主にブラジルからの日系労働者に日本政府が帰国費用を支給していることについて、昨日のニューヨークタイムズに記事が掲載されていた。このところ日本のニュースも見てなかったので、この記事で初めて知った。
この支援金を受けて帰国した労働者は同じステータス(日系人労働者)での「再入国は不可」とされていることに大いに疑問を持った。
そりゃ、一人当たり30万円、扶養家族は一人20万円の支援金は、帰国の航空券を購入した後のおつりも自分のものとなる(残額は帰国後に本人名義の現地の口座にドル建てで振り込まれる)のだから、この制度を利用して、少しばかり故郷で休暇を楽しんでまた直ぐに舞い戻る、なんてことを政府が懸念するのはわかるが、あまりに近視眼的過ぎないか。
今後景気が回復した折に、全く日本の経験のない人を受け入れるより、日本での生活経験、労働経験がある人を再び受け入れるほうが、日本側にとってもずっとメリットがあるはず。
恒久的に再入国出来ない期間を設定するのではなく、期間を限定すべきと言う声もあるようだが、私だったら次回日本に同じステータスで来る場合には、支援金を日本国に返金するというルールにするな。勿論無利子で。入国直後に返金するのではなく、次回の滞在中に返金すれば良い。そして、その次に一時帰国を含めて出国する迄に返金していなければ、その時に始めて「再入国不可」にすればいいのに。
でも、そんな管理をする方が大変だから、上げてしまって「もう来ないでね」って言うほうが簡単なんでしょうけど。
それにしても、この「日系人」に限定された労働許可と言うのも少し不思議な話。日本政府にしてみれば、おいしい話をして南米に移民させた人々に対する罪滅ぼしの一環なんでしょうね。
2 件のコメント:
タイトルをちらっと読んで、「やった、私もこれで日本に帰れる」と思いながら本文を読み始め、ニューヨークタイムスが出てきたあたりまではワクワクしていたんですが・・・あれ?帰国の矢印の向きが違う?
あ、
なによりかにより
私は「日系人」じゃないね・・・(汗)
ハヤトチリしてしまいました。
一行目に、「ブラジルからの」って書いてあるでしょうが・・・。
でも、そんなもんだよね。何故か自分の読みたいように読んでしまう。
セールに行っても、えって50%オフ!と思って喜び勇んで商品をレジまで持っていったら、割引がなくて、聞いたら「selected items」です、と言われ、よーーーく見たら、小さく横に書いてあった、とか。
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