8年ほど前にアメリカのテレビ映画で「Mom's on Strike」と言うのがありました。子供たちにコキ使われて頭にきたお母さんが「ストライキ中」というプラカードを掲げて、一切の家事を放棄、というような内容だったと思います。
私もシナコには、ずぅーーっと腹を立てているのですが、今日と言う今日は怒り心頭に達し「反省するまではもう絶対、一切の送り迎えをしないし、ご飯も作らない!」と宣言。
シナコは運転できないから他人にお願いしなくちゃいけないのに、お願いするという態度じゃないのですよね。また、自分で何でも手配するならいいんだけれど、それも他人にやってもらいながら、やってもらう上での最低限の義務を果たさないのです。
例えば、7月に大学のオリエンテーションがあるのに、「飛行機を手配するから何月何日の何時から始まるのか教えて」ともう2週間以上前から言っているのに、全然調べようともしない。同じく8月の学校開始にしても、引っ越しのタイミングと飛行機の手配があるから、何日の何時に大学に行かなくちゃ行けないのか、ずっと聞いているのに何も言わない。
私が聞くことには一切答えず、いつでもほぼ唐突に「送って行って!」
今日は運送業者さんが下見に来るからと部屋を片付けるようにずっと前から言っていました。シナコの部屋は文字通り足の踏み場もない。(マジで片付けられない症候群かと思います。)私が長期で家を空けていたから、これまでにないひどさ。物を踏まないでは部屋の中は歩けない。
部屋がそんな状態なので、自分の部屋では用事ができず、リビングに移住して来ている。だからリビングにシナコのものが溢れ返っています。玄関には脱ぎ捨てた靴が何足も転がり、冬のブーツだっていまだに残っている。(私は子供のものは片付けませんから。)バスルームも、空になったコンタクトの洗浄液のケースが3個も!転がっていたし、その空き箱も2箱転がっていました。何故目の前にあるゴミ箱に入れないの? 化粧品も周りに散乱しています。
とうとうガマンならなくて、靴は詩奈の部屋の前に山積みにし、化粧品は箱に詰めて、シナコの部屋に。
実は運送業者さんが下見に来る日は火曜日ではなく月曜日だと偽り、その日の朝までに部屋を片付けることを言い渡していたのですが、日曜日は家にいる間はずっとテレビを観て、なーんにもせず。私が何か言うと「やるから、ギャーギャー言わないで!」 でも結局朝になってもできてなかったんですよね。
1日さば読んだお陰で、今朝には何とか人様にお見せできるような状態にはなっておりました。
今日は午後に学校へ送って行けといわれ、その際に、私がうっかりシナコが毎日インターンで出かける方向へ行ってしまったら「こっちじゃないでしょ、学校でしょ!」 そしてそのすぐあとに「ママが間違ったから遅刻した!」ですって。
だいたいギリギリでしか間に合わない時間に家を出ておいて(出かける直前に「送って行って!」ですから)、私が道を間違ったからで、遅刻したはないでしょ。もう、日頃の鬱憤が溜まっていますから、「人に頼むに当たって、最低限の義務も果たしていないでしょ。もうママはシナコの言うことは一切聞かない! オリエンテーションの航空券だって、学校に行くのだって、もう勝手にして。インターンシップにももう絶対送っていかない。ママはもう何にもしない! だいたいバスで行こうと思ったら行けるでしょうが。タクシー代も、もう出しませんから!」
言い始めるときりがないですけど、運転免許だって、ドライビングスクールのお金を払ってあるのに、自力で行こうとしないし。ほんとに、もう知らん! ひとりで生きてみろってんだ。
ってことで、今日は学校からの帰りと今夜のインターンの仕事には、友達を頼んだようです。しばらく無視していようと思います。
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<インターンシップ>
シナコの高校では、5月半ばから6月半ばの1ヶ月は12年生はもう授業がなく、地元の企業や非営利団体で「インターン」と称してお手伝いをすることができるのです。インターンをしない子達は、学校で毎日自習か何かするようです。シナコが選んだのは「Greenwich Music Festival」と言うところ。シナコとの会話がないから詳しいことは知らないのですが、地元のコンサートや劇などの催し物をやっている団体のよう。インターンのメインの仕事は、イベントの設営やその他のお手伝いらしいので、仕事の時間帯が通常の9時5時ではなく不規則で(朝8時から夜10時までだったり)、ほぼ毎週土日も出て行きます。「いいように使われてるわよね」と言ったお母さんもいましたが、全くその通り。本人は楽しんで行っているようだけれど、送り迎えをする家族の身にもなってくださいよ。ま、そもそもシナコの年齢(18歳)で親に送り迎えしてもらっている人なんていないんでしょうけど。
3 件のコメント:
これを読んでて、思わず今ネット掲載中の「毎日かあさん」のマンガを思い出してしまった。
読んでみて。「反抗期」というタイトルです。
http://mainichi.jp/life/riezo/
おおーー!
そっかー!
反抗期はわたしだったのねぇ!
イヤー、私ってって自分の記憶の中じゃ反抗期らしい反抗期はなかったのよね。従順だったわけじゃなく、常に父親にははむかってはいたのですが、母親に対してはね。母も私に反抗期はなかったなぁーと言ったけど、それって万年反抗期だったから、気付かなかっただけ?
あぁーこの歳でまだ反抗期か・・・。ちょっぴり反省。
いやいや、親がまだ反抗期にあるってことじゃなくって、反抗期でも本気で気持ちをぶつけ合える家族がいるって、本当は幸せ、ってところを強調したかったのぉぉぉ。だから、別にジョダコママが反抗期ってわけじゃあない。
でもあのマンガの読者からのコメントを見ると、まぁたくさんの「反抗期の親」がたくさんいること。反抗期の親と反抗期の子供の対決。どこもかしこも忙しいね。ははは。
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