐに引き受けた。
午後、市役所に行って、受け付けで事情を話すと「Accessor's Office(査定課)」に行けと言われた。査定課で事情を話し、地図上で場所を示すと、「私道については納税義務がないから、わかるかしら」と言いながら、すぐさま奥へ行って調べてくれた。15分ほどで用事は済んだ。
結果は、やはり私道の所有者が誰であるかはわからなかった。市役所に登録されているのは、あくまでも納税対象となる土地のみ。「土地の所有者が土地を買った時の不動産譲渡書類に範囲が指定されているので、それを見るしかないわね」と言って、近所のアパートに関する情報をくれた。つまり私道沿いのアパートを持つ各大家さんに確認するしか術がなさそうだ。
すぐに大家さんに上記内容を報告。すると折り返しメールで、「本当にありがとう! 君はなんて積極的でエネルギッシュな人なんだ! 君みたいな人が僕の家に住んでくれていて嬉しい」と言われた。よし、これで来年の家賃は据え置きだろう。
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