2010年8月31日火曜日

カナダから帰りました

やっぱりカナダは遠い。

帰りはアパラチアの山越えを避けるルートで、ピッツバーグとリッチモンドを経由するルートだったのですが、ペンシルバニアはアパラチアの麓だから全くの平野ではなく丘陵地帯。ま、これは別に良かったのですが。

トロント郊外のニューマーケットと言う町を出発したのが朝7時。早めの出たものの、やはりトロントへの通勤ラッシュにしばし巻き込まれ、バッファローへ抜ける国境(Peace Bridge)には2時間半後に到着。平均的な所要時間かもしれませんけど。

その後は順調だったものの、4時半ごろからワシントンDCの近くに差し掛かり、帰宅ラッシュに巻き込まれ、ようやく渋滞を抜けるまで2時間。これは疲れた・・・。

当初の予定では8時半には帰宅できるはずが、結局は9時半の到着と相成りました。しばらく遠距離運転はしたくない気分です。

あと60マイルほどで家という85号線という高速道路(Interstate)を走っておりました。とっぷり日も落ちて真っ暗。車も少ない。私は左手の追い越し車線におり、右斜め前の車を抜かそうとしておりました。すると突然、その車がブレーキを踏む。

警察かと思って私もブレーキを踏みながら目を凝らすと、前方に雌鹿。その車の前を横切って私の車線へ。運よく、そのまま渡り切ってくれましたから良かったけど、道の真ん中で止まったりしてたら・・・とぞっとしました。鹿が渡り切ったときには、私の車との距離はもう5メートルくらいしかなかったですから。

だけどあの鹿、渡りきった先は中央分離帯。どうなっちゃったでしょう・・・。

と言うことで、カナダで何してきたか書きますと、カナダに着いた翌日、キニコのアパートへ荷物を搬入に行きました。ところがまだ大家さんが掃除中。しばらく待っていてということで、近所の餃子屋さんへ出かけ腹ごしらえ。ワンブロックで中華街のあるSpadinaです。

キニコのアパート・・・と言うか、3階建ての一軒家のそれぞれのフロアが貸し出されて居るのですが・・ここはトロント大学が目と鼻の先。しかもキニコの授業がある学舎が最も近いので、大変便利。大家さんは中国人のご夫婦。2日前まではこの家の一階に住んでいたそうですが、奥さんの方は毎朝5時に起きてScarboroughに住む息子さん夫婦の家に孫の世話に通い、帰宅は11時を回る生活をしていたそうで、それが辛くなってきたのでScarboroughに家を買ったそう。と言うことで今年からは1階も貸し出し。

アパートの前から見た大学の学舎    
テラスがある3階がキニコたちのユニット
背後にトロント名物CNタワーが見える       
         
キニコとルームメイトのリア(中国系カナダ人)の住居は3階。テラスが付いていてなかなか良さそう。契約は9月1日からなので、キニコは特別に先入れてもらうのですが、まだ前の住人の一人が住んでいて・・・、正直言ってこんなに汚く暮らしているの??と驚くほど、台所も冷蔵庫もトイレも部屋も汚かったです。(大家さんの奥さんも眉をひそめながらも、「彼女たちは医学生で実験とか一杯あって忙しかったから、仕方ないのよ。大丈夫、私がきれいに掃除するから」と言っていましたが・・・そう言う問題か?? キニコとリアには、くれぐれも清潔に生活しなさいと言い渡しておきましたが・・・。)

リアはキニコより1学年下。でも、話した限りキニコよりずぅーーっとしっかりしている。大家さんにもあれこれ確認していたし。

キニコの部屋に荷物を運び込んだ後、私は一路、友人の住むトロント郊外へ。トロントから1時間弱のところ。のどかと言えばのどかですが・・・オハイオを彷彿とさせる田舎でありました・・・。

友人Mちゃんには3歳の娘がいます。去年の5月にキニコのオリエンテーションでトロントに来た時に一緒に食事をしたのですが、その時はまだ「赤ちゃん」で、人見知りもするし、顔を見た程度で終わっちゃったのですが、今回は最初は人見知りしていたものの、しばらくするとなついてくれ、ちゃんと私の話し相手にもなって、めっちゃくちゃ可愛かったです。

私が「お父さんとお母さんとどっちが優しい?」と聞いたら、
「ジョダコちゃんが一番優しい」だって。
子供はなんて正直なんだ!

嘘です。間違ったことを覚えちゃいけないから、ちゃんと、「ジョダコちゃんは、本当はめっちゃくちゃ怖いんだよ」って正しておきました。

そうそう、はーちゃんには、おばちゃんと呼ばれないように、「ジョダコちゃん」と最初に釘をさしておきました。すると「あの・・・おばちゃ・・・あの・・・ジョダコちゃん・・・」と最初は言ってたけれど、そのうちすんなりジョダコちゃんと呼んでくれておりましたわ。ほほほ。

「おばちゃん」と呼ばれたくなくなったら、本物の「おばちゃん」になった証拠でしょうね~。そのうち「おばあちゃん」と絶対に呼ばれたくないと思うんでしょうね。それがシニアになった証拠なんでしょう・・・。

はーちゃんに対する私の心境は、正直言って「孫」に接する気持ちに近かったかも。
あな悲しや・・・。

Mちゃんも旦那さんのSさんも、忙しい中、歓待してくれて感謝感激。 Mちゃんはお料理上手で、美味しいご馳走を一杯作ってくれて、私は引越で2キロも体重が落ちて喜んでたのに、K家に滞在したわずか2日間ですっかり元に戻ってしまった・・・。どうしてくれる。

帰る日はお弁当まで用意して持たせてくれて、涙がちょちょぎれるほど嬉しかったです。

そうそう、今回カナダで気付いたカナダの違い。

まず、カナダでは(オンタリオ州では?)、生ゴミは他の生活ゴミと分別しなければなりません。キニコのアパートでも大家さんの奥さんが小さなバケツを台所のシンクの下から出してきて、「生ゴミは分別してここへ入れて、下の生ごみ用のゴミ箱へ入れてね」と言ってました。Mちゃんの家でも生ゴミは別。紙類は分解するから生ゴミと一緒でもOK。だけど週に1回しか収集に来ないそうだから・・・早くからゴミ箱に入れると臭いそうだよな~。私だったら生ゴミも収集日まで冷蔵庫に保存するかも・・・。

その次は、ビニール袋に入った牛乳が売っている! 
勿論紙パックに入った牛乳(1L,2L入り)も売っているのですが、それは割高で、Mちゃんの家ではビニール袋入り(4Lが3つの袋に分けてある)を買っていました。勿論中身を全部別容器に空けても良いのですが、ビニール袋の先をちょんと切ってそのまま容器にスポンと入れて使用するのがカナダ流。

おお! こんなのをYoutubeで見つけました。ミルクバッグの説明どす(英語どすが)。
http://www.youtube.com/watch?v=VTPgd4HUk4w

話はそれますが、上のミルクバッグを説明しているYoutubeのビデオを作った人が、メープルシロップで飴を作る作り方を説明しているクリップもありました。面白そうだから、カナダにお住まいの方、是非お試しあれ!
http://www.youtube.com/watch?v=CVycchqwlac&feature=channel

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